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2015.02.07 *Sat*

「他人の顔」安部公房


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
液体空気の爆発で受けた顔一面の蛭のようなケロイド瘢痕によって自分の顔を喪失してしまった男…失われた妻の愛をとりもどすために“他人の顔”をプラスチック製の仮面に仕立てて、妻を誘惑する男の自己回復のあがき…。特異な着想の中に執拗なまでに精緻な科学的記載をも交えて、“顔”というものに関わって生きている人間という存在の不安定さ、あいまいさを描く長編。


めちゃめちゃお久しぶりのブックレビューですきもち

積読本消化計画36冊目。残り23冊。

安部公房さんの本を読むのは、
随分昔に「砂の女」を読んで以来、多分2冊目だと思います。

正直…こんなにくどくどしい文章だったかしらと、笑っちゃいましたかお

とにかく主人公が重い。

理屈を並べて誰に言うともなく弁解し、妻にストーカーまがいの行為をする…
(というのは、さすがに言い過ぎかなぁ。笑)
こんな人間が身近にいたら、きっと私は避けるよ…逃げるよ…

まぁそんなこんなで、なかなか文章が頭に入ってこなくて、
薄い本なのに、読破するのに思いのほか時間がかかってしまいましたきもち

実験で顔一面火傷を負ってしまい、
見るも無残なケロイド跡が残ってしまった主人公。

優しい妻は心配してくれて、包帯も頻繁に取り換えてくれる。
けれど、主人公は、日毎に妻の自分への愛情が薄れていくのを感じる。
そこで、他人の顔の仮面を自ら作り、他人として妻に近づき誘惑するお話。

主人公は、最初は「顔」なんて重要なものでないと思っていたんですよねきもち
ただ自分と他人を識別するためだけのものだと。

だけど、いざ自分の顔がヒルの巣のようになってしまったら、
他者の冷ややかな視線、見て見ぬふりをするような態度に気付くようになって。
そこから主人公の人生はどんどん狂い始めていきます。。。

あぁ…もはや病的と思えるまでの「顔」への執着!!

読んでいるうちに、若干気が滅入ってくるのは確かですが、
カフカの「変身」同様、悪夢のようにずっと心の奥底に残り続ける作品です。
うん、でもなんだかんだで面白かったですよかお


個人的評価:ほし


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COMMENT

安部公房・・
nanacoさん、こんにちは!
安部公房は何冊か読んでいて、これは中学生の頃読みました。昔の読書日記をみると、感想に「人間にもっとも必要なものは理屈ではなくて行為だ。人間の存在理由は行為によって証明される」なんて書いてあります。若い時の自分に会ってみたい^^
by 日向永遠 #MTvX3K/M
2015/02/11(水) 12:02 [Edit
安部公房は、壁という作品もすばらしいと思います。
by まーじ #-
2015/03/06(金) 12:14 [Edit
日向永遠さんへ
日向さん、お返事が遅れちゃってごめんなさい!

この一か月の間に、北海道も少しずつ雪が解け始めて、
少しずつですが春の匂いを感じます*^^*
最近ちゃんと本も読めていませんが、春になったら読書再開したいなぁ♪

>安部公房は何冊か読んでいて、これは中学生の頃読みました。

中学生の頃ですか!さすがですw(゚o゚*)w

>「人間にもっとも必要なものは理屈ではなくて行為だ。人間の存在理由は行為によって証明される」

すごい中学生ですね(笑)
私も中学生の頃の日向さんに会ってみたいです(* ̄∇ ̄*)
私がグイン・サーガ一色だった頃、日向さんは安部公房を読まれていたのかぁ…
こ、この差はなんだろう…!

カフカの「変身」もそうでしたけど、
一度読んだら忘れられないタイプの作品ですね。
安部公房の他の作品も挑戦してみたくなりました!
by nanaco☆ #-
2015/03/08(日) 07:38 [Edit
まーじさんへ
まーじさん、コメントありがとうございます♪

>安部公房は、壁という作品もすばらしいと思います。

「壁」ですか、未読なので是非読んでみたいです*^^*
他にも興味を引かれる作品がいくつかあって、
「第四間氷期」とか「人間そっくり」も気になっています。

「砂の女」もそうですけど、
最近の小説には見られないようなインパクトがありますね。
時間を作って他の作品も読んでみますね!
by nanaco☆ #-
2015/03/08(日) 08:30 [Edit

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
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ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
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ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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