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This Archive : 2012年04月

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2012.04.30 *Mon*

「儚い羊たちの祝宴」米澤穂信


儚い羊たちの祝宴
著者:米澤穂信
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。



面白かった!!!
青春ミステリを得意とする米澤さんですが、今回はちょっと毛色が違いました。

語り手は、名家に関わりのある若い女性達。お嬢様だったり、使用人だったり、妾腹の娘だったり。
丁寧だけれども淡々とした語り口で、どこかピンと張りつめたような緊張感が漂っていますきもち

この本に収められている5つの作品に共通するのは、とある読書サークル「バベルの会」。
あちこちでその言葉が出てくるものの、結局のところその全貌を知る事はできません。
だからこそ不気味。一体「バベルの会」とは何なのかと、何度も首を傾げる事になりますかお


ライン


ぼたん 「身内に不幸がありまして」
一発目からドドーンときましたね(笑)このタイトルの意味が分かった時はゾクリ。
名家の美しい娘・吹子と、彼女に使える使用人の少女・夕日。毎年殺される吹子の近親者達。
<前半>ひっそりと綴られた夕日の手記→<後半>吹子の述懐で、ガラリと世界が反転します。

ぼたん 「北の館の罪人」
六綱家の優雅な本館のお屋敷の裏手には、薄暗く陰気な別館が建っていた。
妾腹の子としてその館を訪れた少女・あまりは、別館に囚われているある青年の小間使いになるが…
巧いな~これもまた最後の1行に鳥肌が立ちます!

ぼたん 「山荘秘聞」
おぉぉ~怖い。どこかでこんなお話読んだ気がしますが、何の本だったかな。
とある別荘の管理人をしている屋島守子。守子は、ある冬遭難した一人の青年を助けるが…
"変わったお肉"にすっかり騙されました(笑)

ぼたん 「玉野五十鈴の誉れ」
この作品は、以前アンソロジー「Story Seller」で読んだので再読。
これが一番好きですね。旧家のお嬢様・純香と、使用人の少女・五十鈴の深い深い絆。
「始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るな」最後にこの文章を読むと……ぶるっ。

ぼたん 「儚い羊たちの晩餐」
「バベルの会」から除名されてしまった元会員の少女のお話。よく読みこんでみると深いです!
このお話の中に「アミルスタン羊」なるものが出てくるんですね、これは実は「人間」の事。
結局「バベルの会が消滅=バベルの会のメンバーが厨娘によって殺された」って事ですよね。


あ~~こうやって全ての作品を振り返ってみると、とんでもなくブラックな短編集だわ(笑)

古典部シリーズや小市民シリーズのような青春ミステリを期待していると、肩すかしかもかお
でも後味の良くないミステリや、ラストのどんでん返しが好きな方にはオススメできます。
個人的には、かなりツボにはまった作品でした!




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2012.04.29 *Sun*

「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」クラーク・アシュトン・スミス


アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚
著者:クラーク・アシュトン・スミス
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
彫刻家の暗い情念のこもった怪物像が生気を帯びて恐怖をもたらす「怪物像をつくる者」、修道士たちがなまめかしいウェヌス像の魔力に翻弄される「ウェヌスの発掘」など、緑なす森が広がる神秘の地アヴェロワーニュの年代記に加え、異様な死をとげた作家の日記が明かす、神に背いて禁忌の術を用いた神官の物語「アフォーゴモンの鎖」他、降霊術にまつわる綺譚を併せた18篇を収める。

【目次】(「BOOK」データベースより)
アヴェロワーニュ/怪物像をつくる者/アゼダラクの聖性/イルゥルニュ城の巨像/アヴェロワーニュの媾曳/アヴェロワーニュの獣/マンドラゴラ/ウェヌスの発掘/サテュロス/シレールの魔女/物語の結末/蟾蜍のおばあさん/アフォーゴモンの鎖/魔力のある物語/妖術師の帰還:分裂症の造物主/彼方から狩り立てるもの/塵埃を踏み抜くもの



読んでいるうちに、何だかやましい気持ちになる。

……そんな本はありますか??私の場合、このスミスさんの作品がそうです(笑)
「こんな本を読んで良いんだろうか」「何か良くない事が起こるんじゃないだろうか」

人目を気にしてコソコソしてしまう、そんな何かがこの作家さんの作品にはあるんですよね。。。


「ゾティーク幻妖怪異譚」「ヒュペルボレオス極北神怪譚」ときましたが、
第三弾は「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」。またまた思わず見惚れてしまうような表紙絵ですきもち

ゾティーク幻妖怪異譚 (創元推理文庫) ヒュペルボレオス極北神怪譚 (創元推理文庫)


第一弾の「ゾティーク~」あたりに比べると、全体的にユーモラスな短編が多いですね~かお
魔女、魔術師、人狼、ラミア等、まぁ次々と禍々しいモノがでてくるわという感じなんですが(笑)
恋に結びついた作品が多いからなんでしょうか、不思議と柔らかな読後感を残すものが多いです。


特に印象に残っているのは「イルゥルニュ城の巨像」

崖に建つイルゥルニュ城には、貴族達の幽霊が跋扈し、城主は不死者であるという噂がある。
ある日、葬られて間もない墓が暴かれており、6つの遺体が消失していて…。
恐ろしいスピードで目的地を目指し進む死者の大群。考えるだけでも怖い!


森で逢引きしようとしていた詩人と娘が、異界の城に導かれる「アヴェロワーニュの媾曳」

時間に忘れ去られたような古めかしい城、怪しい城主、驚くほど古いワイン。
そしてその夜、不気味な音が聞こえてくる。古典的ながらも面白い作品でしたね~。
詩人クンのポジティブシンキングはちょっと笑えます。

人間の姿に似た植物の恐怖を描いた「マンドラゴラ」も好き。
「ゾティーク~」ほどのインパクトはないものの、安定した面白さの幻想ホラー短編集でしたきもち




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2012.04.28 *Sat*

3月☆観賞メーターまとめ


ちょっと遅れてしまいましたが、3月に観たDVDを、まとめました~かお


3月の鑑賞メーター
観たビデオの数:5本
観た鑑賞時間:570分



エイドリアン・ブロディ エスケイプ [DVD]エイドリアン・ブロディ エスケイプ [DVD]
こう言っては失礼かもですが・・・稀に見る駄作だと思います(笑)ふと気付くと、崖から転落したらしい車の中。後ろの席には既に死んでいる見知らぬ男。運転席の主人公は足がはまって抜け出せない。そして一切の記憶がない。さてどうする?という状況。長い、とてつもなく長い。最初の数十分は「うー」だとか「あー」だとか言って頑張って車から脱出しようとするだけ。そして肝心のオチはというと、これまたありきたりすぎるのです。最後まで観た自分を褒めてあげたい!エイドリアン・ブロディは、「戦場のピアニスト」の頃が一番良かった・・・。
鑑賞日:03月04日 監督:マイケル・グリーンスパン


ライフ -いのちをつなぐ物語- DVD スタンダード・エディションライフ -いのちをつなぐ物語- DVD スタンダード・エディション
素晴らしい映像の数々!!これホントどうやって撮ったんだろう・・・と思わず息を飲んでしまうほどの美しさ。全てが動物目線で撮られているのが良いですね。以前観た「アース」よりも押しつけがましいメッセージ性がないので、素直に自然界に生きる動物達の驚異や神秘を楽しめました。ミズダコの赤ちゃんなんて初めて見たよ~~ものすごくちっちゃくて可愛いのに、ちゃんとタコの形してる!と当たり前の事に驚きました(笑)世界最大のコモドオオトカゲ(体長3m!)の獲物に対する恐るべき執着心には鳥肌が立ちました・・・。
鑑賞日:03月11日 監督:マイク・ガントン、マーサ・ホームズ


鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星【通常版】 [DVD]鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星【通常版】 [DVD]
作画は若干雑な所もあり少しだけ不満が残りましたが、それでもハガレンのダークな世界観を再び堪能する事ができて嬉しいです!やっぱりこのシリーズはどこまでも暗く重いんだよなぁ・・・。そこが通常のファンタジーとは一線を画している部分でもありますが^^錬金術、等価交換の原則、賢者の石の代償等、原作ファンにはお馴染みですが、一応説明はしているものの原作未読(又はアニメ未見)の方には、少々駆け足気味に思えるかもしれません。
鑑賞日:03月11日 監督:村田和也


モールス [DVD]モールス [DVD]
想像していた通り、「ぼくのエリ」を超える事はできませんでした。概ねオリジナルに忠実に作られているとは思うのですが、北欧独特の凍てつく空気だとか、悲しくなるぐらいの孤独だとか。そういうのはハリウッド映画では出せないんだな、と思いました。でも、ラストのシーンは結構気に入っています。勿論、どこまでも陰鬱で気が滅入るようなオリジナルも大好きなんですが(笑)
鑑賞日:03月24日 監督:マット・リーヴス


レイン・オブ・アサシン [DVD]レイン・オブ・アサシン [DVD]
期待せずに観たけれど、意外にも面白かったですね~!明朝時代の中国、暗殺組織「黒石」の最強の女刺客・細雨の壮絶な戦いを描いた武侠アクション。ミシェル・ヨーはいつ見ても変わらないな~この人が出ているアクションには安心感がありますね。甘いマスクが魅力のチョウ・ウソンとの夫婦生活も素敵。例によってストーリーは尻すぼみ感ありですが(笑)それでもあまりにも美し過ぎる剣技を堪能できたので満足です。
鑑賞日:03月31日 監督:Array,ジョン・ウー

鑑賞メーター



ライン


「ライフ -いのちをつなぐ物語-」
は驚異的な映画でしたね~きもち
BBC製作のネイチャードキュメンタリーなんですが、よくまぁこんな映像を撮れたなと。
すごく素敵な映画だったし、そんな自然を人間達が壊し続けていると思うと何だか焦ります。。。

スウェーデンのヴァンパイア・ホラー「ぼくのエリ 200歳の少女」をハリウッドリメイクした「モールス」
想像はしていましたけど、自分にはちょっぴり物足りなかったですきもち

忠実にリメイクされているとは思いますが、あの独特の静けさやピリッと凍てつくような空気感は、
やっぱり北欧独特のものなんでしょうかねぇ。とりあえず今回も男の子が可愛かったですが(笑)

ちなみに原作ではエリ(リメイク版ではアビー)は元々は男の子だったという設定なんですが、
今回の映画ではそれがますます分からなくなっていましたね。
どう見てもアビーは男の子だったようには見えないもんね。

個人的にはオリジナルの方が好きです。
(それでも日本では色々カットされているようなので不満ですが…)


2012.04.19 *Thu*

「13番目の物語」ダイアン・セッターフィールド


13番目の物語(上)(下)
著者:ダイアン・セッターフィールド
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
古書店で本に埋もれて働く目立たない「わたし」に、一通の手紙が届いた。差出人は、プライベートのすべてが謎に包まれた有名女流作家。手紙は、「わたし」を磁石のようにひきつけて離さなかった。なぜなら、自分についてのすべてを「わたし」に語るというのだ。手紙に導かれた先は、作家が孤独に住まうヨークシャーの屋敷。そこで語られはじめたのは、驚くべき未完の物語だった…。(上巻あらすじ)



「レベッカ」「忘れられた花園」「ずっとお城で暮らしてる」「ねじの回転」

…これらの共通点は、そう、 お屋敷 です。

今回読んだ「13番目の物語」も上記作品同様、ゴシック・ロマンの趣があり、
お屋敷、双子の少女、幽霊、古書店……等々、自分の好みのツボにピタリとはまっていましたかお

古書店で働くマーガレットのもとに、著名な女流作家ヴァイダ・ウィンターから一通の手紙が届く。
それは、自伝の執筆を依頼するもの。何故自分に?と訝りつつも、ヴァイダの屋敷に向うマーガレット。

ヴァイダの口から語られる「13番目の物語」は驚くべき内容で、
とにかく謎だらけの上巻こそ、なかなか全貌が見えてこなくてやきもきしたのですが、
下巻に入ると、あちこちに張り巡らされた伏線が収束され、本当に小気味良かったですきもち


ライン


美しい妹と、彼女を溺愛した兄と父。そして双子の少女、アデラインとエメライン。
彼女達のお話には、どこか人を引きつけるような妖しい魅力があり、ぐいぐい読ませてくれます。
語り手(ヴァイダ)はどうも信用ならないのですが、その不安定さがまた幻想味をプラスしていますね~。

そしてラスト、全てが分かった時の驚きといったら!!!
まさか双子の他に、3人目がいた(ネタバレのため反転)とは……。うぅむ、これは盲点だった(笑)

この作品、再読したらまた新たな発見があるかもしれませんね。面白かったです。
本好きにはたまらない要素がたっぷりなので、未読の方は是非~きもち

*ちなみに、この作品が作者ダイアン・セッターフィールドさんの処女作(!)とのこと。
次回作が楽しみですね。。。





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2012.04.17 *Tue*

「ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(上)」塩野七生


ローマ人の物語1 ローマは一日にして成らず(上)
著者:塩野七生
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか―。比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。



えへへ、とうとう読み始めちゃいましたよ~かお
ずっと気になりつつも、文庫で43冊という恐ろしい冊数になかなか食指が動かなかったんです。

もっと眠くなるような小難しい本を想像していました(笑)
……が、読み始めてみると意外なほど読みやすくて、面白かったです!

実際の専門家がこの作品をどう思っているのかは分かりませんが、決して「歴史書」ではないので、
塩野さんの主観が多分に入っているものと思われます。でも、私には逆にそれが嬉しい。
物語として読めるので、するすると頭に入ってくるからですきもち

ローマ建国からローマ共和制へ、そして後半部分はアテネとスパルタの事が描かれています。

特に映画「300」ファンとしては、スパルタのくだりは面白かったな~~きもち
たった300人のみでテルモピュレーを死守したスパルタ戦士。格好良すぎるよ。

子供が生まれると、直ぐに長老達の試験にさらされる。
強い戦士になりそうだと判断された子供は、7歳から寄宿舎生活に入り肉体鍛錬の教育を受ける。
それ以外の子供は、捨てられるか奴隷にされるという。な、なんという恐ろしい世界…!!

海の商工業国家として繁栄したアテネと、圧倒的な強さを誇る陸の軍事国家スパルタ。
あまりにも相容れない両国だけど、ペルシアに立ち向かうために手を取り合うのに胸が熱くなる。

長い、長い旅になりそうですが、のんびりと読み進めて行こうと思います。


"一神教と多神教のちがいは、ただ単に、信ずる神の数にあるのではない。
他者の神を認めるか認めないか、にある。
そして他者の神も認めるということは、他者の存在を認めるということである。"
(-P75より)





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2012.04.15 *Sun*

「リリエンタールの末裔」上田早夕里


リリエンタールの末裔
著者:上田早夕里
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
彼は空への憧れを決して忘れなかった―長篇『華竜の宮』の世界の片隅で夢を叶えようとした少年の信念と勇気を描く表題作ほか、人の心の動きを装置で可視化する「マグネフィオ」、海洋無人探査機にまつわる逸話を語る「ナイト・ブルーの記録」、18世紀ロンドンにて航海用時計の開発に挑むジョン・ハリソンの周囲に起きた不思議を描く書き下ろし中篇「幻のクロノメーター」など、人間と技術の関係を問い直す傑作SF4篇。



約1ヶ月前に読んだ本なので、若干内容を忘れています…(笑)

面白かったのですが、「魚舟・獣舟」「火星ダーク・バラード」のようなインパクトはなく。
上田さんのダークな世界観が好きなのですが、今回は良くも悪くも「清々しい」印象を受けました。

この抜けるような青空の表紙から受ける印象と、ほぼ同じ読後感でしたね~かお


「リリエンタールの末裔」「マグネフィオ」「ナイト・ブルーの記憶」「幻のクロノメーター」
以上4つの作品が収録されています。お気に入りは、表題作と「幻のクロノメーター」かな。


ぼたん リリエンタールの末裔

表題作は、「華竜の宮」と同じ世界を舞台にしたお話。陸地の大半が水没してしまった近未来。
少年チャムの一族は、背中に鉤腕と呼ばれる第二の腕が付いている。
体重の軽い少年時代までは、それを使って植物の茎から翼を作り空を飛ぶ事ができる。

青年になったチャムは、もう空を飛べない。でも少年時代の体験が忘れられない。
やがて海上都市に出た彼が、差別を受けながらも夢を追いかけ続ける姿が本当に素敵でしたきもち

なんとなく「魔女の宅急便」のキキを思い出したのは私だけかな?(笑)
海上都市は海辺の町に重なるし、思う存分空を飛びたいと思う気持ちも同じですね。

とっても爽やかな読後感でしたきもち (前途多難の予感はするけれども…)


ぼたん 幻のクロノメーター

18世紀ロンドンを舞台に、航海用時計マリン・クロノメーターの開発に一生を捧げる男のお話。

ごく真っ当な(?)作品で、これは上田作品にしては異色かもと思ったのですが(笑)
最後にはやっぱり「仕掛け」がありましたね。きっちりとSFでまとめてくれるのが嬉しいです!

当時の限られた技術の中で、寸分の狂いもないマリン・クロノメーターを開発する難しさ。
どんな分野においても、自分の全てを注ぎ込む職人さんには尊敬の念を抱きますね…かお
また上田さんの新たな一面が垣間見えた作品でした。




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2012.04.10 *Tue*

小学校高学年の男の子にオススメの本は?


最近、うちの可愛い甥っ子(今年小学6年生)が読書に目覚めていますきもち

しかも、どうやら日本の歴史が好きらしく、「歴史を1冊にまとめた本が読みたい」と言うのです。
で、児童向けの歴史の本を与えてみたところ、「こんなの子供向けでツマラナイ」とぬかしている!

さらに「三国志」が読みたいけど、子供向けの三国志は簡単すぎて満足できなかったようなのです。
なんという生意気なヤツ!北方三国志でも貸してやろうかと本気で思っていたところです(笑)

歴史本に限らず、小学校高学年~中学生の男の子にピッタリの本ってありませんか??


私は何読んでいただろう、、、とりあえず少年少女文学全集あたりは好きだった気がします。
「十五少年漂流記」「巌窟王」「レ・ミゼラブル」男の子はこういうの読むかな??
あと、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」とか……どうなんだろう。私は好きだったんだけど。

この間読んで「物足りない!」と感じた、綾辻さんの「びっくり館の殺人」とかどうでしょう。
大人にはちょっと物足りなくても、小学校高学年くらいなら楽しく読めるかなぁ??

う~~ん、何かプレゼントしてあげたいんだけど、考えれば考えるほど分からなくなります~かお

中学生にもなれば「グイン・サーガ」とか「十二国記」あたりも薦めてみたいんですが。
たぶん、今はまだちょっと早いですよね。

皆さん、どうかお力を貸して下さい!!
皆さん自身はどんな本を読まれていたかは勿論の事、オススメの児童書があったら教えて下さいきもち

なんかヤフーの質問箱みたいになっちゃってますね(笑)


2012.04.07 *Sat*

3月☆ブクログまとめ


読書メーターからブクログへ移行し、今月からはブックレビューのまとめはブクログになります。
ブクログでは読メのようにレビューは載らないようだったので、ちょこっとカスタマイズしました。

というわけで、3月に読んだ本のまとめ~きもち

読んだ本の数:20冊(小説7冊・漫画10冊・絵本1冊・雑誌2冊)


nanaco☆の本棚 - 2012年03月 (20作品)

とうとう読み始めました!
難しいかな、眠たくなるかな…と小さな不安を胸に本を開きましたが、
これがまた意外なほど読みやすく面白かったです。

海の商工業国家アテネ、陸の軍事国家スパルタ。
相容れない関係の両国が、団結してペルシアに立ち向かうのに胸が熱くなります。

たった300人のみでテルモピュレーを死守したスパルタ戦士、
思わず映画の「300」を思い出しました。このお話だったんですね。

トロイ戦役もそうだけど、このあたりの時代は映画の題材の宝庫なんだ!
…と、改めて気付きました^^


ライン



上巻はまだまだ謎ばかりです。
「風の影」「忘れられた花園」同様、古書店や館、個性的な双子の少女…
大好きな要素がたっぷりで、思わずニンマリしちゃいます。

老作家ヴァイダ・ウィンターの語る物語は、果たして真実なのか?
彼女の語る双子のお話はのめりこんでしまうほど面白いのですが、
語り手が信用ならない作品というのは、ついつい深読みしてしまいますね(笑)

さて、どんな結末が待っているんだろうか。下巻に行きます!


ライン



小気味良さすら感じられるほどの鮮やかなどんでん返し!

全てが明かされた今、振り返ってみると確かに伏線が張ってあるのですが、
読んでいる間はまた巧く隠されているんだよなぁ…(笑)

崩壊するお屋敷は、「レベッカ」のマンダレーのお屋敷を彷彿とさせます。
どこか夢の中を浮遊するような双子の少女、そして「幽霊」の存在。
置き去りに去られた赤ん坊。全てが繋がった時の驚きといったら…!!

面白いなぁ、すごい物語だなぁ。
作中に登場した、ヴァイダとマーガレットが愛してやまない文学の数々、
全てを手に取り、その世界に浸ってみたい衝動に駆られます。


ライン



詩暢ちゃん、どうした?(笑)
そうか、スノー丸のポーチとハンカチ、無事に手に入れられたのね…。
このキャラ、ホント笑えます。

太一の想いが切ないですね~。
新よりも千早に近い所にいるはずなのにその一歩が踏み出せない。
その姿をひそかに見守るかなちゃんも好きです!

さて、次はいよいよ周防が登場。


ライン


周防名人、表紙だけ見たら惚れそうなのに…色んな意味で残念(笑)

一年生、またすごいキャラがきたなぁ。
すみれちゃん、初登場時の印象はあまり良くないです。
(「君に届け」のくるみちゃんみたいだなぁと思ってしまった^^;)
…が、意外とこういう芯の強い子はかるた向きだったりするのかも。

かなちゃんは一年生の教育係にピッタリだと思います。
もっとビシバシいってくれ!!


ライン



太一が皆からタオル貰うシーン、好きだなぁ。
女性陣の太一への注目度が伺えます(笑)
運がない…のは残念だけど支えてくれる仲間がいる。

新のような天才タイプも大好きですが、
こつこつと努力して積み上げていく太一もつい応援したくなりますね。

そしてヒョロ君、意外と良い事言うじゃない!


ライン



ちょっとすみれちゃん、メイク落としたら別人!!
部長一筋から、段々とかるたへの興味が出てきたようで良い所も見えてきました。

そしてドSの須藤さん。彼が出てくると若干テンションが上がる自分に気付く。
千早ママとのエピソードも涙腺にきますね~。


ライン



表紙のクイーンのヘアピンが、さりげなくスノー丸でニヤリとしてしまいました。

外人さんにクイズ選手権優勝者に…
何とも変わった人達の多いかるた界です(笑)

新やクイーンのかるたは、勢いというよりも流れるような美しさがあって好きです。


ライン



机くんデータ、すごい!彼じゃなきゃこういう分析はできないですね。
恵夢ちゃん、地味すぎるけど何だこの存在感(笑)

押されていた千早が流れをつかむのは、
いつもかなちゃんのおかげのような気がします。

やっぱり日本語って美しいですね!


ライン



詩暢ちゃん、下着までスノー丸!
ここまでくるとどこにスノー丸がいるのかと必死で探してしまうよ…。
彼女のどこまでも強気な性格が大好きです。

千早にはまたやっかいなライバルが現れましたね~。
ちょっとした事がすぐ顔に出る千早と、どこまでも無表情な理音。
この試合はどうなるんだろう!?


ライン



千早VS理音戦、燃えるなぁ!!

この漫画は毎回泣き所があって困ります。
太一は、今までの努力と運の無さ(笑)が分かっているから、余計にグッとくる。

クイーン詩暢ちゃんは、ここにきて初めて千早を「ライバル」として意識した様子。
再び二人が対峙する日が待ち遠しいです。


ライン



この雑誌を読むと、いつも少しだけ自分の世界が広がる。
知識も少しだけ増えて、行ってみたい場所も増える。
それが楽しくてついつい手に取ってしまうのです。

エチオピアのアファール低地、この世のものとは思えない不思議な光景!
世界には自分の理解を超えた自然の驚異が広がっているんだなぁ…。

北極圏の犬ぞり警備隊の記事も面白かったです。
犬達にも性格があり、リーダーシップをとるもの、賢いもの、従うもの…
それぞれの性格を考慮して、その性格に合った役割を担うんですね。


ライン



スミスの作品を読んでいると、いつも何故かやましい気持ちになります(笑)
そう、禁止されている本をこっそり読んでいるみたいな……。
あまりにもおぞましくグロテスクなのに、ふとした時に感じる美しさ。
ちょっとクセになるんですよね~。

一作目の「ゾティーク~」ほどのインパクトはないのですが、安定した面白さ。

「イルゥルニュ城の巨像」が好きです。
死体を使って……というのが、想像するとちょっとアレですが。

詩人と娘が美しき女に惑わされ城に導かれる「アヴェロワーニュの媾曳」
どことなく人間の姿に似た植物マンドラゴラの恐怖を描いた「マンドラゴラ」
失業中の主人公が見つけた新しい仕事は……「妖術師の帰還」

このあたりが特に好みでした。


ライン



亜豆とカヤちゃん表紙だけど、すっかり忘れ去られているヒロイン(笑)
この漫画には恋愛はいらないかも??と思っていたけど、
ここまで登場回数が少ないと流石に不憫に思えてきますよ。。。

あぁ、やっぱり七峰クンがきた。
今の彼がああなってしまったのも、ある意味サイコーとシュージンにも責任が?
小杉さん、いい事言うなぁ…と思ってしまった。
いつかその言葉が七峰クンにも理解できる日が来るのでしょうか。

エイジの新作も亜城木夢叶の新作も、どちらも面白そう。
天才肌のエイジに、努力型の亜城木。勝つのはどちらなのか?
ますます熱い展開になってきました!


ライン



新のかるたは流れるようで気持ちが良いなぁ。

登場回数は少ないのに、太一に気持ちが傾いてきたのが、
あっという間に新に持っていかれちゃうのが、切ないところです(笑)
仲間じゃなくてライバル。太一視点だと何だか複雑な気持ちですね。

そしてやはりクイーンの圧倒的な強さ。
千早は常にクイーン戦を夢見てる。どこまでも真直ぐな所が素敵。

マミィベアタンクトップ!また新しいキャラが登場したぞ。。。


ライン



好みは分かれそうですが、個人的にはとてもツボだった作品です。

米澤さんといえば、古典部シリーズや小市民シリーズのような、
いわゆる「青春ミステリ」の得意な作家さんだと思っていました。
……が、良い意味でその作者像がひっくり返されました!
米澤さんの本領は、こちらなのではないかと思うほど良く出来た短編集。

表向きはお行儀良く、美しい仮面を被っているのだけれど、
最後の一行でその仮面が剥がれた時には、ブラックで悪意のある顔を覗かせる。

北山猛邦さんの「私たちが星座を盗んだ理由」に雰囲気が似ていますね。

「玉野五十鈴の誉れ」は、アンソロジー「Story Seller」で読んだので再読。
やはりこの作品は素晴らしい。あちこちに伏線が散りばめられているのが分かる。
その他の作品も、どれも見かけどおりではなく、一筋縄ではいかない。

巧いなぁ、米澤さん!大好きな一冊になりました。


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3.11の津波の記事。
まだあまりにも記憶に新しくて、あの日の事を思い出すと今でも鳥肌が立つ。
町が一瞬のうちに濁流に飲み込まれる写真には思わず目を背けたくなりました。
世界の海溝地図を見ると、どれだけ日本の周りに集中しているかが分かります。

「美しき姫君の秘密」について。
インクとチョークで描かれたこの肖像画、本当に美しい!!
ダ・ヴィンチの未完の巨大壁画が残されている可能性が、
先日ニュースで取り上げられたばかりだったのでビックリでした。

彼も、自分が死んで500年近く経っても、
まさかこんなに注目を集めていると予想していなかっただろうなぁ。


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ブクログのパブー
パブー
読了日:03月18日
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ハリネズミくんにほっこり癒されました。


ライン



続きを読むために再読。

文句なしに面白い!!
向山さんといえば「童話物語」のファンタジーな印象が強いのですが、
今回のシリーズとのあまりのギャップに驚きながらも引き込まれます。

殺し屋に狙われる少女。少女を守ろうとする少年。
そして暗躍する「孤児院」や「塾」。まだまだ謎ばかりです。

表紙絵やタイトルからは想像もできないくらい凄惨な描写の数々。
主人公・永児は何か秘めたものがありそうで、これからの展開が楽しみ。


ライン



面白い!!
時々寝食を忘れて読み耽る本に出会うけれど、この本はまさしくそれ。
ギョッとするような惨い描写もあるのですが、
嬉々として読み進めてしまう自分が恐ろしくなってきた…(笑)

1巻では謎が多かった「孤児院」や「塾」の様子が少しずつ見えてきました。
あまりにも現実離れした世界。そしておそらく想像以上に恐ろしい世界。
彼らは一体何で繋がっているんだろう。愛情?信頼?それとも力?

阿坂、会長等主人公をとりまくキャラも、皆一癖も二癖もありますね~。
表と裏の顔を使い分ける二人。そして自覚はないながらも永児も…?
彼がいつ覚醒するのかと、ドキドキしっぱなしです。

続きが早く読みたい!!



2012.04.05 *Thu*

「倒立する塔の殺人」皆川博子


倒立する塔の殺人
著者:皆川博子
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノートは、図書館の書架に本に紛れてひっそり置かれていた。ノートを手にした者は続きを書き継ぐ。しかし、一人の少女の死をきっかけに、物語に秘められた恐ろしい企みが明らかになり…物語と現実が絡み合う、万華鏡のように美しいミステリー。



皆川作品は「聖餐城」「開かせていただき光栄です」に続き3冊目になります。

神聖ローマ帝国、18世紀ロンドンの次は戦時中の日本ですか(笑)
皆川さん、どんだけ守備範囲広いんだろう。。。毎回感心しちゃいますよ~かお

毒のある美しさ。
この本を一言で言い表すなら、迷わず「毒」という言葉を使います。ただ美しいだけじゃないの。
少女達の残酷さ、女学校ならではの閉塞感。万人受けはしませんが、好きな人は好きだろうなぁ。

この作品を読みながら、恩田陸さんの「蛇行する川のほとり」を思い出しましたかお
姉妹のように仲が良い二人の美少女だとか、ふとした時にほんのり悪意が顔を覗かせる瞬間だとか。
読み進めるうちに、決して見た目通りではない世界が広がっていて、ドキリとしてしまいます。


ライン


「倒立する塔の殺人」と名づけられた一冊のノートを中心に、
ある一人の少女の死、そして隠された過去の出来事がじわじわと明らかになります。

ノートに書きこまれた小説と、現実世界での出来事が交互に綴られていくのですが、
ともすれば小説と現実がごっちゃになってしまい(笑)何度も頭の中を整理しながら読み進めました。

太平洋戦争末期の女学校という、ちょっと特殊な設定なのですが。
違和感なくスッと物語に入り込んでいける、皆川さんの圧倒的な筆力には脱帽しますし、
それ以上にこの時代を背景に、あくまでも「ミステリ」として成り立っているのが素晴らしいです~きもち

一種独特な雰囲気だけに読む人を選ぶとは思いますが、これは一読の価値アリです!!




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2012.04.01 *Sun*

2月☆観賞メーターまとめ&「十二国記」新刊!?


ちょっと遅くなってしまいましたが、2月に観たDVDを観賞メーターでまとめました~かお


2月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:412分


導火線 FLASH POINT [DVD]導火線 FLASH POINT [DVD]
「イップ・マン」ですっかりドニー・イェンに惚れてしまった私。この作品も、彼の目ヂカラにふらふらと引き寄せられて、ついレンタルしてしまいました!イップ・マンでは物静かな中にも静かな闘志を燃やす武術家を演じていましたが、今回は正義感が強いあまり毎回悪党を瀕死の状態にしてしまうという刑事役。極端だなぁ(笑)やっぱりアクションが凄いです。そのアクションに行きつくまでが長いのですが、一度スイッチが入ってしまうと止まらない!!導火線とはまたピッタリなタイトルだな・・・。ストーリーもシンプルで面白かったです。
鑑賞日:02月20日 監督:ウィルソン・イップ


そして、ひと粒のひかり [DVD]そして、ひと粒のひかり [DVD]
17歳の少女マリアが働く花農園の給料は雀の涙ほどで、それすらも家族の生活費に消えてしまう。母とシングルマザーの姉から小言を言われ続ける希望のない毎日。マリアは、ある青年から麻薬の運び屋をしてみないかと持ちかけられる。胸が痛くなりました。こんな少女達が胃に麻薬のカプセルを詰め込んで、死と隣り合わせの危険を冒しているのか。これが南米の貧困層の実情なのか。運び屋の仕事は勿論憎むべき事だけど、彼女達のあまりにも苦しい生活を見ると選択の余地はないという気がしてしまうのです・・・。
鑑賞日:02月25日 監督:ジョシュア・マーストン


英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]
久しぶりに心から観て良かったと思える映画でした!英国王室にとって「演説」とは、国民の心を一つに束ね奮い立たせる唯一の手段。ジョージ6世の吃音症という大きな壁。責任感が強いだけに、国民に自分の声を伝えられないのは本当に辛かっただろうなぁ。彼の頑なな心を徐々に解きほぐしていったライオネル、そして常に隣で優しく包み込んできた妻のエリザベスがとても素敵。キャスト、音楽も素晴らしく、全てに満点を付けたいぐらい大好きな作品になりました。最後のスピーチには、思わずウルッと・・・。
鑑賞日:02月26日 監督:トム・フーパー


コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
中盤までは、話がどういう方向へ進むのか分からなくて面白かったです!・・・が、最後の方はちょっぴり尻すぼみ感が。新種のウイルスがじわりじわりと世界中に広がっていく様は勿論怖いのですが、それ以上に恐怖による人々のパニックが一番恐ろしい。誰か一人が壊れてしまうと、それにつられて理性を失い暴徒化してしまう民衆。何だかもう、見ていられません。超豪華キャストなのですが、グウィネス・パルトロウはかなり勿体なく感じてしまいました。え、出番それだけですか?(笑)
鑑賞日:02月26日 監督:スティーブン・ソダーバーグ

鑑賞メーター



4本どれもインパクトの強い作品で、当たりの月だったと思います。

心から「良い作品だったなぁ」と思えたのが、「英国王のスピーチ」ですねきもち
現イギリス女王エリザベス2世の父・ジョージ6世の、史実を基に作られた映画です。

幼い頃から吃音に悩まされ、人前に出る事を嫌う内気な性格。
国民に自分の声を伝えたい、でも言葉が出てこない。さぞや辛かっただろうなぁ。。。
言語聴覚士ライオネルとの信頼関係や、妻の包み込むような愛情に思わず涙腺が緩みます。

イギリス映画は、心にじんわりと沁み込んでくるような良作が多いですね~かお
ハリウッド映画のような派手さはないけれど、最近それがホッと安心できたりするのです。


ライン


ところで、今日仕入れた情報です!
小野不由美さんの「十二国記」にとうとう新作が出るとか!!!!一体何年ぶりでしょう……。

新潮社に「十二国記」公式サイトがオープンしていましたが、重くて全然開けません(笑)

以下、「十二国記」公式ツイッターより一部抜粋。
2012年7月、『魔性の子』の新装版と『月の影 影の海』(上・下巻)を同時刊行いたします。
山田章博氏の新たなイラストで、新作までの全作が新潮文庫から順次刊行。


な、なんと……山田章博さんの描き下ろしで新装版がでるとな。
講談社ホワイトハート版で全巻持っていますが、これは買わずにはいられないじゃないですか。
くぅぅ、、、嬉し過ぎる!!!待っていた甲斐がありましたよ~かお

7月まで指折り数えて、発売を待ちたいと思います。

……今日は4月1日。エイプリルフールの嘘だとしたら、かなり悪意のある嘘ですよね(笑)
どうやら本当の本当に発売のようなので、ご安心を。。。


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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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