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1月☆読書メーターまとめ(2)


つづきです〜

Story Seller〈2〉 (新潮文庫)Story Seller〈2〉 (新潮文庫)
3が発売されるというので、積読から急いで引っ張り出してきました!1では苦手だった本多さんですが、今回は意外にも「日曜日のヤドカリ」が一番面白かったです。父と娘のほのぼのとした会話に、ずっと強張っていた肩の緊張が抜けました。多分、有川さんの「ヒトモドキ」のあまりの黒さとのギャップもあるんだろうな・・・。何だか革製品が嫌いになりそうだ(汗)米澤さんは1の「玉野五十鈴の誉れ」のようなちょっと古風で毒のある作品のほうが好みだな、と思う。なんだかんだでとても贅沢なアンソロジー。3も期待してます♪
読了日:01月20日 著者:


竜が最後に帰る場所竜が最後に帰る場所
デビュー作「夜市」からずっと追っかけている作家さん。最初の「風を放つ」を読んで、「あ、もしかして今回は外しちゃったかな?」と不安になったのですが、杞憂に終わったようです。「夜行の冬」「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」はどれも素晴らしかった!特に「夜行の冬」は秀逸。現実と幻想と郷愁が少しずつ混ざり合ったような恒川ワールドを堪能できました。あ、念のため。最初の「風を放つ」「迷走のオルネラ」も面白いのです。ただ、「夜行の冬」のように恒川さんでなくては書けない物語が読みたいのですよね。我儘な読者ですが(笑)
読了日:01月19日 著者:恒川 光太郎


魂追い (角川ホラー文庫)魂追い (角川ホラー文庫)
相変わらずホラーなのかファンタジーなのか分からない不思議な世界が魅力。「ずっと流れ者だった身にとってどこかに故郷があるというのは嬉しいものです」(P212)田辺さんの書く物語もそんな感じ。温かくて、懐かしくて、ゆったりと流れる時間に身を任せる心地良さ。恒川光太郎さんの解説も素敵!恒川さんと田辺さんの世界観、どこか通じるものがあるような気がします。ところで、未だに「馬の首の中で眠る」という場面が想像できませぬ。ここが唯一のホラーじゃないかと(笑)
読了日:01月17日 著者:田辺 青蛙


剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)剣嵐の大地〈2〉 (氷と炎の歌 3)
ひぇぇっ・・・どんどん恐ろしい展開に。作者はスターク家に恨みでもあるのか!!あの二人は、それほど思い入れのあるキャラではなかったけれど、これはあまりにも酷い仕打ちですよ。隠れファンだったジョン・スノウについては、またまた急展開。前巻でちょっとでも「女にうつつを抜かしてる!」と失望しちゃってゴメンナサイ。不謹慎ですがこれからの展開が楽しみです(笑)王殺し(キングスレイヤー)のジェイムは、彼の過去が段々と明らかになるにつれて、ただの悪者には見えなくなってきました。
読了日:01月16日 著者:ジョージ・R.R. マーティン


猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫)
ふふっと笑える、ユーモアたっぷりで風刺の効いた楽しい短編集。有り得ない事が当然のように起こる。家族に疎まれたおじいさんが猫になってしまったり、人形が暴れだしたり、ピサの斜塔がミニチュアサイズになってしまったり。きっと子供の頃に読んでいたら、さぞや想像力豊かな人間に育っただろうなぁ!面白いのは、「マンブレッティ社長」なる男が何故か頻繁に登場する事。自惚れ屋で独占欲が強く鼻持ちならないヤツなのに、何故か憎めない。人気キャラなのかな〜(笑)この本、絵本にしても面白そうです。
読了日:01月15日 著者:ジャンニ ロダーリ


少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)
作者は何を伝えたいのだろう?と最初は何度も立ち止まって考えた。けれど、儚く消えてしまいそうな美しい七竃と雪風の閉ざされた世界、どこか気だるげだけれども流れるような美しい文章に魅了されてしまいました。あまりにも残酷な現実。こんな歪な形でも、やはり母娘なのだと胸が苦しくなってしまった。雪の降り積もった朝は、音がない。足音も車の音も、全てが雪に吸収されてしまって、凍てつくような空気に包まれる。大人達の欲望も、醜悪さもこの真っ白な世界に浄化されてしまったようで、読後にはただ切なさだけが残りました。
読了日:01月13日 著者:桜庭 一樹


太陽の塔 (新潮文庫)太陽の塔 (新潮文庫)
森見さん、気付けば何冊も読んでしまっている・・・時々この阿呆な文章が無性に読みたくなるのですよ。この作品がデビュー作ということもあってか、「夜は短し〜」等に比べると阿呆度は控えめ。でも、ついついニヤリとせずにはいられない人をおちょくったような文体は、何とも言えぬ魅力があります。無駄に男臭い主人公達を「阿呆め!」と心の中で罵っている内に、どんどん別れるのが寂しくなってしまった・・・阿呆でちょっぴりほろ苦い青春小説です。あれ、「阿呆」って言葉何回使ったかな(笑)
読了日:01月12日 著者:森見 登美彦


熱帯夜 (角川ホラー文庫)熱帯夜 (角川ホラー文庫)
最近「温かい」「切ない」という表現がぴったりの、ファンタジーに近い作品が多くなってきた角川ホラー。久しぶりに「怖い!」と思った作品でした。これでもかというほどの毒に満ちているのに、時折サラリとブラックユーモアが散りばめられている所に作者の余裕を感じさせる。ラストに収められている「最後の言い訳」が、あまりにも凄まじかった・・・ゾンビが社会に浸透していく日本。想像しちゃいけない、いけないよぅと思いつつも、最初のパパのシーンが生々しく脳裏に焼き付いている。曽根さん、ワタシあなたが心底恐ろしいです。
読了日:01月11日 著者:曽根 圭介


緋色の囁き (講談社文庫)緋色の囁き (講談社文庫)
全寮制の厳格なお嬢様学校。「開かずの間」で「私は魔女なの」という意味深な言葉を残したまま焼死した女生徒。何かを隠しているクラスメイト達。館シリーズとはまた一味違った面白さがありますね!ミステリというよりも学園ホラーといった感じかな。文字だけでこれだけ「赤」を連想させるのは凄いな。赤=血=○○に結び付けるのは安易な気がしないでもないけれど、そんな事は気にならないくらい一気に読ませてくれます。ラスト近くの一文。あのどんでん返しは、やっぱり綾辻さんだなぁと嬉しくなりました!集団心理って怖い・・・。
読了日:01月07日 著者:綾辻 行人





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6 Comments

日向 永遠

Re:1月☆読書メーターまとめ(2)(02/10)

剣嵐の大地、酷いですね〜。だけど面白いです。どうしてくれるんでしょ〜

3巻も楽しみですね。

picchuko

Re:1月☆読書メーターまとめ(2)(02/10)

気になるのは、やはり「緋色の囁き」ですね〜。^^;

なんか最近、心理的なことに興味が出て来ました。



私が「私、魔女なの。」って言ったら、きっと周りは白い目で「あ、そ!」で終わりそう。^^;

日頃、阿呆なことばかり言ってるとダメね〜。

私タイプは森見さんが似合うのかもしれません。(笑)

nanaco☆

日向 永遠さんへ

日向さん、こちらにもコメントありがとうございます♪



「剣嵐の大地」恐ろしい展開になってきましたね…!(><)

誰に肩入れしても酷い結末が待っていそうで、ちょっと読み進めるのが怖いです。

でもなんとなく作者もジョンは贔屓目に書いてる気がしません?気のせいかなぁ…^^



3巻も積んであるので、近々読んでみようと思います☆

この本は重くて持ち運びできないのが不便ですねぇ。家で読んでも腕が痛くなります(笑)

3巻読み終わったら、また色々語り合いましょ〜(*^0^*)

nanaco☆

picchukoさんへ

picchukoさん、こちらにもコメントありがとうございます☆



おぉ、「緋色の囁き」が気になりますか〜(^^)

最近分かってきましたよ、picchukoさんは実は相当なホラー好きなんだって!(笑)

集団心理って、いつ読んでも怖いなぁと思います。日本人の国民性もありそうですよね…

こういうホラーも、例えばアメリカなら成り立たないのかもなぁ、なんて思ったりします。



>私が「私、魔女なの。」って言ったら、きっと周りは白い目で「あ、そ!」で終わりそう。^^;

も〜〜〜笑わせないでください!!!(爆)

でも大丈夫ですよ、picchukoさんの前世はマヤ人ですから。魔女なんかに負けてません(笑)

そんなお茶目なpicchukoさんにはやっぱり森見さんがお似合いかもしれません(* ̄m ̄)フフフ

♪ぴょん吉

Re:1月☆読書メーターまとめ(2)(02/10)

本多さんの『日曜日のヤドカリ』の入った短編集『at home』が昨年出たところですが 『日曜日の〜』以外の作品もどれもよくてオススメです!

nanaco☆

♪ぴょん吉さんへ

ぴょん吉さん、こちらにもコメントありがとうございます〜♪



おぉ、嬉しい情報ありがとうございます☆

「at home」早速メモメモ…φ(.. )どれも家族のお話なんですね、面白そうです。

「日曜日のヤドカリ」ちょっと変わった父娘ですが、心がほんのりと暖かくなりました♪



本多作品はまだあまり読んだ事がないのですが、気になる本が沢山あります(^^ゞ

「MISSING」とか「FINE DAYS」とか、いつか読もうかなとリストに入れてある本です!

ぴょん吉さん、もしオススメがありましたら是非教えて下さいね〜〜(*^v^*)