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「新選組 幕末の青嵐」木内昇

ななこ


新選組 幕末の青嵐
著者:木内昇
評価:ほしほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
身分をのりこえたい、剣を極めたい、世間から認められたい―京都警護という名目のもとに結成された新選組だが、思いはそれぞれ異なっていた。土方歳三、近藤勇、沖田聡司、永倉新八、斎藤一…。ひとりひとりの人物にスポットをあてることによって、隊の全体像を鮮やかに描き出す。迷ったり、悩んだり、特別ではないふつうの若者たちがそこにいる。切なくもさわやかな新選組小説の最高傑作。




好き!!!!

なんでしょうね、もう……新選組って格好良すぎです!(今更ですね。笑)
たった150年前にこんな人達がいたなんて、今となっては想像もできませんが。

まぁ勿論色々と美化されている部分もあるでしょうけど、、、
「新選組=血に飢えた人斬り集団」みたいな酷い扱いを受ける事が多い中、
こんな素敵な作品を書いてくれた木内さんに感謝感謝ですかおきもち

何が面白いって、様々な隊士の視点から描かれている事ですね~。

きちんと一連の流れにはなっているんだけど、語り手が次々と入れ替わる。
普通は視点が安定しない作品は、とかく感情移入しづらいというデメリットがあるけれど、
この作品は不思議と調和が取れているんですよね。とにかく面白いといったらないきもち


bookshelf01.gif


疑問を抱えながら、歩くだけの毎日だ。
どこまで歩いても、目の前には茫漠とした暗闇しかないようだった。


最初の一文からスッと引き込まれてしまいましたきもち
華々しく活躍した新撰組の副長・土方歳三が、まだ薬売りをしていた頃から描かれています。
何をしても満たされない日々。家族からも疎まれ、ただ薬を売り歩くだけの毎日。

そんな土方さんが、天然理心流と出会う所から、
やがて新選組として名を馳せ、はるか北の蝦夷地にて果てるまで。

土方さんに限らず、様々な隊士達の生い立ちや感情が丁寧な筆致で綴られているので、
淡々とした語り口ながらも彼らの生き様がとてもリアルで、まるで自分がその場にいるかのよう。

子供のように明るく大らかで、でもどこか掴めない飄々とした沖田さん。
一匹狼で決して自分らしさを失わない斎藤さん。博学で温和な山南さん。
どの人物も、自分のイメージの中の隊士達そのままで、嬉しかったですね~かお

でもやっぱり、土方さんの恰好良さは異常でしたよ(笑)
人一倍情に厚いのに、絶対にそれを表に出さない不器用さ。好きだ。。。

女性作家さんだからか、危ういシーンもなく綺麗で爽やかな印象です。
でも底流にはどっしりと芯の通った強さがあって。お気に入りの一冊となりましたきもち


◆こんな人にオススメ◆
新選組が好きな人
敵対する人間の視点からも読んでみたい人



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Comments 6

There are no comments yet.
picchuko  

nanaco☆ちゃん、おはよう!!!
GW後半、どこかへおでかけするのかしら?^^

おお、またもや新撰組を描いた傑作登場ですか!
nanaco☆ちゃんの胸の高鳴りが聞こえてきそうです。^^
これ、慎ちゃんファンの私でも読めるでしょうか?(笑)
nanaco☆ちゃんの評価、これまでも5つ★の王冠付きって色々あったけど、ここまで「好き」を連呼してるのは凄いと思います。^^v

2013/05/03 (Fri) 09:21 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
わっ、王冠付き5つ星ですね!!

nanaco☆さん、こちらにもお邪魔してまーす(*^^)v

王冠付き5つ星、出ましたね~♪
ということは…今年のマイベスト本入り決定かしらん???
いきなりの「好き!!!!」で、nanaco☆さんのお気に入り度が
ひいひしと伝わってきますよ~!!(><)
土方さんの異常な格好良さ…めちゃめちゃ気になる~♪

ところで、木内さんって、女性作家さんだったんですね(@_@)
昇(のぼる?)だから、てっきり男性作家さんだと思っちゃいました^^;

*昨日、『RDGレッドデータガール』のレビューをアップしたので、
TB、いただいていきますねっ(^_-)-☆

2013/05/04 (Sat) 14:42 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

picchukoさん、こんばんは~♪

今年のGWは超寒くて、桜開花の便りもまだ届いていません…(ー。ー)フゥ
でもでも!せっかくの休みなんだし、家の中に閉じこもっていられませんよね!

昨日は春ウニ丼を食べに日高の方までドライブに行ってきました♪峠は雪降ってたけど…
既に夏タイヤに交換した後だったのでドキドキでしたが、どうにか生還しました(笑)
明日は函館方面に行く予定ですよ~☆
picchukoさんはどんなGWを過ごされているでしょうか(*^_^*)

>おお、またもや新撰組を描いた傑作登場ですか!
>nanaco☆ちゃんの胸の高鳴りが聞こえてきそうです。^^

ふふふ~~この本を読んで、ますます新選組が好きになりましたよ(^○^)
何てカッコイイ人達なんだろう…って。あぁ、私も彼らと同じ時代に生まれたかった!(笑)
様々な人物の視点から描かれているのが良かったです~。

>これ、慎ちゃんファンの私でも読めるでしょうか?(笑)

う~ん、慎ちゃんファンだったらどうかなぁ…(=v=)むしろ逆の立場ですからね…
でもたとえ敵対する関係でも、それぞれの視点から読めばまた違った見方ができそうですね!
というわけで、是非ともpicchukoさんにもこの本を読んで頂きたいですo(*^▽^*)o
新選組云々よりも、カッコイイ男達のカッコイイ生き様を見て頂きたいです~☆★

2013/05/04 (Sat) 19:09 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こちらにもコメントありがと~☆

>王冠付き5つ星、出ましたね~♪
>ということは…今年のマイベスト本入り決定かしらん???

ほっほっほ♪( ̄▽+ ̄*)
この本は勿論今年のベスト本入りですよぉ~!!これは絶対外せません☆
だって、本当に全てが格好良かったんですもの。もう震えるくらい><

土方さんや沖田さんの視点から描いた新選組本は沢山ありますけど、
他の目立たない隊士が語り手になる作品って、なかなかないんじゃないかな、と思います。
そういう隊士から見た土方さんが、たまらなく素敵でした。。。(笑)

>ところで、木内さんって、女性作家さんだったんですね(@_@)
>昇(のぼる?)だから、てっきり男性作家さんだと思っちゃいました^^;

そうなの!実は私も最後の解説を読むまで、男性作家さんだとばかり思っていました(^▽^;)
どうやら、昇は「のぼり」さんと読むらしいです。
読み終えて納得です。力強さの中に、男性作家さんでは出せない繊細さがあって。
司馬さんは勢いで読ませてくれましたけど、木内さんはじっくり内面を読ませてくれます。
miwaさんも機会があったら、是非読んでみて下さいね~(*^v^*)

>*昨日、『RDGレッドデータガール』のレビューをアップしたので、
>TB、いただいていきますねっ(^_-)-☆

わ~読まれたんですね^^
TBありがとで~す♪私も後でじっくり感想を伺いにいきますね!

2013/05/04 (Sat) 20:28 | EDIT | REPLY |   
Cedie  

nanaco☆さん、こんにちは!
この方も全く読んだことがないのですが、評価がものすごくいいですね!
新撰組ってところがとても気になります。

るるぶ薄桜鬼をまた読み直したくなります。
名前だけ見ると男性かな?って思ってましたが、女性なのですね。
誰からの視点で書かれるかによって見方や感じ方が全然違ってくるでしょうから何度でも楽しめそうです。

2013/05/06 (Mon) 09:53 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cedieさんへ

Cedieさん、こんばんは~♪

>この方も全く読んだことがないのですが、評価がものすごくいいですね!
>新撰組ってところがとても気になります。

Cedieさん、この本めっちゃオススメですよ!!!(*^0^*)
ある程度しか知らなかった隊士達の事とか、途端に魅力的に見えてきちゃうんですよね(笑)
女性が書いた新選組って、良くも悪くも綺麗すぎるイメージがあるんですけど、
この作品は繊細さの中に泥くさい部分も、力強い部分も同居していて、ホント素敵です☆

>るるぶ薄桜鬼をまた読み直したくなります。

昨日、るるぶ薄桜鬼片手に函館方面までドライブに行ってきました(笑)
次こそは、次こそはお金を貯めて京都に……!!
やっぱり保存版と2冊買っておけば良かったかなぁと、ちょっと後悔してます><

2013/05/07 (Tue) 21:27 | EDIT | REPLY |   

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