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2009.07.07 *Tue*

佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪




【バルタザールの遍歴】佐藤亜紀rating_48.gif

「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。バルタザールが飲みすぎたのだ」一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。「国際舞台にも通用する完璧な小説」と審査員を瞠目させ、第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。


滅多に外すことのない日本ファンタジーノベル大賞〜balloon_34.gif

読み始めて「え、これはファンタジーなの?」と思ってしまいました。
まるで翻訳小説を読んでいるかのような重厚さに圧倒的な筆力。これがデビュー作ですかballoon_59.gif

舞台は20世紀初頭のウィーン。
一つの身体を共有する双子の青年、バルタザールとメルヒオール。
彼らはパリ、ウィーン、ザルツブルクと各国を転々としながら享楽と頽廃の生活を送ります。

タイトルにもあるように、ただひたすらこの風変わりな双子の遍歴が描かれているの。
酒と女に溺れる日々、美しく若い義母ベルタとの背徳の関係…


leaf_03.gif


一つの身体に二つの人格が宿る。
普通なら二重人格者か?と思ってしまうのですが、それともまたちょっと違うのかなballoon_89.gif

極度に数字に弱く万事どんぶり勘定なバルタザールと、
荒っぽい事は一切御免というメルヒオール。全く正反対の二人。

二人で言い合いをしている所とか、励ましあっている所とか、、、
読んでいるうちに本当に双子だと錯覚してしまうけど、はたから見ると一人の青年なのよね。
ただ一人の没落貴族が、放蕩三昧の生活を送っているようにしか見えないところがミソ。

他にもナチスの美しき青年将校が登場したり、と脇役達も魅力的な人物ばかり。
どこまでも頽廃的で、どこか甘美ささえ感じられる幻想的な雰囲気に酔いしれましたballoon_75.gif


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関連記事

COMMENT

Re:佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪(07/07)
おはようですー☆

えぇ〜っ!これ、ファンタジーノベル大賞ですか!!

タイトルといい表紙といい、ファンタジーぽくないですねぇ。ビックリ!!

しかも内容見てもnanacoさんの言う通り、放蕩三昧の生活を送っているようにしか見えない…

なのにファンタジー…

なんだか混乱してきました。。。

by まる811 #79D/WHSg
2009/07/07(火) 08:43 [Edit
Re:佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪(07/07)
こんばんは〜♪



一つの肉体を共有する双子…何だかすごい
by miwa125 #79D/WHSg
2009/07/07(火) 17:52 [Edit
つづきです^^;
ごめんなさ〜い!

途中で書き込みになっちゃいました(-_-;)



一つの肉体を共有する双子…何だかすごくインパクトがありますね〜♪

確かに、ファンタジーっぽさは

全然感じないですけど、

正反対の性格の双子が最後にどうなるのか…!?

興味津々です^^

二人はどうやって喧嘩するんだろうって、

へんなところが
by miwa125 #79D/WHSg
2009/07/07(火) 18:11 [Edit
またまたごめんなさいm(__)m
へんなところが気になったりして…(笑)

この作品も、「ハーモニー」と一緒に

本屋さんでチェックしてみますね(*^_^*)



何回も書き直して、

ホントにごめんなさいm(__)m
by miwa125 #79D/WHSg
2009/07/07(火) 18:19 [Edit
まる811さんへ
そうなんですよ(><)全然ファンタジーっぽくないですよねぇ。

でも、一つの身体に二つの人格があって、幽体離脱までしちゃうからこの辺はファンタジー??

表紙の絵を見て、何故かビビりました。心霊写真ぽくないですか??笑

なんだか日本の小説を読んでる気がしませんでした。

ちょいと読みにくい部分もありましたが、面白かったです♪



それよりビックリしたのが、この佐藤亜紀さんって20代でこの作品書かれたらしいんですよ!!

むむ、、、この才能はなんだろう。羨ましい限りですぅ。

nanacoは一生かかってもこんな文章書けないだろうなぁ…^^;
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/07/07(火) 19:48 [Edit
miwa125さんへ
ふふふ(* ̄m ̄) nanacoもよくありますから、気になさらないでくださいね♪

この作品、凄い面白い設定なんですよねぇ。

「ファンタジー」というと幻想的でどこかふわふわした作品を想像しちゃうんですが、、、

この作品は翻訳小説のようで、とても日本人が書いたとは信じられないんですよ(^^ゞ

それも20代の時に書かれたというから、尚更驚きです!!



た、確かに…笑 どうやって喧嘩なんかするんだ??と思いますよね^^;

面白いなぁと思ったのが、、、

「バルタザールがノートを広げると、メルヒオールがブドウ酒のグラスを持ち上げる」という所。

これだけ見ると二人の青年が向かい合っているように見えますけど、

はたから見ると、一人の青年がブドウ酒片手にノートを広げるようにしか見えないんですよね。笑

文庫で出ているので、miwaさんも是非本屋さんでチェックしてみてくださ〜い(*^0^*)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/07/07(火) 19:55 [Edit
Re:佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪(07/07)
凄いデビュー作ですね。

その内容にも惹かれるところが多々ありますが、、、

私的には佐藤亜紀さんはザルツブルクをどう表現しているのか気になります。(笑)

私、登場しますぅ〜?!(爆!)



確かにファンタジーって感じじゃないですね。

本の表紙からして、私も翻訳本かと勘違いしそうでした。

凄いですね、佐藤さんって何歳なんだろう?
by picchuko #79D/WHSg
2009/07/07(火) 21:23 [Edit
Re:佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪(07/07)
タイトルと最初の解説を読むと、「翻訳物?」て思っちゃいますね。

でもすごーい。どうしたら一つの体に二つの性格が宿るの?

この小説を読めば、その謎も解けるのかしら?
by ☆ちこ #79D/WHSg
2009/07/08(水) 00:11 [Edit
Re:佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪(07/07)
お、面白そうですね。



ひとつの体を共有? すごそうですね。

by 日向 永遠 #79D/WHSg
2009/07/08(水) 00:22 [Edit
picchukoさんへ
この本に「ザルツブルク」が出てきて、思わずpicchukoさんを思い浮かべてしまいました♪

きっと以前ならそのまま素通りしてしまう所でしたが、

「picchukoさんのザルツブルクだ!!」と思うだけで俄然親しみがある街に感じられました(^m^ )

あっ、もしやこの小説に登場した女性はpicchukoさんだったのかな?!

……とんでもない悪女だったんですが…笑



佐藤さん、1962年生まれみたいです。

この作品でデビューしたのがなんと29歳の時!!!

nanacoは一生かかったって、こんな重厚な物語を書けそうにありません(><)笑

まるで翻訳小説を読んでいるかのようなどっしりとした作品でした☆
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/07/08(水) 05:34 [Edit
☆ちこさんへ
タイトルからしても、日本の作品じゃないみたいですよね!!

ものすごくどっしりと重厚で、雰囲気だけでも素敵な作品でした^^

言葉の選び方とか、まさか20代でこの作品を書かれたとは思えないほどでしたよ〜(⌒o⌒;A

やっぱり才能のある作家さんって、何をとっても驚かされちゃいますねぇ。



現代で言うなら「二重人格者」として片付けられちゃう主人公でしょうか。

でも、魂だけが抜けた幽体離脱みたいな事もできるもんだから、

そのあたりはファンタジーな設定なのかな??という気もします☆

佐藤さん、今後要チェックの作家さんになりました!!(*^0^*)

by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/07/08(水) 05:38 [Edit
日向 永遠さんへ
若干文章が読みづらいところもありましたが、面白かったですよ〜♪

日本ファンタジーノベル大賞は本当にハズレが少ないですねぇ。

メフィスト賞なんかは、ガッカリさせられる確率がヒジョーに多いんですが!!笑



要するに、二重人格者らしき青年のお話なんですが、どちらかというと淡々としています。

ただひたすら落ちぶれていく様子が書かれているだけなんですから。笑

でも、雰囲気も重厚な文章も、幻想的でとても素敵な作品でした(o^―^o)
by nanaco☆ #79D/WHSg
2009/07/08(水) 05:42 [Edit

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スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

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フランツ・カフカといえば、
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あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
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何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

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◆2014年マイベスト3◆

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もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
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劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

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地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


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全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

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★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

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切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
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