「燃えよ剣」司馬遼太郎
燃えよ剣(上)(下)
著者:司馬遼太郎
評価:
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。
司馬遼太郎さん、実は今まで敬遠していました~
「どうせ小難しくて古めかしい文体なんだろうなぁ」って思ってました。
でもゲームやアニメで、新撰組に触れる機会がやたらと多くなってきた今日この頃。
一念発起して読んでみる事にしました!(それくらい日本史苦手な私には挑戦だったのです・・・笑)
むむむ、、、予想外の展開。
一気にこの本の虜になってしまった(笑)文章が読みづらいなんて勝手な先入観だったわ。
新撰組の隊士になったような気持ちで、夢中で土方さんを追っかけましたよ。。。
読み終わる頃には滂沱の涙
土方さんの漢らしさと潔さに胸が熱くなり、儚く散っていった沖田さんに涙しました。 ≪オススメPoint≫ 新撰組 武士の誇り これぞ真の漢ですね! 切ない…
今世間では龍馬ブーム。新撰組は悪者として描かれているのかな?
でもこれほどまでに信念を貫いた格好良い男達の姿を見たら、誰が嫌いになれるでしょう?
歳三の頭には「降伏」という言葉はこれっぽっちもなかったのでしょうねぇ…。
北へ北へと追い詰められつつも、圧倒的不利な戦に捨て身で飛び込んでいく強さ。
自らの命よりも、武士としての誇りを優先し死地に赴く姿に苦しくなりました
労咳(肺結核)で、命を落としてしまう沖田総司のくだりも切ないなぁ。。。
底抜けに明るい笑顔だけれど、ちょっと触れれば消えてしまいそうな儚さ(泣)
凄腕の一番組長と、薄幸の美青年という顔を併せ持つ魅力的な人物に描かれています。
うぅっ…涙なしには読めない作品ですね、こりゃ。
皆さんがオススメの「新選組血風録」も近々読んでみたいと思います~
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