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category: ◆BOOKレビュー  1/139

『お探し物は図書室まで』青山美智子

お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。『木曜日にはココアを』の著者が贈る、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。(「BOOK」データベースより)ちょっぴりお久しぶりの更新です。年度末やら新規採用活動やらでてんてこまいで、落ち着いて本を読む時間が取れていません。スキマ時...

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『この本を盗む者は』深緑野分

書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて―。(「BOOK」デー...

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『推し、燃ゆ』宇佐見りん

推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。(「BOOK」データベースより)芥川賞受賞作ですね。おめでとうございます!しばらく前から、本屋さんの店員がものすごくこの本を推してたので気になっていました。タイトルからも装丁からも、そこはかとないセンスを感じます。さて、この本を読んで最初の感想といえば「あぁ、芥川賞だ」でした。(もちろん良い意味で)直...

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『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう

「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして―荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。圧巻のラストに息を呑む。滅び行く運命の中で、幸せについて問う傑作。(「BOOK」データベースより)凪良ゆうさんの作品を読むのは、去年本屋大賞を受賞した『流浪の月』に続き2作目です。この作家さんって、もと...

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『オルタネート』加藤シゲアキ

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋...

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