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「天使のゲーム」カルロス・ルイス・サフォン

ななこ


天使のゲーム(上)(下)
著者:カルロス・ルイス・サフォン
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに、高額の報酬と“望むもの”を与えるというオファーを受ける。世界的ベストセラー『風の影』に続いて“忘れられた本の墓場”が登場する第2弾。




「風の影」に続く<忘れられた本の墓場シリーズ>第2弾ですきもち

いいよね、<忘れられた本の墓場>って響き……
本好きとしては、このフレーズを素通りする事なんてできないですよね~(笑)

なんだかこのシリーズを読んでいると、電子書籍ってなんて味気ないんだろうと思います。
同時に、自分の本棚に大切に保管してある紙の本が、とても愛おしく感じられます。

表紙をじっくりと眺めて、思い切ってレジに向かい、ドキドキしながらページを繰った本。
真新しい紙の匂い。古本なら、ふわっと甘い匂い。前の持ち主はどんな人だろう?と考える。
そういう思い出が、ぎっしりと詰まった本達。

電子書籍には、手っ取り早く気軽に読めるという利点もあるけれど、
やっぱり紙の本っていいなぁ。。。そう思わせてくれる作品ですねかお


book_cup02.gif


話がかなり脱線してしまいましたが、本の感想を(笑)

この作品の主人公ダビッドは、前作のダニエル少年とは全く別のタイプの青年です。
一言で言うなら「ああ言えばこう言う」タイプで、私なら絶対口論はしたくないなぁかお

息子を置いて出ていった母親、文字すらろくに読めない父親との確執。
それがダビッドの心の傷とコンプレックスになっているらしく、このひねくれた性格も頷けます。
彼を慕うアシスタントの少女イサベッラとの掛け合いが面白くて、笑っちゃいました!

ダビッドが不気味な<塔の館>に移り住む事になり、
謎の編集者からある執筆のオファーを受けてから、不可解な出来事が起こり始めます。

ミステリというよりは、幻想小説のような雰囲気だったかな~きもち
前作のように重厚なミステリを期待して読むと、もしかすると肩透かしかもしれません。
下巻に関しては、思い切りファンタジーな展開ですから!

何かとダビッドの世話を焼きたがる少女イサベッラとの、かけがえのない友情。
自分の"恩人"ビダルの妻となった女性クリスティーナとの、身を焦がすような切ない恋。
二人の個性的な女性が、物語に華を添えていますねぼたん

そしてエピローグが、前作「風の影」に繋がっているという驚き!!
イサベッラの息子が「風の影」の主人公・ダニエル少年だったのね。
で、ダニエル少年のお父さん(イサベッラの旦那さん)が、センペーレのイケメン青年店員って事か(笑)
(↑ネタバレのため反転で失礼…)

この作品を読み終えた後、
「風の影」の最初の部分を読み直してみて、父子のやりとりに胸がつまりましたかお

さて、このシリーズは四部作になるとのこと。
パズルのピースが全て埋まった時、一体どんな世界が見えてくるのでしょう??

*感想が長くなっちゃってゴメンナサイ!!


◆こんな人にオススメ◆
本が好きな人
古書店にいると落ち着く人



<忘れられた本の墓場シリーズ>
風の影





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Comments 6

There are no comments yet.
日向 永遠  
「天使のゲーム」面白かったですね!

nanacoさん、おはようございます!(もう昼だけど)

「天使のゲーム」いい意味で裏切られた感じ^^
こっちに行く?みたいな・・・・
でも面白くて前作より読みやすくて、2作目、1作目と逆に読んでもいいと思いました。3作目、読みたいですね!!

電子書籍・・・実は凄く興味アリ 紙の本とどう住み分けるか検討中だったりします。^^

2013/03/16 (Sat) 10:57 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
読みたい~~!!

nanaco☆さん、こんにちは~(^^)/

『天使のゲーム』、レビュー楽しみに待ってましたよ~(*^^)v
忘れられた本の墓場…ホント、本好きにはスルーできないフレーズですよね!!!
塔の館…綾辻さんの館シリーズの影響か、
どうしても殺人事件が起こるミステリを想像しちゃうんですけど、
この作品は、幻想小説のような雰囲気なんですね^^
不気味な館ですか~。何だか思い切り妄想しちゃいそうです(笑)
思い切りファンタジーな展開…思い切り好みのツボです~(*≧▽≦*)
これは早く読まなくちゃ!!!!!
実は、本屋さんであらすじをチェックした時から
『風の影』より、この『天使の~』方が興味を引かれていて、
日向さんのオススメも『天使の~』だったので、
こちらから先に読むことに決めてました(*^^*)
近いうちにチャレンジしますね~(^O^)/

このシリーズ、4部作だったんですね(@_@)
それだけ壮大な物語になりそうで…楽しみですね~!(^^)!

2013/03/16 (Sat) 11:30 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

日向さん、こんにちは~♪

>「天使のゲーム」いい意味で裏切られた感じ^^
>こっちに行く?みたいな・・・・

まさかこっちに行っちゃうとは思わなかったですよね~@@
これはファンタジーとして読んだほうが良いかもしれないですね。(特に最後とか!)
今回の主人公はかなり毒舌で面白かったです。なんでこんなに頭がまわるんだろう(笑)
イサベッラとのやりとりに何度吹き出した事か^^;最初はこの二人がくっつくかと思ってました…

前作「風の影」とのリンクも嬉しかったです♪
「天使のゲーム」を読み終えた後に前作を読み返すと、ダニエルのお父さんに親近感が…
第3弾(「天国の囚人」というタイトルらしい)もやっぱり繋がりがあるお話なんでしょうかね~?
2011年に出版されたという事は、翻訳はあと2年くらいはかかるのかな、、、
待ち遠しいですね~~o(*^▽^*)o

>電子書籍・・・実は凄く興味アリ 紙の本とどう住み分けるか検討中だったりします。^^

電子書籍、便利な面もありますよね~☆
私も漫画や雑誌は電子で読む事が多いですが、やっぱり活字は目が辛いです(笑)
電子が中心になると、本屋さんは大変になっちゃうかもしれませんね><
電子書籍と紙の本、うまく共存していけたら良いのですが。。。

2013/03/16 (Sat) 11:37 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こんにちは~♪

この作品は、前作よりもファンタジーな展開だったから、
ファンタジー好きなら「天使のゲーム」から読んだ方が楽しめるかもしれませんね~ヽ(*^^*)ノ
その後に「風の影」を読むと嬉しいリンクもあって、じんわり胸が熱くなります☆
この2作、時系列順には逆になっているので、
反対に読んだ方が繋がりが見えやすいかもしれません^^

>塔の館…綾辻さんの館シリーズの影響か、
>どうしても殺人事件が起こるミステリを想像しちゃうんですけど、
>この作品は、幻想小説のような雰囲気なんですね^^

不気味な塔の館に、忘れられた本の墓場に、味のある古書店センペーレ。
もう雰囲気抜群だし、特に忘れられた本の墓場は本好きにはたまりませ~ん><
私もあそこで自分だけの運命の1冊を選びたいなぁ…(笑)

>このシリーズ、4部作だったんですね(@_@)
>それだけ壮大な物語になりそうで…楽しみですね~!(^^)!

スペインではどうやら3作目も2011年に出版されているようなので、翻訳待ちです♪
こういう時原書のまま読めたら、、、って何度悔しく思った事か(/_<)
でも英語じゃなくスペイン語っていうのは、なかなかハードルが高いですね(笑)
このシリーズが完結した時に、どんな壮大なお話になるのかホント楽しみです!!!
miwaさんのレビュー、心待ちにしてますね~~(^ー^* )

2013/03/16 (Sat) 11:55 | EDIT | REPLY |   
Cozy  
待ちに待ったって感じでしたね。

nanaco☆さん、こんにちは♪

『風の影』がとても好きな作品だったので、
『天使のゲーム』は本当に待望の続編!って思いでした。
思わず、『天使のゲーム』を読んだ後に、
『風の影』を読み直してしまいました。

『天使のゲーム』はファンタジーでしたね。
これはこれで、面白かったです。

2013/03/16 (Sat) 12:33 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
Cozyさんへ

Cozyさん、おはようございます~♪

おっ、Cozyさんも読まれていましたか(*^_^*)
本当に、待望の続編!という感じでしたよね~☆
私も「風の影」があまりに面白かったので、最初はちょっと不安もあったんです^^;
実際上巻を読んでいる時は、「あの重厚さはなくなったのかなぁ…」と少しだけ悲しくなりました。

でも下巻では一気に引き込まれてしまって、不思議な世界観を堪能できました(^○^)
こういう路線で来るとは予想外だったけど、面白かったですね!
ホント、サフォンさんは色んな意味で恐ろしい作家さんです…(笑)

>思わず、『天使のゲーム』を読んだ後に、
>『風の影』を読み直してしまいました。

ふふ、やっぱり読み直したくなりますよね^^
「天使のゲーム」のラストを読んだ時、ここに繋がっていたのか!と嬉しくなりました~。
途端にダニエル少年のお父さんに親近感が湧いてきたりして…('ー') フフ
第3弾もやっぱりドキドキしつつも期待しちゃいます。早く読みたいですね~><

2013/03/17 (Sun) 07:15 | EDIT | REPLY |   

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  • 「宗教の教義は、つまるところ作り話だと、あなたはおっしゃるわけですか」 「なにもかも作り話ですよ、マルティン。われわれが信じるもの、知っているもの、思いだすもの、夢見る
  • 2013.03.16 (Sat) 12:11 | Karmaなミステリ読書ブログ