ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト「MORSE」読みました♪
【MORSE(上)(下)】ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
母親と二人暮らしのオスカルは、学校では同級生からいじめられ、親しい友達もいない12歳の孤独な少年。ある日、隣のエリという名の美しい少女が引っ越してきて、二人は次第に友情を育んでいく。が、彼女には奇妙なところがあった。部屋に閉じこもって学校にも通わず、日が落ちるまではけっして外に出ようとしないのだ。やがて、彼女の周辺で恐るべき事件が…スウェーデンでベストセラーを記録したヴァンパイア・ホラー。
ホラー史を覆す北欧エンターテイメントの衝撃
「200歳、でも見た目は少女。幼きヴァンパイアの魅力と魔性が炸裂する。」
…こんな魅力的なフレーズが書かれた帯を一目見て、即レジへダッシュした作品(笑)
<ヴァンパイア>と聞いてすぐに思い出すのが、
1994年に公開された映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」ですねぇ。
トム・クルーズ、ブラッド・ピッド等とにかく豪華キャストで、素晴らしい映画です
吸血鬼モノの原点かもしれませんね・・・
ヴァンパイアにどうしようもなく惹かれてしまうのは、彼らが哀しい存在だからです!
悠久の時を生きるけれど決して幸せではない。限りある命への羨望、嫉妬…
そして人間の命を奪い取る事への葛藤。それがあるからこそ面白いのよね。
……で、今回の「MORSE」。
スウェーデンで映画化されカルト的人気を誇るらしく、ハリウッドリメイクも決定。
オリジナルは日本では未公開。ハリウッド版よりこちらのほうが観てみたいかも。。。
ちなみにYouTubeでオリジナル「Let The Right One In」の予告編が観られます。
オスカルもエリも可愛いじゃない〜〜
興味のある方は是非観てみてね♪(ちょい怖い映像も?笑)
≪オススメPoint≫ ホラー ヴァンパイア 歪んだ愛 北欧 美少女
いじめられっ子のオスカルの家の隣に、エリという名の美しい少女が引っ越して来た。
あまりの価値観の違いに戸惑うオスカルだったが、二人はお互い友情を深めていく。
そんな中、街ではある一人の少年が無残な姿になって発見されるが…
ヴァンパイアの少女エリに恋をした少年オスカルは一体どうなるのか?
陰惨な事件が続くだけに、終始ざらっとした殺伐とした雰囲気なのですが、
それがまた凍てつくような寒さのスウェーデンと、ピッタリと重なるんですよねぇ
淡い恋慕と退廃、穢れない純真さと破滅。
全てが不条理でやるせなくて……なんとも言い難い哀しい余韻が残る作品でした
ところで、ヴァンパイアの美少女エリ。中盤である秘密が明らかになります。
んーと、、、その秘密が衝撃的なだけに、中には受け入れられない読者もいるかも。
色々と過激な表現も多いので、これから読む人は心構えを…(笑)
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