FC2ブログ
Welcome to my blog

『史記 武帝紀 1』北方謙三

ななこ


史記 武帝紀 1 (時代小説文庫)

北方 謙三 角川春樹事務所 2013-04-11
売り上げランキング : 199619
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
匈奴の侵攻に脅かされた前漢の時代。武帝劉徹の寵愛を受ける衛子夫の弟・衛青は、大長公主(先帝の姉)の嫉妬により、屋敷に拉致され、拷問を受けていた。脱出の機会を窺っていた衛青は、仲間の助けを得て、巧みな作戦で八十人の兵をかわし、その場を切り抜けるのだった。後日、屋敷からの脱出を帝に認められた衛青は、軍人として生きる道を与えられる。奴僕として生きてきた男に訪れた千載一遇の機会。匈奴との熾烈な戦いを宿命づけられた男は、時代に新たな風を起こす。北方版『史記』、待望の文庫化。


積読本消化計画3冊目。残り77冊。

『三国志』『水滸伝』、・・・と、北方ハードボイルドにとことんハマりましたかお

北方さんの本を読み始めたらノンストップ!!続きが気になって仕方がないきもち
という以前の教訓があったため、今回は全7巻揃えてからの挑戦です(笑)

『三国志』だって『水滸伝』だって、もともとそんな詳しいわけではなかった。
それでも読み始めたら、関羽や周瑜、林冲や史進のファンになるほどにハマりましたかお
今回はさらによく分からない、漢の武帝の時代のお話。さて、どーなるか!?

面白い、面白い、面白い。

馴染みのない時代にもかかわらず、スッとこの時代に入り込めるのは、
やっぱり一切の無駄をそぎ落とした北方さんの筆力のおかげ、なんでしょうねこもの

漢の若き青年皇帝・劉徹(りゅうてつ)の治世、何度も匈奴が攻めてくるような時代。
そんな中、奴僕同然に育った衛青(えいせい)が、匈奴との戦いでメキメキと頭角を現します。
常に沈着冷静で、時には全体の利益になるなら冷酷とも思える判断もする。

帝に物怖じしないで、どこまでも飄々と「自分ならできる」と言ってのける。
そして有言実行。衛青の匈奴への侵攻距離2500里って!1里=400mとすると・・・
1000km移動したのか?車じゃないよね?(笑)人間じゃない(゚〇゚;)

衛青の甥っ子の霍去病(かくきょへい)は、まだ少年ながら大物の片鱗を覗かせているし。
劉徹の侍中である桑弘羊(そうこうよう)は、商人の子だからちゃんと国の利益が見えている。
全体的に、中心となる登場人物がみんな若いから、すっごい勢いがあるんですよ~きもち

同時進行で進められる張騫(ちょうけん)の旅も、凄まじいものがありますきもち
匈奴を挟み撃ちにしたいということで、砂漠を超えて大月氏国へ使節として旅立つんだけど。
出発から11年経ってなお、役目を果たそうとする。砂漠の旅はかなり過酷ね・・・

こうやって書いてると、匈奴が敵側と思いがちなんですが、
北方さんの凄いところは、匈奴の視点からも物語が進められていく所なんですよねぇ。

頂点に立つ匈奴の王・軍臣(ぐんしん)、兄を支える有能な弟・伊穉斜(いちさ)、
おデブ(?)でお気楽な軍臣の息子・於単(おぜん)・・・等々、こちらのパートも面白い。

さて、2巻ではどんな展開が待っているのか??
面白くて、ついついレビューに熱が入ってしまいました・・・!!(笑)

個人的評価:ほし

ライン

≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

関連記事

Comments 2

There are no comments yet.
チルネコ  

おぉ~ハードボイルド~(笑)僕は三国志や項羽と劉邦などの中国史は好んで読んでいたのですが、漢の武帝辺りはノーマークです。挙げられてる人物も皆存じ上げないですし(漢字変換ご苦労様でしたw)。でもどの時代にも匈奴はいたのですね。

2016/02/08 (Mon) 19:22 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
チルネコさんへ

チルネコさん、こんばんは!

ふふふ、先日読んだ『李歐』がハードボイルドだったので、何だか続けて読みたくなって(笑)
ハードボイルドといえば北方先生です(* ̄∇ ̄*)本当に登場人物がカッコイイ!

>僕は三国志や項羽と劉邦などの中国史は好んで読んでいたのですが、漢の武帝辺りはノーマークです。

おぉ、チルネコさんも三国志読まれていたんですね♪
私は北方版三国志を読んだ後に、吉川版三国志も読んでみたんですが、、、
やっぱり生き生きとしたとてつもなく格好良い漢達を描いたのは北方さんでした。

今回の『史記』は完璧にノーマークで、少々不安もあったのですが、
最初から引き込まれて、中盤以降はもう寝る間も惜しんで読み耽ってしまいました!
自分の中にある読書熱を再燃してくれた北方さんには感謝感謝です*^^*

>挙げられてる人物も皆存じ上げないですし(漢字変換ご苦労様でしたw)。

はい、正直漢字めちゃめちゃ難しいです(笑)
フリガナを書いているのも、自分で後から分からなくなるからなんですよ('ー')ニヤリ
霍去病(かくきょへい)とか伊穉斜(いちさ)とか、油断したらすぐ忘れます。。。
匈奴側の視点から描かれたパートも面白いです!

全7巻、まだまだ楽しめると思うとワクワクします~^^

2016/02/08 (Mon) 20:12 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply