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2009.05.08 *Fri*

**第三の扉**(3)



連載三回目でっすballoon_34.gif
昨日の夜、ちょっと頑張って(というか苦戦して…笑)書きました。。。
なんか、ビミョーにホラーな展開になっちゃったわ。読んでいただけたら嬉しいです!!

あっという間に金曜日〜balloon_133.gif
今日の夜のお楽しみは、読書しながらのビールです。あ、ビール飲みながらの読書か(笑)


**第三の扉**(1)
**第三の扉**(2)


001.gif


「……っつ」


不意に、頭の奥が急激に締め付けられるような感覚を覚え、アイルはこめかみを抑えた。


"前にも、こんな光景を見たような…。"


喉元を両手で掻きむしったまま絶命したのだろう。
今にも断末魔の叫びが聞こえそうな屍を見ながら、彼は奇妙なデジャ・ヴを感じていた。
身体を折り曲げ、胃からこみ上げてくる不快な吐気に必死に耐える。

ふ、と影が動いた。


「……シオン?」


視界の片隅に何かを捉えたアイルは、足をもつれさせながらよろよろと立ち上がり、
すぅーっと滑るように移動する、黒い影を追いかけて城内に入っていった。


「シオン!ちょ、ちょっと待てよ!待てったら!!」


アイルは影を追いながら、城の奥深くに誘導されているような気もしたが、深く考えなかった。


「おい、何で逃げるんだよ!!村のみんなが心配しているぞ!!」



* * * * * * * * *



一体どのくらい走っただろうか―。
先ほどの黒い影は、いつの間にか見失ってしまっていた。


「ハァ……ハァ……シオン…?」



城内にはねっとりとした濃い霧が立ちこめ、没薬のような不思議な香りが漂っている。

彼は、次々と流れ落ちる額の汗を拭いながら辺りを見回し、ギクリとする。


アイルの目の前には3メートル程も高さがありそうな、巨大な玉座があったのだ。
昔はさぞや美しかったであろう、薔薇の花をかたどった精巧なレリーフ。
今はもう当時の輝きを失い、あちらこちらに灰色の蜘蛛の巣が張り付いている。



ハピネス城玉座の間……先王と王妃が惨殺された場所だ。
妖しい香りに、濃い鉄の匂いが混ざり合っているような気がして、彼は眉をひそめた。



その時、するり、と玉座の後ろから悲しげな表情をした青年が姿を現した。



* * * * * * * * *




「…アイル?どうしてここに……?」

「そりゃ、こっちのセリフだ!!なんで逃げるんだ?!なんでこんな所に…?!」

「え?ぼ、僕はさっきからずっとこの部屋に…」


鬼のような形相で激しく糾弾するアイルを、シオンは心底困惑したように見つめた。
泣きそうな顔をして、手の中にある硬い物をギュッと握り締める。



その弱々しい様子に、またもやアイルは苛立ちながら、重ねて問いかけようとしたが…
突然ゾワッと総毛立つような感覚を覚えて、身を硬くする。


"な、なんだ…?この感覚は…" 四方八方から、チリチリと痛いほどの視線を感じる。

辺りはドロリとした霧に包まれて、人影すら見えなかったのだが―
何かがいる。それも、数え切れない程の何かが。



確かに、この呪われた玉座の間には、得体の知れないモノがひしめき合っていた。


メガ、ホシイ…
ミミガ、ホシイ…
シンゾウガ、ホシイ…


悪意に満ちた真っ赤な目、眼球のない漆黒の目が、無数に浮かんでいる。


先の戦乱の折に、突然命を絶たれた人々の未練と生者への嫉妬が形を取り、
城内に彷徨いこんだ者達を食い物にしては、さらに大きな憎悪の塊へと変化していくのだった。




* * * * * * * * *


「シオン……!! どうしちゃったんだよ。
 どうせ、お前の事だから言い伝えを信じて、第三の扉を探しに来たんだろ?
 で、母さんには、リルには会えたのか?」


アイルは不気味な空気に飲まれないよう、あえておどけたような調子で尋ねた。


弟は、秋の夜空のような藍色の瞳を伏せて、ゆるゆると悲しげに首を振る。
長いまつ毛が、陶器のように真っ白な肌に、薄く影を落とす。



「だから言ったろ?母さんは俺たちを置いて出ていっただけで、死んだわけじゃないんだ。
 父さんが死んでから、一人で子育てをするのにいい加減嫌気がさしただけさ。
 きっと……きっと、落ち着いたらそのうちひょっこり帰ってくるって!」


シオンは、聞いているのかいないのか、不自然に上体をユラユラと揺らし始める。
彼の憂いを帯びた優しげな瞳が、いつの間にか虚ろになっている事にアイルは気付かなかった。


「母さん…………ない。」


「…は?」


「リルは、母さんじゃない! 僕の…僕の婚約者だ!!」
滅多に声を荒げた事のない彼には珍しく、激しい怒りをむき出しにしてアイルを睨みつけた。


"シオンが、こんなに感情を露わにするなんて…。"


ズクン…と、また頭の奥がきつく締め付けられるような不快な感覚を覚えたが、
弟の発言の意味を深く考えるよりも、困惑が先に立った。



「大丈夫か、シオン?この甘ったるい匂いに、頭がやられたんじゃないか?」



そう言いながらも、アイルの脳裏に、ぼんやりとある一人の少女の姿が浮かんでいた。
腰までの長い栗色の髪。いたずらそうな目元にふっくらした唇。

アイルの髪は、月のしずくみたいね―。そう言って自分の髪を撫でてくれたのは……?



"なんなんだ?この女は…?"



身体の芯が熱を持ち、ひどく切なく懐かしい心地がしたが、今はそれどころではない。
没薬のせいで朦朧とする意識と視界の中で、シオンが今にも泣きそうに顔を歪ませていた。


シオンは、そっと自分の頬に触れようとしていたアイルの手を激しく払いのけた。



「アイルが……お前がリルを殺したんだろ!!!」



ドクンッ…と心臓が大きく波打ち、アイルは再び激しい頭痛と吐気に襲われた。
そしてその瞬間、過去の出来事がフラッシュバックのように彼の頭に蘇っていった…。



<つづく…>



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COMMENT

Re:**第三の扉**(3)(05/08)
おはようございます〜♪



お疲れさまでした♪ まだホラーではなく、ダーク系のファンタジー路線? アイルのデジャブ感と死者の憎悪の塊とが何だか気になってます。続き楽しみにしてます♪

by 茨木 月季 #79D/WHSg
2009/05/08(金) 07:50 [Edit
Re:**第三の扉**(3)(05/08)
おはようですー☆

nanacoちゃん、せっかくの週末ですが読書時間を返上して是非続きを書いてください!

リルって何者なの?シオンどうしちゃったの?過去になにがあったの?気ーにーなーるーよー!

それと、完結した折にはアイルとシオンのイラストも忘れずに…要望多すぎてごめんなさい。

by まる811 #79D/WHSg
2009/05/08(金) 08:47 [Edit
Re:**第三の扉**(3)(05/08)
こんにちはー(^0^)/

筆がノリノリですね♪

そうそう、週末は読書じゃなくて、是非続きを!!

リルって誰??お母さんじゃないの?そしてこの双子は・・・なんて、いろいろと妄想してしまいました。

ああ〜続きが気になる〜〜



双子の弟って、得てして弱いのですわ(笑)

レムスしかり、「獣王星」に出てくる双子の弟も弱い子でした。
by ☆ちこ #79D/WHSg
2009/05/08(金) 16:01 [Edit
Re:**第三の扉**(3)(05/08)
お久しぶりです♪

ネット生活に復帰できたので、またチョクチョクお邪魔させていただきますね^ ^



おぉ!連載小説!!

3回目?良かった〜!!始まったばかりなのね。

遡って読んでこよ〜っと♪

by エンブレムT #79D/WHSg
2009/05/08(金) 16:09 [Edit
Re:**第三の扉**(3)(05/08)
こんばんは〜♪



ますます面白そうな展開になってきましたねぇ(^^♪

りルって何者?母親で婚約者なの???

考えたら眠れなくなりそうなので(笑)

早めに続きをお願いしま〜す♪

ところで、この双子って、

当然、美青年なんですよねぇ…!?

私も、いつかペンタブ画でアイルとシオンが

見れることを期待していま〜す(^^)/
by miwa125 #79D/WHSg
2009/05/08(金) 18:37 [Edit
茨木 月季さんへ
月季さん、毎朝読みに来ていただいて、感謝感謝です〜♪

あっ!! そうですね、ホラーよりダーク系のほうがしっくりきますねぇ(^^ゞ

とりあえず、今のところはファンタジー路線でいく予定です。(後から変更になるかもですが…)



デジャ・ヴってnanacoの中では人体の七不思議です(笑)

よく、ファンタジー小説の中でデジャ・ヴ=前世の記憶なんていう設定がありますが、

なんだか一笑に付すことができないような気がするんです。。。

世の中には、人間の理解を超えたものが存在するほうが、面白いじゃないですか〜♪

という訳で、このネタを使ってみることにしました(笑)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/08(金) 19:37 [Edit
まる811さんへ
ふっふっふ…

今日はなんと会社で続きを書いていましたよ!!(仕事しろよ)

ワード開いてたら、遠目からは「うんうん、頑張ってるな」みたいに思われそうだし…(笑)

というわけで、明日の分が完成してちょっと安心したので、

週末は読書&ビール&小説の続きで過ごそうかと!!(^m^ )



この双子の過去については、なんとなく構想が出来てます〜♪

でも……ここはこういう話が好きな人と嫌いな人、両極端に分かれそうな気がして怖いです^^;

まるさんに気に入ってもらえると良いんだけど、、、



アイルとシオンのイラスト!!!

描いてみたいけど……銀髪の双子って髪の色が難しそうだ〜(><)

……まるさん、描いてください。
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/08(金) 19:43 [Edit
☆ちこさんへ
ノリノリ〜〜♪……といきたいところですけど、

昨日の夜は結構苦戦して書いてました(笑)あっ、ビール飲みながらなのがマズかったかしら!!

酔っ払いながら書いていたら、話がとんでもない方向へ進んでいきそうですわ〜(* ̄m ̄)



今日は、仕事中コッソリと小説の続きを書いていたので、とりあえず明日の分は大丈夫です♪

仕事中だと、妙にサクサク書けるのはどうしてなんでしょう………スリル?(爆)



あっ!!「獣王星」今ちょうど3巻読んでるところです〜^^

あ、これも双子だ…!!(笑)そういえばこの弟も弱々しかったですねぇ。

レムスもそうだし、やっぱり兄(姉)がしっかりしちゃうと甘えちゃうんでしょうか。
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/08(金) 19:52 [Edit
エンブレムTさんへ
おぉ!! エンブレムTさん、お帰りなさ〜い(≧∇≦)ノ

お引越しは無事に終わりましたか?? ネット復帰、楽しみに待っていました〜♪

エンブレムTさんが忙しくしている間に、あっという間に暖かくなっちゃいましたねぇ^^

札幌はコートの人と半袖Tシャツの人が混合しているという、妙な雰囲気になってます(笑)



そうなんです。突然思い立って、勢いで小説書いてみました!!

構想もかなり危うく、いつ打ち切りになるか分からないキケンな作品ですが(* ̄m ̄)ニヤリ

自分の好みをとにかく詰め込んでみようと思ってます〜☆

決してオススメはできないですが、、、読んでいただけると嬉しいです(笑)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/08(金) 20:00 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、今日も遊びに来ていただいて、本当にありがとうございます!!(≧∇≦)

リル、今の所は謎な存在ですねぇ。というか、まだnanacoにとっても謎ですが…。

伏線とはいかないまでも、謎なエピソードが放り出されたまま完結しないように、

よく注意して書いていきたいと思っています〜(><)

じゃないと、ツッコミどころ満載の小説になっちゃいますもんね!!(笑)



もっちろんです♪自分で小説を書くからには、この双子は美青年ですよぅ(*^^*)笑

実は最初は、日本人の双子にしようと思ったんですよね。。。

でも、ファンタジーの世界でヨシオとかアキラとかだったら、なんだかなぁ………と。

二人のペンタブ画描いてみたい気もするけど、自分の小説だと何だか恥ずかしいですね(*`▽´*)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/08(金) 20:10 [Edit
いやん。
続きが気になるぅ〜!!!

不思議と、ここにまで甘ったるい香りが漂ってきそうで、そして濃い霧が肌にまとわりつくように感じます。



ホラーというよりも、「アイルランド幻想」にも繋がるような深い霧が立ちこめたような雰囲気。

とても素敵ですよ♪^^
by picchuko #79D/WHSg
2009/05/08(金) 20:30 [Edit
Re:**第三の扉**(3)(05/08)
ハピネス王国と第三の扉、この間にはきっと大きな秘密が隠されていて、双子の母親?もなにか・・・なんて色々、色々、想像してしまいます。



ますます楽しみになってきました〜。(*^_^*)
by 日向 永遠 #79D/WHSg
2009/05/08(金) 22:55 [Edit
うう〜
何とも急展開ですね。これからどうなるのでしょうか。アイルの記憶の正体は??? しかし、nanacoさん、一度にいっぱい書けるって凄いです☆
by 浪漫的狼 #79D/WHSg
2009/05/08(金) 23:14 [Edit
picchukoさんへ
きゃ〜^^嬉しいです♪

霧=アイルランド幻想ですものね!!

そういえばあの本の中にも、濃い霧にちらつく影…といったような描写があったような気が。

アイルランドみたいな殺伐とした土地を思わせる作品にしたら良かったかなぁ…。

あぁ〜〜やっぱりnanacoの表現力はまだまだです〜(><)



多分、これからはダークな展開はなくなると思われます…(いや、どうでしょ^^;)

次からは一転してガラリと雰囲気が変わるので、また読んでいただけると嬉しいです〜♪
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/09(土) 05:29 [Edit
日向 永遠さんへ
nanacoの構想は、悲しいかな大したものではありませんので、

日向永遠さんの期待に添えられるかどうか…(汗)

でも、少しでも面白い展開になるように頑張ろうと思います〜♪(=^^=)

双子の過去や、母親(今はまだ謎)についても徐々に書いていく予定です!!

少々波があるかもしれませんが、また遊びに来ていただけると嬉しいでっす☆



それにしても、、、日向永遠さんが中学生の頃に書かれたという作品、本当に驚きました!!!

O・ヘンリーの作品を引用しているあたり、かなりの文学少年だったとお見受けしました(^^ゞ

nanacoが中学生の頃なんて…………なんていう違いでしょう(笑)

また、日向永遠さんの小説が読みたいです♪

虫の世界に迷い込むお話も、楽しみに待っていますね!!
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/09(土) 05:42 [Edit
浪漫的狼さんへ
狼さん、続き読んでいただけたんですね!! ありがとうございます(*^^*)

nanacoのは、狼さんの小説ようにプロットがしっかりしていませんので、

かなりその時の感情に左右された、行き当たりばったりな作品です。キケンですね…(笑)

夜に酒の力を借りて(オヤジか)、ガッツリ書きました。



本当に、小説の書き方を教えていただきたいです。

狼さんはどうやって書かれているんでしょうか??

先に大体の構想を練ってから、少しずつ肉付けしていく感じですか??

「鏡の森」のような、続きを読みたいと思わせる作品はどのように書いたら良いんでしょう…?!
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/05/09(土) 05:48 [Edit

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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