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2013.10.20 *Sun*

「オリーヴ・キタリッジの生活」エリザベス・ストラウト


オリーヴ・キタリッジの生活
著者:エリザベス・ストラウト
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
アメリカ北東部にある小さな港町クロズビー。一見何も起こらない町の暮らしだが、人々の心にはまれに嵐も吹き荒れて、いつまでも癒えない傷痕を残していくー。住人のひとりオリーヴ・キタリッジは、繊細で、気分屋で、傍若無人。その言動が生む波紋は、ときに激しく、ときにひそやかに周囲に広がっていく。人生の苦しみや喜び、後悔や希望を静かな筆致で描き上げ、ピュリッツァー賞に輝いた連作短篇集。




積読本消化計画6冊目。残り53冊。

お友達の日向永遠さんから教えて頂いた本ですきもち

日向さん、素敵な作品を紹介して頂いてありがとうございます!!

読んでいるだけで、こんなにも心穏やかになれる本は久しぶり。
上品な語り口、まるで翻訳者を通していないかのように自然で質の高い訳。
この感じ、なんだかカズオ・イシグロさんの「日の名残り」を思い出します。

アメリカの小さな田舎町を舞台に、
オリーヴ・キタリッジという一人の女性を中心とした生活が淡々と綴られています。

このオリーヴ、正直最初は何て鼻持ちならないヤツ!と思っていたんですかお
とにかく口は悪いし、依怙地だし、気分屋だし。小学生かってくらい。
可愛くツンデレと言いたいところだけど、オリーヴは中年大女(笑)
常に不満タラタラだけど、温厚な夫と可愛い息子に囲まれてそこそこ幸せに暮らしている。

読み進めていくにつれて、どんどんこの女性が好きになっていきます。
あまりにも不器用で、繊細。お世辞にも完璧な女性とは言えないんだけど、
逆にその人間くささがとてもリアルで、好感が持てるんですよねきもち


    イラスト



この作品は、連作短編集になっていて、
オリーヴ視点のお話もあれば、別の人間の視点で語られるものもありますきもち

田舎町ならではの、どこか心地良い閉塞感。お馴染みの顔ぶれ。
緩やかな日常を描きつつも、徐々にその幸せな生活は変化していきます。
小さな小さな不穏の種は、やがてオリーヴを圧迫し始める。

それでも彼女は、その時を淡々と生きていきます。
伴侶を襲った悲劇を受け入れ、遠く離れた所に暮らす息子に振り回され、
新たな出会いに、少しだけ胸をときめかせる。

小さな事で一喜一憂して。愛する心は忘れず、嫌いなものは嫌いで(笑)
あぁ、人間ありのままの姿で良いんだって、単純な事を思い出させてくれた本でしたかお


◆こんな人にオススメ◆
慌ただしい生活からちょっと抜け出したい人
毎日が平凡だなと思っている人



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COMMENT

いい小説ですよね!!
nanacoさん、こんばんは!

オリーヴ・キタリッジ・・・とてもいい本でした。しんみりとさせられますね。SFやミステリ、ホラーをいつも読んでいて、たまにとこう言う小説を読むとまた本っていいものだな~と思います。

「日の名残り」は未読なので気になります!良さそうですね^^
by 日向 永遠 #MTvX3K/M
2013/10/22(火) 20:40 [Edit
こんばんは☆

この本、気になるわ~。
読んでいるだけで、心穏やかになれる本
って、いいね♪

これまで、本はほとんど
洋書しか読んでなかったんだけど
最近東野圭吾を読み始めました~。
バスタイムに読んでます☆
by Yuri #VwWRwSIk
2013/10/23(水) 23:37 [Edit
表紙も素敵だけど、内容も良さそうですね♪
nanaco☆さん、こんばんは~(^^♪

繊細…はともかく、不器用っていうのには
何だか共感できそうかも(笑)
愛する心を忘れず、嫌いなものは嫌い、
というのにも好感が持てそう!!^^
人間、ありのまま正直に生きるって素敵ですよね~♪
オリーヴ・キタリッジ…私も好きになれそうに思えてきました☆
小さな田舎町が舞台というのも
なんだかそれだけで穏やかな気分になれそうですね(^^♪
う~ん、これは是非読まなくちゃ!!!
by miwa125 #-
2013/10/25(金) 17:47 [Edit
面白そうですね。
オリーヴが私と同年代(多分w)らしいのが気になるところです。
そして、私もありのままで生きてみたい・・・憧れかも。
早速お気に入りにポチッ♪

ところでnanaco☆さん。
今日久々にムーミン公式サイトを覗いたのですが、公式ファンブックが予約受付されていて、付録のバッグが凄く気になります~~。もうご存知でしたか?
by ☆☆ちこ #-
2013/10/25(金) 23:57 [Edit
日向 永遠さんへ
日向さん、こんばんは~♪

改めて、素敵な作品を紹介して頂いてありがとうございます(*^v^*)
素朴で、優しくて、少しだけ切なくて。本当に良い本だったなぁとしみじと思います。
私も普段、ミステリとかホラーとかどちらかというと派手な作品(笑)が多いので、
オリーヴ・キタリッジは日常を描いているのに、逆にすごく新鮮な感じがしました♪

ピュリッツァー賞、この機会にと過去の受賞作を調べてみたんですが、
他には「停電の夜に」と「ザ・ロード」くらいしか既読の本がありませんでした…(;^_^A
気になる作品がいくつかあったので、チェックしてみたいと思います☆

>「日の名残り」は未読なので気になります!良さそうですね^^

これもすごく良い作品でしたよ~(o^-^o)
カズオ・イシグロさんって、文章で読ませてくれる作家さんですよね!
先日古本屋さんで「夜想曲集」と「わたしたちが孤児だったころ」を購入しました。
(なんとどちらも90円!!もちろん即決でした。笑)
読みたい本が沢山あって、嬉しい悲鳴状態です~~♪
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/10/26(土) 19:52 [Edit
Yuriちゃんへ
Yuriちゃん、こんばんは~♪

>この本、気になるわ~。
>読んでいるだけで、心穏やかになれる本
>って、いいね♪

そうそう、意外とそういう本って貴重なんだよね~(* ̄∇ ̄*)
殺人事件ばかり読んでると、だんだんと心が荒んできそうだしさっ(笑)
今回の本は、心温まるしちょっぴり切なくもなるし、何とも言えない読後感でした。
人間自然体でいるのが一番良いんだなぁ…と実感したよ><

>これまで、本はほとんど
>洋書しか読んでなかったんだけど
>最近東野圭吾を読み始めました~。

お~東野さん!私はこの作家さん4、5冊しか読んだ事ないんだけど、
スピード感があってサクサク読めちゃうよね♪「手紙」とか「白夜行」とか好きだったな^^
Yuriちゃんは何の本読んでるのかしら??
読破したら、是非是非感想聞かせてね~\(^▽^)/
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/10/26(土) 20:11 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こんばんは~♪

この本に出会う事が出来て、本当に良かった!と思える作品でした(*^0^*)
多分紹介してもらわなければ、手に取らなかった本かも。。。
こういう時、読書仲間がいるってありがたいなぁと思いますよね☆

>人間、ありのまま正直に生きるって素敵ですよね~♪
>オリーヴ・キタリッジ…私も好きになれそうに思えてきました☆

小さな事で悩んだり、ちょっとした事にイライラしたり…
私自身、時々そういう自分に嫌気がさす時もあるんだけど、
この本を読んだら、そんな自分でも良いんだ!って開き直れると思います(笑)
だって、オリーヴなんてもっともっと酷い人間なんだもの( ̄ー+ ̄)
旦那さんも息子クンも大変だなぁって、少し同情しちゃうほどに^^;
でも、全ての人に好かれる必要はないし、そんな人間の良さを分かってくれる人も必ずいて。
自然体でいる事って素晴らしい!と、単純な事に気付かせてくれる本でした♪

>小さな田舎町が舞台というのも
>なんだかそれだけで穏やかな気分になれそうですね(^^♪

日本の田舎町と違って、アメリカはオープンな感じがしますね~。
閉塞的ではあるんだけど、どこか心地良い閉塞感というか^^
日本とはまた一味違う田舎町の情景も、読みどころの一つだと思います☆
是非miwaさんの感想も聞かせて下さいねっ((o(^-^)o))
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/10/26(土) 20:24 [Edit
☆☆ちこさんへ
ちこさん、こんばんは~♪

>オリーヴが私と同年代(多分w)らしいのが気になるところです。
>そして、私もありのままで生きてみたい・・・憧れかも。

これ、とても良い本ですよぉ~(o^-^o)
決して派手ではないんですけど、読み進めていくとじわじわとくるタイプです(笑)
起承転結がハッキリしていないと…という読者には受けないかもしれませんが、
秋の夜長にじっくりと浸るには、もってこいの作品だと思います♪

オリーヴと同年代(!?)のちこさんには、共感できる部分があるかも~(* ̄∇ ̄*)
緩やかながらオリーヴもだんだん年を取って、最後にはおばあちゃんになっているので、
一人の女性の半生を、少し早送りで見ているような感覚です。
もし映画化されたら、キャシー・ベイツあたりに演じて欲しいなぁ…なんて^^

>今日久々にムーミン公式サイトを覗いたのですが、公式ファンブックが予約受付されていて、付録のバッグが凄く気になります~~。もうご存知でしたか?

早速見てきました!
うぁ~~これめっちゃ可愛いw(゚o゚*)w特にトートバッグの方、気になるなぁ♪
あ、来年のカレンダーと手帳は、既にムーミンで揃えましたよ^^
スナフキンにぞっこん(爆)なんです……一緒に旅に出たい……
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/10/26(土) 20:38 [Edit

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
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ほし まぁまぁ良い
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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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