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2010.04.27 *Tue*

伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆



【内容情報】(「BOOK」データベースより)

9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化。




【虐殺器官】伊藤計劃 rating_48.gif

お友達の日向永遠さんに教えていただいた作品です〜balloon_34.gif
日向さん、いつもありがとうございます!また一つ、世界が広がりました。

なんていうか、、、凄まじい作品でしたねぇballoon_89.gif
真っ黒なインパクトのある装丁。本屋さんでもひときわ目を引いた一冊。

去年、作者の伊藤計劃さんは、若くして癌で亡くなりました。
闘病生活の傍ら、たった10日間でこの物語を書きあげたと聞いて驚きました!
超人的な筆の速さ…自分の死を前に、一体どんな思いで執筆されていたのでしょう。。。

驚異的なまでの膨大な知識量。何なんですか、これは!
一読するだけでは、この世界観を完全に理解したとは言えません…正直。
どんどん、どんどん、溢れ出てくるような言葉の洪水に、ひたすら圧倒されましたballoon_59.gif


024.gif


key_01.gif ≪オススメPoint≫ 近未来SF  大量虐殺  テロ  生と死  虚無感


9.11以降、至る所で虐殺が繰り広げられる近未来が舞台です。
凄惨な虐殺が起こる現場では、必ずある一人の謎の男の姿があった。
特殊部隊の暗殺者である主人公は、その男を暗殺すべく影を追い続けるが…

重い。とても重いお話です。

近未来SFとはいえ決して現実離れした世界ではなく、現代の延長線上のようです。
最新のテクノロジーにより、一切の痛みを遮断された肉体。死ぬまで戦い続ける軍人達。
銃弾でバラバラにされるまで敵に立ち向かっていく少年兵達。。。

全てが虚しい。読んでいて、虚無感で胸がいっぱいになり心底落ち込みます〜balloon_79.gif
簡単に失われる人間の命。一抹の罪悪感とは裏腹に、人を殺すために動く身体。

自由を手に入れるための代償を、これでもかというくらい実感したのでした。


  屍の上に築かれた、ぼくらの世界。
  人々は屍の上に立っていることに気がついていない。
  でもぼくらは知ってしまったのだ。もはや屍の上に立ち続けることはできない。
  (-P374)





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COMMENT

Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
『虐殺器官』、インパクトありました。

独特の世界観とか、その描写に圧倒されました。



現在伊藤さんの『ハーモニー』を読んでます。

『虐殺器官』その後に連なるお話…と噂に聞いて読み始めたのですが、どう繋がっているのかはまだわかりません。

『虐殺器官』よりも更にばりばりのSFで、話についていけてるか不安…(^^ゞ

もう5日ばかりかかりきりで読んでますがまだ半分にも到達していません…焦ります☆
by 柊♪ #79D/WHSg
2010/04/27(火) 21:23 [Edit
Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
nanacoさん、こんばんは〜★

伊藤計劃さん、ほんと、凄いです。

そのテーマは重いですね。でも現実世界のあちこちで起こっている虐殺があるのも事実。

その同世界に存在すること。不安ではあるのです。

メッセージをどう受け取っていいのか考えさせられます。

ハーモニーも凄かったです。また読みたいです。
by 日向 永遠 #79D/WHSg
2010/04/27(火) 21:34 [Edit
Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
先日読みましたが 正直すべて理解したとは言えません。

ただただ空しくてせつなくて でも圧倒された作品でした。

闘病生活の中 わずか10日間で書かれたとは驚きです。でもそれだからこその迫力なのかもしれませんね。

by ♪ぴょん吉 #79D/WHSg
2010/04/27(火) 21:36 [Edit
Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
装丁といいタイトルといい、暗く重い感じがします。

闘病中の10日間で書き上げるとはものすごい執念というか熱意というか・・・



作者の方がすでになくなっていてもう新しい作品が読めなくなるのは非常に残念ですね(>_<)



記事に関係ない事書いてすいませんが、 nanaco☆さんがブログで紹介していた薄桜鬼、テレビアニメで放送してたんで観てみましたw

美形がいっぱいでてきました。



美形がいっぱいでてきました。(二度書いた!!)
by Cedie #79D/WHSg
2010/04/27(火) 22:25 [Edit
Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
とても重いテーマですが、もはや他人事の世界ではなさそうですね。

すでにこれを書いた伊藤さんはお亡くなりになったとありますが、最後に何か彼には見えたのでしょうか、、、。

そして、それを伝えることが最後の使命と感じたのでしょうか、、、。

nanaco☆さんでも完全に理解できたといえないほどの作品、私には無理だろうな〜。

ですが、もの凄く気になる作品であることも違いありません。
by picchuko #79D/WHSg
2010/04/28(水) 04:58 [Edit
柊♪さんへ
柊さん、こんばんは〜♪



この本、凄いインパクトでしたね!

読んだのは2ヶ月も前になるんですが、あまりに印象が鮮烈でまだ記憶に新しい気がします。

「面白い」と一言で表現するのはちょっと憚られる気がしますよね…あまりに重いので^^;



柊さん、「ハーモニー」読まれているんですね〜☆

「虐殺器官」のその後に連なるお話ですか、どんな世界が待っているのでしょう?

装丁も随分と可愛らしい感じになっていますよねぇ。

私も積読になっているので、読む時はSF脳に変えてから挑戦しようと思います!(笑)

柊さんのレビュー、楽しみに待っていますね〜ヽ(*^^*)ノ

by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/28(水) 19:31 [Edit
日向 永遠さんへ
日向さん、こんばんは〜♪



この本を教えて下さって、本当に感謝感謝です!(*^^*)

おかげで素晴らしい作家さんを知る事ができましたし、また別の世界も広がりました。

もう新しい作品を読む事ができないのが残念ですね。「ハーモニー」大事に読みたいです☆



正直ズシンと落ち込みましたが、すごく考えさせられる作品でもありましたねぇ(><)

片や裕福な暮らしをしている国がある一方で、毎日生死の境にいる子供達もいるわけで…

この本はそれがごっちゃに混ざり合った世界なんですよね。すごく独特で惹きつけられました。

伊藤さんは何を思ってこの作品を書かれたのか…またいつか再読してみたいと思います(^^)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/28(水) 19:37 [Edit
♪ぴょん吉さんへ
ぴょん吉さん、こんばんは〜♪



最初は独特な文体にちょっと戸惑いましたけれど、中盤以降はグイグイ引き込まれました!

なんていうか、至る所での死を描いた作品のはずなのに、生命力が凄いんですよね(><)

あまりにも描写が生々しかったからなのかな…生とは死とは?と考えさせられました。



10日間とは、本当に驚きですよね〜(@_@)

そういえば「グイン・サーガ」を書かれた栗本さんも闘病生活の傍らで、

全くペースを落とさずに…むしろそれ以上の勢いで執筆されていた事を思い出します。

何かを残さなければ!という気持ちになるのでしょうか…。何だか切なくなりますね。
by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/28(水) 19:43 [Edit
Cedieさんへ
Cedieさん、こんばんは〜♪



この表紙同様、中身も物凄くインパクトのある作品でした。圧倒されましたよ。。。

自分の死を前にして、作品を残すというのはどういう気持ちなのかな?と考えます(*_*)

昔「死ぬ前に何をしたい?」という質問がありましたが、私は世界中を旅行するだったかなぁ…

伊藤さんの場合は、沢山のファンのために作品を書きあげる事だったのですねぇ。



な、なぬーっ!!!

Cedieさん、薄桜鬼のアニメご覧になったんですか!

ず、ずるい(笑)残念ながら北海道ではこのアニメやってないんですよ…ショックです(T_T)

しかも2回も言うとは!(笑)相当美形が出てくるんですな……あぁぁ、観たい☆
by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/28(水) 19:49 [Edit
picchukoさんへ
picchukoさん、こんばんは〜♪



そうなんです…今世界中で起こっている戦争の事を考えると決して絵空事ではないですよねぇ。

突き放したような文体を書かれるのですが、それがかえって作者の気持ちが伝わるようで…

闘病生活の中で、伊藤さんは何を思ってこの作品を書きあげたんでしょうね(><)

今となっては知るよしもありませんが、凄い作品を残してくれたなぁと思います。



この本、読書メーターで恐ろしいほどのコメント数に驚きました!

そして不思議と皆長文…^^;それほどまでに訴えかけてくる物語だったんでしょうねぇ。

これから伊藤さんの新しい作品を読む事ができないのが、本当に残念です。。。

by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/28(水) 19:55 [Edit
Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
おはようございます〜♪



我が家では図書館の貸し出し期限いっぱいを使って、ちょっとオタクな家人が「ハーモニー」「虐殺期間」を読観ました。また新書になって予約を入れているのですが、自分には読めるかどうか…。家人の「3部作の2部作までしか書かれていないんだ…。」といいう落胆した声が記憶に残ってます…。

by 茨木 月季 #79D/WHSg
2010/04/29(木) 07:00 [Edit
Re:伊藤計劃「虐殺器官」読みました☆(04/27)
nanaco☆さん、こんにちは〜(^^)



この作品のレビュー、楽しみに待っていましたよ〜(*^_^*)

実は、私もこの作品、すでに読了済みでーす^^

それまでに読んだ本が何冊かあるので、

感想をUPするのはまだ少し先になりそうですけど…(^^ゞ



ホントに、重くて凄まじい作品でしたよね!!!!!(><)

いきなりインパクトのある残酷な描写で始まったときは、

最後まで読めるかなぁ…ってビビッちゃいましたけど、

読み進めていくうちに、

すっかり物語の凄さ、面白さにのめり込んでいました!!

そして、読み終わって、あまりの衝撃の強さに、

呆然としている自分がいました!!

ホント、一読しただけで理解できるほど、生易しい作品じゃないですねぇ(><)
by miwa125 #79D/WHSg
2010/04/29(木) 16:21 [Edit
茨木 月季さんへ
月季さん、こちらにもコメントありがとうございます〜♪



この作品、とても感想が難しいのです…!

好きか嫌いか?と言われれば、すごく悩む所かもしれません^^;

ただ、この物語が描く生命力(死を描いているのに不思議ですね。笑)が凄まじいんです。

悲惨さが重くのしかかってくるような作品ですが、自由とは?と深く考えさせられました。



「ハーモニー」は「虐殺器官」のその後の世界のお話らしいですねぇ。

積読になっているのですが、どんな世界が待っているのか読むのが楽しみです♪

バリバリSFとのことですが、どうだろう、、、読めるかどうか不安です(笑)

月季さんも、「虐殺器官」読まれたら是非是非感想を聞かせて下さいね!(^^)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/29(木) 18:57 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こちらにもコメントありがとうございます〜♪



おぉっ、miwaさんもこの作品読まれたんですね!

本当にこの本、一言で表現するのは難しいですよねぇ。最初は読みづらかったです(笑)

でもこの独特の文体に慣れ始めた頃、これは凄まじい物語なんだ、と気付きました(><)

裕福な暮らしをしている傍らで、毎日戦争で命を落としている人間もいる……

そんな当たり前の事を、グワンと目の前に突きつけられたようで戸惑いさえ感じたほどで。

伊藤さんがこの作品を通して何を伝えたかったのか、少しだけ分かるような気がしました!



今、同じく伊藤さんの「ハーモニー」が積読になっています(*^0^*)

こちらは噂によるとさらにバリバリのSFだそうです(笑)どんなお話なんでしょ。。。

近いうちに、ゆっくりと時間をとって挑戦してみようと思います♪

miwaさんの「虐殺器官」のブックレビュー、読める日を楽しみに待っていま〜すヽ(*^^*)ノ
by nanaco☆ #79D/WHSg
2010/04/29(木) 19:04 [Edit

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百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

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(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

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