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「八百万の神に問う3 秋」多崎礼

ななこ

八百万の神に問う

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
争いなき楽土に、手を伸ばさんとする隣国・出散渡。神に守られしこの地でさえも、時の流れに逆らえぬのか。じわりじわりと楽土は侵蝕されていき、さらに『真の楽土』にまで迫ろうとする彼らに、天路の人々は為す術をほとんど持たぬ。だが―伝説のシン音導師ことイーオンが、その流れに立ち向かおうとしていた。


今回は積読本消化計画はお休みです。
「八百万の神に問う」の新刊が出たので、そちらのレビューを。

「煌夜祭」や「夢の上」に比べると、若干ノリが軽くラノベらしいシリーズですが、
今回の<秋>の巻は、なかなか重く切ないお話でしたきもち

本編と、ある人物による「告白」が交互に語られていきます。
「告白」は、ライアンとファルケという2人の少年の物語。
冒頭から何か不穏な展開を予測させるような、淡々とした静かな語り口。

中盤あたりで、このライアンとファルケの正体が明らかになり、
本編と重なっていくという手法は、いつもながらお見事ですねかお

この巻では、伝説の音導師であるイーオンの過去が少しずつ見えてきますきもち

毒舌で、無類の温泉好きで、酒ばかり飲んでいる三十路の女。
イーオンが「真の楽土」を忌み嫌いながらも、
ずっと留まらなければならない理由とは?

そして表紙のトウロウ君。いつも穏やかな笑みを絶やさない彼の本当の素顔とは?
彼はちょっと普通とは違うオーラを持っていましたが、まさかそっちだったとはね(笑)
登場人物、誰もが見かけどおりではないのね。

読了後に、扉絵のライアンとファルケを見ると切なくなってしまいます。。。

相手の幸せを考える事が自分の幸せだったとしても、
それは必ずしも相手の幸せになるとは限らない…
お互いの想いがぶつかって、悲しい結果を生み出す事もあるのですよねかお

さて、4月には最終巻である別れの<冬>の巻が発売されます。
悲しい展開が予想されますが、どうか春に繋がる物語でありますようにかお


◆こんな人にオススメ◆
ファンタジーが好きな人
幸せの定義について考えたい人



個人的評価:ほし


<八百万の神に問うシリーズ>
八百万の神に問う1 春
八百万の神に問う2 夏


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Comments 8

There are no comments yet.
日向 永遠  
こんばんは★

nanacoさん、こんばんは!

相変わらず 多崎礼さん、面白そうですね!

ところで自分も遅まきながら「煌夜祭」ゲットしました^^
期待です

2014/01/13 (Mon) 19:25 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

日向さん、こんばんは~♪

三連休、あっという間に終わっちゃいましたね^^
天気が悪かった事もあって、あまり外に出ないでおとなしくしていたら風邪も良くなりました(笑)
明日からまたお仕事、頑張りましょう!

>相変わらず 多崎礼さん、面白そうですね!

多崎さん、やっぱり面白いです(*'-'*)
「夢の上」あたりに比べると、少しラノベっぽさがあるかなぁとは思うのですが、
人によって幸せの定義は違うんだな、とか考えさせられる部分も多かったです。

>ところで自分も遅まきながら「煌夜祭」ゲットしました^^

おぉっ、ついにGETされましたか!!
これはホント面白いです。最後に語り手の正体が分かる所とか、ドキドキします♪
日向さんの感想、楽しみに待っていますね~((o(*^^*)o))

2014/01/13 (Mon) 21:28 | EDIT | REPLY |   
☆☆ちこ  

こんばんわ☆

この本、以前のnanaco☆さんのレビュー読んでからスッゴク気になっているのですが、何しろ積読が多くてなかなか追いつけません。
キンドルで買おうか、悩んでいたんですよね・・・
そうそう、電子書籍は曲者ですよね。
私もこちらで積読になっているの一杯ありますよ。
忘れた頃に開いてみると「あ、これ、ここで買っていたんだ・・・」なんて、買ったことすら忘れていて・・・(^^;)

2014/01/14 (Tue) 23:14 | EDIT | REPLY |   
miwa125  

nanaco☆さん、こんばんは~(^^♪

秋の巻、私も読了済みでーす(*^^)v
今回は、ちょっと重い内容でしたね!
イーオンの過去も少しずつ明らかになってきたけど、
ただのノンベエじゃなかったんだぁ~って、
すこし切ない気持で感心しちゃいました(笑)
いつの側にいる大きな猫さん、
もしかしたら待ってあげてるのかなぁ。。。
なーんて、勝手に妄想までしたりして…(笑)

ライアンとファルケの「告白」も
めっちゃ良かったですよね(*^_^*)
相手の幸せを思い過ぎて
かえってすれ違っちゃったのかなぁ~><

次はいよいよ完結編の冬の巻ですね!
どんな結末が待っているにせよ
なんか号泣しちゃいそうだなぁ~。
nanaco☆さん、一緒に見届けましょうね~!!

*レビューをUPしたら、またTBいただきに来ますね♪
そのときはヨロシクねっ(^_-)-☆

2014/01/15 (Wed) 18:03 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
☆☆ちこさんへ

ちこさん、こんばんは~♪

お、気になっていましたか!この作品面白いですよ((o(*^^*)o))
個人的には「夢の上」の方がさらに上をいきますが、何しろかなり重いお話なので…(笑)
人によってはこちらの「八百万~」の方が好みかもしれません^^
kindleで買うと少し安く読めますよね!是非挑戦してみて下さい♪

>そうそう、電子書籍は曲者ですよね。
>私もこちらで積読になっているの一杯ありますよ。

う~ん、、、どうしてなんでしょう^^;
何故か電子書籍だと、さらに放置気味になってしまう傾向が…(=v=)
やっぱり普通の積読本と違って「積んでいく」感覚がないからでしょうかねぇ?
そういえば、kindleって本の並べ替えってできないですよね??
あれさりげなく不便です……自分でジャンル分けとかもできたら良いんですけど☆

2014/01/15 (Wed) 21:20 | EDIT | REPLY |   
Yuri  

こんばんは☆

「相手の幸せを考える事が自分の幸せだったとしても、
それは必ずしも相手の幸せになるとは限らない」
いやぁ・・・切ないね(>_<)
このシリーズ、春夏秋冬で出てるんだねー。面白い♪
それぞれ世界観が違う感じなの??

2014/01/15 (Wed) 22:16 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こんばんは~♪

おっ!早速miwaさんも読まれましたね(o^∇^o)ノ
今回は少しズッシリくる巻でしたけど、面白かったですね♪

表紙のトウロウ君がイケメンすぎて、何度も眺めちゃいました(笑)
正直、最初このシリーズを読み始めた時は好みのイケメンがいない!って思ってたんです。
「夢の上」はアーディンとツェドカ王子がいたんだけどなぁ…(▼-▼*)ムフフ
でもでも、秋の巻にきてトウロウ君がカッコ良く見えてきちゃいましたよ♪♪

>イーオンの過去も少しずつ明らかになってきたけど、
>ただのノンベエじゃなかったんだぁ~って、
>すこし切ない気持で感心しちゃいました(笑)

イーオン、どっから見てもただのノンベエですもんね(* ̄∇ ̄*)
でもだんだんと彼女の過去が分かるにつれて、
なかなか壮絶な人生を歩んできたんだなぁ…としんみりしました;
あえて弟子のシンを突き放すようなのも、彼女なりの愛情なんだって思えますよね!
冬の巻では大きな猫さんも活躍しそう!?

>ライアンとファルケの「告白」も
>めっちゃ良かったですよね(*^_^*)
>相手の幸せを思い過ぎて
>かえってすれ違っちゃったのかなぁ~><

この二人の関係、本当に素敵だったわ♪
お互いが相手の幸せを願っているだけに、切なすぎますよね。。。
でもそれなら一体どうすれば良かったのかって考えると、それも分からないし(--,)
とにもかくにも、この切ない展開は私好みでした~(笑)

最終巻はどんな結末が待っているんでしょう??
号泣必至ですよね、きっと……タオル用意しなきゃ(ρ_;)
4月が待ち遠しいですね!!

miwaさんのレビュー&トラバ、楽しみに待ってるよ~♪

2014/01/15 (Wed) 22:29 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Yuriちゃんへ

Yuriちゃん、こんばんは~♪

>「相手の幸せを考える事が自分の幸せだったとしても、
>それは必ずしも相手の幸せになるとは限らない」
>いやぁ・・・切ないね(>_<)

切ないよねぇ、、、
この本の二人だけでなく、現実にも言える事だけど、
相手の幸せを願ってした行為が、逆に幸せを奪ってしまっていたり(T-T*)
自分にとっての、相手にとっての幸せって何だろう?って考えちゃうよね~。

>このシリーズ、春夏秋冬で出てるんだねー。面白い♪
>それぞれ世界観が違う感じなの??

このシリーズ、どれも舞台は同じで季節が移り変わっている感じかな(*^^*)
だから世界観は一緒なんだけど、それにちょいちょい違う国のエピソードが入っていたり、
一見関係の内容に思える物語が絡み合ってきたりして、すごく面白いよ♪
最終巻の<冬>の巻で、どんな世界が見えてくるのか楽しみです!!

2014/01/15 (Wed) 22:38 | EDIT | REPLY |   

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  •  『八百万の神に問う3 〈秋〉』 多崎 礼
  • 今回のブックレビューは、 多崎礼さんの『八百万の神に問う3〈秋〉』です。 シリーズ全4巻のなかの第3巻目! ◆あらすじ◆ 楽土は存在すべきか? 争いなき楽土に、手を伸ばさんとする隣国・出散渡(でさんと)。神に守られしこの地でさえも、時の流れに逆らえぬのか。じわりじわりと楽土は侵蝕されていき、さらに「真の楽土」にまで迫ろうとする彼らに、天路(あまじ)の人々は為す術をほとんど持たぬ...
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