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2016.07.31 *Sun*

『いなくなれ、群青』河野裕



いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

河野 裕 新潮社 2014-08-28
売り上げランキング : 2638
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。


積読本消化計画7冊目。残り73冊。

以前から気になっていた<階段島シリーズ>の一作目、『いなくなれ、群青』を読みました!
表紙絵の雰囲気も好きだったし、タイトルが印象的だったものでかお

「階段島」という、地図にも載っていない外界と遮断された島。
ある日目覚めるとこの不思議な島にいて、どうしても外に出る事ができない。
外に出るためには、無くした何かを見つけなければいけないという。

もう訳が分からなさすぎて、発狂しそうな世界ですな…!(笑)

     イラスト

主人公の七草は、そこである少女と再会するところから物語は始まります。
「階段島」で過ごす穏やかな日々は、この少女・真辺によって少しずつ壊れていきます。

真辺がね、どこまでも曲者なんですよねぇ。学生時代、一人はこういう人いた!
とにかく正論を重ねるんだけど、それを口に出すことがいつも正しいとは限らないのにね。
だから、真辺はこの島に来て早々トラブルメーカーになってしまう。

理想主義者の真辺は、階段島から絶対出る!理由を見つける!と意気込み、
悲観主義者の七草は、別に不自由もないし出なくてもいいんじゃない?というスタンス。

真辺と七草は、
お互いを認め合うものの、決定的なところで考えを共有することができないから、
2人のやりとりは、何とももどかしいというかイライラさせられる所が多々ありましたねーかお

正直、私のように青春時代から時が経ち過ぎた人間には、なかなか共感しがたい作品(笑)
10代の時に出会っていたなら、またちょっと違う読み方ができたかもしれませんが。
ミステリとしては物足りず、どちらかというと青春ファンタジーという感じかな。

この箱庭的世界観や、言葉選びのセンスなどは感心しましたきもち
しかし…続きを読むかはビミョーです。

個人的評価:ほし

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tag : 河野裕  階段島 

2016.07.25 *Mon*

2016年6月 鑑賞メーターまとめ

6月の鑑賞メーター
観たビデオの数:11本
観た鑑賞時間:1103分

ザ・フォッグ [DVD]ザ・フォッグ [DVD]
『遊星からの物体X』でお馴染みのジョン・カーペンター監督の作品。1980年の映画ということで、現代ホラーとは違う独特の雰囲気がとても好き。霧が意思を持っているかのように街を襲い、100年前の亡霊達が次々と人を殺していく。アントニオ・ベイ、何とも素敵な響き(笑)
鑑賞日:06月03日 監督:ジョン・カーペンター


ブリッジ・オブ・スパイ (ムビチケオンライン券)ブリッジ・オブ・スパイ (ムビチケオンライン券)
すごく良い映画だったな。一見地味で淡々としているんだけど、最後まで全く飽きさせない緊張感がありました。冷戦下のアメリカとソ連の、スパイ交換。ベルリンの壁建設中ということもあり、東ドイツも絡んできて治安状態も最悪。他国のスパイの弁護をするというのは、本人も家族も相当大変だっただろうなぁと思う。トム・ハンクスの演技が光る、何とも印象に残る作品。改めて、米ソ冷戦中の他作品も観てみたくなりました。
鑑賞日:06月04日 監督:スティーヴン・スピルバーグ


トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
実は恥ずかしながら、ディズニーが苦手なのでトイ・ストーリーって観たことがないのだけれど。ここ数か月ホラー映画ばかりが続いていたので、気分転換に癒しの映画を観てみることに。結論としては、ネコザウルスがとにかくキュートすぎた(笑)
鑑賞日:06月05日 監督:


ロスト・メモリー [DVD]ロスト・メモリー [DVD]
なかなか良くできた映画でした。閉塞的な村の雰囲気だとか、おとぎ話を元にした不気味なフレーズだとか、ワクワクするような要素がたっぷり。子供って本当に無邪気で、だからこそ善悪の区別がなく恐ろしい。自業自得なラストといっても過言ではない…(笑)
鑑賞日:06月08日 監督:アレックス・シュミット


オデッセイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]オデッセイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
マット・デイモン、今までそれほど好きな俳優さんという訳ではなかったけれど、この映画で一気に気になる俳優さんになりました。火星に一人残されてしまうという何とも孤独な状況下ですが、ワトニーのどこか飄々としたユーモアな人柄のおかげで、予想していたようなお涙頂戴映画にならずに済んでいるのですね。面白かったです。それにしても火星でイモ……育てられるんだ(笑)
鑑賞日:06月11日 監督:リドリー・スコット


残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [DVD]残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [DVD]
原作既読。畳を「ササッ」と擦るような音…ただそれだけのことなのに、どうしてこんなに怖いんだろう(笑)終始淡々としたドキュメンタリー調だった原作に比べ、座敷牢、炭鉱やラストの描写などは恐ろしくどこか過剰すぎるようにも思えたのですが、まぁホラー映画にするならこれくらいのほうが良いのかもしれませんね…それでもスッキリしない、そして薄気味悪い映画でした^^;
鑑賞日:06月11日 監督:中村義洋


クリムゾン・ピーク ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]クリムゾン・ピーク ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
ギレルモ・デル・トロ監督、『パンズ・ラビリンス』からの大ファンです。徐々に朽ちかけていく屋敷、穴の開いた天井から降り積もる雪、ため息が出るほどに美しい衣装と、主人公の前に現れる真っ赤な幽霊。この姉弟の正体は?過去にこの屋敷で何があった?展開は中盤以降、容易に読めてしまうのですが、それ以上に衣装を含むビジュアルや物悲しげな音楽、小道具が本当に素晴らしかった。好き嫌いが分かれそうですが、個人的にはかなりお気に入り。
鑑賞日:06月12日 監督:ギレルモ・デル・トロ


ロード・キラー 特別編 [DVD]ロード・キラー 特別編 [DVD]
ある兄弟のちょっとしたイタズラから、殺人鬼のトラック運転手に追いかけられる話(笑)無線から聞こえてくる「キャンディ・ケーン」という声が怖すぎる…!兄弟のイタズラも悪ふざけの域を超えているが、トラック運転手の執念が常軌を逸している。ほぼ車内とモーテルだけで成り立っている映画ですが、終始手に汗握る良質のB級サスペンス映画でした。
鑑賞日:06月17日 監督:ジョン・ダール


バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]
やっと観ました!やはり細田守監督、安定の面白さです。ただ渋天街の描写が凄く幻想的で美しすぎて、人間界に戻って来る度に何だか現実に引き戻されたような気分でした(笑)個人的にはファンタジー好きなので、どうもラストの展開に納得がいかず……そしてヒロインの優等生すぎる部分が、ちょっと眩し過ぎました^^;今のところ、この監督作品は「サマーウォーズ」が一番。
鑑賞日:06月18日 監督:細田守


バクマン。DVD 通常版バクマン。DVD 通常版
ほぼ全員主役級のちょっとありえないぐらいの超豪華俳優陣にビビりました(笑)原作マンガは既読、マンガの実写版が成功した例を見た事がないのですが、この作品は珍しく面白かったです。単行本20冊分をたった2時間にまとめようというのだから、やはり駆け足感は否めないけれど、制作スタッフの少年マンガへの熱い思いが伝わってきて(スタッフロールまで凄かった)感服しました。原作では新妻エイジはもうちょっと良い奴だと思ったんだけどなぁ。サイコーとシュージンの良きライバルだけに、そこがちょっと惜しい!
鑑賞日:06月19日 監督:大根仁



スペル コレクターズ・エディション [DVD]スペル コレクターズ・エディション [DVD]
なんだこれ、コメディか?って思うぐらいちょっと面白かった。どこまでも理不尽…怖いはずなのに笑ってしまうのは何故なんだろう。ベッドのシーンが一番ビックリしたなぁ。ありとあらゆる手を使って全力で主人公を怖がらせてくる老婆のお話。降霊会の時、最初はものすごい抵抗していたヤギが、机に繋がれた途端にキョトンと大人しくなっていたのが可愛かったw
鑑賞日:06月28日 監督:サム・ライミ

鑑賞メーター




こちらも遅くなりましたが、6月に観た映画のまとめです!

最近ずっとホラー映画ばかりだったのを反省して、
先月から、少しずつホラー以外も観るようになりました(笑)
いえ、決して心が病んでいた訳ではないんですよ、ただホラーの気分だっただけで・・・ブツブツ

映画公開時から気になっていた『オデッセイ』、面白かったです!
昔は『アルマゲドン』とかこういう系の映画って、結構あったんですよねぇ。
この映画は、主人公がとにかく楽観的な性格なので重苦しくなくて良かったです。
火星でイモを育てるとか、すごすぎる(笑)

雰囲気が好きだったのは、ギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾン・ピーク』
朽ちかけた屋敷や真っ赤に染まった雪など、とにかく映像美が際立っている作品でした。
そして姉弟の、怖いぐらいに歪んだ愛情もまた良かったな。。。


2016.07.24 *Sun*

2016年6月 読書メーターまとめ

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2534ページ
ナイス数:310ナイス

極彩の家 (1) (ウィングス・コミックス)極彩の家 (1) (ウィングス・コミックス)感想
びっけさんの新作、好きだぁーーー!!鮮やかな色の髪を持つ子供達が育てられる寺院"極彩の家"。設定やストーリーも素晴らしいけれど、登場人物がみんな素敵すぎる。少年と青年のほんのわずかな間の美しさを描くのが、本当に巧いびっけさん。意識せず天藍を魅了する主人公・烏羽や、どこか計算された美貌を持つ紅など、今後の人間関係がどう変化していくのか楽しみ。全編カラーで見られたらなぁ…(妄想)
読了日:6月4日 著者:びっけ


ポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャルポーの一族 復刻版 限定BOX: フラワーコミックススペシャル感想
文庫版で持っているけれど…この美しい復刻版限定BOXは買わずにはいられませんでした!永遠の時を生きる吸血鬼(バンパネラ)エドガーの苦悩、喪失、虚無。どこまでもマリーベルを大事にするエドガーが何とも哀しかった。そしてアランの目覚めを待つ様子に、彼の孤独がひしひしと伝わる。アランはねぇ、なんかもう常にエドガーに構って欲しいんだよね(笑)一生手元に置いておきたいとても幻想的で美しい作品です。
読了日:6月8日 著者:萩尾望都


エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)感想
乙一さんの別名義ですが、個人的には山白朝子名義のほうが好みです。この単行本の表紙がとても綺麗で、帯も美しく、栞はギョッとするほど凝っている(笑)これだから紙の本には電子書籍にはない味わいがあって良いですね。不思議な話、懐かしさと悲しさを感じる話、背筋が寒くなるほど禍々しい話…と様々なタイプの短編が収録されています。『あるはずのない橋』は、ほっこりしたと思ったら最後にあのオチ!『地獄』は黒乙一を彷彿とさせる恐ろしさ。『櫛を拾ってはならぬ』では、ついつい自分の周りの髪の毛を探してしまった。続編が非常に楽しみ!
読了日:6月8日 著者:山白朝子


言の葉の庭 Memories of Cinema言の葉の庭 Memories of Cinema感想
あの映画の素晴らしさを手元に置いておきたくて、買っちゃいました。背景メインの画集といったところでしょうか、静かな雨音が聞こえてきそうで本当に美しいです。映画とともに、これから何度も開くであろう作品。
読了日:6月19日 著者:新海誠、コミックス・ウェーブ・フィルム


いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)感想
最初から最後まで、どこか捉えどころのないふわふわとしたお話でした。もう10年早く読んでいたら、登場人物に共感して色々思う所はあったかもしれない。そう振り返るほどに、自分もまた変わってしまったんだなぁと思うと少し寂しくもあります。外界から切り離された島、失われた記憶、姿の見えない魔女…等、好きな要素はたっぷり。ただ、青春ミステリと思っていたのに、唐突に訪れたファンタジー設定には上手く気持ちが切り替えられなかったです(笑)嫌いではないですが、個人的には少し物足りない作品。
読了日:6月19日 著者:河野裕


夜を乗り越える(小学館よしもと新書)夜を乗り越える(小学館よしもと新書)感想
初めて又吉さんのエッセイ『第2図書係補佐』を読んだ時に、この人の読書量はハンパじゃないと思いました。それも批評ではなく、ただひたすらに文学に対する愛情が感じられてとても好印象だったのを覚えています。今回のエッセイも、あちこちにドキリとさせられる言葉が沢山ありました。「共感」できない本は面白くない、人間ってとかくそういう傾向があるけれど、それだと確かに自分の視点の幅を狭めてしまうなぁと反省。近代文学には小難しくて苦手意識があったけれど、又吉フィルターを通すとすごく面白そうに思えてしまう不思議。挑戦しよう。
読了日:6月19日 著者:又吉直樹


僕のヒーローアカデミア 9 (ジャンプコミックス)僕のヒーローアカデミア 9 (ジャンプコミックス)感想
合宿中に、まさかのヴィラン襲来。かっちゃんが…!デクは守るものができると、またヒーローに一歩近づきましたね。でも既に暴走の可能性を秘めているのは何故?(笑)
読了日:6月22日 著者:堀越耕平


東京喰種トーキョーグール:re 7 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール:re 7 (ヤングジャンプコミックス)感想
ヒデのシーンで泣いた。やっぱりそういう事だったんですね、信じたくなかったけど…。それはともかくとうとう黒カネキが復活して、個人的には嬉しい限り。トーカ&アヤト姉弟、四方さんの過去エピソードが温かく、また喰種メンバーの姿が見られてテンション上がる。ただCCG側にもどっぷり感情移入している分、有馬さんとの戦闘がとても心苦しいです。あーー続きが気になる!早く読みたい><
読了日:6月26日 著者:石田スイ


薔薇王の葬列(6)(プリンセス・コミックス)薔薇王の葬列(6)(プリンセス・コミックス)感想
うわぁー見事なまでにドロッドロ。ついにリチャードとヘンリーがお互いの立場を知ってしまう…束の間の幸せだったのが、今後どう変わってしまうのか。エドワードとアンは、夫婦でありながら友達なのね(笑)愛情はないけれど、こういう関係もありなのかなと思いました。何しろ、二人とも可愛すぎる。マーガレットが、ただひたすら最恐。
読了日:6月26日 著者:菅野文


鵼の絵師 4 (Nemuki+コミックス)鵼の絵師 4 (Nemuki+コミックス)感想
新刊、楽しみに待っていました!今巻も、本当にどれも心に染み入る良いお話ばかりでした。特に『ほういちの恋』が好き。あのお話に続きがあったんですね、想像を絶するような長い間、ずっと心に秘めていた気持ちが切なかった。『鬼の肖像』は、こんな歪んだ愛の形もあるんだと…彼女が目覚めた後のお話も読みたい。英二郎さん、どんどん親しみやすくなってくるなぁ(笑)
読了日:6月26日 著者:猪川朱美

読書メーター




ちょっと遅れてしまいましたが、6月に読んだ本のまとめ。
相変わらず漫画が多めですが、当たりが多い月だったなーと思います。

大好きなびっけさんの新作『極彩の家』は、どうやら好みど真ん中!
『真空融接』の頃から追っかけていますが、もう表紙だけでため息ものの美しさ(笑)
鮮やかな色の髪を持つ子供達が集められて、寺院で育てられるという設定が斬新です。

萩尾望都さんの『ポーの一族』は、
なんと月刊flowersで40年ぶりに新作が掲載されたんですよねー
それに合わせてか、復刻版が発売されて…あまりに美しさについ買ってしまった。

↓これは月刊flowers。感無量・・・><
DSC_0111 (1)

『東京喰種』はあろうことか実写化が決定してしまいました…
ハガレンもそうだけど、なんでもかんでも実写化するの本当にやめて頂きたい。(切実)
大コケするの目に見えてるじゃない(=v=)ファンはそんなの望んでいません。
あ、こちらの漫画版はますます面白い展開になってきましたよ!

『ぬえの絵師』は、何度も読み返してしまった。
時代設定から、キャラ設定、ストーリーの運びまで、全てが大好き(笑)


2016.07.16 *Sat*

『エムブリヲ奇譚』山白朝子



エムブリヲ奇譚 (幽ブックス)

山白 朝子 メディアファクトリー 2012-03-02
売り上げランキング : 290438
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
和泉蝋庵の旅に出ては必ず道に迷う奇妙な道中記。旅本作者と仲間たち湯煙の向こうに現れるのは極楽の温泉かこの世の地獄か。
【目次】
エムブリヲ奇譚/ラピスラズリ幻想/湯煙事変/〆/あるはずのない橋/顔無し峠/地獄/櫛を拾ってはならぬ/「さあ、行こう」と少年が言った


山白朝子さんの『エムブリヲ奇譚』を読みましたきもち
ご存じの方も多いかと思いますが、乙一さんの別名義でございます。

乙一名義では、グロな話、切ない話……とにかく色々なジャンルを書かれていますが、
山白名義では、どこか幻想的な和風ホラーを書かれているという印象が強いです。
個人的にはこっちのほうが好きかもなーかお

さて、山本タカトさんのイラストが何とも妖しく麗しく。この本にピッタリですきもち
(ちなみに文庫版は、『東京喰種』の石田スイさんが担当されていますヨ)

エムブリヲ奇譚 (角川文庫)     ←こちらは文庫版

今でいう旅のガイドブックを作る仕事をしている和泉蠟庵は、歩くと必ず道に迷う奇妙な体質。
一本道でも迷子になるし、とにかく方向音痴というよりは"迷い体質"なんでしょう(笑)
蠟庵は女のように髪が長く、端正な顔立ちをした青年らしい。

そして、その荷物持ちをするのが、耳彦という博打好きの(ろくでもない)男。
この作品は、2人が旅をする上で出会う様々な不気味なお話を集めたものです。

ライン


不思議な話、懐かしさと悲しさを感じる話、背筋が寒くなるほど禍々しい話…などなど、
様々なジャンルを網羅した9つの短編が収められていますきもち

どれもハズレがなく面白かったのですが、中でも特に印象に残っているものは、

昔落ちてしまったはずの掛け橋が、死者とともに姿を現す『あるはずのない橋』
ある山賊の一家に食用として捕まってしまう、かなりグロ系の『地獄』
自分の周りに落ちている髪の毛が怖くなってしまう『櫛を拾ってはならぬ』

瑠璃の玉(ラピスラズリ)により、何度でも人生をやり直す女性の話『ラピスラズリ幻想』や、
死者の世界と繋がる不思議な温泉『湯煙事変』もすごく好みだったな。

ギョッとするような話が多かった分、ラストの『「さあ、行こう」と少年が言った』では、
少年時代の和泉蠟庵の事が描かれていて、「この時から迷い癖があったのか・・・(笑)」と、
何だか微笑ましい気持ちになって、本を閉じることができましたかお

とにかく、とても!!自分好みで、お気に入りの一冊になりました。
続編の『私のサイクロプス』も購入済みなので、読むのが楽しみです~かお

個人的評価:ほしほし

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tag : 山白朝子 

2016.07.03 *Sun*

『史記 武帝紀 4』北方謙三


史記 武帝紀 4 (ハルキ文庫 き 3-19)

北方 謙三 角川春樹事務所 2013-10-12
売り上げランキング : 63294
by ヨメレバ


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
前漢の中国。匈奴より河南を奪還し、さらに西域へ勢力を伸ばそうと目論む武帝・劉徹は、その矢先に霍去病を病で失う。喪失感から、心に闇を抱える劉徹。一方、そんな天子の下、若き才が芽吹く。泰山封禅に参列できず憤死した父の遺志を継ぐ司馬遷。名将・李広の孫にして、大将軍の衛青がその才を認めるほどの逞しい成長を見せる李陵。そして、李陵の友・蘇武は文官となり、劉徹より賜りし短剣を胸に匈奴へ向かう―。北方版『史記』、激動の第四巻。


積読本消化計画6冊目。残り74冊。
もう今年中の積読本消化は、既に諦めてしまったnanacoでございます(笑)

さて、北方『史記』第4巻ですきもち
前回のレビューで、『三国志』や『水滸伝』ほどは乗り切れないと書きましたが、
それでも読み始めると、続きが気になって仕方がないのです。。。

一見、葉巻を吸っているヤクザな感じのオッサンだけれども(* ̄∇ ̄*)
やはりハードボイルドを書かせると"一流だな"と感じさせてくれる北方先生です。

今巻では、衛青が可愛がっていた李陵が、少しずつ頭角を現し始めます!
李陵の幼馴染みの蘇武は、李陵と比べるとどうしても小物感(失礼)があったんだけど、
敵国・匈奴の地へ派遣されてからは、死を覚悟したからか、かなり男前になりますかお

あと特筆すべきは、帝の愚帝っぷりがとどまるところを知らない・・・!!(汗)
衛青、霍去病がいたころには、まるでやんちゃな青年のように輝きを放っていたのに、
徐々に死への恐怖へと取りつかれるようになるんですよねー。

美しい女を望めば思いのまま、さらに部下に死ねと命じたら何の躊躇もなく死ぬ。
この世の全てを手に入れた帝が恐れるものは、老いと死のみなんですね。
頂点を極めた人間は、こういう風に堕ちていくものなんでしょうか・・・きもち

ところで解説でも触れられていましたが、
北方さんが影響を受けた中島敦さんの『李陵』も、是非読んでみたいなぁと思っています。

李陵・山月記 (新潮文庫)

中島 敦 新潮社 2003-12
売り上げランキング : 4867
by ヨメレバ


個人的評価:ほし

ぼたん 『史記 武帝紀 1』
ぼたん 『史記 武帝紀 2』
ぼたん 『史記 武帝紀 3』

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tag : 北方謙三  史記 

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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