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「Fantasy Seller」アンソロジー

ななこ


Fantasy Seller
著者:アンソロジー
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大好評アンソロジー『Story Seller』番外編の登場です。江戸時代を舞台に河童や妖が活躍する畠中氏の力作、仁木氏の大人気僕僕先生スピンオフ、森見氏が綴る四畳半王国秘話、そして宇月原氏が満を持してお届けする、竹取物語に想を得た「赫夜島」など。気鋭の新人から、濃密な異世界を生み出してきたベテランまで8人の豪華競演をお楽しみ下さい。全く新しい大人のためのファンタジー小説集。




積読本消化計画7冊目。残り52冊。

新しい作家さんを開拓するのに最適なアンソロジー。
今回は「Story Seller」の番外編、「Fantasy Seller」を読んでみることにしましたきもち

その名の通り、ファンタジー作品ばかりを集めたアンソロジーです。
例のごとく、楽しく読めた作品もあれば正反対のものもあり、玉石混交といった印象。
という訳で、今回もエラソーにそれぞれの評価&感想を(笑)

太郎君、東へ畠中恵★★★
雷のお届けもの仁木英之★★★
四畳半世界放浪記森見登美彦★★
暗いバス堀川アサコ★★★★
水鏡の虜遠田潤子★★★★
哭く戦艦紫野貴李★★
スミス氏の箱庭石野晶★★★
赫夜島宇月原晴明★★★


イラスト



ぼたん 「太郎君、東へ」(畠中恵)
やっぱり畠中さんの書く物語は、ほっこりしますね!「しゃばけ」と似た雰囲気。
主人公は姉さんと慕われる河童の大親分・禰々子。それだけでなんか笑える。

ぼたん 「雷のお届けもの」(仁木英之)
なんでだろう、一作目の畠中さんの作品に感じが似てる…気がする。
これは「僕僕先生」のスピンオフなのかしら?
人間の子と雷神の子の友情を描いた作品。ライトな読み心地です。

ぼたん 「四畳半世界放浪記」(森見登美彦)
えっと、これ本編読んでないから謎が多いんですけど、、、それに短い!(笑)
でも森見さんの軽妙なようでねちっこい文体は、読むだけで何故かニヤける。これ大事。

ぼたん 「暗いバス」(堀川アサコ)
初めて読む作家さん。すごい好みのお話だった!
ファンタジーってかホラーですね、これ。暗いです。怖いです。
徐々に全貌が明らかになっていく展開はお見事。

ぼたん 「水鏡の虜」(遠田潤子)
「月桃夜」が面白かったので期待していました。これも良かったです。
森鴎外の「山椒大夫」が元ネタのようで。どうしようもなく陰鬱になるお話。
拷問シーンが続くので、苦手な人は苦手かも??

ぼたん 「哭く戦艦」(紫野貴李)
これも何かのスピンオフでしょうか?元シリーズを読んでいないと魅力が分からない…
何となくキャラ読みできそうな作品っぽい気がしますが(笑)

ぼたん 「スミス氏の箱庭」(石野晶)
可愛い&不思議な学園ファンタジーです。
高校に住み着いている、毛むくじゃらの謎の生き物は"スミス氏"と呼ばれている。
お世話係に選ばれた女子高生とスミス氏のお話。読めば読むほど不思議だなぁ。

ぼたん 「赫夜島」(宇月原晴明)
不老不死の霊薬を求めて辿り着いたのは、住む者のない赫夜島。
幻想的というか悪夢のようなというか、想像するとなかなか凄まじい世界。
平将門&藤原純友コンビがかっちょいいです。


全体的にファンタジーというよりは、ホラー寄りの作品だったかも。

特別に「これはッ!」というのがなくて、個人的には少し物足りなかったですかお
こういうアンソロジーにスピンオフを載せるのは、できればやめて欲しいですねぇ…
読む人が読めば楽しい、というのは何だか不親切のような気がするのですが。。。


◆こんな人にオススメ◆
新たな作家を開拓したい人
色々なタイプの作品を読みたい人


<新潮社アンソロジー>
Story Seller
Story Seller2


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Comments 6

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Cedie  

nanaco☆さん、こんばんは。

わたしはファンタジーって結構好みが分かれます。
しかしホラーよりですか。
この本は畠中さん以外の作家さんは読んだことがないので
ちょっと気になるところです。

やっぱり1冊なりシリーズなりがっつり読みたいところではありますね。
ときどき短編やアンソロジーって気になるところで終わっていて
この先ないの?って思っちゃいます。

2013/10/27 (Sun) 21:08 | EDIT | REPLY |   
Yuki  

こんばんは~☆

凄いΣ(゚Д゚; )
これ全部読んだの?!
いっぱい読んだね!!!
私は、最近本はあまり読んでなくて、PC関係の本ばかりです…汗
久々に何か買って読もうかな*^^*

2013/10/30 (Wed) 18:09 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
待ってましたよ♪

nanaco☆さん、こんばんは~(^^♪

堀川さんの「暗いバス」を読んでから、
何だかバスに乗るのが怖ろしくなったかも(笑)
特に夜は…^^;
でも、背筋が寒くなるようなゾクゾク感は
面白かったですね(^^)v

遠田さんの「水鏡の虜」も、
拷問シーンの残酷さもそうだけど、
独特の妖艶さを感じさせる雰囲気も、
どこか印象的でした!^^

アンソロジーは、新しい作家さんの開拓にはピッタリだけど、
短かくて、その作家さんの作風をよく理解できないまま終わるから
どうしても物足りなさを感じるのかも…?

*nanaco☆さん、トラバありがとねっ(^_-)-☆
こちらもお返しのトラバ頂いていきまーす☆

2013/10/30 (Wed) 18:12 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cedieさんへ

Cedieさん、こんばんは~♪

>わたしはファンタジーって結構好みが分かれます。
>しかしホラーよりですか。

最近ファンタジーと一言で言っても、かなり幅が広くなりましたよね!
昔のファンタジーは、子供向けという印象が強かった気がしますが、
最近はホラーに近かったり、ミステリがmixされていたりして大人でも楽しめますよね^^
今回のこのアンソロジーも、どちらかというとブラックな作品が多かったです☆

>やっぱり1冊なりシリーズなりがっつり読みたいところではありますね。
>ときどき短編やアンソロジーって気になるところで終わっていて
>この先ないの?って思っちゃいます。

あぁ~それすっごく分かります(=v=)
特に恩田さんとか…短編も勿論すごく面白いんですけど、
これ長編になったらすごい作品になるだろうなぁというのが沢山ありますね♪
恩田さんの新刊、、、そろそろ出ないかしら~(*^^*)

アンソロジーは良くも悪くもサクサク読めちゃいますね!
新しい作家さん開拓という点では良いかもですが…今回は少し物足りなかったです;

2013/11/02 (Sat) 19:26 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Yukiちゃんへ

ユキちゃん、こんばんは~♪

>凄いΣ(゚Д゚; )
>これ全部読んだの?!

この本ね、色々な作家さんの書いた短編が一冊にまとまっているから、
読み応えはあるんだけどサクサク読めちゃうんだよ~\(^▽^)/
長所は、読んだ事のない作家さんを開拓できる事。
短所は、その世界にじっくりと浸れないまま終わっちゃう事かなぁ……^^;

>私は、最近本はあまり読んでなくて、PC関係の本ばかりです…汗
>久々に何か買って読もうかな*^^*

読書の秋だからね~~( ̄ー+ ̄)
私も読みたい本は沢山あるけど、なかなか捗らないのが現状です。。。
寝る間も惜しんで読み耽るような作品に出会えたら良いなぁ♪

2013/11/02 (Sat) 19:39 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こんばんは~♪

このアンソロジーは、個人的には少し物足りない感じはしたものの、
好みのホラー風味のファンタジーが多くて、なかなか面白かったです(⌒~⌒)
ホント、こういう短編集は新しい作家さんの開拓になりますよね☆

>堀川さんの「暗いバス」を読んでから、
>何だかバスに乗るのが怖ろしくなったかも(笑)

バス、毎日乗って通勤しているだけに、若干怖くなりました(笑)
特に深夜のバスなんて絶対乗りたくないわ~!!><
想像していた以上に凄まじいオチでした^^;
でも堀川作品、ちょっとクセになりそうな怖さ(&暗さ)です……。

>遠田さんの「水鏡の虜」も、
>拷問シーンの残酷さもそうだけど、
>独特の妖艶さを感じさせる雰囲気も、
>どこか印象的でした!^^

「月桃夜」は、確か兄妹のお話だったと思います。(しかも禁断系の…笑)
今回は姉弟でしたが、やっぱり雰囲気が抜群で好みのお話でした~(*^v^*)
元ネタの「山椒大夫」も読みたくなりましたよ♪暗そうだけど気になる!

*miwaさん、お返しトラバありがと((o(^-^)o))

2013/11/02 (Sat) 20:05 | EDIT | REPLY |   

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  • 今回は『Fantasy Seller』というファンタジー小説集を読んでみました。畠中恵「太郎君、東へ」、仁木英之「雷のお届けもの」、森見登美彦「四畳半世界放浪記」、堀川アサコ「暗いバス」、遠田潤子「水鏡の虜」、紫野貴李「哭く戦艦」、石野晶「スミス氏の箱庭」、宇月原晴明「赫夜島」の8篇が収録されています。太郎君、東へ江戸の利根川一帯を束ねる河童の大親分・禰々子が、利根川の普請をする人間と、その...
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