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2016.09.17 *Sat*

『深泥丘奇談・続々』綾辻行人


深泥丘奇談・続々 (幽BOOKS)

綾辻 行人 KADOKAWA/角川書店 2016-08-01
売り上げランキング : 117276
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
鬼才、綾辻行人の奇なる跳躍!“もう一つの、ありうべからざる京都”に住まうミステリ作家が遭遇する、奇天烈な怪異の数々。当惑と恐怖、驚愕と忘却の繰り返しのうちに月日は流れ…ついに“世界”は、目眩く終焉を迎える―!?破格の怪談絵巻、待望の第三集にして完結篇。
【目次】
タマミフル/忘却と追憶/減らない謎/死後の夢/カンヅメ奇談/海鳴り/夜泳ぐ/猫密室/ねこしずめ



『深泥丘奇談』『深泥丘奇談・続』に続く完結編ですきもち

ホラーというよりも、タイトルにあるように「奇談」というのがしっくりきますね。
"もう一つの、ありうべからざる京都"を舞台に、ミステリ作家(綾辻さんがモデル)が出会う
様々な怪異や不思議な出来事を描いた作品です。

1作目を読んだ時は、夢と現実が曖昧になったような世界観に慣れず、
「オチなし、山場なし(´・ω・`)」と、かなり失礼な事を思っていたんですけど(笑)

2作目、3作目を読んでいくにつれて、
この薄ぼんやりとした奇妙な空気が、だんだんと心地良くなってきて・・・
読み終えた頃には、まだまだこの世界に浸っていたいという気持ちにさせられました。


奇妙なお話の玉手箱



今作は9つの短編が収められていますが、
独立しているように見えるものの、お話同士が少しずつリンクしているのが面白い!

ぼたん 記憶を司るという奇妙な<面>に惑わされる『忘却と追憶』
ぼたん 交通事故で死んでしまい、死後の世界に行ったと思いきや・・・『死後の夢』
ぼたん 老舗ホテルのプールで、深夜に起きた恐怖を描く『夜泳ぐ』
ぼたん プロットとはこんな風にして作られるのかと感心した『猫密室』
ぼたん 想像すると妙にシュールで可愛い!?猫好きは必読の『ねこしずめ』

このあたりが特にお気に入りでしたねー
前2作と比べると、コミカルな描写も増えていてとても楽しめました。
『猫密室』は、是非綾辻さん短編で出して下さい。読んでみたい!!


今回も装丁にうっとり



このシリーズのブックデザインは、全て祖父江慎さんが担当されていますこもの

これね、電子書籍なんかじゃなくて、ちゃんと紙の本を手に取って欲しい!!
中のページからカバー下に至るまで、隅々まで手を抜いていないんですよね~。
手触りまで違って、視覚でも触覚でも楽しめるというこだわりっぷり。

作中にもあちこちにイラストが散りばめられていて、遊び心たっぷりです。
今回も「やっぱり紙の本っていいな」と実感できる作品でした。

シリーズはこれにて一旦完結らしいですが、
あとがきによると、もしかしたら続きを書くかも?いや、どうかな?・・・と、
これまたこの本に相応しい、ぼんやりとした曖昧さで幕を下ろしました(笑)

個人的評価:ほし

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COMMENT

まか不思議なまま終わっちゃいましたね
装丁すばらしいですよね、やはり文庫より単行本のほうがデザインが
素敵ですよね、他の作家さんの作品も単行本のデザイン日から入って
ますよね、やはり最初に本屋に並ぶのは単行本ですしそこで
目立つことが大事ですしね、逆に文庫本でお気に入りは
有栖川有栖さんの国名シリーズは文庫のデザインのほうが
好きです
綾辻さんだと囁きシリーズなんて文庫のデザイン素敵ですね

この作品は完結ですが短編同様曖昧なまま終わっちゃいましたね
というか終わった気がしないのですがそこがこのシリーズの
良いところかも
by ねむりねこ #-
2016/09/25(日) 19:33 [Edit
ねむりねこさんへ
ねむりねこさん、こんばんは!

>装丁すばらしいですよね、やはり文庫より単行本のほうがデザインが
>素敵ですよね

このシリーズは、単行本の装丁が本当に素敵ですよね!
カバー下まですごく凝っていて、手に取って隅々まで眺めるので面白いです(*´∀`*)
深泥丘シリーズの文庫は、確か遠田志帆さんのイラストでしたよね。
好きなイラストレーターさんではあるんですが、やっぱり単行本の印象が強いかったです!

>有栖川有栖さんの国名シリーズは文庫のデザインのほうが
>好きです

ハッ…恥ずかしながら読んでいないんですよ、有栖川有栖さん^^;
ただ、文庫はよく書店で見かけるので気になってはいました。素敵なデザインですよね!
これも来年こそは読むぞーー

>綾辻さんだと囁きシリーズなんて文庫のデザイン素敵ですね

ちょっと不気味な表紙ですね、あれもインパクトありますよね~(つ∀-)
あと館シリーズの新装版の表紙デザインも好きだったりします。
『殺人鬼』の新装版(これも遠田志帆さんかな)は、怖すぎる……(笑)

>この作品は完結ですが短編同様曖昧なまま終わっちゃいましたね
>というか終わった気がしないのですがそこがこのシリーズの
>良いところかも

スッキリしないまま終わってしまったのが、またこのシリーズに相応しいというか、、、
でもまた数年後にひょっこり新作が出たりすると嬉しいなぁなんて思います!
夏~秋の始めにかけて読むのにぴったりのシリーズでしたね。
改めて最初から再読してみたいです♪^^
by ななこ #-
2016/09/25(日) 21:27 [Edit

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著者:綾辻行人 出版社:KADOKAWA 初版:(2016年) 形態:単行本 単行本:- - - - - 他出版:なし シリーズ:深泥丘忌憚シリーズ ジャンル:ホラー 【あらすじ】 鬼才、綾辻行人の奇なる跳躍!“もう一つの、ありうべからざる京都”に住まうミス テリ作家が遭遇する、奇天烈な怪異の数々。当惑と恐怖、驚愕と忘却の繰り返し のうちに月日は流れ…ついに“世界”...
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レビューの評価について

基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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