「ほたるの群れ(4) 第四話・瞬(まじろぐ)」向山貴彦
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ほたるの群れ(4) 第四話・瞬(まじろぐ)
著者:向山貴彦
評価:
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
阿坂と千原が生死不明のまま、姿を消して半日以上。学校内に白昼堂々『駒』が侵入する騒乱の中、永児と喜多見は自分たちを狙うグループの長と対面する。そして遂に、五倉山山頂にある廃工場で、敵味方入り乱れての絶望的な死闘が始まる。生き残るのは果たして誰だ?謎に満ちた巨大な物語の全貌が遂に明かされる、人気シリーズ『一学期』完結。
「ほたるの群れ」シリーズ4巻目、ついに出ました
これで『一学期』完結という事なので、『二学期』『三学期』と続くのでしょうね。
こんなにも続きが待ち遠しくてたまらないというシリーズは、久しぶりのような気がします!
今回の表紙は会長。このヒトも裏と表の顔を使い分けていますからね、恐ろしい子です。
会長だけでなく、主人公の永児と喜多見でさえも「普通の中学生」とは言えなくなってきました。
特に永児は、スイッチのON、OFFを自分で意識できるようになり、若干暴走気味。
か弱い(はずの)ヒロイン喜多見も、躊躇なく弓を引いちゃったりともはやバトロワ並み(笑)
ここまでくると、読者も感覚がマヒしてきちゃいますね~
そんなこんなで、今回も色々とツッコみながらも楽しく読ませて頂きました! ≪オススメPoint≫ ダークファンタジー 暴走が止まらない 面白すぎ!
「塾」の内部も明らかになってきて、メンバーも出揃ってきましたね
(ただそれが、最後まで生き残っているかどうかというのは別問題ですが…)
驚異的な破壊力を持つ白髪の美少年<白髪鬼>の存在も恐ろしい。。。
永児に対して「前にどこかで会った気がする」というのが引っ掛かる。永児、一体何者??
『二学期』からはそれも徐々に明かされるようになるんでしょうか。
誰が敵で、誰が味方か分からない。
昨日まで敵同士だったのが、次の日には手を組んでいたりするのが面白いところ。
そして、いつ裏切られるか分からないという緊張感もたまらない。
ラストでは、ついに永児のお姉ちゃんが!!早く続き~~
<ほたるの群れシリーズ>
ほたるの群れ(1) 第一話・集(すだく)
ほたるの群れ(2) 第二話・糾(あざわる)
ほたるの群れ(3) 第三話・阿(おもねる)
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