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This Archive : 2015年10月

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2015.10.17 *Sat*

『百年法』山田宗樹



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
不老化処置を受けた国民は処置後百年を以て死ななければならない―国力増大を目的とした「百年法」が成立した日本に、最初の百年目が訪れようとしていた。 処置を施され、外見は若いままの母親は「強制の死」の前夜、最愛の息子との別れを惜しみ、官僚は葛藤を胸に責務をこなし、政治家は思惑のため暗躍し、テロ リストは力で理想の世界を目指す…。来るべき時代と翻弄される人間を描く、衝撃のエンターテインメント!


前に、ブログのお友達にオススメされて気になっていた作品。
やっとよめたどーーかお

山田宗樹さん、初めての作家さんだったんだけどすごく面白かった!
最近メッキリ活字が読めていない私にも、スルスル読めちゃいましたよ。

主語がなくて、誰がしゃべってるのか分からない時が多々あったんだけど、
それは自分の読解力が著しく落ちている証拠という事で(笑)
この本には、何の責任もありませぬ・・・きもち


舞台は、不老不死が実現した世界。
秦の始皇帝の時代から、人間が求め続けてきた夢のような話が実現したら・・・
一体どうなってしまうのか!?というのを描いたSF作品です。

不老不死が実現したら、見た目は若者でも中身は100歳を超える老人、
なんてことがあり得る訳なんですよねぇ。
偶然町で出会った女の子と知り合いになったら、実はそれが祖母だったという
恐ろしい事態も発生する訳で。当然現存する家族制度は撤廃。

食料も限られている中、ただでさえ増え続ける人口を増やす訳にはいかない。
古い血を排除し、新しい血を取り入れるために制定された、強制安楽死「百年法」という処置。

ずっと若い姿のままで、100年目に安楽死させられるのか?
それとも日々年老いていき、寿命を全うするのか?

こ、これは究極の選択・・・(; ̄ー ̄A

100年目が訪れた「その時」に、人々がどのように反応するのかが興味深いです。
静かに受け入れる人もいれば、何が何でも逃げようとする人もいる。
そして制度そのものを撤廃しようと考える人もいるんですよねー。

人間が決して踏み込んではいけない領域が、確かに存在しているんですね。
最後まで中だるみせず、数々の伏線が一気に収束していく様は見事でしたきもち

悲しくも未来への希望が垣間見えるラストが秀逸です。

個人的評価:ほし
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2015.10.10 *Sat*

『頭は「本の読み方」で磨かれる』茂木健一郎


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
脳は「言葉」と向き合うときに、一番成長する!脳科学者流完全読書ガイド。頭のいい人は、何をどう読んでいる?


普段はほぼフィクションしか読まない私ですが、
本屋でいつも平積みされているこの本が気になっていて、つい買ってしまいました。

頭は本の読み方で磨かれる。

なんとも魅力的なタイトルではないですか?(笑)

サブタイトルが「見えてくるものが変わる70冊」なんだけど、
どんな本が紹介されているのか興味があったというのもあります。

実はこの本を読んだのは、1ヶ月程前なのですが、
正直記憶に残っているのはごくごくわずかな部分だったりします。
でも、それが読書に対する見方を変えるようなものだからオソロシイかお

まず、「コピペは脳を劣化させる」という事!

現代人なら、誰もがドキッとさせられるかも(笑)
そう、コピペってもはや当たり前の時代なんですよね~。

コピペをして、さも自分の意見のように見せても、結局それは自分の身にならない・・・
自分の頭で考えた事、自分の中から絞り出された言葉の大切さ。
こういう時代だからこそ、大事な事ですよねぇ。気を付けようきもち

そして、「読んだ本の数だけ、高い所から世界が見える」という事。

本の数に加え、様々なジャンルの本を読む事で、足場が安定する。
偏ったジャンルしか読まない私には、ちょっぴり耳が痛いお話でした(笑)

とっても読み易い本なので、ちょっと気分転換にどうでしょうか?
もちろん書いてある事全てが正しいとは思いませんが、
こんな考え方もあるのかと、良い部分だけを吸収できちゃいました。

個人的評価:ほし

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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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