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「時砂の王」小川一水

ななこ


時砂の王
著者:小川一水
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
西暦248年、不気味な物の怪に襲われた耶馬台国の女王・卑弥呼を救った“使いの王”は、彼女の想像を絶する物語を語る。2300年後の未来において、謎の増殖型戦闘機械群により地球は壊滅、さらに人類の完全殱滅を狙う機械群を追って、彼ら人型人工知性体たちは絶望的な時間遡行戦を開始した。そして3世紀の耶馬台国こそが、全人類史の存亡を懸けた最終防衛線であると―。



幻想的な表紙と、帯にあった「時間SF」という言葉に惹かれて購入しましたきもち

何億光年(想像つかないって…笑)とか、意味不明な横文字ばかり羅列したSFは苦手なんですが、
この本は、そんな複雑な説明は一切ありません。すごく読みやすかったです。

あまりの面白さにページを繰る手が止まらず、一日で読了!



恩田陸さんの「ねじの回転」を思い出しました。

「ねじの回転」では未来→2・26事件への介入だったけれど、こちらはなんと西暦248年!!
女王卑弥呼が治める、邪馬台国の時代まで遡っちゃいます。


物の怪に襲われていた卑弥呼を助けた男オーヴィルは、なんと26世紀からきた優秀な人工知性体。
この男がね、また悲しい運命なのよ……かお


人類の滅亡を避けるために時間遡行を行い、歴史を変えるのがオーヴィルに託された使命。

無数に存在するパラレルワールドの滅亡を目の当たりにしてきた男には、
もう生きていく気力もないし、むしろ絶望しか残っていないという状態。

だって、時間遡行を行うたびに歴史が塗り替えられ、
自分の愛した女は、そもそも存在しないことになってしまうんですから。


悲しいものよのぅ。。。


物語は卑弥呼の時代と、オーヴィルの未来世界の話とが交互に織り交ぜてあるので、
散りばめられた伏線が、過去からも未来からもだんだんと明らかになっていくのが良いですかお


卑弥呼は男まさりな性格で、かなり良いキャラしてますよ!
唯一女王に触れることのできる男の子、幹も近い将来イイ男になるんだろうな。どきどき。

小川さん、続編出してくれないかな。卑弥呼と幹のその後が読みたい(笑)


時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)
小川 一水

早川書房 2007-10
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Comments 6

There are no comments yet.
茨木 月季  
Re:時砂の王読みました♪(11/20)

こんばんは!

面白そうですね。

早速、図書館に予約を入れてみました。1冊しか入ってなかったのと、既に予約が3件も入って貸し出し中だったので、たぶん2ヶ月後くらいには順番が回ってくるはず…。楽しみです。

2007/11/20 (Tue) 22:37 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Re[1]:時砂の王読みました♪(11/20)

茨木 月季さん

おぉ♪早速予約していただいたんですね!



タイムトラベラーものは久しぶりでした♪

SFとはいっても、卑弥呼の時代まで遡ってしまうので、新しい時代と古い時代が良い感じにミックスされていて、あまりSFっぽく感じられないのが良いところですね☆



読んだら是非感想聞かせてくださいねっ(*^o^*)



2007/11/21 (Wed) 20:07 | EDIT | REPLY |   
茨木 月季  
:時砂の王読みました♪

こんにちは〜♪

やっとこさ順番が回ってきて、読み終わりました。面白かったからこそ、ちょっとだけ物足りない。なんかもっとぶ厚い単行本で、もう少し詳しい設定などで、時間軸の分岐点の広がりや各々の戦いをがっしと読んでみたかったです。「果てしない物語」エンデみたいに、他の人が後で物語を作っていけるくらいの余裕というか夢、希望が各々の時間枠に欲しかったような…。レビューにリンクをはらせていただきました。

2008/02/15 (Fri) 17:06 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
茨木 月季さんへ

「時砂の王」早速読まれたんですね♪

仰るとおりです。私もこの作品、すご〜く楽しかったからこそまだまだその余韻に浸っていたかった…という気持ちです。

オーヴィルの住む26世紀の世界もすごく魅力的でしたが、やっぱり個人的には卑弥呼の時代が「生きている」という気がして好きでした。

是非続編を読みたいところですよね!

個人的には真面目で芯の強い幹のキャラがすごく気に入っています♪



ところでミヒャエル・エンデの「果てしない物語」懐かしいですね。「モモ」も好きでした。小学生の時、入院中に父親からプレゼントされて寝る間も惜しんで読みふけった記憶があります(笑)

月季さんのコメントで久々に再読したくなりました(≧∇≦)ノ

2008/02/15 (Fri) 21:54 | EDIT | REPLY |   
茨木 月季  
nanaco☆さんへ

こんばんは〜♪

自分はオーヴィルが好きでした。寡黙で渋くて強い。人間じゃないから嫌なことも辛いことも忘れられない。それに耐えうる精神の強さ。かっこよすぎ!! 

エンデ、自分はもっと年をとって読んだのですが、ご同様にはまりました。今はラルフ・イーザウがお気に入りです。「ユリイカ」に掲載されていた荻原規子さんと上橋菜穂子さんの対談で、お二人ともドイツファンタジーが教訓臭くてお嫌いだとおっしゃられていたので、同士発見、嬉しいです(≧∇≦)ノ

2008/02/15 (Fri) 23:58 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
茨木 月季さんへ

オーヴィルかっこよかったですね!

なんとなく森さんの「女王の百年密室」のロイディみたいな感じなのかな…?と思ってしまいました。

きっとオーヴィルほどの人工知性体なら、「記憶を抹消する」ということもできるだろうに…

あえてそれをせず、恋人との記憶を心に残すオーヴィルが切なくなってしまいました(>_< )



荻原さんも上橋さんもドイツファンタジーが苦手なのですね^^;

「ドイツファンタジーは○○だ!」と語れるほどたくさんの作品を読んではいませんが、少なくともエンデの作品は夢中になった記憶があります。

ラルフ・イーザウ誰だろう…?と思って調べたら「ネシャン・サーガ」を書かれた人なんですね♪

いつか読んでみたいと思っていました。軽装版でも発売されているようなので、読みたい本リストに入れておきま〜す(*^_^*)

2008/02/16 (Sat) 10:56 | EDIT | REPLY |   

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