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「天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語」中村弦

ななこ





天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語
著者:中村弦
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
建築家・笠井泉二は、一風変わった建物をつくりだす。それは、足を踏み入れた者が、異様な空気に酔いしれる…。老子爵夫人には、亡き夫と永遠に過ごせる部屋を、偏屈な探偵作家には、異次元に通じる家を。そして嫉妬に狂う男には、怒りを静める別荘を。その悪魔的とも言える天才の産物が、不思議世界へと誘う6話。―選考委員絶賛!第20回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。



はじめまして~の作家さんで、期待せずに読んだのですが。
相性の合う<日本ファンタジーノベル大賞>だから、というただそれだけの理由で…でも…

この本、すごく良かったよ!!!

何だかもう、「オススメだよ」と声を大にして言いたいです!
タイトルはちょっと冴えないし(失礼)、帯の超絶建築ファンタジーもあまりそそられないですが、
館好き、ファンタジー好きの方に是非とも読んで頂きたい一冊となりましたきもち

正直<建築>というと、全くその方面の知識のない私には小難しい印象があったんですが、
全く問題ナイです!そういう専門的な知識が必要になる場面はほとんどありません。


ライン

こもの ≪オススメPoint≫  ファンタジー  不思議な館  心温まる


久々にオススメPoint復活です(笑)

人を幻惑させる館…と言えば、真っ先に思い出すのは、
綾辻さんの館シリーズに出てくる中村青司の館。これはいずれも「死」に結びついている。
でもこの作品の笠井泉二の建てる家は、不思議と凪いだ海のように心を穏やかにしてくれます。

愛する夫を亡くした老女には、死者と生者が一緒に暮らすための家を。
偏屈な作家には、異次元へと通じる家を。

泉二の建てた建築物を巡る連作短編集という形式になっていますが、
徐々に、幼い頃から神童と言われるほどの才能を発揮していた彼自身の秘密にも迫っていきます。

とても個性的な作品です。昨今あまり見かけないタイプかも??
幻想的で、どこか憂いを帯びていて。ずっと、ずっとこの世界に浸っていたくなりましたかお


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Comments 16

There are no comments yet.
日向 永遠  
建築ファンタジー

nanacoさん、おはようございます。

超絶建築ファンタジー?たしかに館というと真っ先に綾辻さんのあの建築家を思い出しますね!!

感想を伺うと恒川光太郎さんの雰囲気に似てそうな気がしますね。

2012/07/02 (Mon) 07:38 | EDIT | REPLY |   
いりえ  
はちまき

nanaco☆さん、こんにちは(^O^)/

綾辻さんの中村青司の館、怖いですよね。特にコップが(@_@;) アガサ・クリスティの作品も何だかオシャレな感じですよね。

記憶違いかもしれませんが、宮部みゆき『模倣犯』に風変わりな建築士がでてきたような気がします。家を見れば、そこに住む人の性格が分かるとか。ちなみに、我が家は「無印良品」だらけです。どんな人間に見えるんでしょうね((+_+)) 

この本、面白そうですねぇ(^u^)
「nanaco☆さんのオススメに、外れは無いのです!」 ただ、表紙が…。アマゾンで買っちゃおうかな(^0_0^) 表紙の女の人って…。自分の髪の毛でハチマキも作っちゃうんですか(@_@;)

追伸
手塚治虫「ブッダ」は、ようやく半分までいきましたよ♪

2012/07/02 (Mon) 14:15 | EDIT | REPLY |   
daiyuuki  
ユニークなファンタジー小説ですね

人の心に寄り添った家を造る建築家のお話なんて、ユニークですね。ぜひ読んでみたいです。

2012/07/02 (Mon) 16:23 | EDIT | REPLY |   
nemurineko  
今晩は~

なかなか面白そうな作品ですね、イラストも素敵です。
今月の購入予定に入れておきます(^^)

謎の建築士といえば私も綾辻氏のあの方を連想しちゃいますね~

2012/07/03 (Tue) 17:56 | EDIT | REPLY |   
miwa125  
超絶建築ファンタジー???

nanaco☆さん、こんばんは~(^^)/

この本、本屋さんに並んでいたのを覚えてますよ~。というか、
表紙の少女が、『Another』の表紙の少女に似ているなぁ~って思ったことを覚えてます^^

館シリーズの建築家・中村青司が建てる館とは
だいぶ様子が違うみたいですねぇ。
異次元へと通じる館…めちゃめちゃ面白そう!!(*≧▽≦*)
そんな館、住んでみたいわぁ~♪(笑)
不思議で心温まるお話は結構ツボなので、
この作品も是非読んでみたいです!!(*^_^*)

2012/07/03 (Tue) 18:01 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
日向 永遠さんへ

日向さん、おはようございます~♪

この作品、すごく良かったですよ!
館と聞くと、真っ先に綾辻さんの館を思い出しちゃうんですけど、ああいう雰囲気はないです(^^ゞ
人の心の奥底にある汚い部分も全て包みこんでくれるような、優しさに溢れる館でした。。。

>感想を伺うと恒川光太郎さんの雰囲気に似てそうな気がしますね。

言われてみれば、似た所があるかもしれません(*^v^*)
日常から、ふと異世界へと連れて行ってくれる部分だとか、
いかにも「ファンタジー」じゃない所が気に入っています。すごく読みやすい作品ですよ☆
初めて読む作家さんでしたが、これから追っかけていきたくなりました~^^

2012/07/04 (Wed) 09:32 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
いりえさんへ

いりえさん、おはようございます~♪

やっぱり館といえば中村青司ですよね!
考えるだけで怖い……一度行ったら、生きて帰れる気がしないです。
でもこの作品に出てくるのは、全てを優しく包み込んでくれるような温かい館でした(o^-^o)
自分の心にあるものを読みとってくれる不思議な建築士、、、素敵ですよねぇ~!!
読み進めていくうちに、その建築士の過去や秘密が明らかになってすごく面白いです。
これはいつも以上にオススメの作品ですよ~いりえさんも是非是非読んでみて下さいな☆

>表紙の女の人って…。自分の髪の毛でハチマキも作っちゃうんですか(@_@;)

(゚m゚*)プッ
ハチマキですか!そうか、そう言われてみるとオッサンのねじりハチマキに見えてきた…。
ちょっと前までこの髪型流行ってましたよね~自分の髪でハチマキ作るっていう。
あぁ~いりえさんのせいでもうハチマキが頭に刷り込まれちゃったじゃないですか!(笑)

>家を見れば、そこに住む人の性格が分かるとか。

ほぉ~そうなんですか!いりえさんのおうちは無印だらけですか?(´-`) ンー
「さっぱりした性格で、どんな環境にも順応できる!」……どうでしょう?(笑)

2012/07/04 (Wed) 09:50 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
daiyuukiさんへ

daiyuukiさん、おはようございます~♪

>人の心に寄り添った家を造る建築家のお話なんて、ユニークですね。

今までファンタジーも館を舞台にしたミステリもあったのに、
何故今までこの二つを組み合わせたものって考え付かなかったんだろう!?と思います。
(私が知らないだけで、もしかしたらいくつもあるのかもしれませんが…^^;)
でも、あくまでも現実を軸にしていて、思い切り「ファンタジー」という訳でもないんです。
異世界を舞台にした作品よりもとっつきやすいのは、そのおかげなんでしょうね~(*^^*)

疲れた心をふんわりと癒してくれるような、優しい本でした。
daiyuukiさんも機会がありましたら、是非読んでみて下さいね~♪

2012/07/04 (Wed) 09:59 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
nemurinekoさんへ

nemurinekoさん、おはようございます~♪

わぁ、興味を持って頂けて嬉しいです!ヽ(*^^*)ノ
沢山の本を読まれているnemurinekoさんに気に入って頂けるかどうかドキドキですが。。。
個人的にはとても面白い作品だったので、こっそり布教活動したいくらいです(笑)
イラストも美麗で、ハッと目を引きますよね~感想楽しみに待っていますね☆

>謎の建築士といえば私も綾辻氏のあの方を連想しちゃいますね~

やっぱりそうですよねぇ(*^m^*)
館シリーズの最終巻では、あの人の秘密が明らかになるのか?と、ちょっと期待しています。
この「天使の歩廊」の建築士も、不思議なオーラを持つ魅力的な人物でした^^

2012/07/04 (Wed) 10:09 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
miwa125さんへ

miwaさん、おはようございます~♪

>この本、本屋さんに並んでいたのを覚えてますよ~。というか、
>表紙の少女が、『Another』の表紙の少女に似ているなぁ~って思ったことを覚えてます^^

あっ、そうか「Another」だ!
私もどこかで見た事のある絵だなぁ…と思っていたんですよ~。o@(^-^)@o。
きっと同じイラストレーターさんですよね。顔が半分だけ載ってるのも同じですね(笑)

>異次元へと通じる館…めちゃめちゃ面白そう!!(*≧▽≦*)

「天使の歩廊」、きっとmiwaさんもお好きだと思います~~☆
中村青司の館は間違いなく住みたくないけど、この作品の笠井泉二の館はイイなぁ。
(今ふと思ったんですけど、青司と泉二って響きが似てますね……^^;)

長身で着流し姿の泉二は、何だか妙な色気があってドキリとします(笑)
館は勿論の事、建築士自身も謎だらけで魅力的です!本当に素敵な作品ですよ(><)
すぐ後に読んだ篠田さんの「幻想建築術」にも雰囲気が似ていました。
miwaさんも機会があったら、是非手に取ってみて下さいね♪

2012/07/04 (Wed) 10:24 | EDIT | REPLY |   
picchuko  

nanaco☆ちゃん、こんにちは~。
なんか不思議な世界へいざなってくれそうな作品ですね~。^^

これ、nanaco☆ちゃんの閃きで選んだ本?
それとも、相性の合う<日本ファンタジーノベル大賞>だから手に取ったの?
誰かの感想を読んで?
どちらにしろ、面白い作品に出会えてよかったですね!

最近、新しい若い子が入社して来て、まぁ、その子が可愛くないというか、生意気というか。
すぐ感情を顔に出すし、男性の前では可愛く猫かぶりするし、、、自分で仕事を見つけることはできないし~で、毎日腹立たしくすごしている私には、怒りを鎮める別荘をお願いしたいです。(笑)

2012/07/07 (Sat) 15:44 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
picchukoさんへ

picchukoさん、こちらにもコメントありがとうございます~♪

この作品、前に読書メーターでどなたかの感想を読んで興味を持ったんですよ~(o^-^o)
で、よく見ると大好きな<日本ファンタジーノベル大賞>だし間違いはないかな…と。
読んでみたら期待以上の面白さで、好みど真ん中だったんですよ☆★
偶然の出会いや閃きではなかったですけど、本当に素敵な本に出会えて良かったです!

>最近、新しい若い子が入社して来て、まぁ、その子が可愛くないというか、生意気というか。
すぐ感情を顔に出すし、男性の前では可愛く猫かぶりするし、、、自分で仕事を見つけることはできないし~で、毎日腹立たしくすごしている私には、怒りを鎮める別荘をお願いしたいです。(笑)

あら~新人さん、なかなか厄介な子みたいですね。
そういえば、今はもう平成生まれの子が入社してくる時代なんですよね…ε=( ̄。 ̄;)フゥ
猫かぶりするのは、そのうちどうやっても化けの皮が剥がれると思うのですが(笑)
でも感情を顔に出しちゃうのは、元々の性格もあると思うので難しいですね。。。
怒りを鎮める別荘&その子の根性を叩き直す道場も必要かも!?(爆)
ストレスが溜まって大変だと思いますが、頑張って教育して下さいね><

2012/07/08 (Sun) 07:58 | EDIT | REPLY |   
nemurineko  
読みましたよ

早速購入して読みましたよ、面白かったです。
こうして読んでみると綾辻氏のあの建築家はぜんぜん連想され
ませんでした。
5話の【天使の都】で描かれていたことそれを聞いて矢向さんが
思ったことは当てはまる気がしますね、だから表情に感情が乏
しいのかもしれません、目的を失い人間として生きようとするのを
夢を見せることで引き戻しているのか、幼いころから夢の中で
こうありなさい、お前の目的はこういうことだというのを
教えていたのでしょうかね、泉二の人生はまだ終わってませんし
まだお話は続きそうですね

中村弦さんの作品で【ロストレイン】も購入しました。
まだ3作品しか書かれてないんですね、もう一冊は単行本なので
来月買おうかと思ってます。(^^)

2012/07/10 (Tue) 21:28 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
nemurinekoさんへ

nemurinekoさん、こんばんは~♪

わぁ、早速読まれたのですね!早いです~(@_@)
nemurinekoさんがどんな感想を持たれるのか、正直ドキドキでしたけど、
面白いと言っていただけて、ホッと安堵しました(笑)

綾辻さんのあの建築家とは、正反対のタイプでしたよね。
両者とも謎めいた存在ではあるけれど、泉二の建てる館は温かさに溢れていました☆
死者と生者がともに暮らす館、、、見方を変えればホラーにでもなりそうな題材ですけど、
こういう描き方もできるのかと驚きましたね~^^自然と涙腺が緩んできそうでした。

5話【天使の都】は、この本の中でかなり重要ポイントになりそうですね!
泉二は何者なのか、何となく想像はついてきましたけど、
もし続編があるなら(期待しちゃう^^)是非その部分も書いて欲しいです…ヽ(*^^*)ノ

>中村弦さんの作品で【ロストレイン】も購入しました。
>まだ3作品しか書かれてないんですね、もう一冊は単行本なので
>来月買おうかと思ってます。(^^)

おぉ…早いですね☆
私もまずは文庫で出ているものから購入しようと思います~。
これからが楽しみな作家さんの一人になりました(*^^*)v

2012/07/10 (Tue) 22:25 | EDIT | REPLY |   
まひる  
最新のファンタジーノベル大賞は気色悪し

いろんなネタがファンタジーになるんですな。

ファンタジー大賞の作品にはまってしまって、たどり着きました。
建築までもファンタジーになり得るんですね~。
>この本、すごく良かったよ!!!
ということなので、読んでみたいと思います!

そもそもはまったきっかけになった作品が、関俊介さん。
ワーカー改め「絶対服従者」。
虫たちの気持ち悪いファンタジーで何とも・・・。
ちなみにあんまり作者情報がないのですが、妙に詳しいサイトが
見つかっちゃいました。
http://www.birthday-energy.co.jp/
結構ご苦労されたみたいですね。
妙に動き回るとダメそうなので、作家一筋で極められるのか
試されそうです。

しかし、いろんなネタがファンタジーになるんですね~。

2013/01/29 (Tue) 06:56 | EDIT | REPLY |   
nanaco☆  
まひるさんへ

まひるさん、ご訪問ありがとうございます~♪

そうなんですよ、私も最初は建築×ファンタジーってしっくりこなかったんですが、
読んでみると、あぁこういう切り口もあるのかと感心しちゃいました(*'-'*)
書き方を変えれば、ホラーにもミステリにもなりそうな題材だと思います。
でも、ここはあくまでもファンタジー(笑)ホント素敵なお話でしたよ~☆

>「絶対服従者」

完全にノーマークでした!><
これは虫×ファンタジーですか…えっと、ナウシカみたいのではないんですよね??
日本ファンタジーノベル大賞は、個人的にはとても相性が良いのですが、
これはどうでしょう、、、文庫化されたらいずれ読む日が来るかもしれません^^

ちなみに、この賞で今まで一番のお気に入りだったのは、鈴木光司さんの「楽園」です。
ホラーも良いけれど、実はこの作家さんはファンタジーが本領なのでは?と思ってます(笑)

2013/01/29 (Tue) 22:42 | EDIT | REPLY |   

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