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2013.02.23 *Sat*

「あの夏、エデン・ロードで」グラント・ジャーキンス


あの夏、エデン・ロードで
著者:グラント・ジャーキンス
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
のどかな町を、くねくねと貫くエデン・ロード。自転車で快走していた十歳のカイルは車と衝突しそうになる。車は横転、血まみれの若い女が彼に迫る。悪夢のような光景に逃げ出した彼は、だが翌日、愕然とする。現場には何も痕跡がないのだ―。偶然“怪物”を目覚めさせたカイルと妹。人の心を支配する魔の闇に囚われた幼い二人は…。最悪の結末の予感に震える、禁断のダーク・ミステリ。




真っ青な空!柔らかな日差し!一面のトウモロコシ畑!
そして「あの夏、エデン・ロードで」という、何とも印象的なタイトルきもち

ちょっと「スタンド・バイ・ミー」みたいなのを想像しちゃいません?
きっとこの表紙だけなら、それほど興味を惹くことはなかったでしょう。
でも、私の悪いクセですがまたもや"帯"に目が行ってしまったのです。(このクセどうにかしなくちゃ…)

「最悪の結末に備えよ。」

ん、最悪の結末?なんだ、この美しい表紙とのギャップは…?(笑)
そう考えると、もう気になって気になって。思わずレジへ直行してしまいました~かお


tree01.gif


田舎道、兄妹、“怪物”…とくれば、思い出すのはあの映画。
フランシス・F・コッポラ監督のホラー映画「ジーパーズ・クリーパーズ」。
これは当時高校生だった私に、大変な衝撃を残したのですが…。

ある意味それ以上におぞましいというか、酷く後味が悪いというかきもち
この本に出てくる“怪物”とは、所詮は同じ血の通った人間なんですよね。。。

物語は、少年カイルの視点から淡々と展開していきます。

大人の目から見れば何でもないような事でも、子供の目から見れば世界はまるで違って見える。
カイルを慕って、いつも後からくっついてくる妹のグレース。トウモロコシ畑でのかくれんぼ。

そんなある夏の日、幼い二人を襲った悲劇。
安全なはずのエデン・ロードで、突然日常が崩壊してしまう瞬間。
早い段階で犯人が分かっているだけに、純粋な兄妹が闇に飲み込まれていくのが辛かったかお

決して大きなどんでん返しがある訳でもないし、結末も予想の範囲内です。
それでもこの吸引力はスゴイわ~~引き込まれてしまいましたきもち

読み終えた後に心にどんよりと重いものが残りますが、嫌いじゃないです!!
全てが分かった後で、もう一度プロローグを読み返すと、、、やりきれないですねきもち
2013年のイヤミス 入り、決定です(笑)


◆こんな人にオススメ◆
後味の悪い作品OK!な人
アメリカ田舎町の雰囲気が好きな人




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COMMENT

この本、買いましたよ!
nanacoさん、こんにちは。

自分も帯の惹句につられて買ってきましたよ。
最悪ってどんなんだ~
後味悪そうですね。怖いものを指の間から覗くように読んでみよう・・・・表紙は牧歌的なのに・・・
by 日向永遠 #MTvX3K/M
2013/02/24(日) 16:49 [Edit
私も、この本購入しました(*^^)v
nanaco☆さん、こんばんは~(^^)/

ふふっ(*^m^*)何を隠そう、
私も帯の「最悪の結末に備えよ。」に惹かれて
レジに直行したひとりです(^^)v

やっぱり後味の悪い作品なんですね~(><)
救いは確かにある、とか何とか書いてありましたけど、
少しでも“救い”の部分はあったんでしょうか~!?
幼い兄妹が出会ってしまう“怪物”の正体と、
最悪の結末が気になって早く読みたいところですけど、
その反面、何だか読むのが恐ろしくなってきちゃいました(^_^;)

*あさのさんの『ミヤマ物語三部作」のレビューをUPしたので、
第一部、第二部のトラバ頂きました~☆
あの世界観、たまらなく好みのツボでした(*≧▽≦*)
by miwa125 #-
2013/02/24(日) 17:43 [Edit
日向永遠さんへ
日向さん、こんばんは~♪

>自分も帯の惹句につられて買ってきましたよ。

ふふ、やっぱりこの帯が目に留まると、買わずにはいられなくなりますよね~^^
後味が悪い作品が決して好きだという訳ではないんですけど、
そういう作品の方が、吸引力があるというか印象に残るというのも事実で…(='m')
予想していた通り後味は悪かったです。でも帯のおかげで心構えはできてました(笑)

>怖いものを指の間から覗くように読んでみよう・・・・表紙は牧歌的なのに・・・

ホント、牧歌的な表紙とのギャップが凄かったです;
子供達が主人公だから、余計に痛々しいというか切ない気持ちになりました。
ホラーとはまた違った怖さがあって、読み応えのある作品でした~><
日向さんがどんな感想を持たれるのか楽しみです☆
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/02/24(日) 20:22 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こんばんは~♪

おぉ、miwaさんもこの本購入されたんですね!w(゚o゚*)w
こんな帯だとどうしても釣られちゃいますよね~、、、くそぅ。
何度も帯で失敗した事があるので、今回もドキドキしながら手に取ったのですが、
なるほど確かに「最悪」の結末かもしれないと思いました^^;

>救いは確かにある、とか何とか書いてありましたけど、
>少しでも“救い”の部分はあったんでしょうか~!?

そうですねぇ、これが誰にとっての救いなのか?によって見方が変わりそうな気がします。
幼い兄妹の視点で読んでいると、あまりにも痛々しくて…(/_<)
ジョン・ハートが描くのが、家族再生の物語なら、
この作家さんが描くのは、家庭崩壊の物語なのかなぁなんて思いました。。。
後味は悪いですけど、結構好きだったりします(笑)すごく印象に残る作品でした!
miwaさんの感想も楽しみに待っていますね~ヽ(*^^*)ノ

*「ミヤマ物語」TBありがとでーす☆待ってました^^
私も後程、早速レビューうかがいにお邪魔しますね!
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/02/24(日) 20:34 [Edit
nanaco☆ちゃん、おはようございます!
わあ、これまた面白そうというか、ホント吸引力半端じゃなさそうな本ですねえ。
日向さんもmiwaさんもレジに直行したということは、今売れ筋の作品なのかしら?
ううむ、この帯、nanaco☆ちゃんが迷わず手にしたのも分かります。(笑)
この表紙からは想像つかない展開なんですね。
今、ちょっと読んでるシリーズがあるんですけど、それ終わったら、勇気だしてみようかな~。
だって、nanaco☆ちゃんのレビュー、魅力ありすぎ!!!^^
by picchuko #-
2013/02/26(火) 06:28 [Edit
nanaco☆さん、こんばんは!

また面白そうな!
nanaco☆さんのレビューがいいのはもちろんですがこの「最悪の結末に備えよ。」って言葉に魅かれるわたしは病んでいるのかもしれませんw

今の会社で横領やヤミキンからお金を借りてる人とか見てきたせいか最悪の結末に備えよという言葉に納得がいくというか共感してしまって。

見た感じやわらかな表紙なのに^m^
by Cedie #SFo5/nok
2013/02/26(火) 20:56 [Edit
picchukoさんへ
picchukoさん、こんばんは~♪

>わあ、これまた面白そうというか、ホント吸引力半端じゃなさそうな本ですねえ。
>日向さんもmiwaさんもレジに直行したということは、今売れ筋の作品なのかしら?

この本の吸引力は、ハンパないですよぉ~(;^_^A
最初からハッピーエンドはあり得ないって分かっていても、引き込まれちゃうんです。
幼い兄妹がどうなってしまうのか、気になって気になって…。
読んでいる間中、グッと体に力が入っちゃいました(笑)
本当に怖いものって、やっぱり人間なんですよね。それも一見善良そうに見える人間!
軽く人間不信になりそうな本ですよ~^^;子供の頃に読まなくて良かったです。。。

よく帯に騙される事の多いワタシですが、今回ばかりはそのままって感じでした。
うーん、嬉しいやら悲しいやら(* ̄m ̄)
でも帯に惹かれてレジ直行の人、結構いるような気がしますねぇ…(笑)

>今、ちょっと読んでるシリーズがあるんですけど、それ終わったら、勇気だしてみようかな~。

おぉ、picchukoさん挑戦しちゃいますか!?><
お世辞にも「感動系」とは言えない作品なので、尚更他の方の感想が気になります(笑)
あまり大きな声でオススメはできませんが、是非読んでみて下さい~(=^▽^=)
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/02/26(火) 21:55 [Edit
Cedieさんへ
Cedieさん、こんばんは~♪

>「最悪の結末に備えよ。」って言葉に魅かれるわたしは病んでいるのかもしれませんw

ふふふ~Cedieさんも病んでますね(笑)
この言葉があるからには、ラストは後味の良いものでない事は確実、、、
分かっているのに、どうしてこう引き寄せられちゃうんでしょうか(=v=)
あと、個人的には幼い兄弟(兄妹)物が大好きなので、即決でしたねぇ^^
子供のフィルターを通して見た世界は、怖いものだらけだなって実感しました~。
この爽やかな表紙とのギャップがまた良かったです!

>今の会社で横領やヤミキンからお金を借りてる人とか見てきたせいか最悪の結末に備えよという言葉に納得がいくというか共感してしまって。

ゴメンナサイ、つい吹き出しちゃいました(爆)
横領にヤミキンって、ある意味この本の兄妹より最悪な結末が待っている気がする…
もし機会がありましたら、読んでみて下さいね~☆(勿論心構えをしてから^^)
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2013/02/26(火) 22:09 [Edit

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

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