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「ヤンのいた島」沢村凛

ななこ


ヤンのいた島
著者:沢村凛
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
服従か抵抗か。暴力か非暴力か。選ぶ未来の形は―ゲリラの頭目と1人の女性の物語。南の小国・イシャナイでは、近代化と植民地化に抗う人々が闘いを繰り広げていた。学術調査に訪れた瞳子は、ゲリラの頭目・ヤンと出会い、悲しき国の未来をいくつも味わっていく。「瞳子。世界はぼくたちを憎んでいるのだろうか」。力弱き抵抗者、ヤンたちが掴んだものは?日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。




やっと休みです!!!!

さすがに年度末、残業続きでブログUPする気力もなく、一週間ぶりの更新ですかお
コメントのお返事、皆さんの所へのご訪問が遅れていてゴメンナサイ。。。
今日これからのんびりと遊びに伺いたいと思います~きもち


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*


さてさて、今回読んだのは沢村凛さんの「ヤンのいた島」。
「黄金の王 白銀の王」にいたく感動した私には、いやが上にも期待大!の作品でした。

第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作ですきもち

これ、1998年の作品なんですよねぇ。
念願の文庫化です!!ようやく、、、という気持ちで手に取りました。

南洋の孤島イシャナイに、学術調査調査のために訪れた瞳子は、
ゲリラの若き頭目・ヤンと出会い、やがて行動を共にすることになります。

それ以来瞳子は、何故かヤンと毎晩同じ夢を見るようになるのですが、
その夢は、現実とは別の道を歩んだイシャナイの姿なのです。
一体何故そんな夢を見るのか?現実と並行しているように見える夢の中の世界とはきもち


landscape02s.gif



植民地化に抵抗する、ある一つの民族のお話なんだけど、
今も昔も、世界中で繰り返されてきたであろう内部紛争をリアルに描いています。

ヤンの描写はあまり多くは出てこないんだけど、間違いなく魅力的な男性ですきもち
皆に慕われていて常にどっしりと構えているんだけど、瞳子には時々弱さを見せる。
いちいち女の子の弱いツボを突いてくるお人だわ…(笑)

その反面、主人公の瞳子ちゃんはあまり好きになれなかったなぁ、、、
あまりにも感情的で自分勝手な人間に見えてしまってかお

何とも現実的なお話なんですが、ラストのオチは紛れもなくファンタジーでした。
全く予測もしなかった展開にビックリです。曖昧だけどまぁこれもアリなのかな…

政治色が強くて、考えさせられる部分も多かったのですが、
ファンタジーであるからには、喪失感よりも充足感で満たされたかったのが本音です。
題材はとても好みなのですが、正直きちんと活かせていない印象を受けましたね~きもち

この何とも言えない消化不良感は、「瞳の中の大河」で解消する事にしましょう…


◆こんな人にオススメ◆
ファンタジーが好きな人
どんなオチも受け入れるぜ!な人




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Comments 4

There are no comments yet.
Cedie  

nanaco☆さん、こんばんは。

お仕事お疲れ様です。
年度末でお忙しい人が多いみたいですね。
わたしはそうでもなかったのですが、
習い事に行ったとき、転勤やらなんやらで人が減っていました。

みなさんフェイスブックをしていたらしく、(しかもみなスマホ)
そのへんきちんと把握してみたいですがわたしはしてなかった(>_<)

沢村凛さんも未読です。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞ことなのでこれもチェックしたい本です。
まだまだ読みたい本があるのに最近ちょっと停滞気味です・・・
来月は読むぞー(^o^)/

2013/03/31 (Sun) 19:22 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cedieさんへ

Cedieさん、こんばんは~♪

3月末~4月初めにかけては、やっぱり何かと忙しくてバタバタしてますよね><
転勤、異動もあれば歓送迎会もありますし、ここ最近は落ち着かないです~。
もうしばらくは忙しい日が続きそうです。。。

Cedieさんは習い事をされているんですねぇ(*^0^*)
私もいつかジムに通おう、ギターを習おう、と思いつつ結局ダラダラと……(笑)
今年こそは!と毎年思うのですが、なかなか実行できずにいます。(ダメダメですね)
それにしても皆さんFacebookですか、、、そんな時代になったんですね@@
私はどうしても実名を載せるのが抵抗あります~^^;

>沢村凛さんも未読です。
>日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞ことなのでこれもチェックしたい本です。

日本ファンタジーノベル大賞は、あまり外れがない(個人的には)のでオススメです♪
ホラーやミステリの賞もそうですけど、最近はジャンルの境目が曖昧になってきていますよね。
いつだったか大賞を受賞した、森見登美彦さんの「太陽の塔」を読んだ時は、
これがファンタジーなのか~と、ちょっと自分の世界が広がった記憶があります(笑)

2013/03/31 (Sun) 22:50 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
レビュー、お待ちしてました~♪

nanaco☆さん、こんばんは~(^^)/

nanaco師匠、年度末の残業、お疲れ様です!^^
連絡をくだされば、弟子のmiwaがマッサージしに伺いましたのに…(笑)

nanaco☆さん的には消化不良感の残る作品でしたか。。。
確かに、読後の満足感・充足感が少なかったですね~^^;
瞳子のキャラも、何処か子供っぽい感じがして、
あんたは子供か!と思わずツッコミを入れちゃいましたよ(笑)
夢を追いかける女性で、子供っぽさを残したキャラの設定なのかもしれないですけど、
少し自己中さが鼻につきましたよね…(;一_一)
そんな子供っぽい瞳子がいたから、
ヤンが凄く大人の魅力的な青年に見えたのも事実ですけどね(^_-)

『瞳の中の大河』の感想も楽しみに待ってますよ~(^O^)/
こちらもTBいただいていきますね☆

2013/04/01 (Mon) 18:01 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、おはようございます~♪
お返事が遅れちゃってゴメンナサイ(。-人-。)

仕事の方もやっとこさ落ち着いてきましたよ☆も~身体がくたくたです;
おぉ、マッサージをしてくれるとは!miwa殿は弟子の鑑ですのぅ……(笑)
最近は本もなかなか読めなくて、漫画ばっかりになってしまっています><
そろそろ読書タイムも復活できるかな~と♪

>瞳子のキャラも、何処か子供っぽい感じがして、
>あんたは子供か!と思わずツッコミを入れちゃいましたよ(笑)

瞳子は色々と残念なキャラでしたよねぇ(・x・)
実は一番気になったのが、ヤンに向かって母親の事を「お母さんが…」と言ってた事^^;
一応大人の女性なのに、、、ってその呼び方にすごく違和感があったんです~。
まぁそれだけヤンに、心を許していたのかもしれませんけどね☆

結局ヤンとは恋愛関係には発展しなかった(?)訳だし、
どちらかというと主人公は、もっと幼い少年や少女の方が良かったなぁと思いました!
そしたらあの突飛で自己中な行動も許せる気がして…(笑)

>そんな子供っぽい瞳子がいたから、
>ヤンが凄く大人の魅力的な青年に見えたのも事実ですけどね(^_-)

そうそう、確かにそうなんですよね~(*^_^*)
ヤンの大きく包み込むような温かさは、すごく魅力的でしたね!!
ただそこにいるだけで圧倒的な存在感、カリスマ性(死語?)があって素敵でした♪

「瞳の中の大河」では、「黄金の王 白銀の王」みたいな感動をもう一度味わえるかな?
今から読むのがすごく楽しみです^^

*miwaさん、お返しTBありがと~~☆★

2013/04/07 (Sun) 09:57 | EDIT | REPLY |   

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  •  『ヤンのいた島』 沢村 凜
  • 今回レビューを書くのは、 沢村凜さんの『ヤンのいた島』という作品です。 ◆あらすじ◆ 服従か抵抗か。暴力か非暴力か。選ぶ未来のかたちは──ゲリラの頭目と一人の女性の物語
  • 2013.04.01 (Mon) 18:03 | 本を読みましょ
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  •  沢村凛「ヤンのいた島」
  •  第10回ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。1998年の作品。  鼻行類なる動物がいる。鼻を足の代わりにして移動する生物、もちろん架空の生物だ。  今から50年ほど前、ハラルト ...
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