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『百年法』山田宗樹

ななこ



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
不老化処置を受けた国民は処置後百年を以て死ななければならない―国力増大を目的とした「百年法」が成立した日本に、最初の百年目が訪れようとしていた。 処置を施され、外見は若いままの母親は「強制の死」の前夜、最愛の息子との別れを惜しみ、官僚は葛藤を胸に責務をこなし、政治家は思惑のため暗躍し、テロ リストは力で理想の世界を目指す…。来るべき時代と翻弄される人間を描く、衝撃のエンターテインメント!


前に、ブログのお友達にオススメされて気になっていた作品。
やっとよめたどーーかお

山田宗樹さん、初めての作家さんだったんだけどすごく面白かった!
最近メッキリ活字が読めていない私にも、スルスル読めちゃいましたよ。

主語がなくて、誰がしゃべってるのか分からない時が多々あったんだけど、
それは自分の読解力が著しく落ちている証拠という事で(笑)
この本には、何の責任もありませぬ・・・きもち


舞台は、不老不死が実現した世界。
秦の始皇帝の時代から、人間が求め続けてきた夢のような話が実現したら・・・
一体どうなってしまうのか!?というのを描いたSF作品です。

不老不死が実現したら、見た目は若者でも中身は100歳を超える老人、
なんてことがあり得る訳なんですよねぇ。
偶然町で出会った女の子と知り合いになったら、実はそれが祖母だったという
恐ろしい事態も発生する訳で。当然現存する家族制度は撤廃。

食料も限られている中、ただでさえ増え続ける人口を増やす訳にはいかない。
古い血を排除し、新しい血を取り入れるために制定された、強制安楽死「百年法」という処置。

ずっと若い姿のままで、100年目に安楽死させられるのか?
それとも日々年老いていき、寿命を全うするのか?

こ、これは究極の選択・・・(; ̄ー ̄A

100年目が訪れた「その時」に、人々がどのように反応するのかが興味深いです。
静かに受け入れる人もいれば、何が何でも逃げようとする人もいる。
そして制度そのものを撤廃しようと考える人もいるんですよねー。

人間が決して踏み込んではいけない領域が、確かに存在しているんですね。
最後まで中だるみせず、数々の伏線が一気に収束していく様は見事でしたきもち

悲しくも未来への希望が垣間見えるラストが秀逸です。

個人的評価:ほし
ライン

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Comments 4

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sakura  
ご無沙汰です

こんにちは。先日は僻地の私のブログにご訪問ありがとうございました。
懐かしいお名前をみて嬉しくなり、遊びにきました。
本や、映画、食事と昔と変わらずいろんなものをキラキラと受け止められているnanacoさんに活力を頂いた気分です。
山田さんはデビュー作から『聖者~』くらいまで夢中で読んでましたが、何故だか忘れましたw

またいろいろ参考にさせていただければと思いますので、色々レビューしてください。
楽しみにしてます。

2015/11/08 (Sun) 15:28 | EDIT | REPLY |   
dayuuki  
面白い近未来小説ですね

寿命が長くなることは果たして良いことか、考えさせる内容でした。「わたしを離さないで」、「アイランド」を思わせる内容でした。有川浩さんの「植物図鑑」、真梨幸子の「鸚鵡楼の惨劇」が、最近読んだ本では面白かったです。

2015/11/08 (Sun) 19:05 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
sakuraさんへ

sakuraさん、こんばんは~♪
大変ご無沙汰しております。コメントとっても嬉しいです*^^*

>本や、映画、食事と昔と変わらずいろんなものをキラキラと受け止められているnanacoさんに活力を頂いた気分です。

こちらこそです!
私も最近めっきり読書に対するモチベーションが下がってしまっているんです…
昔からのブログのお友達が、皆さんそろって休止中という事もありますが(笑)
読書は一人で黙々と進めるものかと思っていましたが、
最近はやっぱり仲間がいると、読書の楽しさも倍増するなぁと思うようになりました^^

そういうこともあり、さくらさんのブログに久々に訪問させて頂いて、
変わらず沢山の本を読まれてブログ更新をされていたので、
ついつい嬉しくなってしまいました。

>山田さんはデビュー作から『聖者~』くらいまで夢中で読んでましたが、何故だか忘れましたw

おぉ、さくらさんはデビュー作から読まれていましたか。
私は恥ずかしながらこの『百年法』が初めてだったんですが、
自分好みのSFで、読みながら久々に胸が高鳴りました(笑)

>またいろいろ参考にさせていただければと思いますので、色々レビューしてください。
>楽しみにしてます。

ありがとうございます!
私もこれからもちょくちょく訪問させて頂きますね^^

2015/11/08 (Sun) 22:37 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
daiyuukiさんへ

daiyuukiさん、こんばんは~♪

>寿命が長くなることは果たして良いことか、考えさせる内容でした。

そうですねぇ、不老不死っていつの時代も求め続けられてきたことですけど、
もし実現してしまったら、どんな世の中になるんでしょうねぇ…?
限られた命だからこそ成し遂げられるものがあるのかもしれませんね><
色々と考えさせられる作品でした。

>「わたしを離さないで」、「アイランド」を思わせる内容でした。

確かにどちらにも似た雰囲気がありますね!
こういうタイプの近未来SFが大好きなので、他にもないかなぁと探している所です。
それにしても、こういうのは何を読んでも喪失感がありますね…
その読後感がまた何とも言えず好きなんですけれど(笑)

>有川浩さんの「植物図鑑」、真梨幸子の「鸚鵡楼の惨劇」が、最近読んだ本では面白かったです。

「鸚鵡楼の惨劇」…タイトルの画数多い(* ̄∇ ̄*)
「植物図鑑」は読もう読もうと思いつつ未読の作品なんです。
是非daiyuukiさんのレビュー参考にさせて頂きますね!

2015/11/08 (Sun) 22:45 | EDIT | REPLY |   

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