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「五つの鍵の物語」太田忠司

ななこ


五つの鍵の物語
著者:太田忠司
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
とある場所にひっそりと佇む“五つの鍵の博物館”。収蔵されているのは、曰くありげな鍵が描かれた5枚の絵。見るものを選ぶその不思議な絵が語りはじめる―。幻のルイ十六世の鍵を求めて訪れた館で出会う意外な鍵(『十七世の鍵』)。「眠り男が、やってくる。そのときまで保管されたし」。不思議な手紙と同封されていた銀色に光る小さな鍵(『眠りの鍵』)。ほか全五編の鍵をめぐる物語。



なんとも奇妙で美しく、妖しい魅力のある不思議な短編集でしたきもち

作家というのは「妄想」が出来なくなったら終わり。
以前、某ファンタジー作家がそんなことを仰っていた記憶があります。

この作品のプロローグでは、「妄想」が尽きてしまった作家が、
ある寂れた街にひっそりと建つ五つの鍵の博物館を訪れるところから物語は始まります。

をモチーフに紡ぎだされる五つの物語 こもの
どれも幻想的で、それでいて背筋がヒヤリと寒くなるようなブラックな作品集です。


ライン


ぼたん 17世の鍵
かの有名なマリー・アントワネットと、ルイ16世の息子ルイ・シャルル。
家族と引き離され塔に1人幽閉されたまま、10歳という若さで亡くなった悲劇の王太子。
歴史の裏に本当にこんな物語があったとしたら、、、と思うの背筋が寒くなりますね。


ぼたん 黒曜の鍵
映画「CUBE」に似てる!目が覚めると、見たこともない部屋に閉じ込められている記憶を失った男女。
見渡す限り沢山のドアがあるんだけど、行けども行けども同じような部屋ばかり。
この謎を解くのは、何故か1人1人が持っている数字の書かれた鍵のみ。さて、どうする?


ぼたん 眠りの鍵
設定が現代なだけに、実際に起こりそうな話で怖いですよ~かお
ある日突然届いた、送り主の不明な紫色の封筒。その中に入っていたのは一つの鍵。
その日から麻美は「眠り男」に追いかけられる、という奇妙な夢を見るようになるが。。。


ライン


上記3つの作品が、特にお気に入りですきもち

どれもサラッと読める短編なので、是非読んでみて下さい!寝しなに1編なんてイイかも。
「眠り男」が夢に出てくるかもしれませんがね……(笑)


五つの鍵の物語 (講談社ノベルス)五つの鍵の物語 (講談社ノベルス)
太田 忠司

講談社 2007-12-07
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Comments 16

There are no comments yet.
picchuko  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

なんとも不思議な物語ですね。

私も「17世の鍵」が最も気になります。

何と言っても、その背景になっているマリーアントワネットとフランス革命に興味があります。

どんな物語が隠されているのでしょう、、。



そうそう、最近ちょっと面白そうな本を手にしました。

「世界悪女大全」。主に西洋の、それはそれは想像を絶する魅力いっぱいの悪女達にはまってます☆

nanacoさんもお暇な時にぜひ。これは実話です。

だから余計に面白いですよ。

2008/02/13 (Wed) 21:18 | EDIT | REPLY |   
☆ちこ  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

おおー!ベルばらファンの私としては、これはとても萌えな本です。

短編集なのもいいですね。

読むのが遅い私にぴったりかも。

2008/02/13 (Wed) 21:58 | EDIT | REPLY |   
エンブレムT  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

短編だけど、どれも印象的な話みたいですねー。

なんかちょっと悪夢ちっく?

眠る前に読んだら、確実に夢にでてくる感じがしてイヤかもwww

2008/02/13 (Wed) 22:38 | EDIT | REPLY |   
Cedie  
不思議な物語です

こんばんは。いつもありがとうございます。



太田忠司さんの本は読んだことありませんが、

nanaco☆さんの評価を見る限り、読んでもいいかもと思っています。しかしホラー??



寝る前に読むのはちょっとコワいかも(>_<)



nanaco☆さんはいつもいろんな方の本を読んでいるので、すごいです!わたしは知らない方の本を読むときはいつもドキドキします。イヤになったりせず最後まで読みきれるかと不安に駆られちゃうんですね(笑)







2008/02/13 (Wed) 22:53 | EDIT | REPLY |   
ちゃと屋  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

これも面白そうな本ですね♪

ブラックってところにちょっと惹かれます

nanaco☆さんの紹介を読むとこの小説ってくらくらしそうな感じ(←目が回るというかなんというか)

最近あまりくらくらするような小説を読んでないんで、これは良さそうだわぁ^^

2008/02/13 (Wed) 23:08 | EDIT | REPLY |   
hina_max  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

こんばんは!

太田忠司さん、読んだ事ありません。

で先日、面白そうなので”奇談蒐集家”と言う本を買いました。こちら連作短編集です。近々、ブログにアップしますね。



この本も面白そうですね。読みたいです。(*^_^*)

2008/02/13 (Wed) 23:19 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

こんばんは〜♪



ちょっと怖そうだけど、

面白そうな本ですね^^

不思議な話も大好きだし。。。

「17世の鍵」と「黒曜の鍵」の話が気になります♪

今度、本屋さんで探してみますね(*^−^*)

2008/02/14 (Thu) 18:09 | EDIT | REPLY |   
anna2号  
Re:「五つの鍵の物語」読みました♪(02/13)

なんだか気になるお話ですね。

鍵って不思議な存在ですよね。

整理していて、どこのものともわからない鍵が出てくると、

いろいろ想像しちゃったり。

太田さんの作品は読んだことがないんですが、

ちょっとチャレンジしてみたくなりました。

2008/02/14 (Thu) 18:36 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

「17世の鍵」一番面白かったです(*^o^*)

フランス革命の部分って複雑だけどすごく面白いですよね。

マリー・アントワネットはよく映画化されていますね!

夫を愛さず贅沢三昧だった彼女も次男のルイ・シャルルには惜しみない愛情を注いでいたとのこと…。

歴史上ではとんでもなく"悪女"とされていますが実際のところどうだったんでしょう??

picchukoさんの仰っておられる「世界悪女大全」!書店で見てすごく気になっていました。

picchukoさんオススメならぜひ読んでみなくては!!「流血のメアリ」とか出ていそうだわ…。



この本を書いている桐生操さんの「世界史怖くて不思議なお話」という本を昔読んだことがあります。

「この話本当か…?」と疑わしくなるようなものも多いですが(笑)この本のおかげで世界史に興味を持ったようなものです^^;

とにかく面白いんですよね〜♪

picchukoさんも機会があったら是非読んでみてくださいね☆

今も売ってるかしら…?読んだのはもしかしたら10年ぐらい前かもしれないですが。

2008/02/14 (Thu) 19:42 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
☆ちこさんへ

ちこさんはベルばらファンですものね♪

この作品の一番最初の短編が「17世の鍵」というのが良かったです。

なんだかあっという間に過去の妖しい世界へと引き寄せられてしまうようです…

一つ一つの短編は本当に短いので、手が空いたときにサラッと読めちゃいますよ(*^o^*)

2008/02/14 (Thu) 19:48 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
エンブレムTさんへ

ひとつひとつが本当に悪夢のようでした〜^^;

寝る前に読む本って、絶対夢に影響与えますよね!

できることなら「銀の犬」みたいなあたたかい夢がいいなぁ…。

ホラーみたいに「怖い」って感じはしなかったんですが、「ゾクッ」と鳥肌が立つような感覚です。

あ、それって怖いってこと??(笑)

これを映画化したらきっと"洋画サスペンス"に分類されるんだろうなぁ…と、どうでもイイことを考えてしまいますw

2008/02/14 (Thu) 19:53 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cedieさんへ

私も太田さんの作品は実は初めてなんです…^^

初めての作家さんって「自分と相性が合うかな?」なんてちょっと手探りな感じでドキドキしちゃいますよねぇ。

私も辻村さんとの出会いはごく最近なのにもう既に全幅の信頼を置いてます(笑)



太田さんは、辻村さんみたいに「おぉ!これは!」という感じではなかったですが、違う作品も読んでみたいなと思わせる作家さんでした(*^_^*)

今回はホラーというかミステリ風でしたが、違う作品はどうなんでしょ?

ちょっと気になっています。

2008/02/14 (Thu) 19:57 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
ちゃと屋さんへ

確かに!クラクラする小説かもしれないです(笑)

なんだか「怖い」というよりも「奇妙」という印象でした。

あ、「世にも奇妙な物語」みたいな感じでしょうか。

普段ファンタジーばっかり読んでいると、たまにはこういうブラックな作品も読みたくなるんですよねぇd(>_< )

で、ちょっと落ち込み気味になってまたファンタジーに戻ってみたり(笑)

私の読書はたいていそういうパターンです。。。

2008/02/14 (Thu) 20:00 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
hina_maxさんへ

私も太田さんの作品は今回初めてだったのですが…

なかなか良いスタートを切れたようです♪

「奇談蒐集家」もなんだか不思議テイストで面白そうですね。

読み終えたら是非感想UPしてくだいね!楽しみにしています(=^^=)



それにしても初めての作家さんって本当に緊張しますね。

私の最悪の出会いは石田衣良さんの「LAST」でした…。

あまりに自分に合わない本だったので、石田さんは未だに苦手意識があります。(もしかすると村上春樹さん以上に…笑)

2008/02/14 (Thu) 20:04 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

なかなか面白い本でしたよ〜♪

「17世の鍵」を読んでいて、思わずmiwaさんが読まれていた「ブルボンの封印」を思い出しちゃいました(*^_^*)

やっぱりこの時代って陰謀だらけだったのかな、と。

幼い頃に両親と無理やり引き離されて、王にさせられ、挙句の果てに幽閉されて亡くなったルイ・シャルル…

短いのにあまりにも波瀾に満ちた人生ですよね(T_T)

本屋さんで見かけたら是非読んでみてくださいね。

きっとノベルスのコーナーにあります☆

2008/02/14 (Thu) 20:10 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
anna2号さんへ

確かに、机を整理していて知らない鍵がでてきたら「ん?これはどこの鍵??」って必死になって合う場所を探しちゃいますよね(笑)

この物語の主人公も「鍵」に魅せられてしまった一人なのですね。

とはいえ「鍵」にかなりの思い入れと執着心を持っていたようなので、私のお気楽な考え方とは大分違うようですがw

なんとも奇妙で不思議なお話でした(⌒o⌒;A

機会があったら是非読んでみてくださいね。一気に異世界に引きずりこまれますよ(笑)

2008/02/14 (Thu) 20:17 | EDIT | REPLY |   

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