10
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
<< >>


--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012.05.13 *Sun*

「第六ポンプ」パオロ・バチガルピ


第六ポンプ
著者:パオロ・バチガルピ
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
化学物質の摂取過剰のため、出生率の低下と痴呆化が進行したニューヨーク。市の下水ポンプ施設の職員である主人公の視点から、あり得べき近未来社会を描いたローカス賞受賞の表題作。石油資源が枯渇し、穀物と筋肉がエネルギー源となっているアメリカを舞台に、『ねじまき少女』と同設定で描くスタージョン記念賞受賞作「カロリーマン」。身体を楽器のフルートのように改変された二人の少女を描く「フルーテッド・ガールズ」ほか、本邦初訳5篇を含む全10篇を収録。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞受賞の『ねじまき少女』で一躍SF界の寵児となった著者の第一短篇集。

【目次】(「BOOK」データベースより)
ポケットのなかの法/フルーテッド・カールズ/砂と灰の人々/パショ/カロリーマン/タマリスク・ハンター/ポップ隊/イエローカードマン/やわらかく/第六ポンプ



お友達の日向永遠さんから紹介して頂いた作品です。
日向さん、いつもありがとうございます。超好みの作品で、夢中になって読みました~かお

パオロ・バチガルピさん。
「MORSE」のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストさん並みに覚えづらいお名前です(笑)
でも、今後大注目の作家さんですね。絶対覚えておきます!!

近未来の世界を描いた短編集なんですが、どのお話も世界観が抜群に良いですきもち

暗く退廃的な世界、徹底的に管理された世界、そして資源が枯渇した砂だらけの世界だったり。
荒唐無稽な設定だからこそ、その中で生きる人間達の営みが際立っているんですね。

どれも最高に面白かったですが、とりわけお気に入りなのは以下の3作品。

ライン

ぼたん 「ポケットの中の法」
近未来の中国の不健康な雰囲気がとても良いな~(笑)
雨に濡れた、怪物のようにそびえ立つ高層ビル。不気味に光るネオン。
乞食の少年ワンは、あるチベット人の男からデータキューブを運ぶ仕事を頼まれるが…。


ぼたん 「砂と灰の人々」
砂を食べて養分を摂るようになった人間。肉体はいくら傷つけてもすぐに回復してしまう。
なんかもう、根本的に人間ではないですね(汗)肉体の改造までできてしまうんだもの。
そんな中、弱り切った「生きている」犬が現れる。おそらく地球上で最後の一匹の犬が…。


ぼたん 「ポップ隊」
出産と育児が禁止されるようになった世界。
人々は「若返り処置」によって老いる事がなく、永遠に若く美しいままでいられる。
一見完璧に見えるのだけれど、この虚しさはなんだろう!?こんな世界では生きられないヨー。

ライン


少子化、エネルギーや資源の枯渇、そして自分でものを考えられなくなった人間達。
皮肉を交えながらも現代社会への警鐘を鳴らしていますが、決して教訓めいてはいません。

ディストピア的な世界なんだけど、それが現代社会の延長にある事に気付いてドキッとしますきもち
猛スピードで日々進化していく世界。でも、果たしてそれは本当に進化なのか?退化なのでは?
近い未来、もしかしたらこのお話みたいな世界が待っているのかもね。あなおそろしや…!




≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村 
関連記事

COMMENT

nanacoさん、こちらもこんばんは★

「第六ポンプ」どの短編も面白かったですね。
退廃的未来、ブレードランナーみたいな世界で雰囲気抜群でした!また読みたくなります^^

nanacoさんも高評価で嬉しいです^^
by 日向 永遠 #MTvX3K/M
2012/05/13(日) 23:33 [Edit
日向 永遠さんへ
日向さん、こちらにもコメントありがとで~す♪

>「第六ポンプ」どの短編も面白かったですね。
>退廃的未来、ブレードランナーみたいな世界で雰囲気抜群でした!また読みたくなります^^

素敵な本を紹介して頂いて、本当にありがとうございました!!
ホント「ブレードランナー」みたいな世界観ですね。こういうの大好きです(o^-^o)
「ポケットのなかの法」から一気に引き込まれました。近未来の中国って不思議な魅力があります。
「フルーテッド・カールズ」も官能的な雰囲気が良かったし、表題作もすごく好き。。。
どれも面白かったですね~~(≧∇≦)

「ねじまき少女」も是非読んでみたくなりました!
「カロリーマン」と同じ設定でしたっけ?気になりますよ~^^
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2012/05/14(月) 22:04 [Edit
nanaco☆ちゃん、おはようございます!
なんか予言書のような、無気味な面白さのある本ですね!
さすがは日向さんおススメだけあるって感じです!
結構、中身濃いそう!!!!!

nanaco☆ちゃんが特にお気に入りの3作品、本当に面白そうで、私も読んでみたいと思いました!
でも、現実になったら怖いな~~~~。(笑)
by picchuko #-
2012/05/20(日) 06:14 [Edit
picchukoさんへ
picchukoさん、こんばんは~♪

この本、かなり中身の濃ゆい作品でしたよ~(笑)
どの作品も有り得ない設定なんですが、近い未来実際に起こりそうなリアルさもあって。

そういえば最近、会社のお友達とよく話している事があるんです。
ここ数十年で、人類って一気に進歩したけど、
私達がおばあちゃんになった頃には一体どんな世界になっているんだろうね?って^^;
実際、自分が子供の頃と今の世界はまるで違うんですもの。何だか怖くなっちゃいますね。

こういうSF作家さん達は、そんな将来が見えているのかなって思います(><)
この作品とても面白いので、picchukoさんも機会がありましたら是非読んでみて下さい☆
by nanaco☆ #N6kp4qTg
2012/05/25(金) 21:47 [Edit

Comment Form


秘密にする
 


TRACKBACK

TrackBack List

【送料無料】第六ポンプ価格:1,680円(税込、送料別) 著者 パオロ・バチガルピ 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 評価 ★★★★★ 昨年、「ねじまき少女」でSF界の話題をさらっ...
2012/05/13(日) 23:22:59 | 知的生活へのあこがれ [Del


ブログパーツ

遊びに来てくれてありがとう☆

プロフィール

ななこ

Author:ななこ
本のレビューを中心に
のんびりと更新しています。

ミステリ、ファンタジー、SF等
ふと現実を忘れられる作品が好きです。
コメント&トラックバック、大歓迎!

積読本消化計画
2016年も始めました!


☆ななこの自己紹介☆

プロフ


☆心に残った言葉☆
随時更新中!


entry_img_1396.jpg


☆ランキング参加中です☆

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビューの評価について

基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

作者・作品別INDEX

アリスドーム

お友達&よく遊びに行くサイト

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
1136位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ミステリー
24位
アクセスランキングを見る>>

人気ページランキング

よく遊びに来て頂いているページです♪

只今読書中!

nanacoの今読んでる本

最近読んだ本


nanacoの最近読んだ本

最近観た映画

nanacoの最近観たビデオ

twitter

◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

メールフォーム

お気軽にメッセージ下さいね♪

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

01  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Copyright © ++薫風日記++ All Rights Reserved.
テンプレート:サリイ (ブログ限定配布版 / 素材: Bee)    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。