FC2ブログ
Welcome to my blog

「影を買う店」皆川博子

ななこ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
これぞ、幻想小説の極み。いっさいの制約から解き放たれた皆川博子の真骨頂が堪能できる、至極の21編。
【目次】(「BOOK」データベースより)
影を買う店/使者/猫座流星群/陽はまた昇る/迷路/釘屋敷水屋敷/沈鐘/柘榴/真珠/断章/こま/創世記/蜜猫/月蝕領彷徨/穴/夕陽が沈む/墓標/更紗眼鏡/魔王-遠い日の童話劇風に/青髭/連祷-清水邦夫&アントワーヌ・ヴォロディーヌへのトリビュート


やっぱいいなぁ、皆川さんいいなぁ~~かお

あらすじの「これぞ、幻想小説の極み。」にはちょっと笑っちゃったけど、
この本を読んだ後では、それしか言えない…!!(笑)

ため息が漏れてしまうほどに美しく幻想的で、時にはグロテスクなお話の数々。
読んでいるだけでねっとりと濃い闇が纏わりついてくるかのようきもち

私、皆川作品を読んで、初めて実感したことがあります。
美しさとおぞましさは紙一重なんだということ。

この「影を買う店」は、1990年代後半から2013年までの、
約20年間に発表された単行本未収録作品をまとめたものだそうです。
これまで埋もれていた作品を、1冊の本として読む事ができるのは嬉しい限りきもち

日本を舞台にしたものもあれば、
まるで海外翻訳小説を読んでいるかのようなお話もあり。

ただ、どの作品にも共通しているのは、登場人物が誰かしら病んでいるって事(笑)
読んでいると、何か後ろめたさを感じるのは私だけかなぁ。。。かお

特に自分好みだったものやじるし

無邪気な子供たちの、残酷な遊びを描いた「猫座流星群」
「倒立する塔の殺人」を彷彿とさせる戦時中の少女達の物語「柘榴」

童話を読んでいるかのようで面白かった「魔王-遠い日の童話劇風に」「青髭」
「夕陽が沈む」は、多分この先ずっと忘れられない。だって、水槽で指を飼うって!指って!!

中には一読しただけでは理解できないものもあります。(でも凄いという事は分かる…笑)
その事を差し引いても、少しもこの本の魅力は半減する訳ではなく。
とても歪で濃密な皆川ワールド、どっぷりと堪能しましたぁ~きもち

万人受けはしないだろうと思いますが、好きな人にはたまらないでしょうね!
幻想的・耽美なお話が好きな人は挑戦してみてねかお


個人的評価:ほし

ライン

≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

関連記事

Comments 8

There are no comments yet.
日向 永遠  
これまた面白そう!

nanacoさん、こんばんは!
皆川さん、着々と読み進めてますね~
そしてこれまた凄そう!
読みたいのが増えてこまりますよ~^^

氷と炎の歌の再読、進んでるようですね。なんど読んでも面白いですよね。

2014/02/23 (Sun) 21:26 | EDIT | REPLY |   
Cedie  

nanaco☆さん、こんばんは。

皆川さん、まだ読んだことないのですが、
nanaco☆さんの感想を読むだけでなんだかゾクゾクしますね。

なかなか本になってくれない作品もあるので
埋もれていた作品を読むのは楽しそうです(≧∇≦)

2014/02/24 (Mon) 21:19 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
これも読みたい!!(*≧▽≦*)

nanaco☆さん、こんばんは~(^^♪

おぉ、皆川さんの新刊、早速読んだんですね~(*^^*)
「幻想小説の極み」って言われると、
その世界にどっぷりハマりたい!と思う自分が居たりして。。。(笑)
あの皆川さんが、いっさいの制約から
解き放たれて書いた作品、というだけで、
何だか凄そうですねっ(^_^;)
でも、それだけに、読みたくてウズウズしちゃいます!(^^)!

この中では、「猫座流星群」と「魔王」が
私好みのような感じがします^^
「魔王」って…あの有名なクラシックと関係があるのかしら???

濃密な幻想さ…ちょっと手ごわそうだけど、
めちゃめちゃ面白そうなので、
私もいつかチャレンジしてみますね~(^O^)/

2014/02/25 (Tue) 17:56 | EDIT | REPLY |   
☆☆ちこ  

こんばんわ~☆ (*^∇^)ノ

いや~~ん、また読みたい本が増えてしまったではありませんかww

「美しさとおぞましさは紙一重」って、nanaco☆さん凄いです~
なるほど、納得です。

2014/02/25 (Tue) 21:08 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

日向さん、こんばんは~♪
お返事が遅れちゃってゴメンナサイm(*- -*)m

日向さん、この本凄かったですよー!!
皆川さんの頭の中を覗いてみたいです…どうやったらこんな発想が出てくるのか(▼-▼*)
何だかよく分からないお話もあるんですけど(笑)雰囲気を堪能する作品だと思います♪

皆川さん、面白そうなのが沢山ありますよね。
今のところ読む予定なのが、「双頭のバビロン」「鳥少年」「結ぶ」「アルモニカ・ディアボリカ」あたり。
未読の作品ばかりなので、皆川作品コンプを目指す楽しみが増えました((o(*^^*)o))

>氷と炎の歌の再読、進んでるようですね。なんど読んでも面白いですよね。

今「乱鴉の饗宴」の下巻を読み始めた所です~☆
再読すると、さらに面白さが増しているような気がします!
最初に読んだ時は、訳者が変更された事で戸惑いながら読み進めた記憶があるので^^;
このまま「竜との舞踏」に突入しちゃおっかなぁ、なんて(* ̄ー ̄)v
日向さんもご一緒しません??

2014/03/04 (Tue) 19:50 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cedieさんへ

Cedieさん、こんばんは~♪
お返事が遅れちゃってごめんなさいm(*T▽T*)m

>皆川さん、まだ読んだことないのですが、
>nanaco☆さんの感想を読むだけでなんだかゾクゾクしますね。

皆川作品は、なんとなく好き嫌いが分かれそうな気がします、、、
登場人物が皆病んでいるというか(笑)美しいのに毒があるというか(--,)
私も沢山は読んでいないんですけど、「開かせていただき光栄です」あたりは、
クセがなくてミステリとしても楽しく読めると思います♪
(確か過去の"このミス"で上位に入っていました*^^*)
Cedieさんも是非一度読んでみて下さい♪もしかしたらハマっちゃうかも。。。

>なかなか本になってくれない作品もあるので
>埋もれていた作品を読むのは楽しそうです(≧∇≦)

本当にそうですよねー!!
短編とか、こういう風にまとめてくれない限り一生読めないものもありそうですしね…
恩田さんとか、書き溜めた短編ないんでしょうかね??読んでみたいなぁ(・x・)

2014/03/04 (Tue) 21:09 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こんばんは~♪
お返事が遅れちゃってごめんなさい(≧≦)

>「幻想小説の極み」って言われると、
>その世界にどっぷりハマりたい!と思う自分が居たりして。。。(笑)

ふふふ、miwaさんもこの作品好きだと思うなぁ( ̄ー+ ̄)
なんかね、ホント凄いとしか言えないんですよー!
おとぎ話のようでもあり、悪夢のようでもあり…何だかとてもカオスな世界です^^;
正直、「これどういう事?」っていうお話もあるにはあるんですけど(笑)
それでもとてつもないものを読んでいるというのは分かるので(▼-▼*)

>この中では、「猫座流星群」と「魔王」が
>私好みのような感じがします^^
>「魔王」って…あの有名なクラシックと関係があるのかしら???

クラシックの「魔王」って、学生の頃音楽でやったあれですよね?
"お父さん、あれが見えないの?"とか息子が怯えてて、
"あれは霧だよ"とか言ってるうちに、息子が骨になっちゃってるやつ??(超うろ覚え!爆)
この作品、どうやら北欧神話を元に書かれたみたいです。o@(^-^)@o。
「青髭」もそうだけど、まるで童話を読んでいるような感じですごく面白かったですよ☆

>濃密な幻想さ…ちょっと手ごわそうだけど、
>めちゃめちゃ面白そうなので、
>私もいつかチャレンジしてみますね~(^O^)/

きっとmiwaさん好みだと思うので、是非是非♪
私は次は積読になっている「双頭のバビロン」にチャレンジしようかなぁ^^

2014/03/04 (Tue) 21:34 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
☆☆ちこさんへ

ちこさん、こんばんは~♪
お返事が遅れちゃってごめんなさい(*_ _)人

>いや~~ん、また読みたい本が増えてしまったではありませんかww

ぷぷっ(*^m^)o==3
早速ちこさんの読みたい本に入れてもらえて嬉しいです☆
かなり特殊なジャンルというか…なかなか個性的な本なので、
「これは面白い!」と手放しで絶賛する事はできないんですけど、
好きな人は、多分ものすごく好きなんだろうなぁという作品です…(笑)
ちこさんはどんな感想持たれるのか、すごい気になりますよ~~( ̄ー+ ̄)

>「美しさとおぞましさは紙一重」

不思議ですよね、皆川さんの作品を読んでいるといつもそんな気がしてきます(*'-'*)
美しいのに歪で、何か後ろめたさを覚えるような感じ…
グイン・サーガで例えるなら…ユリウスみたいな?(違うか!爆)

2014/03/04 (Tue) 21:43 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply

Trackbacks 1

Click to send a trackback(FC2 User)
この記事へのトラックバック
  •  『隣の陰陽師 弐──怨念の共鳴』
  • 今回は電子書籍のセルフパブリッシングの紹介です。 拙著『隣の陰陽師』シリーズ第二弾が出ましたのでおしらせします。 第二弾は『隣の陰陽師 弐──怨念の共鳴』です。 以下はAmazonに掲載している紹介文より。 ──── 憑きもの落としに失敗した流雲は、次に憑か…
  • 2014.02.25 (Tue) 19:47 | 私の通勤読書メモ