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「金色の獣、彼方に向かう」恒川光太郎

ななこ




Amazonのページはこちら→金色の獣、彼方に向かう


金色の獣、彼方に向かう
著者:恒川光太郎
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
樹海に抱かれた村で暮らす大輝は、ある日、金色の毛をした不思議な生き物と出合う。ルークと名付けて飼い始めるが、次第に大輝の体に異変が起きてきて……。「樹海」と「サンカ」をテーマに、鬼才が読者を神々の世界に誘う、表題作を含む4編を収録。



約1年ほど積んだままになっていましたが、やっとこさ読みましたかお

やっぱ、いいねぇ~~
あっという間に恒川ワールドに引きずり込まれちゃいますね。

デビュー作「夜市」から、ずっと追っかけ続けてきましたが、
この作家さんの方向性は全くブレる事がありません。そこがすごく好印象。

現実世界の中に、ふっと一瞬だけ現れる異世界。
懐かしさと同時に、もやもやとした哀しい怖さが感じられる恒川作品は、
秋の終わりに読むのが一番しっくりくる気がしますね~きもち


ライン

key_01.gif ≪オススメPoint≫ 幻想ホラーファンタジー  美しさと哀しさと  不思議


樹海と山窩(さんか)というテーマのもとに、緩やかな繋がりのある連作短編集ですかお
鼬(いたち)のような不思議な獣が、頻繁に登場しています。

「異神千夜」は、この作家さんには珍しい鎌倉時代を舞台にした作品。
元の間諜として活動する日本人の青年が、元寇により二国間で板挟みになるお話。

「風天孔参り」も良かったなぁ。死の匂いが濃厚に感じられます。
鬱蒼とした樹海で、ある日突然現れる<風天孔>と呼ばれる異界への入り口。
そこに入った者は、忽然と姿を消してしまう…。

「森の神、夢に還る」は、とても美しく物悲しかった。
色々な人間に憑依できる「私」の視点から語られていく物語。涙腺が緩みましたきもち

表題作「金色の獣、彼方に向かう」で、全てが収束するという形。
大輝は、様々な怪異が語られている"川の向こう"から来たという少女に出会う。
二人はある日、金色の長い毛と緑色の目を持つ鼬を拾い、ルークと名付けるが…。

結局最後まで、金色の獣の正体は分からないままなのですが、
その曖昧さがまた、不思議な世界観を作り出しているのだと思います。。。

結論。
恒川作品に、ハズレなし!!!


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Comments 8

There are no comments yet.
picchuko  

nanaco☆ちゃん、こんにちは~♪
おぉ、久々の更新は一気に3本きましたか~!!!^^
でも、nanaco☆ちゃんが更新してくれて、すごく嬉しいです。
この季節になると、確か「戦場のクリスマス」の映画からnanaco☆ちゃんとお友達になれたんだな~って思います。
ブログを始めた頃からのお友達、nanaco☆ちゃんのブログに来ると、とてもホッとするんです。
私の癒しの場でもあるんですよ。^^

nanaco☆ちゃんにハズレなしと言わしめた恒川作品、気になりますね~。
短編小説っていうのが、読書初心者(いつまで初心者?笑)の私にとってはベストです♪^^
「異神千夜」、なんか面白そう!!!
元の間諜として活動って、あの時代に?
なんだか興味ありです。^^

そちらは冬本番に入って、深い雪と低~~~い気温で私には想像できない厳しさがあると思いますけど、くれぐれも元気で沢山の本を読んでくださいね!
またのアップ楽しみにしています。^^

2012/12/18 (Tue) 16:25 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
恒川ワールド、やっぱ、最高ですね~(*^^)v

nananco☆さん、こんばんは~(^^)/

この作品も、恒川作品の魅力が満載で、
ホントに面白かったですね(*^^*)
残酷で、不思議で、美しくて、
おまけに、どこか懐かしさを感じさせる雰囲気があって。。。
nanaco師匠の言うとおり、恒川作品にハズレなしですね(^_-)

金色の獣…正体が分からないだけに、
色々妄想力を掻き立てられたかも(笑)
表紙の金色の獣の目、怖ろしいというより、
なんか可愛いですよね!(^^♪

*nanacoさん、TB、感謝です(^o^)丿
こちらもお返しのTBいただいていきますねっ☆

2012/12/19 (Wed) 18:02 | EDIT | REPLY |   
塩平  
おはようございまーす^^

あ、恒川さんの本だ!
実は僕も恒川さんの大ファンで、連載やらも発表されたのは全て読んでます♪

丁度昨日も「小説宝石」に書かれてた短編を読みました^^「古入道きたりて」ってやつです!

これも良いですよね!「異神千夜」とか壮大な感じでワクワクしました♪

2012/12/20 (Thu) 05:07 | EDIT | REPLY |   
いりえ  
眼が可愛いすね

nanaco☆さん、どうもです(^o^)丿

秋の終わりの読書には「幻想ファンタジー」が似合いますよね。
恒川さんは読んだことないですが、引き込まれそう(゜レ゜) 作品が「ぶれていない」って凄いですね。表紙はルークですか? もしゃもしゃしてて可愛いですね(^u^)

>間諜として活動する日本人の青年が、元寇により二国間で板挟みになるお話

いいすね(^O^)そういうの好きです。繋がりのある短編集なんですね♪

>恒川作品に、ハズレなし!!!

おおおー^m^ さっそく捜してみます(>_<)


そうそう、「天使の囀り」読了しましたよー! いつもありがとうございます。「クリムゾンの迷宮」と味が違いますね。テーマは深くて考えてしまうけれど、面白い。文化って何だろうとか色々考えしまいました。やはり、面白いですね。…正直、最後の方は気持ち悪かったですけど、あそこまで読むと、もう止まらないですね。読み終わると、何だかお風呂掃除してしまいましたよ。これ、マジです(@_@;) 次は、「青の炎」が気になってます。

追伸、「キャリアーズ上下」手に入れたので読もうと思ったのですが、少し間を開けます(._.)

2012/12/20 (Thu) 13:17 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

picchukoさん、こちらにもコメント嬉しいです~♪

そうそう、私もこの時期になるとよく思い出すんですよぉ(o^-^o)
今となっては、picchukoさんとお友達になるきっかけだった「戦場のクリスマス」に、
もう感謝してもしきれないです☆(←本当に!!><)

もうあれからずいぶん経ちましたよねぇ…(しみじみ)
楽天ブログの時以来、沢山のお友達との出会いもあれば別れもあって。
寂しい思いをする事もあったけれど、
picchukoさんをはじめとする古くからのお友達がいる事が、私の支えになっています(*^-^)
癒しの場なんて言っていただけて、めっちゃ嬉しいです!!
これからも細々と続けていきますので、よろしくお願いいたしますね^^

>nanaco☆ちゃんにハズレなしと言わしめた恒川作品、気になりますね~。
>短編小説っていうのが、読書初心者(いつまで初心者?笑)の私にとってはベストです♪^^
>「異神千夜」、なんか面白そう!!!

恒川作品は、どれも「懐かしい」とか「切ない」気持ちにさせられるんですよね。
一応ホラーに分類されるらしいんですが、私は一度も怖いと思った事はないかも(笑)
描写も本当に綺麗で、物悲しくて。この作家さんは是非読んで頂きたいな~(^人^)

picchukoさんのところも、いよいよ冬本番ですか?
風邪も流行っていますから、どうか体調を崩されぬようご自愛下さいね(*^^*)
札幌は、今年は記録的な大雪で(平年比の約4倍…)、先日は90cm近く積もりました;
信じられない事にバスも50分遅れ、、、交通機関が完全にマヒしております。
12月でこんなんだったら、1月2月はどうなるんだ…と今から心配です~(泣)

2012/12/22 (Sat) 16:02 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、こんにちは~♪

やっぱり恒川作品にはハズレがないですよね!
インパクトという点ではデビュー作の「夜市」が今でも一番ですが、
他にも印象に残っている作品が沢山あります^^ホント、どのお話も大好きです。
「風天孔参り」は、思わず青木ヶ原樹海を思い浮かべてしまいましたよ~(笑)
非日常の世界、独特な静けさ、いかにも<風天孔>が現れそうじゃない!?( ̄∇ ̄)

>表紙の金色の獣の目、怖ろしいというより、
>なんか可愛いですよね!(^^♪

あ~私もこんな可愛い生き物だったら欲しいかも…(笑)
それぞれのお話に、ビミョーに繋がりがあるのが良かったですね。
最後の「金色の獣、彼方に向かう」で、文字通り金色の獣が去って行くという事なのかな?
白黒はっきりつけない、曖昧なオチも個人的には良かったです~('-'*)

お次の恒川作品は、先日出た「私はフーイー」ですね♪
読むのが楽しみでもあり、勿体なくもあり。。。

*miwaさん、お返しTBありがとう♪♪

2012/12/22 (Sat) 16:17 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
塩平さんへ

塩平さん、こんにちは~♪

>実は僕も恒川さんの大ファンで、連載やらも発表されたのは全て読んでます♪

おぉっ!マジっすか~~!!
恒川仲間、嬉しいなぁ( ^^)人(^^ ) いやぁ、本当に恒川作品最高ですよねぇ。
美しい活字で読みたいという気持ちと、ジブリで映画化してほしいという気持ちと(笑)
「夜市」や「風の古道」は、映像化したらさぞや綺麗だろうなぁ…と思うのです><

>丁度昨日も「小説宝石」に書かれてた短編を読みました^^「古入道きたりて」ってやつです!

いいなぁ……私はそれ読んでないです~(´_`。)
タイトルからして面白そうですね(笑)早く単行本化されないかしら☆

今回の「異神千夜」も、いつもの雰囲気とは毛色が違って面白かったです。
いつか、恒川ファンの間でどの作品が好きか人気投票やってみたいですね^^

2012/12/22 (Sat) 16:34 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
いりえさんへ

いりえさん、こんにちは~♪

さすがいりえさん、分かってらっしゃる!(笑)
そうなんですよねぇ、秋の終わりってどうしてこう「幻想ファンタジー」が合うんでしょう?
秋の物悲しさが、どこか知らない場所に行ってしまいたいという気持ちと相まって、
異世界に一番近いというか憧れる季節になるのかな~なんて思った事があります(・-・*)

表紙は多分ルークですねぇ^^
こんなもしゃもしゃした可愛い生き物を見つけたら、絶対夢中になります(笑)
恒川作品、素敵なものが多いので、いりえさんも是非一度読んでみて下さいね♪

>そうそう、「天使の囀り」読了しましたよー!

わぁ、読了されたんですね!お疲れさまでした~\(^▽^)/
「クリムゾンの迷宮」とはまた違った怖さ(気持ち悪さ?)がありましたよね。
もう蜘蛛のくだりだとか、セミナーハウスのくだりとか、正直半泣きでした…!
でもやっぱりページを繰る手が止まらなくって。貴志さんって凄い人ですよね^^;
お風呂掃除したくなる気持ち、ものすごくよく分かります~(笑)
ホントあの気持ち悪さは尋常じゃない。。。でも好き。。。

「青の炎」、読んだのは随分昔ですが面白かった記憶があります☆
嵐のニノ主演で映画化されていましたね。私も久々に読みたくなりました!
「天使の囀り」や「クリムゾンの迷宮」に比べると、かなり真っ当な部類に入ると思います(笑)

そうそう、「キャリアーズ」の上下巻手に入れられたとか!
ふふふ、、、面白いですよぉ~いりえさんの感想をうかがうのが楽しみです=*^-^*=

2012/12/22 (Sat) 16:55 | EDIT | REPLY |   

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