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2014.07.23 *Wed*

「深紅の碑文」上田早夕里



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
陸地の大部分が水没した25世紀。人類は残された土地や海上都市で情報社会を維持する陸上民と、生物船<魚舟>と共に海洋域で暮らす海上民に分かれて文化を形成していた。だが地球規模の危機<大異変>が迫る中、資源争奪によって双方の対立は深刻化。海上民の一部は反社会的勢力<ラブカ>となって陸側の船舶を襲撃、国際的な非難を浴びていた。外務省を退職して支援団体の理事長となった青澄誠司、元医師にしてラブカのカリスマ的指導者ザフィール、困難な時代になお宇宙開発を志す少女・星川ユイ――絶望的な環境変化を前に全力で生きる者たちの人生を描ききり、日本SF大賞受賞の姉妹篇『華竜の宮』のさらなる先へ到達した日本SFの金字塔。


あらすじ長いなー(笑)
何だか小難しい事色々書いているように見えますけど、これめっちゃ面白いですよきもち

日本SF大賞を受賞した「華竜の宮」の続編ですきもち

前作も最高に面白かったのですが、今作はさらにその上をいきます!
あまりにもスケールが大きくて、その濃厚さに読了後はどっと疲れがくるんだけど(笑)
一度読むと、その後何年間も忘れられないような作品ですかお

これ単品で読めないことはないですが、世界観を頭に入れるためには、
先に「魚舟・獣舟」と「華竜の宮」を読んでおく事をオススメします。

陸地の大部分が水没した25世紀。

地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか?
ただただ終焉を待つ者、刹那的な生き方をする者、最後まであがこうとする者。
反社会的勢力<ラブカ>の頭領であるザフィールのように、医師でありながら他者の命を奪う者。

資源の枯渇により略奪が横行、
どんな状況でも争う事をやめない人間達の愚かさ、、、
これは現実の世界でも同じことですね きもち

前作で登場した青澄と、アシスタント知性体のマキが再び登場します。
マキが男性型ではなく女性型に作り替えられたのには、ちょっとビックリでしたが(笑)
若々しい青澄がどんどん年を取っていくのが、読んでいて辛かったなぁ……かお

実はこの作品、<大異変>の直前で終わっているんです。
<大異変>そのものよりも、政治、利害関係、駆け引き、そして人と人との繋がりを描いています。

ヒジョーに感想を書きづらいのですが、間違いなく傑作と呼べる作品ですきもち
ラストは号泣必至、でも希望の光の見える結末に胸がいっぱいになりました。


個人的評価:ほしほし

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tag : 上田早夕里 

COMMENT

私も読みた~い(*≧▽≦*)
nanaco☆さん、こんばんは~(^^)/
北海道も夏本番ですか~?
お互い、アイスを一杯食べて
頑張って暑~い夏を乗り切りましょうね!(^^)!

この作品、前作の『華竜の宮』が面白かったから
私も気になってました^^
でも、単行本の上下巻だから、
なかなか手が出なくって。。。
何だか前作以上に壮大なSF作品に仕上がっているみたいですね~。
読み終わった後どっと疲れがくるって…
なんか物凄そう><
アリナミンとか飲みながら読もうかしらん(笑)

う~ん、これは文庫化を待つか…
めちゃめちゃ悩ましいです(>_<)
号泣必至のラストも気になるし。。。
希望の光りが見える結末も早く知りた~い!!!
by miwa125 #-
2014/07/27(日) 17:13 [Edit
今晩は~
このシリーズは『魚船・獣船』しか読んでいないので続けて読みたいですね
上下巻あると言うことは結構なボリュームなのでしょうか?
上田さんの作品はパティシエシリーズから読んでいないので
久しぶりに購入しようかな(^^)
by ねむりねこ #-
2014/07/27(日) 18:56 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こんばんは~♪

今日は25℃くらいまでしか上がらなくて、随分と清々しい空気だったけど、
明日の札幌は30℃!30℃ですよぉぉ~~(;´ρ`)
って、miwaさんの住んでる関西に比べたら、全然涼しい方なのかしら(笑)
アイスは冷凍庫に常にストックしてあります♪夏はかき氷系が食べたくなりますね^^

>この作品、前作の『華竜の宮』が面白かったから
>私も気になってました^^

miwaさん、これは文庫化を待たずにぜぇ~ったいに読むべき!!(キッパリ)
個人的には前作よりも壮大な物語になっていると思うし、とにかく手に汗握ります。
それになんといっても、また魚舟の世界観に浸る事ができて嬉しい限りです☆

人間が大規模な自然災害を前にどういう行動を取るのか?と考えさせられますよ~。
どこまでも私利私欲に走る人もいれば、自分の命を犠牲にしても人類に尽くそうとする人も…
なんかね、自分だったらどうするのかなって、色々考えちゃいました^^;
ただただ時代の流れに翻弄されるだけかも(笑)

>アリナミンとか飲みながら読もうかしらん(笑)

アリナミン必須だと思います(* ̄∇ ̄*)
どーっと疲れがくるんだけど、それ以上に静かな感動がくる感じですね。。。
前作でも登場した青澄とマキが再び活躍しますよ~♪
miwaさんの感想楽しみに待っていますね!
by nanaco☆ #-
2014/07/28(月) 21:02 [Edit
ねむりねこさんへ
ねむりねこさん、こんばんは~♪

>このシリーズは『魚船・獣船』しか読んでいないので続けて読みたいですね
>上下巻あると言うことは結構なボリュームなのでしょうか?

前作の「華竜の宮」、そして今回の「深紅の碑文」。かなりのボリュームです~。
どちらも「魚舟・獣舟」と同じ舞台で、あっという間にのめりこんじゃいます!
陸地の大部分が水没した世界、、、そしてこの魚舟という設定。
毎回読む度にFF10と「シン」を思い出すのは私だけでしょうか…('ー')ニヤリ
(あーまたやりたくなってきた!)

ちょっと話が逸れちゃいましたが、とても面白く読み応えのある作品です♪
迫りくる大異変を前に、人間達の取る行動が興味深かったです。。。
おそらく、現実にこういう事が起こっても同じになるだろうなぁ…と。

ねむりねこさんも、是非読んでみて下さい\(^▽^)/
レビュー楽しみに待っています~☆
by nanaco☆ #-
2014/07/28(月) 21:11 [Edit

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

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