「アイ・アム・レジェンド」リチャード・マシスン
アイ・アム・レジェンド
著者:リチャード・マシスン
評価:
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」…突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、地球はその様相を一変した。ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に篭城し、絶望的な戦いの日々を送っていた。そんなある日…戦慄の世界を描く名作ホラー。
前に映画を観て、興味を持ったので原作にも挑戦してみました
噂には聞いていたけれど、確かに映画と比べると内容もイメージも大分違ったなぁ…。
映画では愛犬サムの存在が大きかったんだけど、原作ではサム自体登場しないんですね。
あらっ…皆さん、気付きました??
DVDのジャケットには確かにサムがいるけど、本の表紙にはいないわ!! こっちがDVD。ちゃーんとワンコがいます(笑)
映画ではラストがどうも納得できなかったので、原作に期待していましたが。
残念ながら原作もちょっぴり期待ハズレでした。 (世間一般では評価は良いようだけど…。)
映画と違って、ゾンビ(吸血鬼?)が知性と言葉を持っているので、怖さが半減しています
今さらですけど、、、本当に救いようのないお話ですねぇ。
毎晩毎晩罵倒しながら家を壊し、どうにかして侵入しようとする吸血鬼達。
世界中で正常な人間は自分1人だけ。夜は家に閉じこもり、酒に浸りながらひたすら耐える日々。
主人公ネヴィルは生にすがりついて、1人で必死に生きていくんだけど…
孤独と絶望の中で考える唯一のことが、「酒」と「女」ってどうなのよ?(笑)
妻を想って泣く場面も何だか白々しく感じられて、全く感情移入できないまま終わりました
でもラストで「アイ・アム・レジェンド」の意味が分かったので、それだけは収穫です。
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