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『挫折を経て、猫は丸くなった。』天久聖一・編

ななこ



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
一瞬で読める、自由で楽しい416の物語。書かれているのは冒頭だけ。続きは読み手のイマジネーション次第。選りすぐりの新しい文学、ここに集う!


完璧にジャケ買い(*´∀`*)

だって、こんな真ん丸の目をしたネコちゃんに見つめられたら・・・!
ネコ好きじゃなくても買わずにはいられないですよ。(ネコ好きだけど。笑)

というわけで、ほぼ予備知識のないまま購入してしまったというツワモノですが、
これがまたすごく面白くて、あっという間に読み終わってしまいました。

「書き出し小説」という、物語の最初の一文だけを集めたちょっと特殊な作品。
最初は、現存する小説の中で印象的な書き出しを集めたものかと思っていたんですが、
どうやらこの企画のために、一般から募集された作品の中から厳選したようです。


挫折を経て、猫は丸くなった。



こんな印象的な書き出しで始まったら、一体どんな物語なんだろう?と思いますよね。

最初のワンフレーズで、無限に想像が広がりイマジネーションが刺激されます!
ある意味、たった一文だけで読者の心を掴まなきゃいけないんだから、
作者の全てが詰まった渾身の作品である必要がありますね!(笑)

この本には416本の書き出しが収められているんですが、
中でもちょっと気に入っているものを一部抜粋。

上陸した猫は、各地に深い爪痕を残していった。(P23)
猫がやらかした事に対する絶望と、作者さんの猫好きが伝わる書き出しですね。
何となく主人公は若い男の子のような気がする。(完璧な妄想

「いいか、おまえは何もするな」未来から来た自分に言われた。(P51)
未来の自分、一体何をしてしまったんだ!?このままいくと何かとんでもない事が起こる。
どうやらタイムトラベルが可能になったSF設定らしい。続きが気になるぞー

もう米のことなどどうでもいい平八郎だった。(P118)
何が起こった、大塩平八郎(笑)


自分のお気に入りの書き出しは



皆さん、最初の書き出しが印象的だった本ってありますか??
普段は意識しないんだけど、時々「オッ(・∀・)」と思うような書き出しに出会う事があります。

昔、こちらのブログで最初の1行目から引き込まれる本を紹介したことがありますが、
『グイン・サーガ』(栗本薫)・・・「それは― ≪異形≫であった。」
『屍鬼』(小野不由美)・・・「村は死によって包囲されている。」
特にこの2つのフレーズは何年経っても、鮮明に記憶に残っています。

インパクトのある書き出しに出会ったら、メモしておくと面白いかもしれませんね。
数年後に、そのメモを眺めて思いを巡らすのも楽しそうー!


個人的評価:ほし

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Posted byななこ

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