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勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪

ななこ




王例の妻で十七歳の湯夫人の元に、妖艶な娘・阿露(あろ)が連れて来られた。主人が何者かに追われていたところをかくまったのだ。娘が家に来てから、家畜が無残に殺される事件が相次ぎ、ついには王家の家人が内臓を抜かれた死体で発見される。傍には血まみれの阿露。果たして阿露の正体は?「吸血鬼カーミラ」を髣髴とさせる表題作ほか、アジアン怪談全17作品。


【十七歳の湯夫人(マダム・タン)】勝山海百合 rating_48.gif


これまたインパクトあるタイトル&表紙ですなぁ(笑)
先日読んだ「竜岩石とただならぬ娘」の雰囲気がとても好きだったのでballoon_28.gif


 レビューはこちら


日本から中国やベトナム、そしてこの世界にはない何処か…
アジア風の怪しいお話・不思議なお話をたっぷり満喫できる短編集です。
あらすじには"怪談"と書かれていますが、志怪小説といったしっくりきますねぇballoon_133.gif

「竜岩石〜」を読んだ時に、まるで幕の内弁当みたい…とレビューを書いたのですが、
今回もまさにそんな感じ。ゾゾッと鳥肌が立つものもあれば、じわりと感動するものも。

まぁ簡単に言っちゃうと お得感たっぷり の小説です!(笑)


024.gif


十七歳の湯夫人/四つ辻の男/白家の怪/燕燕伝 死美人の願い/葛の葉飴/麗娘のキノコ/かまどの神様/鵞鳥の怪/龍耳/四徳と百行/琥珀海岸/羅友、幽霊に会う/南洋の女/這子人形/春愁/ミナ/みぎわの面影

以上17つの作品が収められています。

point_20.gif 十七歳の湯夫人

「姉上、あなたの肉を食べてみたい…」
これね、実は帯にも書かれてるんだけど、変な小説だと勘違いされそうで怖いわ(笑)
若く美しき湯夫人のすばらしく機敏な対応に、思わず舌を巻いた作品です!

17歳の湯夫人の元に連れて来られた、一人の美しい少女。
阿露(あろ)となのるその娘は、湯夫人の事を「姉上」を呼んで慕うようになる。
……が、そのうちに屋敷内で不可解で凄惨な事件が起こり始める。少女の正体は…?


point_20.gif 琥珀海岸

過去なのか、未来なのか……日本なのか、中国なのか、異世界なのか……
なんとも色々な要素が混じり合った不思議な読み心地の作品で、すごくすごく好きballoon_59.gif
(「饅頭」やら「薬草茶」「青菜の炒め物」が出てくる当たり、中国が舞台かと思われますが・・・)

浜辺で、ある異民族から貰ったひとつの不思議な琥珀のお話。
決して派手な物語ではないのに、背景にあまりにも壮大な世界が広がっているようで。
これは是非とも長編で書いて欲しいなぁ…じんわりと心に響いてきますね。


point_20.gif かまどの神様

ほんの5ページにも満たない掌編なのに、何故だかとても好きな作品。
何かを語れば即ネタバレになりそうなので、内容には詳しくは触れません(笑)
立ち読みでも良いので是非読んでみて〜〜balloon_34.gif


↑このあたりが、nanaco的に特に気に入った作品かな。。。
どれもしみじみとした深い味わいがあるので、なかなか絞るのが難しいです〜balloon_89.gif

タイトルと、意味深な帯に怖気づかずに(笑)是非挑戦してみてください!



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Posted byななこ

Comments 21

There are no comments yet.
柊♪  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

勝山海百合さんて読んだことないのですが、怪しげな雰囲気がとっても好みそう…(笑)

機会があったら是非読んでみたいです(*^^*)

2010/01/12 (Tue) 18:23 | EDIT | REPLY |   
picchuko  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

nanaco☆さん、こんばんは〜。^^

今日はお仕事お休みかな?

ダーリン君のその後の調子はどうですか?

二人とも無理しないように、そして寒い北海道ですから体調と外出にはくれぐれも気を付けて下さいね。



この本も不思議な感覚で素敵ですね〜。

5ページに満たないということで、「かまどの神様」なら私も読めるかも〜って思いました。

そんなところに反応してしまった。(笑)



では、nanaco☆上 私もあなたのお肉を食べてみたい。

「肉」といわず、「お肉」というと、ますます変なお話みたいですね。(爆!)

2010/01/12 (Tue) 19:11 | EDIT | REPLY |   
浪漫的狼  
雰囲気

たっぷりで面白そうですね。

本当に凄い作品って、長短に関係ないですよね。



是非立ち読み(*^_^*)してみようっと☆

2010/01/12 (Tue) 20:56 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
柊♪さんへ

勝山海百合さん、まだあまりメジャーな作家さんじゃないかもしれませんが、、、

とても良い雰囲気の作品を書かれる方で、実はこっそりとチェックしているんですよ〜(笑)

でも、なんだかあらすじにあるような「怪談」の雰囲気ではないような気がします^^;

怖いというよりも、ちょっぴり不思議で、心温まるお話が多いですねぇ。



タイトルも表紙も、なかなか手に取りづらい作品ではありますが(笑)

柊さんも機会があったら是非読んでみてくださいね♪ヽ(*^^*)ノ

昔の古い家に戻ってきたかのように、心がホッと落ち着く短編集です。

2010/01/12 (Tue) 21:22 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

今日は午後からお休みです〜♪

おかげさまでダーリン君のその後は、大分落ち着いているようです^^

…とはいえ、一日4回はインスリン注射を打たなくてはいけないようで大変そうですが。

ダーリン君の将来を考えると、とても可哀想になりますがここでくじけちゃいけませんよね!

のんびり、気楽に治療を続けていけたら良いなぁと思います(><)



この本の「かまどの神様」なら、立ち読みでも十分読めますよ〜ん(笑)

あるひとつのパンを巡るお話なんですが、コミカルでそれでいてじわりと胸に響きます☆

短くても、こんなに素敵な物語が書けるんだなと、つくづく感心させられますよ(*^^*)



>では、nanaco☆上 私もあなたのお肉を食べてみたい。

爆爆爆!!!

いや〜〜そんな帯が本に巻かれていたら、、、絶対みんな勘違いしちゃいますね!(笑)

えぇ、えぇ、お肉ならいくらでも差し上げますとも……

2010/01/12 (Tue) 21:30 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
浪漫的狼さんへ

はい〜面白いというより雰囲気があるというほうがしっくりくるかもしれません(^O^)/

絶賛するようなお話ではないんですけど、じんわりと胸に沁み込んでくるものがありますね。



狼さんも物語を作られる方ですから、きっと分かるかと思うんですが、、、

ある意味長編よりもショートショートを考えるというほうが難しいのかもしれませんね!

この先の世界を見てみたい、と読者に思わせる作品は優れた作品なんだと思います(*^^*)

2010/01/12 (Tue) 21:35 | EDIT | REPLY |   
Cedie  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

タイトルも表紙も、なかなか手に取りづらい感じがします(*^m^*)

恋愛チックなかんじかと思えばそうでもなさそうな

タイトル&表紙なので見たらなかなか忘れそうにない作品ですね。



あらすじみたら結構スプラッタな展開?!って思ってしまいました。

2010/01/12 (Tue) 21:56 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cedieさんへ

ですよね〜^^;(笑)

なんでまたこんなタイトル…?と最初は思うんですが、、、

一度聞いたら忘れられないという点では、この作者さんかなり成功しているんじゃないかと!

「十七歳の〜」とか言ったら、普通は青春ラブストーリー物?!って思っちゃいますねぇ。



>あらすじみたら結構スプラッタな展開?!って思ってしまいました。

あらすじからは、どこかおどろおどろしさを感じさせますね…でも実は全然違います♪

一応"怪談"とは書かれていますけど、妖怪の類はあまり登場しませんしねぇ(><)

"どこかで聞いた事のあるような、不思議な話"みたいな短編集のようなものです〜^^

とっても良い雰囲気の作品でしたよ☆

2010/01/12 (Tue) 22:50 | EDIT | REPLY |   
日向 永遠  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

こんばんは〜★☆



先日(昨日ではない)読んだばかりです(*^_^*)

nanacoさんの感想読んで、こんな素敵な作品に出会えて、感謝してます。ありがとうございます。

竜岩石と〜が凄く面白くて余韻があって不思議な話でつぼにはまってしまい、読み終わった次の日には注文(近くの書店では見つからないので)したんですよ。

そして読んだら、前作同等、厭それ以上の面白さ・・早く次作も読みたいと思う作品。



自分の好きなのは表題作と這子人形、キノコのと燕燕伝、琥珀海岸、・・全部上げてしまいそう・・近々、感想、書きますね。

2010/01/12 (Tue) 23:39 | EDIT | REPLY |   
和音2009  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

nanaco☆さん、おはよございます☆

これも、怪談系・・・ですね?(^^;)

・・・でも、これは読んでみたい!っておもいましたよ〜♪(ちょっと、まだ先になりそうですが〜)

2010/01/13 (Wed) 08:17 | EDIT | REPLY |   
エンブレムT  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

タイトル、表紙、帯・・・不思議な方向で三拍子揃ってますね〜^ ^;

nanaco☆ちゃんのレビューを読んでなかったら、絶対避けてたであろう方向だわw

これから読むとしたら「竜岩石〜」からの方がイイ?

2010/01/13 (Wed) 13:11 | EDIT | REPLY |   
☆ちこ  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

こんにちは♪

タイトルと意味深な帯にも怖気ついちゃうけど、拍子も怖いかも(笑)

ああ、でも阿露の正体が気になりますね〜〜

そして、五ページにも満たないお話も気になります〜〜

2010/01/13 (Wed) 15:13 | EDIT | REPLY |   
☆ちこ  
Re[1]:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

ごめんね〜〜

いつも変換ミスしちゃって(汗)

「拍子」じゃなくて「表紙」です。

2010/01/13 (Wed) 15:20 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

こんばんは〜♪



うわぁ〜確かに「姉上、あなたの肉を食べてみたい…」には、

変な風に勘違いしてしまいそうですねぇ(>_<)

それだけ慕っているってことなのかな…??

湯夫人の機敏な対応が気になります〜♪

「琥珀海岸」…なんだか綺麗な物語を想像しちゃいますね^^

前作の『竜岩石…』同様、

不思議な話や怪しげな話のオンパレードで、

すごく面白そうです(*^^)v

無事に本屋さんで見つけることができたら

是非是非読んでみますね〜(^^)/

2010/01/13 (Wed) 18:05 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

ふふ〜日向さんにも気に入っていただけたようで、すっごく嬉しいです!!(*^v^*)

この作家さんの書かれる作品は、「感動」とも「切ない」ともどこか違うような気がして…

今回読んだ「十七歳の〜」も、レビューでどう表現するか結構悩みましたよ〜^^;

日向さんの仰るとおり不思議な余韻があるお話ばかりですよね。

ふとした時に、「あ、あんな話があったなぁ」と思い出すような感じでしょうか☆



>自分の好きなのは表題作と這子人形、キノコのと燕燕伝、琥珀海岸

ホント、どれも素敵なものばかりでなかなか「これが一番!」と選べませんよね〜(笑)

でもやはり中でも表題作が、この作家さんの本領なのかな…という気がしました(*^^*)

この次の作品が待ち遠しいですね〜♪



そうそう、日向さんは井上祐美子さんの「桃夭記」は読まれた事あるでしょうか??

この作品も似たような雰囲気で、不思議な話や妖しいお話がたっぷり詰まっています。

とっても面白いので、機会があったら是非読んでみてくださいね〜ヽ(*^^*)ノ

2010/01/13 (Wed) 21:16 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
和音2009さんへ

あらすじでは、なんだかおどろおどろしそうな雰囲気がしますが…^^;

一応"怪談"とはいえ、怖さは全くといって良いほどありませんよ〜♪

「あ、こんな話どこかで聞いた事がある!」というような懐かしさを感じるお話が一杯です。

それも、日本昔話の中国版……みたいな感じでしょうか(*^_^*)



一つ一つのお話はどれも短くてあっという間に読み終わってしまうかと思います!

不思議な余韻のあるものばかりで、一読の価値がありますので和音さんも是非是非〜♪

…あ、でも一つだけ難点が。あまりメジャーでないからか、探すのに結構苦労します(笑)

2010/01/13 (Wed) 21:22 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
エンブレムTさんへ

>タイトル、表紙、帯・・・不思議な方向で三拍子揃ってますね〜^ ^;

おぉっなんてピンポイントで的確なコメント!

そうなんです…タイトル表紙帯、全てが見るものをギョッとさせる怪しい本です( ̄〜 ̄*)ニヤリ

この表紙は、ある意味「妄想炸裂」と同じくらい見られたら恥ずかしい〜ですね!(爆)

でもでも、すっごく不思議な(&素敵な)余韻のお話ばかりなのでオススメしたいです♪

一度読むと、その場面が映像になったみたいにそのまま記憶されちゃうんですよねぇ。



「竜岩石と〜」と一部リンクしている部分はあるけれど、基本どちらから読んでもOKです☆

…ってあれ?エンブレムTさんは、順番通りに読む事のほうが少ないんじゃ…?(笑)

是非とも本屋さんで探してみてくださいね^^

2010/01/13 (Wed) 21:29 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
☆ちこさんへ

いえいえ、変換ミスnanacoもありまくりですから〜(笑)気になさらないで下さい♪

タイトルにも帯にも妙にピンクピンクした表紙にも、一瞬ビビりますよね…^^;

でもでも、レジ店員の眼という難関を突破すれば、もうこっちのもんですよ!!

一度読み始めると、もう不思議な世界が待っています。



あ、そうそう。前に紹介した井上祐美子さんの「桃夭記」に似た雰囲気でしょうか(*^m^*)

あの作品をさらにファンタジーに、そして軽妙に書いている感じかなぁ…

どこかひょうきんな、突き放したような文体がリズム感があって良いんですよねぇ。

きっとちこさんもお好きな作品だと思うので、是非一度読んでみてくださいね♪

「十七歳の〜」「竜岩石と〜」どちらから読んでもOKですよ〜ん(^O^)/

2010/01/13 (Wed) 21:36 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

でしょでしょ〜?^^;

こんな本レジに持ってったら「この人、どんなの読んでるんだ?!」と疑われそうです(笑)

こういう時ネットって素晴らしいですよね!(とかいいつつ、本屋に置いてなかっただけ)

この作家さんあまりメジャーじゃないのか、家の近くで一番大きな本屋にもなかったです…



湯夫人と阿露の姉妹のような関係、微笑ましいながらもどこかがおかしいと気付き始めます。

一体この娘は何者なのか、何が目的で??…と言ってもある程度予測は付いちゃうんですが、

ラストの湯夫人の選択には驚きでした!素晴らしい機転です…(*^^*)



「琥珀海岸」は、この作品の中でもきっとmiwaさんが気に入るであろう短編ですよ♪

まだまだ世界が広がっていきそうで、短編で終わらせるのはもったいなかったです〜(><)

現代・過去・未来…全てが混ざり合ったような不思議な読み心地でした。

miwaさんも本屋さんで頑張って見つけてくださいね!(笑)オススメの一冊です♪

2010/01/13 (Wed) 21:45 | EDIT | REPLY |   
てんてん(^^)/  
Re:勝山海百合「十七歳の湯夫人」読みました♪(01/12)

これは面白そうですね。

タイトルの付け方ひとつとっても、面白いセンスを持った人だなあって思います。



いつか挑戦してみたいですね〜。

2010/01/19 (Tue) 22:26 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
てんてん(^^)/さんへ

この作品、不思議なお話ばかりで面白いですよ〜♪

いえ、面白いというのとはちょっと違うのかもしれません…

雰囲気があるお話、懐かしさを感じるお話、といったほうがしっくりくるような気もします。



タイトルもこの表紙も、なかなか手に取りづらい作品ではありますが(笑)

独特の感性を持った作家さんだなぁと思います。

前作「竜岩石と〜」も素敵な作品なので、こちらも機会があったら是非読んでみてください☆



てんてんさんの感想、楽しみにお待ちしておりま〜すヽ(*^^*)ノ

2010/01/19 (Tue) 23:02 | EDIT | REPLY |   

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