06
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
<< >>


--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016.11.26 *Sat*

『夢みる葦笛』上田早夕里


夢みる葦笛

上田 早夕里 光文社 2016-09-15
売り上げランキング : 29586
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
決して相容れぬモノたちが異形と幻想の物語を彩る、珠玉のSF短編集!
アマチュア音楽家の亜紀が街中で遭遇した人型の白いモノ。イソギンチャクのような頭を持つ奇妙な生物の正体とは!? 日本SF大賞受賞作家の真骨頂! 人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―― あなたの想像を超える全10編を収録!
【目次】
夢みる葦笛/眼神/完全なる脳髄/石繭/氷波/滑車の地/プテロス/楽園(パラディスス)/上海フランス租界祁斉路320号/アステロイド・ツリーの彼方へ


めちゃめちゃ面白かった!!!

今年読んだ中でも、おそらくNO.1になるかなというところです。
(今恩田さんの『蜜蜂と遠雷』を読んでるから、それにかかってるかな。笑)

上田さんといえば『魚舟・獣舟』という、素晴らしい作品との出会いに始まり、
しばらくSF作品を追っかけてきましたが、そのどれもが最高級の作品でした。
そして今作、またもや名作が生まれてしまいました・・・!!

表紙絵の美しさ、タイトルの秀逸さもさる事ながら、
近未来SF、地下都市、近い将来に実現するであろう人工知性など、
短編ながらも全て長編のような重厚さを持った、素晴らしい作品集に仕上がっています。

ホラーからSFまで珠玉の短編集



10の短編が収められていますが、ホラーテイストのものからSFまで網羅されています。
特に自分好みだったもの↓

『夢みる葦笛』…ホラーテイストの表題作は、インパクトたっぷり。
町中にイソギンチャクのような、人間のような不気味な生き物が増える話。
人々を幸せな気持ちにさせるその歌声に、亜紀は嫌悪感を抱く。

『眼神(マナガミ)』…まるで伝奇を読んでいるような、というのが第一印象。
山白朝子さん(乙一さん別名義)が描く物語に雰囲気が似ていて、とても好みでした。
村に残る奇妙な風習。<橋渡り>の儀式。勲ちゃんの手紙に涙が出ました。

『上海フランス租界祁斉路320号』…最初はね、「これがSFなの?」と思うんですよ。
1931年、上海。日本の科学者は、上海に日中共同の研究所を開設するが……
上海の猥雑さ、混沌。どこか妖艶さすら感じさせるこの空気が気に入っています。

『氷波』…地球から遠く離れた衛星に配置された人工知性のお話。
タイトルからは想像もできないような、暖かな読後感がしばらく余韻として残りました。
いつの日か、暖かな海を感じられる日が来るんだろうか。

『滑車の地』…荒廃した地、泥の中を蠢めく奇怪な生き物、地下都市。
いやーこの素晴らしい世界観を作ってくれた上田さんに、感謝の気持ちでいっぱい(笑)
なんとも言えぬ後味が残る作品で、これは是非長編で読みたいと思いました。

個人的評価:ほしほし

ライン

≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ



関連記事

COMMENT

ななこさん、こんにちは。

今年読んだ中でも、おそらくNO.1とは・・・
すごい評価ですね。

わたしは今『本好きの下剋上』にはまっていますが、
ホラーからSFまで気になりますね。
この方の本は未だ未読なのでまた開拓していきたいと思います。
by Cedie #SFo5/nok
2016/11/26(土) 14:17 [Edit
Cedieさんへ
Cedieさん、こんにちは!
お返事が遅れてしまってごめんなさい(>Д<)

>今年読んだ中でも、おそらくNO.1とは・・・
>すごい評価ですね。

今年は実はあまり本を読めていないので偉そうなことは言えないのですが。笑
もともと上田さんのSFは好きですが、その中でもかなり好みのタイプの作品でした!
この作家さん、色々なジャンルを書かれているようなので、ぜひお気に入りを見つけてください(´∀`*)

>わたしは今『本好きの下剋上』にはまっていますが

おぉ、『本好きの下剋上』!
私も原作積んでいます〜一足先にコミック版を読んでいますが、これ面白いですよねぇ♪
個人的には本がないよりもお風呂にろくに入れないという方が気になって仕方がないのですが(笑)

12月はあっという間に過ぎていきますね。
今年は全然本が読めない年だったので、来年こそは!と思っています。
by ななこ #-
2016/12/11(日) 12:31 [Edit

Comment Form


秘密にする
 


TRACKBACK

TrackBack List



ブログパーツ

遊びに来てくれてありがとう☆

プロフィール

ななこ

Author:ななこ
本のレビューを中心に
のんびりと更新しています。

ミステリ、ファンタジー、SF等
ふと現実を忘れられる作品が好きです。
コメント&トラックバック、大歓迎!

積読本消化計画
2016年も始めました!


☆ななこの自己紹介☆

プロフ


☆心に残った言葉☆
随時更新中!


entry_img_1396.jpg


☆ランキング参加中です☆

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビューの評価について

基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

作者・作品別INDEX

アリスドーム

お友達&よく遊びに行くサイト

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
941位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ミステリー
25位
アクセスランキングを見る>>

人気ページランキング

よく遊びに来て頂いているページです♪

只今読書中!

nanacoの今読んでる本

最近読んだ本


nanacoの最近読んだ本

最近観た映画

nanacoの最近観たビデオ

twitter

◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

メールフォーム

お気軽にメッセージ下さいね♪

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

01  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Copyright © ++薫風日記++ All Rights Reserved.
テンプレート:サリイ (ブログ限定配布版 / 素材: Bee)    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。