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塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪

ななこ


チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷.jpg

【チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷】塩野七生rating_47.gif

ルネサンス期、初めてイタリア統一の野望をいだいた一人の若者―父である法王アレッサンドロ六世の教会勢力を背景に、弟妹を利用し、妻方の親族フランス王ルイ十二世の全面的援助を受け、自分の王国を創立しようとする。熟練した戦略家たちもかなわなかった彼の"優雅なる冷酷"とは。<毒を盛る男>として歴史に名を残したマキアヴェリズムの体現者、チェーザレ・ボルジアの生涯。

積読本消化計画24冊目。残り14冊。

惣領冬実さんのマンガ「チェーザレ」で、この人物に興味を持ったんですよね〜balloon_34.gif

どちらかというと歴史書を読んでいるような感じですねぇbook_03.gif
nanaco的には、チェーザレの心情なんかを小説風に読みたかったな。
あくまでも客観的に史実を書き記しているからこそ、読者が人物像を自由に想像できるのかな。

でも、お願いです。これだけは言わせてくださいballoon_37.gif
チェーザレは紛れもない美青年だった、ということです(笑)

かの有名なマキャベリが「君主論」の中で、チェーザレの事を"理想的な君主"と言っていて。
「ほうほう、それはどんな君主だったんじゃ…?」と思って読んでみると、、、
目的達成のためには手段を選ばず、短気で残虐。美貌の妹ルクレツィアに手を出すし。

ぐおっ。とんでもない奴じゃないか!balloon_57.gif
でも、チェーザレという人物はなんでこんなに魅力的なんでしょう。これが悪の魅力か?

美青年同盟2.gif

チェーザレはローマ法王の庶子として生まれ、なんと10代で枢機卿の地位を獲得。
彼はイタリア統一を目指して戦いを続け、反逆者や犯罪者は容赦なく処刑していくのballoon_89.gif
まさに「独裁者」という感じだけど…これでロマーニャが統一され平和になったのも事実で。

もしチェーザレが法王の庶子として生まれなければ…この時代に生まれなければ…
もしかしたら「悪名高き毒薬づかいのボルジア」ではなく、誰からも慕われる君主になったかも。

でもボルジア家の圧政があったからこそ、ルネサンスが生まれたとも言える。
それを考えると、自分の治世が結果的に身を滅ぼすことになったのも運命なのかな、と。。。
絶対長生きしないよ!と思って読んでいたら、やっぱり31歳という若さで亡くなってますballoon_73.gif

こんな荒々しい圧政を敷く君主…なんだか知ってるわ!
と思ったら、「グイン・サーガ」のイシュトヴァーンだったのね〜balloon_145.gif (笑)
イシュト…君はお願いだから長生きしてくれよ。

ただ彼は、血で手を汚すならば、
かえって身体全体をそれにひたしてしまう方を選ぶ男の一人だった。(P154)


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Posted byななこ

Comments 16

There are no comments yet.
珂音  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

チェーザレに対して良い印象はなかったんですよねぇ。

紹介文には枕詞のように「悪名高い政治家」がくっついてるし。

歴史は勝者の論理で書かれてるので敗者となってしまったチェーザレの実像がどこまで正確に残ってるのかは不明ですね。「悪名高い政治家」、この一言では語れない人物なんでしょうに。



2008/11/23 (Sun) 10:27 | EDIT | REPLY |   
柊♪  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

塩野さんの『チェーザレ・ボルジア…』柊は一体何年積読状態にあるのでしょうか^^;

総領冬実さんの「チェーザレ」も読んでみたいと思っているのですが。

チェーザレを描いた漫画というと柊はさいとうちほさんの『花冠のマドンナ』を思い出します。

チェーザレ、悪役だけど美形に描かれているのでお薦めかも(笑)

それを読んだ頃、ルクレツィアについて書かれている部分に興味があって塩野さんの「ルネサンスの女たち」や澁澤龍彦さんの「世界悪女物語」も読みました♪





2008/11/23 (Sun) 11:36 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

こんにちは〜♪



へぇ〜、こういう本があったんですね。

全然知らなかったわぁ〜^^;

チェーザレって、やっぱり美青年だったのね^^

でも、31歳の若さで死んでいたなんて。。。

これはちょっとショックかも…(T_T)



マンガ版の「チェーザレ」、

小説の合間にちょこちょこ読んでいたんだけど、

いま5巻目に入ったところです(^^♪

読み進むごとに、チェーザレが魅力的な人物に思えくるのが

不思議ですよね〜(#^.^#)

この本にも、何だか興味が湧いたので、

私もいつか読んでみま〜す♪

2008/11/23 (Sun) 16:59 | EDIT | REPLY |   
日向 永遠  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

歴史は大好きでいつか塩野七生さんの”ローマ人の歴史”シリーズを読みたいと思うのですがなかなか手が出ません。

まず日本の歴史をもう一度おさらいしたいです。(*^_^*)

2008/11/23 (Sun) 21:09 | EDIT | REPLY |   
エンブレムT  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

わ♪気が付けば積読本14冊にまで減ってるんですね!

nanaco☆ちゃんのペースなら、余裕で年内消化出来るのでは!!

途中で増やさなければ(爆)



チェーザレ関係の本って、なんかイマイチ手に取りにくいんですよねー。

小説の登場人物としてなら楽しめそうなんだけどね・・・^ ^;

2008/11/23 (Sun) 21:32 | EDIT | REPLY |   
picchuko  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

nanaco☆さんは色んな作家さんの作品を読んでるんですね〜。

凄いなぁ〜。

塩野七生さんって、ローマについての大作を書かれてる方ですよね。

お名前だけは書店で見かけたことがありますけど、、。



この本、ホント歴史書のようですね。

ちょっと私には難しいかな〜。

でも、とんでもない男の人って魅力的ですよね。

しかも、超ハンサムならなおのこと!!(笑)

「美少年同盟」、、どんどん増えていってますね♪^^

2008/11/23 (Sun) 21:55 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
珂音さんへ

ホント、どの文献を読んでも"悪名高い"と載せられていますよねぇ^^;

"ボルジア家の毒薬"とかよく聞きますけど、これは事実も多少歪められているようで。。。

チェーザレ、本当のところはどういう人物だったんでしょうね??



それでも塩野さんや惣領さんの描くチェーザレ像にはなんだか愛を感じますね〜^^

どちらも美男子っぷりが伺えますし(笑)

マンガのチェーザレ6巻が出たはずなのに…北海道ではまだGETできません(T_T)

2008/11/24 (Mon) 07:41 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
柊♪さんへ

柊さんもこの本、積読でしたか〜^^;

けっこうしっかりした本だったので、なかなか読む気になれなかったんですが…

「積読本消化計画」達成のためには読まないと!と意気込んで挑戦しました(笑)

登場人物の心情が描かれていないので多少読みづらい部分もあったんですが、

それでもチェーザレがどんな人生を送ったのか、多少なりとも理解できたようです♪



「花冠のマドンナ」!!先ほどちょっと調べてみたんですが面白そうですねぇ(*^o^*)

た、たしかに美形です!(笑)悪役で美形っていうの、nanacoのツボですよ。。。

マンガで読むとすんなり頭に入ってきそうですね〜♪

機会があったら読んでみることにします(*^ー^)ノ

2008/11/24 (Mon) 07:49 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

たぶん、惣領さんのマンガがなかったら一生この本を手にすることもなかったかも…^^;

チェーザレがどういう人物だったのか、けっこう詳しくなれましたよ(笑)

小説と歴史書の中間のような書き方でしょうか、、、けっこう淡々とした文章です。

でもやっぱり小説風に書かれているほうが好みかな、と。



そう、31歳で亡くなっちゃうんですよね。

マンガでもチェーザレが好青年として描かれているだけに、この先を読むのが怖いです(T_T)

どう頑張っても彼のその後を読むことができないんですものねぇ。。。

マンガ版の6巻が先週発売されたようですけど、まだ近くの本屋さんには入荷してないみたいで。

早く読みたいよぉ〜(ρ_−)

2008/11/24 (Mon) 07:55 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

日向永遠さんも歴史がお好きなんですね♪

ローマ人の歴史!!

nanacoも世界史は好きなので、いつか読みたいと思っているシリーズです^^

時間のある時にゆっくり、時代背景を調べながら読んでみたいですねぇ。

日本史はさっぱりなんですが、世界史は読んでいるだけでワクワクしてきます(*^_^*)



このチェーザレの本もルネサンス期についてかなり詳しく書かれているので、

日向永遠さんも機会があったら読んでみてくださいね☆

2008/11/24 (Mon) 08:41 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
エンブレムTさんへ

ふっふっふ…(* ̄m ̄)

何気にけっこう積読本減っていってるんですよ〜♪

これは、「積読本消化計画」達成できるかもしれません^^(←できると思ってなかった。笑)

でも昨日また好きな作家さんの新刊を買っちゃったし、来月はグインもでるし。。。

あっ、そろそろグインのカウントダウンを始めなくちゃ!(笑)



チェーザレは、どういう死に方をするかとかもう分かっちゃってるから、

ちょっとマンガを読むのも怖い気がするんですよね〜(-ι_- )

チェーザレ、、、美男子だし(笑)

2008/11/24 (Mon) 08:52 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

そうそう!!塩野さんはローマ人の歴史シリーズを書かれている作家さんです♪

こちらのシリーズもいつか挑戦したいと思っているんですが、ちょっと怖気づいちゃいますね(笑)

今回のチェーザレも小説という雰囲気ではなかったですが、、、

それでも「相対性理論」を読まれたpicchukoさんなら、むしろnanacoより全然理解できるかと^^;



あっ、そうそう。学生時代は世界史とっていましたよ♪

だから、世界史は大好きなんですが、どうも横のつながりが苦手なんですよね。

その時代や人物についてどんどん掘り下げていくほうがのめりこめる気がします。



美少年、美青年、美中年…(笑)

こんなにも身近なところにお仲間がいたなんて、ちょっとビックリですよね!!(^m^ )

チェーザレ、、、一体どれほどの美男子だったんでしょう?!

2008/11/24 (Mon) 09:00 | EDIT | REPLY |   
浪漫的狼  
佳人

佳人薄命って言う言葉は、男性にも当てはまるのかなって…。塩野さんのものは、歯切れがよくて痛快ですが、やはり小説のような面白さはありませんよね。

2008/11/24 (Mon) 09:15 | EDIT | REPLY |   
てんてん(^^)/  
Re:塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」♪(11/23)

この本は純粋にチェーザレが好きという著者の気持ちが溢れていて、歴史書にしては愛に溢れた文章だったですよね。半分史実、半分小説みたいな感じで私は好感持ちました。読者に想像の余地を残すような書き方ですよね。



チェーザレはやはり庶子(それも教皇の!)ということで、かなり人物像をたわめられてきた人という気がするのですよね。他の歴史書を当たるとあまりにもぼろくそで、塩野版を読んだ後に読むと同じ人物とはとても思えないほど酷い書かれ方をしています。



それにしても確かにイシュトにかぶるとこ、あるかもですね。nanaco☆さん鋭い。



私がこの本に出会ったのは高校時代、小さな駅のキオスクでした。通学で待ち合わせをしていて、毎日この本の背表紙が目に入るんです。背表紙に2行って目立ちますしね。回りが黒岩重吾だの西村京太郎ばかりの中で異彩を放っていました。1年くらい毎日眺めていたと思います。ずっとその位置から動かなくて、根負けして手に取ってしまいました。私はこの本に選ばれたのかもしれないですね。

2008/11/24 (Mon) 09:41 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
浪漫的狼さんへ

佳人薄命…まさにチェーザレはその通りの運命でしたねぇ。

法王の庶子として生まれついた時点で、もう彼の運命はある程度決められていたのかな、と。

どうやら他の歴史書ではボロクソに書かれているようですが、、、

この塩野さんの本を読んでいると、チェーザレの魅力に思わず惹き付けられちゃいますね^^

若干読みにくい部分もありましたが、彼のことをもっとよく知りたくなりました♪

2008/11/24 (Mon) 12:55 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
てんてん(^^)/さんへ

nanacoは他の作家さんの作品を読んだことがないのですが、

塩野さんのは、本当にチェーザレが好きなんだとよく伝わってきましたね^^

チェーザレというと、なんだか悪いイメージがありますけれど、、、

この本では妹への執着心なんかもサラッと書かれていたような。

それにしても父親のアレッサンドロ6世が、かなりインパクトある人物でしたね(笑)

この本を読んで、ますますチェーザレという人物が魅力的に見えてきました♪



てんてんさんはこの作品、高校時代に読まれたんですか♪駅のキオスクとはすごい!

きっと、ものすごい文学少女だったんでしょうねぇ(*^_^*)

塩野さん同様、てんてんさんのチェーザレ好きも伝わってきます☆



惣領さんのマンガ版も本当に面白いですよね!!

チェーザレがどんな人生を歩むことになるか知っているから、先を読むのが怖いですが(T_T)

6巻は、よく行く書店ではまだ入荷していないらしく、、、やっぱり田舎ですね、北海道!(笑)

2008/11/24 (Mon) 13:10 | EDIT | REPLY |   

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