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2016.02.07 *Sun*

『史記 武帝紀 1』北方謙三


史記 武帝紀 1 (時代小説文庫)

北方 謙三 角川春樹事務所 2013-04-11
売り上げランキング : 199619
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
匈奴の侵攻に脅かされた前漢の時代。武帝劉徹の寵愛を受ける衛子夫の弟・衛青は、大長公主(先帝の姉)の嫉妬により、屋敷に拉致され、拷問を受けていた。脱出の機会を窺っていた衛青は、仲間の助けを得て、巧みな作戦で八十人の兵をかわし、その場を切り抜けるのだった。後日、屋敷からの脱出を帝に認められた衛青は、軍人として生きる道を与えられる。奴僕として生きてきた男に訪れた千載一遇の機会。匈奴との熾烈な戦いを宿命づけられた男は、時代に新たな風を起こす。北方版『史記』、待望の文庫化。


積読本消化計画3冊目。残り77冊。

『三国志』『水滸伝』、・・・と、北方ハードボイルドにとことんハマりましたかお

北方さんの本を読み始めたらノンストップ!!続きが気になって仕方がないきもち
という以前の教訓があったため、今回は全7巻揃えてからの挑戦です(笑)

『三国志』だって『水滸伝』だって、もともとそんな詳しいわけではなかった。
それでも読み始めたら、関羽や周瑜、林冲や史進のファンになるほどにハマりましたかお
今回はさらによく分からない、漢の武帝の時代のお話。さて、どーなるか!?

面白い、面白い、面白い。

馴染みのない時代にもかかわらず、スッとこの時代に入り込めるのは、
やっぱり一切の無駄をそぎ落とした北方さんの筆力のおかげ、なんでしょうねこもの

漢の若き青年皇帝・劉徹(りゅうてつ)の治世、何度も匈奴が攻めてくるような時代。
そんな中、奴僕同然に育った衛青(えいせい)が、匈奴との戦いでメキメキと頭角を現します。
常に沈着冷静で、時には全体の利益になるなら冷酷とも思える判断もする。

帝に物怖じしないで、どこまでも飄々と「自分ならできる」と言ってのける。
そして有言実行。衛青の匈奴への侵攻距離2500里って!1里=400mとすると・・・
1000km移動したのか?車じゃないよね?(笑)人間じゃない(゚〇゚;)

衛青の甥っ子の霍去病(かくきょへい)は、まだ少年ながら大物の片鱗を覗かせているし。
劉徹の侍中である桑弘羊(そうこうよう)は、商人の子だからちゃんと国の利益が見えている。
全体的に、中心となる登場人物がみんな若いから、すっごい勢いがあるんですよ~きもち

同時進行で進められる張騫(ちょうけん)の旅も、凄まじいものがありますきもち
匈奴を挟み撃ちにしたいということで、砂漠を超えて大月氏国へ使節として旅立つんだけど。
出発から11年経ってなお、役目を果たそうとする。砂漠の旅はかなり過酷ね・・・

こうやって書いてると、匈奴が敵側と思いがちなんですが、
北方さんの凄いところは、匈奴の視点からも物語が進められていく所なんですよねぇ。

頂点に立つ匈奴の王・軍臣(ぐんしん)、兄を支える有能な弟・伊穉斜(いちさ)、
おデブ(?)でお気楽な軍臣の息子・於単(おぜん)・・・等々、こちらのパートも面白い。

さて、2巻ではどんな展開が待っているのか??
面白くて、ついついレビューに熱が入ってしまいました・・・!!(笑)

個人的評価:ほし

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tag : 史記  北方謙三 

COMMENT

おぉ~ハードボイルド~(笑)僕は三国志や項羽と劉邦などの中国史は好んで読んでいたのですが、漢の武帝辺りはノーマークです。挙げられてる人物も皆存じ上げないですし(漢字変換ご苦労様でしたw)。でもどの時代にも匈奴はいたのですね。
by チルネコ #-
2016/02/08(月) 19:22 [Edit
チルネコさんへ
チルネコさん、こんばんは!

ふふふ、先日読んだ『李歐』がハードボイルドだったので、何だか続けて読みたくなって(笑)
ハードボイルドといえば北方先生です(* ̄∇ ̄*)本当に登場人物がカッコイイ!

>僕は三国志や項羽と劉邦などの中国史は好んで読んでいたのですが、漢の武帝辺りはノーマークです。

おぉ、チルネコさんも三国志読まれていたんですね♪
私は北方版三国志を読んだ後に、吉川版三国志も読んでみたんですが、、、
やっぱり生き生きとしたとてつもなく格好良い漢達を描いたのは北方さんでした。

今回の『史記』は完璧にノーマークで、少々不安もあったのですが、
最初から引き込まれて、中盤以降はもう寝る間も惜しんで読み耽ってしまいました!
自分の中にある読書熱を再燃してくれた北方さんには感謝感謝です*^^*

>挙げられてる人物も皆存じ上げないですし(漢字変換ご苦労様でしたw)。

はい、正直漢字めちゃめちゃ難しいです(笑)
フリガナを書いているのも、自分で後から分からなくなるからなんですよ('ー')ニヤリ
霍去病(かくきょへい)とか伊穉斜(いちさ)とか、油断したらすぐ忘れます。。。
匈奴側の視点から描かれたパートも面白いです!

全7巻、まだまだ楽しめると思うとワクワクします~^^
by nanaco☆ #-
2016/02/08(月) 20:12 [Edit

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1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

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◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
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もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

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