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2013.03.18 *Mon*

「天使」佐藤亜紀


天使
著者:佐藤亜紀
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
第一次大戦前夜、天賦の「感覚」を持つジェルジュは、オーストリアの諜報活動を指揮する顧問官に拾われ、その配下となる。混迷の欧州で繰り広げられる、選ばれし者たちの闘いの結果は!? 堕天使たちのサイキック・ウォーズ。




先日の「天使のゲーム」に続き、今度は「天使」だなんて、、、
よっぽどの天使好きなのかと思われそうですが、全くの偶然です(笑)

佐藤亜紀さんの作品は、「バルタザールの遍歴」以来2冊目。
これが当時29歳だった佐藤さんのデビュー作か!と度胆を抜かれたのを覚えています。
今の私とほぼ同じ歳だよ……この才能の違いは何なのでしょう……かお

今回読んだ「天使」も、まるで翻訳本を読んでいるかのような格調高い文章。
硬質で一切隙がないように見えるのだけれど、匂い立つような色気があって。ウットリ。
文章も美しいが、登場人物も皆美しい。それだけで幸せな気分になれるのですきもち


bottle10.gif


人の頭の中を覗いたり、思うがままに記憶を操れる"感覚"という超能力を持つ異能者達の物語。

主人公は、家族をなくした薄汚い少年ジェルジュ。
彼は"顧問官"に拾われ、やがて凄まじい能力を持つ美しい青年へと成長していきますきもち

ジェルジュは"顧問官"から、生まれ持った強力な"感覚"を制御する方法を学び、
諜報員として活動するのですが、これがまた何とも華々しい。キミ、ホントに諜報員ですか??
まぁ美しいんだから仕方ないけど、よくまぁこんなにモテるわと呆れるほどの年上キラー(笑)

第一次大戦前夜の混沌とした時代、
水面下ではこんな異能者達の戦いがあったとしたら…と考えると面白いですね~かお

歴史の背景について一切の説明がないので、難解な部分もあります。
気軽に人にはオススメできないのですが、この独特の世界観に酔いしれる人もいるはず。
是非とも、美男美女を使って映像化して欲しい作品です!!

続編「雲雀」も読んでみますきもち


◆こんな人にオススメ◆
超能力モノが好きな人
美男美女と聞けばスルーできない人
第一次世界大戦前後の歴史をある程度知ってる人




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tag : 天使  佐藤亜紀 

COMMENT

面白そうですねっ(^_-)-☆
nanaco☆さん、こんばんは~(^^)/

なになに、登場人物が皆美しいとな!!(*^^*)
それはめちゃめちゃ幸福な気分に浸れそうですね~♪
こんな人にオススメのところで、
超能力モノが好きな人、美男美女と聞けばスルーできない人…
それってまさに私の事じゃん!と叫びそうになっちゃいました(笑)

時代背景と異能者との、ミスマッチ的な設定も
めちゃめちゃ面白そう(*≧▽≦*)
堕天使たちのサイキック・ウォーズ、
このキャッチコピー(?)も何気に気に入っちゃいました!
nanaco☆さん、またまた面白そうな作品の紹介、
ありがとね~ヽ(^o^)丿

*そうそう、今邑彩さんが亡くなられましたね~。
私はまだ『いつもの朝に』にしか読んでないけど、
とても才能豊かな作家さんの印象があったし、
これからも楽しみな作家さんの一人だったから
スゴク残念ですよね~(T_T)
ご冥福をお祈りします!!
by miwa125 #-
2013/03/21(木) 18:14 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こんにちは~♪

この作品、とにかく主人公ジェルジュが魅力的なんですよぉ(=^▽^=)
まだ幼い少年時代のお話から始まるんですが、徐々に美しく成長していく彼にドキドキします。
そして羨ましいくらいに超モテモテ!何故かやたらと年上の女性のモテます(笑)
文章も美しくて優雅なので、主人公の魅力と相まってちょっとクラッときちゃいますよ~^^

>時代背景と異能者との、ミスマッチ的な設定も
>めちゃめちゃ面白そう(*≧▽≦*)

恩田さんの「夜の底は柔らかな幻」をヨーロッパ版にした感じかなぁ(笑)
この時代に超能力者達が暗躍していたのかも…と想像すると、面白いですよね♪
若干とっつきづらい所があったり、登場人物の名前が覚えづらいのが難点ですが、
一度引き込まれると、この世界観に酔いしれますよ~(^_-)-☆
すごく素敵な作品なので、miwaさんも機会がありましたら是非是非!

>そうそう、今邑彩さんが亡くなられましたね~。

え?本当ですか!?し、知らなかった……
私もそれほど沢山の作品を読んでいる訳ではないですが、ショックです(泣)
まだお若いですよね、才能のある作家さんが亡くなるのは本当に残念ですね(:_;)
著作を大事に読んでいこうと思います。。。
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/03/23(土) 14:23 [Edit

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
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ほし 何も言えない

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百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

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