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This Archive : 2015年11月

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2015.11.22 *Sun*

『読み出したら止まらない!女子ミステリーマストリード100』大矢博子



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ミステリーの隠れた名品を古今東西200年の作品から厳選!オールタイムベストやランキングとはひと味違う掘り出し物満載の新ジャンル、“女子ミス”の誕生です。


最近、全然本を読めていないくせに、
こういうブックガイド的な本を読むのは大好きなnanacoです(笑)

毎年年末になると"このミス"等が発表されますが、
どうもここ数年は上位にランクインされている作品でも、ピンとくるものがなくて。。
他のランキングはどうなのかな?と探してみたブックガイドがこれこもの

作者の大矢さんが、ランキング本やブックガイドを見て、
『どうしてコージー・ミステリやロマンティック・サスペンスはランキングに入っていないのか?』
だったら自分がそのガイドを書こう!と思ったそうです。

大矢さん、グッジョブですきもち

私も"女子"と呼ぶには憚られる年齢に突入しましたが、
女性は幾つになっても、可愛い小物や、ロマンティックな背景が好きなものですきもち
(大抵の女性はね・・・笑)

そういう背景や生活描写、キャラクター等に重点を置き、厳選された100冊。
既読の本が1割、積読本が1割という感じでしたが、
も~~読みたい本が一気に増えちゃって嬉しい悲鳴状態かお

国内、海外問わず、一見ミステリー?と思うような作品もランクインしていて、
想像していた以上に幅広いジャンルが紹介されています。
(『図書館戦争』がミステリーならぬ、ミリタリーと書かれているのには笑った)

大矢さんが推薦する作品はどれもツボを押さえていて、
思わず読みたい!と思わせる書評が本当に素晴らしいです。

個人的には、大好きなデュ・モーリアの『レベッカ』や、
シャーリイ・ジャクスンの『ずっとお城で暮らしてる』が紹介されていて嬉しかったな。
あとは恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』とか。(続編早く出ないかなー)

ついつい『霊応ゲーム』と『ピエタ』を買ってしまったよ。。。かお

 



個人的評価:ほし
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tag : 大矢博子 

2015.11.08 *Sun*

『絶望名人カフカの人生論』カフカ/頭木弘樹・編訳


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」これは20世紀最大の文豪、カフカの言葉。日記やノート、手紙にはこんな自虐や愚痴が満載。彼のネガティブな、本音の言葉を集めたのがこの本です。悲惨な言葉ばかりですが、思わず笑ってしまったり、逆に勇気付けられたり、なぜか元気をもらえます。誰よりも落ち込み、誰よりも弱音をはいた、巨人カフカの元気がでる名言集。



以前、フランツ・カフカの『変身』を読んだ時に、
この人絶対おかしな人だ。 と思いました。

だって、目が覚めたら自分が巨大な虫になっている。
最初から最後まで、自分の部屋の中だけで展開する物語。
あっち行ったり、こっち行ったり、家族の様子をうかがったり、ソファの下に隠れたり。

カフカという人は、とんでもなく病んでいる人だ・・・と思ったのだけれど、
不思議と一度読むと、忘れられない。幾度となくこの本を思い出しました。
それだけ私にとって衝撃的な本だったのです。

ここ最近とてもショッキングな出来事がありましてきもち
本当に辛い事があると、どんな前向きな言葉も、励ましの言葉も受け付けないんですね。
そんな中、どういう巡り合わせか出会った本が、この作品です。

『絶望名人カフカの人生論』。

普段の私なら、おそらく手に取らないですが、
少しでも今の気持ちを立て直したい、という思いから手に取りました!

これは・・・面白い・・・
カフカはおそろしくネガティブな人間だということが分かりました。
体が弱く、自分に自信がなく、仕事を心から憎んでいる(笑)

「将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。
将来に向かってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」

なんというネガティブ発言・・・!

他にも婚約者に宛てた手紙や、父親に宛てた手紙、日記なども紹介されていますが、
ちょっと運動しただけで疲れるだとか、仕事はおそろしく不快だとか、
どれもこれもネガティブ発言連発で、思わず吹き出してしまうほどかお

これを読んでいると、こう思うのです。
自分の悩みはちっぽけだし、まだカフカほどには絶望していないなぁ、と。

というわけで、落ち込んでいる人にこそ読んで欲しい一冊です。
きっと、心がふっと軽くなりますよ~きもち

個人的評価:ほし

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tag : カフカ 

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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