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2013.03.16 *Sat*

「天使のゲーム」カルロス・ルイス・サフォン


天使のゲーム(上)(下)
著者:カルロス・ルイス・サフォン
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。1年後、独立したダビッドは、旧市街の“塔の館”に移り住み、執筆活動を続ける。ある日、謎の編集人から、1年間彼のために執筆するかわりに、高額の報酬と“望むもの”を与えるというオファーを受ける。世界的ベストセラー『風の影』に続いて“忘れられた本の墓場”が登場する第2弾。




「風の影」に続く<忘れられた本の墓場シリーズ>第2弾ですきもち

いいよね、<忘れられた本の墓場>って響き……
本好きとしては、このフレーズを素通りする事なんてできないですよね~(笑)

なんだかこのシリーズを読んでいると、電子書籍ってなんて味気ないんだろうと思います。
同時に、自分の本棚に大切に保管してある紙の本が、とても愛おしく感じられます。

表紙をじっくりと眺めて、思い切ってレジに向かい、ドキドキしながらページを繰った本。
真新しい紙の匂い。古本なら、ふわっと甘い匂い。前の持ち主はどんな人だろう?と考える。
そういう思い出が、ぎっしりと詰まった本達。

電子書籍には、手っ取り早く気軽に読めるという利点もあるけれど、
やっぱり紙の本っていいなぁ。。。そう思わせてくれる作品ですねかお


book_cup02.gif


話がかなり脱線してしまいましたが、本の感想を(笑)

この作品の主人公ダビッドは、前作のダニエル少年とは全く別のタイプの青年です。
一言で言うなら「ああ言えばこう言う」タイプで、私なら絶対口論はしたくないなぁかお

息子を置いて出ていった母親、文字すらろくに読めない父親との確執。
それがダビッドの心の傷とコンプレックスになっているらしく、このひねくれた性格も頷けます。
彼を慕うアシスタントの少女イサベッラとの掛け合いが面白くて、笑っちゃいました!

ダビッドが不気味な<塔の館>に移り住む事になり、
謎の編集者からある執筆のオファーを受けてから、不可解な出来事が起こり始めます。

ミステリというよりは、幻想小説のような雰囲気だったかな~きもち
前作のように重厚なミステリを期待して読むと、もしかすると肩透かしかもしれません。
下巻に関しては、思い切りファンタジーな展開ですから!

何かとダビッドの世話を焼きたがる少女イサベッラとの、かけがえのない友情。
自分の"恩人"ビダルの妻となった女性クリスティーナとの、身を焦がすような切ない恋。
二人の個性的な女性が、物語に華を添えていますねぼたん

そしてエピローグが、前作「風の影」に繋がっているという驚き!!
イサベッラの息子が「風の影」の主人公・ダニエル少年だったのね。
で、ダニエル少年のお父さん(イサベッラの旦那さん)が、センペーレのイケメン青年店員って事か(笑)
(↑ネタバレのため反転で失礼…)

この作品を読み終えた後、
「風の影」の最初の部分を読み直してみて、父子のやりとりに胸がつまりましたかお

さて、このシリーズは四部作になるとのこと。
パズルのピースが全て埋まった時、一体どんな世界が見えてくるのでしょう??

*感想が長くなっちゃってゴメンナサイ!!


◆こんな人にオススメ◆
本が好きな人
古書店にいると落ち着く人



<忘れられた本の墓場シリーズ>
風の影





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COMMENT

「天使のゲーム」面白かったですね!
nanacoさん、おはようございます!(もう昼だけど)

「天使のゲーム」いい意味で裏切られた感じ^^
こっちに行く?みたいな・・・・
でも面白くて前作より読みやすくて、2作目、1作目と逆に読んでもいいと思いました。3作目、読みたいですね!!

電子書籍・・・実は凄く興味アリ 紙の本とどう住み分けるか検討中だったりします。^^
by 日向 永遠 #LepxwtIo
2013/03/16(土) 10:57 [Edit
読みたい~~!!
nanaco☆さん、こんにちは~(^^)/

『天使のゲーム』、レビュー楽しみに待ってましたよ~(*^^)v
忘れられた本の墓場…ホント、本好きにはスルーできないフレーズですよね!!!
塔の館…綾辻さんの館シリーズの影響か、
どうしても殺人事件が起こるミステリを想像しちゃうんですけど、
この作品は、幻想小説のような雰囲気なんですね^^
不気味な館ですか~。何だか思い切り妄想しちゃいそうです(笑)
思い切りファンタジーな展開…思い切り好みのツボです~(*≧▽≦*)
これは早く読まなくちゃ!!!!!
実は、本屋さんであらすじをチェックした時から
『風の影』より、この『天使の~』方が興味を引かれていて、
日向さんのオススメも『天使の~』だったので、
こちらから先に読むことに決めてました(*^^*)
近いうちにチャレンジしますね~(^O^)/

このシリーズ、4部作だったんですね(@_@)
それだけ壮大な物語になりそうで…楽しみですね~!(^^)!
by miwa125 #-
2013/03/16(土) 11:30 [Edit
日向 永遠さんへ
日向さん、こんにちは~♪

>「天使のゲーム」いい意味で裏切られた感じ^^
>こっちに行く?みたいな・・・・

まさかこっちに行っちゃうとは思わなかったですよね~@@
これはファンタジーとして読んだほうが良いかもしれないですね。(特に最後とか!)
今回の主人公はかなり毒舌で面白かったです。なんでこんなに頭がまわるんだろう(笑)
イサベッラとのやりとりに何度吹き出した事か^^;最初はこの二人がくっつくかと思ってました…

前作「風の影」とのリンクも嬉しかったです♪
「天使のゲーム」を読み終えた後に前作を読み返すと、ダニエルのお父さんに親近感が…
第3弾(「天国の囚人」というタイトルらしい)もやっぱり繋がりがあるお話なんでしょうかね~?
2011年に出版されたという事は、翻訳はあと2年くらいはかかるのかな、、、
待ち遠しいですね~~o(*^▽^*)o

>電子書籍・・・実は凄く興味アリ 紙の本とどう住み分けるか検討中だったりします。^^

電子書籍、便利な面もありますよね~☆
私も漫画や雑誌は電子で読む事が多いですが、やっぱり活字は目が辛いです(笑)
電子が中心になると、本屋さんは大変になっちゃうかもしれませんね><
電子書籍と紙の本、うまく共存していけたら良いのですが。。。
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/03/16(土) 11:37 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こんにちは~♪

この作品は、前作よりもファンタジーな展開だったから、
ファンタジー好きなら「天使のゲーム」から読んだ方が楽しめるかもしれませんね~ヽ(*^^*)ノ
その後に「風の影」を読むと嬉しいリンクもあって、じんわり胸が熱くなります☆
この2作、時系列順には逆になっているので、
反対に読んだ方が繋がりが見えやすいかもしれません^^

>塔の館…綾辻さんの館シリーズの影響か、
>どうしても殺人事件が起こるミステリを想像しちゃうんですけど、
>この作品は、幻想小説のような雰囲気なんですね^^

不気味な塔の館に、忘れられた本の墓場に、味のある古書店センペーレ。
もう雰囲気抜群だし、特に忘れられた本の墓場は本好きにはたまりませ~ん><
私もあそこで自分だけの運命の1冊を選びたいなぁ…(笑)

>このシリーズ、4部作だったんですね(@_@)
>それだけ壮大な物語になりそうで…楽しみですね~!(^^)!

スペインではどうやら3作目も2011年に出版されているようなので、翻訳待ちです♪
こういう時原書のまま読めたら、、、って何度悔しく思った事か(/_<)
でも英語じゃなくスペイン語っていうのは、なかなかハードルが高いですね(笑)
このシリーズが完結した時に、どんな壮大なお話になるのかホント楽しみです!!!
miwaさんのレビュー、心待ちにしてますね~~(^ー^* )
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/03/16(土) 11:55 [Edit
待ちに待ったって感じでしたね。
nanaco☆さん、こんにちは♪

『風の影』がとても好きな作品だったので、
『天使のゲーム』は本当に待望の続編!って思いでした。
思わず、『天使のゲーム』を読んだ後に、
『風の影』を読み直してしまいました。

『天使のゲーム』はファンタジーでしたね。
これはこれで、面白かったです。
by Cozy #E6kBkVdo
2013/03/16(土) 12:33 [Edit
Cozyさんへ
Cozyさん、おはようございます~♪

おっ、Cozyさんも読まれていましたか(*^_^*)
本当に、待望の続編!という感じでしたよね~☆
私も「風の影」があまりに面白かったので、最初はちょっと不安もあったんです^^;
実際上巻を読んでいる時は、「あの重厚さはなくなったのかなぁ…」と少しだけ悲しくなりました。

でも下巻では一気に引き込まれてしまって、不思議な世界観を堪能できました(^○^)
こういう路線で来るとは予想外だったけど、面白かったですね!
ホント、サフォンさんは色んな意味で恐ろしい作家さんです…(笑)

>思わず、『天使のゲーム』を読んだ後に、
>『風の影』を読み直してしまいました。

ふふ、やっぱり読み直したくなりますよね^^
「天使のゲーム」のラストを読んだ時、ここに繋がっていたのか!と嬉しくなりました~。
途端にダニエル少年のお父さんに親近感が湧いてきたりして…('ー') フフ
第3弾もやっぱりドキドキしつつも期待しちゃいます。早く読みたいですね~><
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/03/17(日) 07:15 [Edit

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
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ほし 普通です。
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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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