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上田早夕里「華竜の宮」読みました♪

ななこ




【華竜の宮】上田早夕里 rating_50.gif


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25世紀。未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類は、再び繁栄を謳歌していた。陸上民は残された土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は海洋域で「魚舟」と呼ばれる生物船を駆り生活する。陸の国家連合と海上社会との確執が次第に深まる中、日本政府の外交官・青澄誠司は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長・ツキソメと会談する。両者はお互いの立場を理解し合うが、政府官僚同士の諍いや各国家連合の思惑が、障壁となってふたりの前に立ち塞がる。同じ頃、「国際環境研究連合」はこの星が再度人類に与える過酷な試練の予兆を掴み、極秘計画を発案した─。最新の地球惑星科学をベースに、地球と人類の運命を真正面から描く、黙示録的海洋SF巨篇。



ホットプルームの活性化、国際環境研究連合、最新の地球惑星科学。
……と、何やらあらすじでは小難しい事が書かれていますが(笑)一つだけ言える事。

これは間違いなく傑作だということです!!


正直、科学的な事はさっぱり分からない。ハードすぎるSFはイメージができなくて苦手。
そんな私でも、面白くて途中で止められなくって、すっかりのめりこんじゃったballoon_59.gif

「魚舟・獣舟」の独特な世界観が、も〜好きで好きでたまらなかったので、
あの魅力的な世界を、こんなにもスケールの大きな物語にしてくれた上田さんに感謝balloon_28.gif
この本を読むと、FF10を思い出すのは私だけでしょうか…(笑)


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02.gif

key_01.gif ≪オススメPoint≫ SF  独特な世界観  世界の終わり  壮大  切ない


陸地の大半が水没してしまった25世紀の地球。(これがたまらなく魅力的なんです!)
今まで通り陸で暮らす陸上民と、<魚舟>に乗って海で暮らす海上民。

海上民は出産すると、必ず人間の子供と<魚舟>の子供を双子で産む事になる。
<魚舟>は直ぐに海に放たれ、長い間をかけて生き残ったものだけ相手の所に戻ってくる。
戻ってくる<魚舟>はごく僅かなんだけど、それは一生のパートナーになるのね。

水没した都市。遠い昔に過ぎ去ってしまった栄華の残骸。。。
まるで映像を観ているかのように頭に浮かびます。高らかに響く美しい<魚舟>の鳴き声も。

とても幻想的な光景なのに、単なる絵空事とは思えないリアルさがあって…
まるで、そう遠くない未来の姿を垣間見ているような気になりました〜balloon_89.gif

好きだったのは、青澄と人工知性体マキの関係。
時にはアシスタント、時には相棒としての深い絆に思わず胸が熱くなりましたballoon_131.gif


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Posted byななこ

Comments 10

There are no comments yet.
picchuko  
今日がホントのメリークリスマス☆^^

おぉ〜、何年か前にnanaco☆さんを興奮させた小説が大きくなって帰ってきたのですね〜。^^

そうそう、さほど遠くない未来かもしれませんよ〜。

古代マヤの2012年人類滅亡説から繋がっていったりして〜。

水没した都市、栄華の残骸、、、まるで絵になりますね〜。

その未来の人から見れば、今の私達は同じく海にしずんだタイタニックのような感じなんでしょうか?

2010/12/25 (Sat) 05:21 | EDIT | REPLY |   
日向 永遠  
Re:上田早夕里「華竜の宮」読みました♪(12/24)

nanacoさん、こんにちは〜★



傑作!自分もそう思います。あの世界、そして様々な立場と事情を背負う人々の葛藤と理想が交差して物語を作っていて迫ってきます。感動しました!



同じ設定の小説をもっと読みたいです。

2010/12/25 (Sat) 11:21 | EDIT | REPLY |   
柊♪  
Re:上田早夕里「華竜の宮」読みました♪(12/24)

nanaco☆さんの感想を伺っていると上田早夕里さん、無性に読んでみたくなります。

SFの設定…読めるかしらなんて思いつつ。

来年は手にとってみちゃうかも、です(*^^*)

2010/12/25 (Sat) 17:47 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

picchukoさん、こんばんは〜♪



そうなんですよ〜(≧∇≦)

「魚舟・獣舟」を読んだ時、こんな作品があるんだ…とすごく衝撃を受けたので。

再び同じ世界観で、今度は長編を読ませてもらえるなんて、本当に幸せです〜〜♪

ふと気付きましたが…私、「人類滅亡」とかそういう不吉な題材が好きみたいです(笑)

本でも映画でも度々この題材が取り上げられていますが、自分ならどうするんだろう??

やっぱりどんなに恐ろしくても、世界の終焉を見届けたいと思っちゃうんだろうなぁ^^;



>古代マヤの2012年人類滅亡説から繋がっていったりして〜。

あっ、それありそうですね!

picchukoさん、メキシコに行った時に人類滅亡説について調査してきて下さい(笑)

マヤの予言は、ノストラダムスと違って何だか信憑性がありそうな気がするのです〜(@_@)

2010/12/25 (Sat) 20:15 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

日向さん、こんばんは〜♪



TBありがとうございます☆いやぁ、面白かったですねこの本!

日向さんが仰っていた通り、最初の方はちょっぴりとっつきづらかったんですが…

もう中盤以降は、とにかく先の展開が気になって仕方がありませんでした(><)

日向さんに「魚舟・獣舟」を紹介して頂かなければ、ずっと読まないであろう作家さんでした。

また新たな世界をひとつ教えてくれた日向さんに、感謝感謝です(*^^*)



「火星ダーク・バラード」もそうでしたけど、

上田さんのSFって海外物を読んでいるような気になりますよね〜☆

もっともっと日本のSF界で評価されるべき作家さんじゃないかなぁと思います…

この世界観と同じ設定の小説、もっと読んでみたいですね(*^-^)

2010/12/25 (Sat) 20:23 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
柊♪さんへ

柊さん、こんばんは〜♪



私もSFって、設定が突拍子もない気がしてちょっぴり苦手意識があります〜^^;

あまりにも壮大過ぎるんですよね。頭の中で思い描く事が難しいんです……!

でも上田さんのはすごく面白いですよ♪SFが苦手でもそれほど抵抗なく読めると思います。

結局の所、人間の心に重きを置いているからなのかなぁ、とも思いました(*^v^*)

どんなに時代が変わっても、今も昔も人の気持ちだけは変わらないですから…(と信じたい)



「魚舟・獣舟」は短編集で読みやすいので、機会があったら一度手に取ってみて下さい☆

どの作品もボリュームがあって、映像化したら面白いだろうなぁと思うものばかりです。

2010/12/25 (Sat) 20:31 | EDIT | REPLY |   
茨木 月季  
Re:上田早夕里「華竜の宮」読みました♪(12/24)

こんばんは〜♪



凄かったですよね!

マイベスト本を見直してみたのですが、今年読んだ本の中でベスト10の中に入ると思います。

今年もあと残すところわずかですね。

nanaco☆さんのベスト本発表楽しみにしてます♪





2010/12/26 (Sun) 00:07 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
茨木 月季さんへ

月季さん、おはようございます〜♪



本当に凄いお話でしたね!(><)

最初の方こそ、サクサクとは読み進められなかったんですが、中盤以降は一気読みです。

7章「戦果」から8章「宴の終わり」にかけては、あまりに哀しくて、やるせなくて…。

ボロボロと泣きながら読みました(笑)もう胸がいっぱいです^^;

また同じ設定の別の物語を書いて欲しいですよね☆上田さんに密かに期待しています。

私もこの本はベスト10に入ると思います〜ヽ(*^^*)ノ



今、少しずつベスト本選びを頑張っているところです♪

まだ12月に読んだ作品でレビューUPしていないのが2冊程あるので、まずはそちらから…

月季さんのベスト本も楽しみにしていますよ〜〜( ^ ^ )/

2010/12/26 (Sun) 06:59 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
Re:上田早夕里「華竜の宮」読みました♪(12/24)

nanaco☆さん、こんにちは〜(^^)



そうそう、この作品は、間違いなく傑作です!!!!!(*^^)v

『魚舟・獣舟』を読んだ時もそう思ったんですけど、

上田さん、巧いですよね!!^^

現実でも、このまま温暖化が進めばこの作品のような地球の未来が待っていそうで、

リアルに恐ろしかったですね(><)



nanaco☆さん、TBどうもありがと〜(^o^)/

こちらもTB遠慮なくいただいて帰りまっす♪

2010/12/26 (Sun) 15:08 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こちらにもコメントありがとうございます〜♪



何ていうか、一言ではなかなか表現できない作品でしたよねぇ。。。

決してハッピーエンドとはいえないし…でもこのエンドで良かったとも思えるし…

あまりに途方もないお話で壮大すぎて、ホント度肝を抜かれちゃいました(><)



アシスタント知性体の設定も面白かったです。近未来の姿のようでワクワクしました!

なんだか、マキだけやたらと人間くさい感じがしたのは気のせいでしょうか…。

またこの世界観で別のお話が読んでみたいなぁと思います(^^)

あっ、まずはスピルバーグ監督にこの本プレゼントしなくちゃですね!(笑)



* miwaさん、お返しTBありがと〜〜(*^^*)

2010/12/27 (Mon) 21:28 | EDIT | REPLY |   

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