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『一九八四年』ジョージ・オーウェル

ななこ



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
“ビッグ・ブラザー”率いる党が支配する全体主義的近未来。ウィンストン・スミスは真理省記録局に勤務する党員で、歴史の改竄が仕事だった。彼は、完璧な屈従を強いる体制に以前より不満を抱いていた。ある時、奔放な美女ジュリアと恋に落ちたことを契機に、彼は伝説的な裏切り者が組織したと噂される反政府地下活動に惹かれるようになるが…。二十世紀世界文学の最高傑作が新訳版で登場。


20世紀世界文学至高と名高い名作SF



もうずいぶん前に読んだのですが、レビュー書くのを忘れていたようです!
自分の記録のためにも、念のため残しておくことにします。

実はこの『一九八四年』長いこと積読になっていたんですが、
トランプ政権誕生時に「まるで予言の書だ」ということで再びベストセラーになったことを聞き、
ようやく重い腰を上げることにしました。いや〜何となく食指が動かなかったんですよね(笑)

何で今まで読まなかったんだろう、これはディストピア小説の金字塔と言っても良いのではないでしょうか?
徹底的な統制社会。24時間監視されていない時はなく、家族ですら信用できず日々告発に怯えるような世界。

監視された社会がベースになった作品は、本でも映画でも多々ありますよね、
それらの作品の原型なのでは、と思うほどに徹底的に狂気じみた社会(変な言い方だなw)が描かれていました。
なんか、アメリカっていうよりも北朝鮮を想像しちゃったな。


これが未来の世界の形ならば最悪。



本作では、「ビッグ・ブラザー」という架空の人物が率いる党が国を支配しています。
主人公ウィンストンが勤務する真理省の仕事は、「歴史を改ざんすること」。何という矛盾!
彼が党の体制に疑問を持ち始めるところから物語は始まります。

記録は日々党の都合の良いように改ざんされ、日記などをつけることも許されないので、
信じられるのは自分の記憶だけ……だけれども、果たしてそれは確かなことなのか?

2+2=4というのは当たり前のことだけど、それがある日2+2=5だ!と言われたら?
いくら探せど証拠はなく、偉い人はそれが正しいのだから信じろという。
記憶以外に真実を立証するものがないなんて、頭がおかしくなりそうΣ(゚皿゚)

ある意味、洗脳ですね。
精神、思考だけは自由のはずなのに、昨今のAI技術の進歩でそれすらも危うくなっている。
作者のジョージ・オーウェルは、この作品を1949年に書いているという驚き!!!

これが「予言の書」と話題になっているのも頷ける一冊。
……が、これが近未来の姿ならばもう世界は終わりだ(笑)


ディストピア小説のおすすめ



「ディストピア」とは「ユートピア」の反対の意味で、徹底的な管理社会の意味。
こういう作品が好きならば、いくつかおすすめがあるので参考にしてみてください!

「華氏451度」(レイ・ブラッドベリ)
「ザ・ロード」(コーマック・マッカーシー)
「WOOL」(ヒュー・ハウイー)
「新世界より」(貴志祐介)
「ハーモニー」(伊藤計劃)

皆さんも、おすすめのディストピア小説があればぜひ教えてください!!


個人的評価:★★★★
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Posted byななこ

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