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2012.10.20 *Sat*

「追想五断章」米澤穂信




Amazonのページはこちら→追想五断章 (集英社文庫)


追想五断章
著者:米澤穂信
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり―。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ。



米澤さん、といえば青春ミステリ!
……というイメージは、とうの昔に捨ててしまいましたよかお

「ボトルネック」や「儚い羊たちの祝宴」を読んで、
すでにこの作家さんには、ブラックな一面がある事は分かってます。
そしてそういうお話は、個人的には決してキライではないのです。

でも。
今回ばかりは、読む時期が悪かったのかな~??
読み進めるうちに、どんどん気が滅入っていくのが分かりましたきもち


ライン

key_01.gif ≪オススメPoint≫ ミステリ  リドルストーリー  古本屋  物語の結末は…


叔父の営む古本屋でバイトをしている芳光は、
店に来たある女性から、亡くなった父の書いた5つの小説を探して欲しいと依頼を受ける。

面白いのは、
その女性の手元には、結末が1行だけ書かれた5つの文章は残っているという事。
だから、どこかにあるハズの結末のない小説を探したいのだという。

なんというか、主人公が「ボトルネック」並みに陰気!
まぁこんな暗い物語ですから、底抜けに明るいヤツだったら逆に怖いけどね~かお
それにしたってあまりに影の薄い主人公ですね。。。

5つのリドルストーリー(結末のない物語)が、
作中作として収められていて、そのお話が思いのほか面白かったですきもち

そして、そのストーリーの背後に隠された真相…
派手ではないけれど、よく練られていて。つくづく米澤さんは巧いなぁと感心します。

決して読後感の良い作品ではありませんが、よくできたミステリでした。


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COMMENT

ご無沙汰してます^^;
nanacoさんこんにちは^^
「この人だれ!?」って思われてたらどうしよう!?
とドキドキしながら、コメント書いてます♪
ブログ移転されたんですね!
私もFC2は使いやすくて好きですよ★

ダークな米澤さん全開の作品でしたよね^^;
作中作のお話は今でも印象に残っていますよ。
全体のお話より、こちらの方が好きでした。笑

またちょくちょくお邪魔させて頂きますね^^♪
by 月夜 #-
2012/10/20(土) 17:19 [Edit
nanaco☆ちゃ~ん♪
nanaco☆ちゃん、こんばんは!
これまた独特の世界観を持つ小説ですね~。^^
あらすじを読んで、これは面白そう!って思いました。
nanaco☆ちゃんの星は3つだけど、でもnanaco☆ちゃんのレビューそのものからは、その面白さが滲み出ていて。
nanaco☆ちゃんが書いてあるように、時期さえ悪くなかったら、この★の数は変わってたのかな?

それにしても、米澤さん?
よくこんな面白いストーリーが頭に浮かびますね。^^
by picchuko #-
2012/10/20(土) 19:07 [Edit
この本、積読本入りしてます(*^^)v
nanaco☆さん、こんにちは~(^^)/

あっ、この本、積読してありますよ~^^
「古書店」と「結末のない物語」が気になって購入したんですが…
nanaco師匠の感想をうかがうと、ちょっと微妙な感じですねぇ(><)
陰気ですか?…それは、読む時を選ばないと酷い目に会いそうだわ(笑)
おまけに主人公の影が薄いのね~(>_<)
せめて、“美青年”という救いは…ないですよねぇ???
by miwa125 #-
2012/10/21(日) 14:54 [Edit
お久しぶりです(*゚▽゚)ノ
僕もこれ積んでるですよね~
ボトルネックは「救いようが無いけん読まんがいいよ」って知人に言われて読んでないんですけど(笑)
でもコレも暗い話みたいですね;;

米澤さんと言えばリカーシブルの連載が完結したので読んだんですがあれも胸糞悪い話でした(-_-;

小市民シリーズの冬季限定をそろそろ冬ですし出してほしいです(ノ゚ο゚)ノ
by 塩平 #-
2012/10/21(日) 14:55 [Edit
月夜さんへ
わ~月夜さん!!ご無沙汰してます~~\(^▽^)/

月夜さん、どうしているかなぁと思ってました。
ブログの方もちょくちょく覗かせてもらっていましたよ♪
いよいよブログ再開ですか??これからもどうぞ仲良くして下さいねっ^^

>ブログ移転されたんですね!
>私もFC2は使いやすくて好きですよ★

そうなんです~どうも楽天さんには不満ばかりでして…(笑)
使いづらさに加え、FC2さんの自由度にも惹かれて結局乗り換えちゃいました!
こちらはホント記事のUPもしやすくて、助かっています(*^-^)

>ダークな米澤さん全開の作品でしたよね^^;
>作中作のお話は今でも印象に残っていますよ。
>全体のお話より、こちらの方が好きでした。笑

月夜さんに同感です(笑)
作中作のお話のほうが、童話風だったので読みやすかったですねぇ。
どちらにしても、全体的に陰鬱でドーンと暗くなる作品でした^^;
「儚い羊たちの祝宴」は好きだったんだけどなぁ……。
by nanaco☆ #-
2012/10/21(日) 21:42 [Edit
picchukoさんへ
picchukoさん、こんばんは~♪

>nanaco☆ちゃんが書いてあるように、時期さえ悪くなかったら、この★の数は変わってたのかな?

本って読む時期によって、大分感想が変わってきますよねぇ^^;
ちょっと心が病んでる時は、どんな作品に対しても否定的になっちゃったりして(笑)
そう考えると、今回のこの作品には全然罪はないんですけど…(=v=)

暗く気が滅入るようなお話ではありましたけど、ミステリとしては本当によく出来てます☆
練りに練ったという印象です。また違う時期に読んでみたいですね~。o@(^-^)@o。
この秋はどっしり重厚なミステリが読みたい気分です!
by nanaco☆ #-
2012/10/21(日) 21:54 [Edit
miwa125さんへ
miwaさん、こんばんは~♪

おぉ、miwaさんもこの本積んでいましたか~('-'*)
個人的には「読む時期を間違えちゃったかなぁ」と思っただけで、
プロットもよく練られている印象だし、ミステリとしてはすごく面白いですよ!
ただ……なんというかものすごく気が滅入ってしまって(笑)
「ボトルネック」を読んだ時も、こんな感覚だったのを思い出しました~^^;

>せめて、“美青年”という救いは…ないですよねぇ???

う~ん、残念!!私もそれを期待してたんですけど(爆)
陰鬱な青年が美しいと、「陰のある美青年」になっちゃいますね……('ー') フフ
表現によって大分イメージが違うわぁ。。。美しいって、得ですね。。。
miwaさんがどんな感想を持たれるのか、レビュー楽しみにしていま~す☆
by nanaco☆ #-
2012/10/21(日) 22:01 [Edit
塩平さんへ
塩平さん!!こちらにも遊びに来て下さったんですね~(o^-^o)嬉しいです♪

塩平さんもこの作品、積まれていたんですね~☆
「ボトルネック」も救いようのないお話でしたけど、今回のも負けていません^^;
ただ、どちらもミステリ的にはすごく面白い作品だと思うんですよねぇ…
読む時期(または読む人)によっては、ズドーンと打ちのめされるだけで(笑)
また時間を置いて読んでみたいなぁと思ってます=^-^=

>米澤さんと言えばリカーシブルの連載が完結したので読んだんですがあれも胸糞悪い話でした(-_-;

リカーシブル、、、どこかで聞いた事が…と思ったら、
以前読んだ「Story Seller 2」で「リカーシブル─リブート」というのが収められてました。
この短編はよく分からなかった記憶があるんですけど、連載物だったんですね!?
どうりで中途半端に終わっていたハズだ~><
胸糞悪い話(笑)ちょっとビビりますが、単行本になったらきっと読んでしまうでしょう。。。
by nanaco☆ #-
2012/10/21(日) 22:13 [Edit
おすすめは
nanacoさん今晩は

エラリー・クイーンはまだ未読だったんですね、この記事とは関係ないkれど
おすすめは【ローマ帽子の謎】から読み始めるのがいいと思います
クイーンといえば国名シリーズですし有栖川さんもリスぺくとしてますしね
その中でローマ帽子は国名シリーズの第一作目に当たりますから(^^)
古典は現在のミステリーの基礎を作ったかたがたなので
興味深いですよ
by nemurineko #-
2012/10/21(日) 23:00 [Edit
な、なるほど
nanaco☆さん、こんにちは~(゜レ゜)

 主人公の影が薄くて、陰気……。な、なるほど。なるほど、まあそういうこともありますよね(゜-゜)

 最近、nanaco☆さんの、「作者・作品別INDEX」を活用させてもらってます(^u^) 5星王冠付きの作品だけでも全チェック(来年の目標!)したいッス(^◇^)
 カテゴリの「◆MY BEST本」はまだ0件なのですが、「2012年度nanaco☆賞」という意味ですよね? …違いますか? 読書家nanaco☆さんのベスト本、知りたいなぁ~。更新される日が楽しみです!! 
by いりえ #-
2012/10/22(月) 13:43 [Edit
リカーシブル
そうです!そうです(*'-')
「Story Seller 2」に収録されてた「リカーシブル リブート」は「リカーシブル」の冒頭を短編にまとめたものみたいです♪

「リカーシブル リブート」を書いた時には長編にしようって思ってたらしいんですけど、忙しいんでしょうね?2年半置いといて結局去年の12月号の小説新潮から連載が始まって今年の8月号で完結しました。「リカーシブル リブート」は下敷きにしただけみたいで細かい所の設定が違うところがありましたね。

で、内容は土着信仰が関わってくる閉鎖的な町のお話でした(^_^;)胸糞悪いのは、中学生の女の子と小学生の男の子の姉弟が主人公なんですが、この親がちょっとね…

ネタバレしそうなんでこのぐらいにしておきます(゚ー゚;
by 塩平 #-
2012/10/23(火) 06:37 [Edit
nemurinekoさんへ
nemurinekoさん、こんばんは~♪

ハイ、恥ずかしながらエラリー・クイーン未読なんですよ (・・*)ゞ
というか、今まで古典はあまり読んできていないんです~;
だから、nemurinekoさんのブログはいつもすごく参考にさせて頂いています☆

>おすすめは【ローマ帽子の謎】から読み始めるのがいいと思います

わ~ありがとうございます(^人^)
それでは国名シリーズ、少しずつ挑戦してみようと思います♪
秋の夜長にはミステリがピッタリですね!何だか楽しみになってきました。。。
by nanaco☆ #-
2012/10/24(水) 21:33 [Edit
いりえさんへ
いりえさん、こんばんは~♪

陰気な主人公って、読んでるこちらまで陰気になってきますよね(笑)
つくづく読む本で自分が形作られていくんだよなぁ…と実感しちゃいますね(゚ー゚;A

そうそう、INDEX活用して頂いているとか!うわぁ、嬉し恥ずかしって感じです(*^.^*)
大分古いレビューもあるので、軽~く流してくださいね(笑)
でもでも、5つ星王冠付きはもう絶対オススメなので!!是非ご一読下さいな~♪

>カテゴリの「◆MY BEST本」はまだ0件なのですが、「2012年度nanaco☆賞」という意味ですよね?

ふふふ…いりえさん、するどいですぜ!
そうなんです~年末あたりに2012年度のBEST本を紹介する予定です^^
本当は楽天ブログの時の過去のBEST本も移す予定だったんですが、
サボリ気味で未だ移せていません。。。そのうち過去のも載せるかもです。

今年もあと残り2ヶ月ちょっと!(早い~)
お互い素敵な本に出会えると良いですね(o^∇^o)ノ
by nanaco☆ #-
2012/10/24(水) 21:44 [Edit
塩平さんへ
塩平さん、こんばんは~♪

>「リカーシブル リブート」は「リカーシブル」の冒頭を短編にまとめたものみたいです♪

お~やっぱりそうだったんですね!
どことなく中途半端な気がしたのはそのせいだったんですねぇ…(・-・*)

>土着信仰が関わってくる閉鎖的な町のお話

そう聞くと、自分好みのお話のような気がしてくるんですが…
ちょっと横溝正史的な感じかしら?さすがにそこまではいかないですかね~(笑)
なんだかんだでブラックな米澤作品も好きなので、単行本化が楽しみです♪

そういえばまだ小市民シリーズの「秋期限定~」が未読でした。
いつか出る冬期の前に読んでおかなくちゃですね(*'ー'*)
by nanaco☆ #-
2012/10/24(水) 22:14 [Edit
器用貧乏
nanaco☆さん、こんにちは。

コメント&トラックバックありがとうございました♪

米澤穂信氏は器用貧乏なイメージです。
作品のネタだったり、ロジックだったり、構成だったり、雰囲気作りだったり、すべてが巧いのですが、読み終わるとあっさりしているんですよね。
by Cozy #E6kBkVdo
2014/02/02(日) 09:53 [Edit
Cozyさんへ
Cozyさん、こんにちは~♪
お返事が遅れてしまってゴメンナサイ(▼-▼*)

>米澤穂信氏は器用貧乏なイメージです。

器用貧乏!確かにそうかもしれませんね~(笑)
この作品もそうですが、イマイチ印象に残らないんですよねぇ…。
あ、作中作だけは面白かったので記憶に残っています^^

この作家さんの作品は、なんだかんだで結構読んできているので、
未読の「犬はどこだ」と「さよなら妖精」も近々読んでみたいと思います♪
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2014/02/08(土) 16:47 [Edit

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

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