村山由佳「もう一度デジャ・ヴ」読了しました♪
【もう一度デジャ・ヴ】村山由佳
テレビに映し出された風景に僕は覚えがある。行ったことはないのに、確かにこの情景を僕は知っている―。高校2年生の矢崎武志に起こったのは既視体験デジャ・ヴ。彼は意識を失う度に、はるか昔、生まれる前の世界を体験する。その世界で彼は戦国の忍びの一族だった。前世で何があったのか、なぜ過去を追体験するのか。運命の人に再び出会うため、時空を超えて駆ける永遠の恋のリフレイン。
アメーバブログのお友達月夜さんに紹介していただきました (月夜さん、ありがとうございま〜す♪)
久々に、nanacoの大好きな輪廻転生モノ。
200ページもない作品なので、あっという間に読み終えてしまいました。
テレビに映し出された、ある古い村の風景。鬱蒼と茂った森の中にある洞窟。
武志はその瞬間"自分はこの情景を知っている"と思う。
それ以来、彼は頻繁に戦国時代の夢を見るようになる。実はそれは彼の前世の記憶で…。
デジャ・ヴ(既視感)が前世の記憶、という設定が面白いですね
物語は、現代の武志の視点と、戦国忍びの世のはやての視点から交互に綴られていきます。
はやてに囚われた武家の女おりん。
敵同士でありながら2人は恋に落ちてしまうのですが、、、ベタな展開なのに凄くドキドキ。
武志の事よりも、はやてとおりんのエピソードがもっと読みたかったなぁ。
モチーフ自体はすごく好き。だからこそ、このページ数では物足りない印象です
登場人物が少ないせいか、ラストもこじつけた感が否めません。
武志クン、あなたの運命の人はその人だったんですか〜!!と、心の中でツッコんでしまった。
それにしても…このタイトルと装丁は何とかならないもんだろうか
妙に時代を感じてしまうのはnanacoだけでしょうか…(笑)
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