This Archive : 2009年07月

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2009.07.31 *Fri*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(9)


いつもお付き合いありがとうございます!

「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」そろそろラストスパートです〜balloon_34.gif
あの時にあれを使っておけば良かった!てのがいっぱい出てきますねぇ。。。

001〜080はフリーページにUPしています♪

イメージが結ぶ100の言葉と100の本.jpg


012.gif


081 「スター」からイメージする本は?



樹なつみ「獣王星」。
ハッ……ここで「星の王子さま」使えばよかったのか!…もう、手遅れです。
星繋がりでこの漫画を。脇役を好きになる事が多いnanacoだけど、これはトールが好き。


082 「田舎」からイメージする本は?



朱川湊人「都市伝説セピア」。
どこか懐かしくてどこか切ない…子供の頃に見たような風景が浮かび上がってきます。
恒川作品と雰囲気が似ているかも。「昨日公園」が一番好きですね、SFぽくて。


083 「紅茶」からイメージする本は?



枢やな「黒執事」。
紅茶、紅茶、紅茶………?さっぱり思い浮かばなかったので苦し紛れに黒執事です(笑)
アニメの最終回は何度観てもイイッスねぇ。


084 「手品・マジック」からイメージする本は?



西澤保彦「神のロジック 人間のマジック」。
世界中から集められた、6人の記憶を失った生徒。開かない電話ボックスや謎の授業。
最後の最後までこの不気味な世界に魅了されてしまいます!このどんでん返しがたまらない。


085 「乗り物」からイメージする本は?



スティーヴン・キング「ランゴリアーズ」。
夜明けのフライトで、乗客達が忽然と消える。残ったのは、眠っていた人達だけ。
そういえば辻村さんの「冷たい校舎…」の中でもランゴリアーズ事件って出てきましたね。


086 「約束」からイメージする本は?

 

橋口いくよ/芦原妃名子「砂時計」。
原作漫画と、ノベライズ版、とりあえずどっちも読みました。色んな意味で若い作品。
杏と大悟の約束…ベタだけどステキです。でも大悟より断然藤くんのほうが好き…(笑)


087 「人形」からイメージする本は?

 

今邑彩「いつもの朝に」。
上下巻一気読み必至!優秀な兄と落ちこぼれの弟。二人の出生の秘密と過去の殺人事件。
クマの人形<ユータン>に隠された謎の手紙が鍵になっています。


088 「バッサリ 」からイメージする本は?

 

奈須きのこ「空の境界」。
バッサリって!(笑)曖昧すぎて分からないですよぅ。あえて挙げるならこの本かな…
色んな意味で衝撃を受けた作品。直死の魔眼を持つ少女・式はバッサバッサ斬りまくります。


089 「辛辣」からイメージする本は?



米原万理「魔女の1ダース」。
ロシア語同時通訳者だった米原さんの爆笑エッセイ。でも彼女は視点が辛辣です(笑)
きっと人の本質を見極められる方だったのね。亡くなられたのが惜しいですね…


090 「艶っぽい」からイメージする本は?



山藍紫姫子「アレキサンドライト」。
艶っぽいという言葉が当てはまるのかどうか… あまりのエロさに挫折した本です(笑) 
BLもここまでくると、ある種の文学ですわね。好きな人は好きな作品かと!



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2009.07.29 *Wed*

三浦しをん「白いへび眠る島」読了しました♪



著者:三浦しをん
出版社:角川文庫
サイズ:文庫
ページ数:356p
発行年月:2005年06月
価格:\660(税込)


【白いへび眠る島】三浦しをんrating_48.gif

高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。十三年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物『あれ』が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに『あれ』の正体を探り始めるが―。十八の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か―。文庫用書き下ろし掌篇、掲載。

最近、密かにマイブームになりつつある三浦しをんさんballoon_28.gif
やっぱりこの作家さんって、言葉の選び方とか微妙な心理描写とか巧いなって思います。

舞台は、古くからの因習や伝統の残る島・拝島(おがみじま)。
13年ぶりの大祭を控え高揚する空気の中、18歳の悟史は久しぶりに島に帰省する。
幼なじみ・光市との喜びの再会も束の間、島に「あれ」が出たという噂を耳にする。

島に古くから伝わる白蛇様の伝説とは?
白蛇様と島の娘との間に生まれた子どもの子孫とされる、神宮家の秘密とは…?


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こういうお話、すっごく好きだなぁ。部外者を受け付けない、閉塞的な村。
あらすじを読みながら、小野不由美さんの「黒祠の島」を思い出してちょっとビビりました(笑)

でも、この作品にはおどろおどろしさとか、禍々しさは微塵も感じられないですねぇballoon_133.gif
むしろ純和製のファンタジーに近いかな、と思う。ふわふわと浮遊しているような感覚。
言葉にするのもはばかられるような怪物「あれ」さえも、どこか幻想的な描写で。

強い絆で結ばれた<持念兄弟>、悟史と光市の微妙な距離感が心地良くて…。
実の兄弟以上に深く結びついている二人のやりとりが、何とも微笑ましいです〜balloon_59.gifheart_37.gif

個人的には、神宮家の次男・荒太が好きだったなぁ。
純白の直衣に身を包み、衣擦れの音ひとつ立てずに舞う姿が、ありありと目に浮かぶようで。
穏やかな物腰ながらも、どこか人生を諦観しているようなアンバランスさが魅力でした…。

ちなみに、、、文庫書き下ろし「出発の夜」は荒太と犬丸のエピソードです〜balloon_34.gif
これがまた良いお話なのよねぇ。しみじみと深い満足感に包まれながら読了しました。

「契約のいらない友愛、約束のいらない拘束。
ぼくたちの自由はなんて不自由で、だけど愛おしい形をしているのだろう」―P347
 



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2009.07.28 *Tue*

見えるの?


夏祭り.jpg




きみ、ぼくの姿が見えるの?

付いておいでよ、面白い場所に連れてってあげる。





なんていうか…色んな意味ですいません(爆)
夏祭りの音楽と花火の音を聞きながら、ふと落書きしたくなって!






2009.07.27 *Mon*

張間ミカ「楽園まで」読了しました♪



著者:張間ミカ
出版社:徳間書店
サイズ:新書
ページ数:289p
発行年月:2009年01月
価格:\900(税込)  



【楽園まで】張間ミカrating_48.gif

雪が降り続ける世界。普通の人と目の色が異なるオッド・アイの少女ハルカと弟のユキジは、異能を持つために悪魔と呼ばれ、教会に追われていた。ハルカは心を失った双子の弟ユキジの手を引いて「楽園」を探す。旅の最中に出会った青年ウォーテンは二人が悪魔であることを知っても態度を変えなかった…。一方、悪魔を狩る役目を担う「狩人」の青年ルギは、教会に疑問を抱き始めていた。ハルカとユキジは、「楽園」の在り処を知るが、「狩人」たちに追い詰められて…。―お願い。なにも望まないから、なにも奪わないで。第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作。

ブログのお友達miwaさんに紹介していただきましたballoon_28.gif (miwaさん、いつもありがと〜♪) 

こ、これが17歳の時に書いた作品ですか……ちょっと嫉妬しちゃいます(笑)
それにプロット自体は中学生の時に練られていたというから、ますます驚きですねぇ。
「17歳が書いた」という先入観を持ってしても、個人的にすごく好きな雰囲気の作品ですballoon_123.gif

普通の人間と目の色が異なるオッド・アイは、この世界では<悪魔>とみなされる。
<悪魔>は教会に敵対する存在として<狩人>によって処刑されてしまう。
オッド・アイを持つ双子、ハルカとユキジは養父の言い残した「楽園」を探して旅するが…


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終始、降りしきる雪と凍りつくような冷たい空気が感じられる作品ですねぇ。。。

オッド・アイを持つ人間は、ある種の超能力を持っているために人々から恐れられていて。
ハルカは、雷を操る能力。弟のユキジは、物の動きを止める能力。

ユキジは、ある過去の事件以来、固く口を閉ざしてしまい何の感情も見せなくなっている。
姉のハルカが常に弟の手を引いて、守ってやる様子がとても痛々しかったですballoon_89.gif
でも、最後のほうは「ユキジ〜何か反応しろよ!」とちょっとイライラしてきたり…(笑)

<悪魔>と呼ばれ狩られる運命にある2人に唯一味方したのが、青年ウォーテン。
一つだけ欲を言うとすれば、ウォーテンと双子の養父ヨハンの関わりが薄いように感じます。
彼らの強い絆を、もっと全面に押し出して欲しかったなぁという気がしますねぇ…balloon_59.gif

切なくて、とっても綺麗なお話でした。これからが楽しみな作家さんです〜balloon_34.gif


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2009.07.26 *Sun*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(8)


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」続きです。。。
もうそろそろネタ切れですが、どうにか記憶を搾り出して頑張ってます(笑)

001〜070はフリーページにUPしています♪

イメージが結ぶ100の言葉と100の本.jpg


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071 「未来」からイメージする本は?



小川一水「時砂の王」。これすっごい好きだわ!
邪馬台国の女王・卑弥呼の前に現れたのは、26世紀から来た人工知性体の男。
人類の滅亡を回避するために、様々なパラレルワールドへ飛び歴史を変えるのが彼の使命。


072 「歴史」からイメージする本は?



塩野七生「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」。
惣領さんの漫画で興味を持ったチェーザレ。悪の魅力たっぷりの人物ですねぇ。
荒々しい圧政を敷く君主って、どこかグイン・サーガのイシュトと重なっちゃいます(笑)


073 「王」からイメージする本は?



沢村凛「黄金の王 白銀の王」。
この表紙は可愛いんだけど、この本に限ってはちょっとミスマッチな気がしますねぇ…
長年憎み合い、敵対する2つの国の若き君主達。ボロボロ泣きながら読みました。


074 「義理と人情」からイメージする本は?



西條奈加「金春屋ゴメス」。
バリバリ時代物が苦手な人でもこれは大丈夫!近未来の日本に出現した鎖国状態の江戸。
問答無用で殴りつけるゴメス親分がステキ。この人の正体にはビックリですが…(笑)


075 「階段」からイメージする本は?



高野和明「13階段」。
とっても重たいお話ですが、グイグイ読ませてくれる筆力はさすが。
記憶を亡くした死刑囚の冤罪を晴らすために、2人の男が東奔西走するお話。深いです。


076 「扉」からイメージする本は?



岡嶋二人「そして扉が閉ざされた」。
目が覚めると、そこは完全密室の地下シェルター。あるのは血まみれのアイスピックと食料。
何故こんな場所に?登場人物は好きになれなかったものの、ラストまで一気読みでした♪


077 「塔」からイメージする本は?

 

向山貴彦「童話物語」。
永久保存版です。数多あるファンタジー小説の中でもかなりレベルの高い作品!
内部が迷路状態になっている、天まで届く高さの塔が出てきます。あの感動をもう一度…


078 「記念日」からイメージする本は?



俵万智「サラダ記念日」。
今だから白状します。中学生の時、短歌の授業でこの本から若干パクりました(笑)
そして、学校で賞を貰いました……あぁ、心苦しい……


079 「クリスマス」からイメージする本は?



ディケンズ「クリスマス・キャロル」。
クリスマスといえば、この本しか思い浮かびませんねぇ…
少年少女文学全集で読みましたが、今は古典新訳文庫でも出てるのね。チェックしよう。


080 「飛ぶ」からイメージする本は?



ケストナー「飛ぶ教室」。
本当は、こっちが<クリスマス>でも良かったんだけどね…(笑)
寄宿舎を舞台に、5人の少年達が成長していく物語。何度でも再読したくなる作品ですね♪




2009.07.25 *Sat*

山田風太郎「甲賀忍法帖」読みました〜♪




【甲賀忍法帖】山田風太郎rating_48.gif

家康の秘命をうけ、徳川三代将軍の座をかけて争う、甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。官能の極致で男を殺す忍者あり、美肉で男をからめとる吸血くの一あり。四百年の禁制を解き放たれた甲賀・伊賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽し、戦慄の死闘をくり展げる艶なる地獄相。恐るべし風太郎忍法、空前絶後の面白さ。

天野さんの表紙絵が美しいわ〜…惚れ惚れしちゃいますballoon_123.gif

これ読んでて、初めて気付きました。
前にオダギリジョーさんと仲間由紀恵さん主演で話題になった映画「SHINOBI」。
これが原作だったんですねぇ、知りませんでした。(今更ですが…笑)

 内容はともかく、オダギリジョーはカッコイイです。 

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甲賀と伊賀。憎みあう二つの里の忍者達が、壮絶な戦いを繰り広げます。
トーナメント方式で10人の精鋭が戦うのですが、、、とても人間とは思えない!!

粘液を吐く男がいれば、毒の息を吐き出す女もあり…
敵味方問わずどんな人物にも変身できる男がいれば、全身から血を噴出す女もあり…
とにかくとても人間とは思えない忍者達。もう笑っちゃうくらいの超人ばかりです〜balloon_145.gif

忍者の戦いには、反則も何もあったもんじゃないですねぇ。
奇襲、色気作戦、騙まし討ち……何でもアリです。

そして、甲賀のロミオ・弦之介と伊賀のジュリエット・朧。
敵対する里同士の禁断の恋がメインなんだろうけど…忍者の戦いに負けちゃってます。
薬師寺天膳 (不死?!)  の、圧倒的な存在感に押され気味ですねぇ(笑)

自分が贔屓にしていたキャラがバッサバッサ死んでいくのが、切な過ぎる……balloon_89.gif
まぁ、ある意味とっても潔くて良いんですけどね。

伊賀の夜叉丸が好きでしたよ、美少年だから。

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2009.07.23 *Thu*

グインDVDが届きました〜♪


きゃ〜きゃ〜〜balloon_85.gif
予約していた、「グイン・サーガ」アニメDVDが届きました!

グイン届いた〜♪.jpg

…もちろん、お目当ては…初回限定版の書き下ろし小説「前夜」です。
アニメはTVで観てるから、この特典のために買ったようなもんです…(笑)

パロがモンゴールの侵攻を受ける前夜の物語。
そういえばリンダ&レムスの父母の事はあまり出てこなかったもんなぁ。
ナリス様にも会えるのかな……ドキドキ。

あぁ〜…読むのが勿体無い。週末にでも、じっくり噛み締めて読む事にします。


グイン・サーガノート.jpg


↑ちなみに、「グイン・サーガノート」の中身はこんな感じ。
アニメの背景美術について、詳しく書かれています。超綺麗です〜balloon_75.gif

アニメのキャラについては、ファンの間でも賛否両論あるみたいだけど、、、
背景についてはもう素晴しいとしか言いようがないですよねぇ。ノスフェラスが美しい(笑)

その他にも、第一話絵コンテ完全複製も付いています。
これは贅沢な内容ですなぁ。なんだかんだで2巻以降も買っちゃったりしてね…


 ←まだ在庫あるみたい。ファンは急げ〜!! 



2009.07.22 *Wed*

辻村深月「ふちなしのかがみ」読みました☆




【ふちなしのかがみ】辻村深月rating_49.gif

ひややかな恐怖が胸に迫る─青春ミステリの気鋭が初めて封印を破った現代の怪談!おまじないや占い、だれもが知っていた「花子さん」。夢中で話した「学校の七不思議」、おそるおそる試した「コックリさん」。やくそくをやぶったひとは、だぁれ?その向こう側は、決して覗いてはいけない─。

辻村さんの新作です〜balloon_34.gif
全体的にミステリ色の強い辻村さんですが、今回はまたまた新境地ですね!

<トイレの花子さん>や<コックリさん>等、誰もが知っているような学校の怪談。
それらを辻村流に切なさを交えて、ゾクリとするようなホラーの短編集に仕立てています。
「冷たい校舎…」のホラー部分のみを抜粋したような感じかしら…

いつもの辻村さんとは一味違いますね。面白かったですballoon_85.gif

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point_21.gif 踊り場の花子

うぉぉー!一発目から飛ばすなぁ、と思っちゃった作品。これめっちゃ怖いです。
同級生からイジメをうけている一人の女の子。彼女は毎日一人で階段を掃除している。
ある日、そこにおかっぱ頭の一人の女の子が現れ…

ここまでは、まだ良いの。よくある怪談話だから。問題はそれ以降。
教師・相川と元教育実習生・チサ子が、夏休み中の学校を見回りする場面にガラリと変わる。
二人の会話の中で明らかになっていく秘密、そして<花子さんの七不思議>とは…?

point_21.gif ブランコをこぐ足

何と表現すれば良いんだろう、この読後感…。
「口笛は何故、遠くまで聞こえるの…♪」というハイジの主題歌から始まるこの作品。
ある一人の少女の死を巡り、同級生の様々な視点から事件に迫っていきます。

<コックリさん>ならぬ<キューピット様>。
死んだ少女は、生前このゲームをして遊んでいたという。これは幽霊の呪いなのか?

point_21.gif おとうさん、したいがあるよ

ゴメンナサイ、、、これ3回読みましたが正直意味がわかりませぬ(笑)
どなたか、この作品の意味が分かったら教えてくださいませ。

ボケた祖母の家から、どんどん溢れるように出てくる死体、死体、死体……
現実なの?非現実なの?死体があるというのに妙に反応が薄い両親って一体?
これの意味が分かれば5つ星なんだけどなぁ、惜しいっ…。

point_21.gif ふちなしのかがみ

個人的に、この表題作が一番好み。考えれば考えるほど恐ろしいお話ですねぇ。
鏡の前にロウソクを準備し、午前0時丁度にその鏡を振り返ると、自分の未来が見える―
あるサックス奏者の青年に一目惚れした香奈子は、その<鏡占い>を試してみたが…

その鏡の中の光景が、徐々に現実に染み出してきた時に明らかになる真実。
何とも名状しがたい恐ろしさがあります…鏡が怖くなるよぅ。

point_21.gif 八月の天変地異

この短編集の中で、最もファンタジー色が強くて辻村さんらしい温かな作品。
クラスのいじめっ子を庇っているうちに、自分までもがいじめられるようになったシンジ。
つまはじきにされた彼は、ある妄想上の人物を作り上げるが…

乙一さんの「平面いぬ。」に収められている「はじめ」を思い出しました。
この作品のおかげで、この本全体の印象が柔らかになっている印象ですねぇ。

hana16.gif

レビューが長くなっちゃいました…(笑)
どうも、辻村作品は色々と語りたくなる傾向があるようです〜balloon_145.gif

読まれた方の感想も、是非お伺いしたいです。
特に「おとうさん、したいがあるよ」の意味が分かった方…教えてください。 (しつこい。笑) 

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2009.07.21 *Tue*

古屋兎丸&太宰治「人間失格」




人間失格1(古屋兎丸)

これは、ブログのお友達てんてんさんに教えていただいた漫画です〜balloon_28.gif
太宰治「人間失格」を、現代バージョンに置き換えて描かれたもの。

ネットでたどり着いた3枚の写真から始まるサイト。
そこには、ある一人の青年・大庭葉蔵の赤裸々な手記が綴られていた…という設定です。

いやぁ、とにかく凄いです。この作品全体から放つ負のオーラは凄まじいです…!
人前では笑顔という仮面を付け、心の底では周りの人間達を蔑んでいる青年。
何の不自由もない裕福な家庭に生まれながらも、あるのは虚無感ばかり。。。

第二の日記「歪んだ顔」から、第三の日記「堕ちる」との落差に愕然としますねぇballoon_59.gif
そして第四の日記「鎌倉心中」では、あまりの陰鬱さに気が滅入るほどです(笑)

6歳、17歳、25歳の葉蔵を撮った3枚の写真。
どんな女からも言い寄られるような美青年だった彼が、一体どんな人生を送れば、
25歳であんな老人のような顔になってしまうのか……それが気になってしようがないballoon_89.gif

読んでいるうちに鬱々としてくる漫画ではありますが、とにかく続きが気になります。
これほどまでに現代の風潮にピッタリなのが、なんとも皮肉ではありますが…。


実は、恥ずかしながら原作は未読なんですが、、、一体どんな作品なんでしょう。
小畑さんの表紙に惹かれて…なんて、いかにもミーハーでしょうかねぇ。くくく…

 こっちが原作小説ですね 




2009.07.20 *Mon*

「少年検閲官」北山猛邦


少年検閲官
著者:北山猛邦
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。僕は書物というものがどんな形をしているのかさえ、よく知らない―。旅を続ける英国人少年のクリスは、小さな町で奇怪な事件に遭遇する。町中の家々に赤い十字架のような印が残され、首なし屍体の目撃情報がもたらされるなか、クリスはミステリを検閲するために育てられた少年エノに出会うが…。書物が駆逐されてゆく世界の中で繰り広げられる、少年たちの探偵物語。メフィスト賞作家の新境地。



「城シリーズ」とはまた雰囲気の違う作品ですね。
でも北山さん独特の世界観は相変わらず健在。なんとも不思議な作品でしたかお

どこか最後まで違和感が付きまとっているなぁ…と思ったのですが。
これはきっと本の装丁&キャラの可愛さと、事件の凄惨さとのギャップなんでしょうねぇきもち
でもそのアンバランスさも、この本の魅力のような気がします。


あらゆる書物の所有を、一切禁止されてしまった世界。
「ミステリ」が存在しないはずの町で、ある一体の首なし屍体が発見される。
町中に残された赤い十字架の印とは?人間の首を切ると言われる「探偵」の正体とは?


ライン


本が一切存在しない世界。考えただけでも恐ろしい…!
閉塞された小さな町。わずかな情報源といえば、政府が管理したラジオ教育のみ。
そんな環境で育った町人達は、<殺人>という概念すら持ち合わせていないんですよね~。

不気味な町を旅する英国人クリスは、たまたま首なし屍体を発見してしまう可哀相な少年(笑)
そして検閲官である少年エノと共に、事件の謎を解き明かそうと奔走します。

前半部分は冗長な文章が気になって、なかなか読み進められなかったものの、、、
エノが登場してからは、物語は急展開を見せ俄然面白くなりましたきもち
でも、エノが登場するまでが長いッスよ。とっても魅力的な少年なのに!!

殺人の動機については、正直「えっ、そんな事で!?」という失望感がなきにしもあらず。
でもキャラがとっても可愛いので、これは是非シリーズ化して欲しいですね。



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2009.07.18 *Sat*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(7)


さてさて、ゆっくりやっている (というかやらざるを得ない)  「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」。
ぼちぼち続きを書いていくことにしましょうかねぇ。。。

001〜060はフリーページにUPしました…

イメージが結ぶ100の言葉と100の本.jpg


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061 「魔法」からイメージする本は?



パトリシア・A・マキリップ「影のオンブリア」。
地下世界に広がる古都<影のオンブリア>の妖しさにゾクゾクさせられます。
自分の事をずっと蝋人形だと思い込んでいる少女が、何故か印象に残っています…


062 「ロボット」からイメージする本は?



手塚治虫「火の鳥(復活編)」。
事故死した後に人工脳で復活させられた青年レオナと、ロボットの女性チヒロの恋。
40年も前にこんな漫画を描いたって、ホント驚きですよねぇ、、、名作です。


063 「神」からイメージする本は?



ピーター・トレメイン「アイルランド幻想」。
神って定義が広すぎて…(笑)でも翻訳本を読んでると大抵神の存在が感じられるかも。
この中に収録されている「幻影」の修道士が体験したホラーを思い出しました。


064 「幽霊・妖怪」からイメージする本は?



ヘンリー・ジェイムズ「ねじの回転」。
キングも絶賛の4つの幽霊譚。幼い兄妹の妙な聡明さと有り得ないほどの美しさが怖い。
終始とらえどころのない空恐ろしさがあるんですよねぇ。色んな解釈がありそう!


065 「絵画」からイメージする本は?



オスカー・ワイルド「ドリアン・グレイの肖像」。
驚くべき美貌を持った青年。醜く歪んでいく心に共鳴するかのように肖像画も変化していく。
ラストで明かされる真実には衝撃です!光文社古典新訳文庫は読みやすいよ。


066 「音楽」からイメージする本は?



神永学「コンダクター」。
オーケストラピットを舞台に繰り広げられるサスペンス。コンダクターは指揮者の意味。
二転三転する犯人像に見事に振り回されてしまいました。続編希望♪


067 「パソコン」からイメージする本は?



川端裕人「The S.O.U.P」。
パソコンのRPGソフト<スープ>を舞台に繰り広げられるハッカー小説。
この本で、初めてハッカーとクラッカーの違いを知りました(笑)パソコン用語満載。


068 「遺伝子」からイメージする本は?



石据カチル「イルゲネス」。
桑原水菜さん原作の漫画版。遺伝子操作によるクローン売買が横行する島が舞台です。
主人公のフォンがね……もうね……好きすぎるの。黒髪美青年の代表ですね。


069 「進化」からイメージする本は?



上田早夕里「魚舟・獣舟」。
荒廃した近未来を舞台にした短編集。とにかく面白い。鳥肌が立ちます!
表題作は、陸地の大半が水没した世界で、進化した異形生物と人間との関係を描いた作品。


070 「証明」からイメージする本は?



柳広司「はじまりの島」。
若かりし頃のダーウィンがガラパゴス諸島に行った時のお話。実話を元にしているそう。
後に残した「種の起源」と<証明>というワードが繋がりました。




2009.07.17 *Fri*

三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」読了しました☆




【まほろ駅前多田便利軒】三浦しをんrating_49.gif

まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.―ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。


<直木賞受賞作!>とデッカく書かれた帯につられてついつい購入。笑

この作品、どういうわけかなかなか食指が動かなかったんですが…
予想以上に面白い本で、すっかり多田と行天のコンビが好きになっちゃいました〜balloon_85.gif

言うなれば、中年男二人の日常の一部分を切り取った作品でしょうか。
どんな事でも引き受ける便利屋を営む多田と、彼の元に転がり込んできた元同級生・行天。
行天の出現により、いつもの仕事がとんでもない方向へ転がっていくことに。


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<便利屋>と一言で言っても、これはかなりハードな仕事ですなぁballoon_145.gif
チワワの面倒を見るという依頼もあれば、カップルを別れさせるなんていう依頼があったり。
そしてごく真っ当な仕事のはずが、とんでもない犯罪に巻き込まれることもあるのね…汗

行天のキャラが、とにかくイイ。あのゆるさが笑える!!
多田と行天はある意味全く違う性格なようで、意外と似た者同士だから相性が合うんですね。
暗い過去を抱えた二人の、つかず離れずの関係が心地良いと同時に微笑ましいですねぇ。

「月魚」はどこか純文学のようで、なまめかしい雰囲気すら漂っていましたが、
この「まほろ駅前…」は軽妙な文体でサクサク読めつつも、中身はどっしりとした秀作ですballoon_91.gif

他のしをんさんの作品も、色々読んでみたくなりましたballoon_133.gif heart_26.gif


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2009.07.15 *Wed*

8月新刊*購入予定本*


毎月恒例、8月の新刊購入予定本です〜balloon_133.gif

【文庫】

10日 「グイン・サーガ128 謎の聖都」(栗本薫)
12日 「ナンバーシックス5」(あさのあつこ)
12日 「獣の奏者 闘蛇編」(上橋菜穂子)
12日 「獣の奏者 王獣編」(上橋菜穂子)
28日 「グーラグ57(上)」(トム・ロブ・スミス)
28日 「グーラグ57(下)」(トム・ロブ・スミス)


【漫画】

 4日 「バクマン。4」(小畑健)
21日 「チェーザレ 破壊の創造者7」(惣領冬実)


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8月はちょっと少なめかな。。。

やっと「ナンバーシックス」の続きが出ますねぇ…1年ぶりです。
このシリーズ、新刊が出る度に1巻から再読しなきゃいけないのよねぇ…笑

「獣の奏者」はハードカバーを買おうか迷っていた矢先だったので、嬉しいです〜balloon_34.gif
今月は「神の守り人」も出るし、、、今年の夏はたっぷり上橋さん満喫できますねぇ。

そしてそして、「チャイルド44」で一気にファンになったトム・ロブ・スミスさんballoon_75.gif
もう新刊が出るんですか…そして上下巻。期待しすぎてドキドキしちゃいます!!!
今度はどんな作品?? またスパイ物?? 超楽しみです。

グインの新刊のタイトルに、妙な期待感を抱いているのはnanacoだけでしょうか。
どことなくキタイを思わせるような…しっかりかみしめて読むことにしましょう。

「チェーザレ」の新刊は今月出るはずだったのに、発売延期になったのね…グスンballoon_73.gif
うぅ、来月までおあずけです。




2009.07.14 *Tue*

柳原慧「コーリング 闇からの声」読みました♪




【コーリング 闇からの声】柳原慧rating_48.gif

零と純也は、死体の痕跡を完璧に消し去る特殊清掃を生業にしている。ある日、浴槽内で自殺し、腐乱していた女の死体を片付けるが、彼らが所属するネットのサークルに、その女もいたことを知る。彼女のページにアクセスして調べるうちに、その死が自殺ではなく他殺だったのではないかと疑い始める。彼女が死ぬ寸前に携帯電話に託したものは何か。謎を解く最大の鍵は、溶けた死体にあった。


ブログのお友達さくらさんに紹介していただきましたballoon_34.gif (さくらさん、ありがとで〜す♪) 

おぉっ綺麗な表紙!! …と思いきや、頭蓋骨やら眼球やらが描かれてたのね。笑
柳原さん、初の作家さんでしたがテンポが早くてサクサク読めちゃいました。そして怖い…。

部屋中に飛び散った死体の痕跡を、まっさらな状態に戻す特殊清掃員の純也と零。
浴槽内で死んでいた若い女性。調べていくうちに彼女は他殺されたのではという疑いを持つ。
二人は、所属するネットのサークル<サイバーフォレスト>を使って事件を調べ始めるが…


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純也の"特殊な能力"によって見える幽霊よりも、さらに怖いのが整形ですね。
今の時代、気軽にできるのがウリになっているけれど……こんなの読んだら絶対無理!!!
オカルト物よりも身近にある分、はるかに恐ろしいですねぇballoon_89.gif

肉片やら脂肪やらが溶けている描写は、なかなか凄まじいものがありました。汗
今まで考えた事なかったけど、現実にこういう死体の処理って誰がやってるんだろう??
本当に<清掃屋>なんて職業があるんだろうか…未知の世界ですballoon_125.gif

純也と零の子供の頃のエピソードについては、もっと掘り下げて欲しかったかな。
二人とも美青年となればなおさら!! 施設時代に一体どんな事があったのか気になるよぅ。

これは是非シリーズ化して欲しい作品です〜balloon_28.gif


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2009.07.13 *Mon*

恩田陸「三月は深き紅の淵を」再読しました♪




【三月は深き紅の淵を】恩田陸rating_49.gif

鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。


ふと思い立って、久しぶりに再読してみました〜balloon_28.gif

この作品、初めて読んだ時は正直あまり意味が分からなかったんです。
特に第四章の「回転木馬」。色々なエッセンスが詰め込まれている割にどれも中途半端で。

でも恩田コンプリート間近の今、改めて読み直してみると……!!!!
す、凄い。これ、色んな作品に繋がっていたんだぁ…と驚くべき発見がありましたballoon_59.gif
この本は、再読して初めて良さが分かるんだと思います。とても深みのある作品ですねぇ。


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「三月は深き紅の淵を」という幻の稀覯本を巡る連作短編集ですballoon_34.gif

作者不明。友人に貸す場合は一晩のみ。コピー厳禁。世の中に出回っているのは数十部だけ。
本好きなら、誰もが読みたくなっちゃうような作品じゃないですか!!笑

広大な屋敷内のどこかに存在するはずの、ある一冊の本を探す<待っている人々>
ある幻の本の作者を探して、女二人が夜行列車で旅に出る<出雲夜想曲>
二人の美しい少女の死を巡り、一冊のノートから謎を解き明かす<虹と雲と鳥と>
恩田さんの本に対する薀蓄や、様々な恩田作品のさわりが綴られている<回転木馬>

「麦の海に沈む果実」「黒と茶の幻想」など、色々な作品とリンクしています。
<出雲夜想曲>では、「禁じられた楽園」の烏山響一の絵がさりげなく登場していたりballoon_145.gif
またこれらの作品を"再読したい病"にかかるという、とっても罪作りな本です。笑

どの短編も、読めば読むほど味が出てくる素晴しいミステリーですよ!!
恩田作品初期のミステリーって、ドキドキするような吸引力がありますよねぇ…


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2009.07.11 *Sat*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(4)


何気に頑張っている「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」。
今日は30冊一気にいっちゃいましょうかねぇ。


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「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」001〜030
 ※フリーページに飛びます! 


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031 「海」からイメージする本は?



池上永一「風車祭」。
いつもこの作品を思い浮かべるたびに、沖縄の真っ青な海が鮮明に見えてきます。
ゆったりした時間と古代からの伝統が巧みに絡み合う、とっても素敵な作品ですねぇ。


032 「空」からイメージする本は?



有川浩「空の中」ですね。
思いっきりSF小説でビックリしたのを覚えています。
「海の底」の夏冬コンビも良いけど、高巳と光稀のコンビも良いよねー♪


033 「山」からイメージする本は?

 

小野不由美「十二国記」シリーズ。
山といえば蓬山ですよねぇ。近いうちに再読(再再読??)したいシリーズのひとつ。
でも最後には決まって……「新刊、マダデスカー」


034 「月」からイメージする本は?



今村恭子「月族」。
天野さんの絵に惹かれて購入した一冊。装丁と同じで、静かで幻想的な物語です。
古代月族の血を引く娘プラリネのお話が、あまりにも切なく心に響きました…グスン。


035 「虹」からイメージする本は?



松井雪子「チル」。
どこか懐かしさを感じる、御伽噺のような物語。イラストも豊富!!
ラストでかかった大きな虹が印象に残っています。これ、色付きじゃないのが惜しいのよね…


036 「雨」からイメージする本は?



伊坂幸太郎「死神の精度」でしょうか。
若干うろ覚えなんですが、千葉が<仕事>をする時はいつも雨が降っていたような…
そういえば文庫の表紙でも傘差してるしねぇ。笑


037 「雪」からイメージする本は?



紅玉いづき「雪蟷螂」。
凍りつくような雪原の大地と、狂おしいほどの愛情がとても記憶に残っています。
舞台はヒマラヤの奥地のような感じ?? 間違ってもこんな場所には住みたくない。笑


038 「光」からイメージする本は?



テリー・グッドカインド「真実の剣」シリーズ。まだ続いてます。
冒険モノのファンタジーとはいえ、なかなかハードな部類に入るかなぁ。
何故光かというと、<光の信徒>とかいう胡散臭げな教団が出てきたからです。笑


039 「闇」からイメージする本は?



シャーリィ・ジャクスン「ずっとお城で暮らしてる」。
本物の闇ではないんだけど、人間の心の狂気というか暗い部分が全面に押し出されています。
この作家さんの「丘の屋敷」「くじ」も気になるところ。


040 「宝石」からイメージする本は?



光原百合「星月夜の夢がたり」ですね!!
まさに宝石箱をひっくり返したような、とってもとっても素敵な絵本です。
「銀の犬」と一緒に是非とも手元に置いて、何度も読み返したい本の一冊。


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」041〜050につづく…





2009.07.11 *Sat*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(5)


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」031〜040


続きです…

「さくら」って意外に思い浮かばないもんだなぁ。
恩田さんの「図書室の海」に収録されてる「春よ、こい」が真っ先に思い浮かんだけど…
<映画>の質問で使っちゃったし…balloon_89.gif


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041 「森」からイメージする本は?



浅暮三文「ダブ(エ)ストン街道」かな。
メフィスト賞を受賞した、何とも不思議な読み心地の本です。
深い霧に包まれた幻の島ダブ(エ)ストン。なんだか騙されたような気になる物語。笑


042 「さくら」からイメージする本は?



梶井基次郎「桜の樹の下には」でしょうか。
<桜の樹の下には屍体が埋まっている>という一文から始まるこの作品。
これを読んで以来、桜=死体というイメージが定着してしまいました!!笑


043 「猫」からイメージする本は?



ロバート・A・ハインライン「夏への扉」。
随分昔に書かれた作品なのに、全然古臭く感じられないのはどうしてなんでしょう!!
猫のピートがジンジャーエールを欲しがる場面が可愛いよね。


044 「命」からイメージする本は?



大崎善生「アジアンタムブルー」かな。
末期ガンに冒された彼女と、南フランスで過ごす最後の時。
読み終わった後、あまりのショックと虚無感で呆然となりました…泣


045 「時間」からイメージする本は?



ケン・グリムウッド「リプレイ」。
記憶を持ったまま、人生を何度も何度も繰り返す男の物語です。
これ、小学生の頃読書感想文で書こうとして挫折したのよね…笑 今考えたら渋すぎる。


046 「色」からイメージする本は?



雪乃紗衣「彩雲国物語」シリーズ。
タイトルに全部色が入ってますねぇ。「はじまりの風は紅く」「黄金の約束」みたいに。
そういやこのシリーズもまだ読んでる途中だった……


047 「名探偵」からイメージする本は?



シャーロック・ホームズ!! と行きたいところですが、未読なので……
ここは漫画で定番の「名探偵コナン」ぐらいしか…笑


048 「連続殺人」からイメージする本は?

 

トム・ロブ・スミス「チャイルド44」。
まだ記憶に新しいので、連続殺人と聞いて真っ先に思い浮かびました。
スターリン体制下のソ連、実話を下敷きにした連続殺人のお話です。面白かったー。


049 「館」からイメージする本は?

 

デュ・モーリア「レベッカ」。
美しくも禍々しいマンダレーのお屋敷。死んだ先妻レベッカの影。
下巻に入ってから俄然面白くなります。ヒッチコックで映画化もされましたねぇ。


050 「密室」からイメージする本は?



森博嗣「女王の百年密室」。
密室モノっていっぱいあるけど、ここはあえて大好きなのを挙げておきます。
近未来SFにミステリーが絶妙に絡み合っているのが見事。城砦都市ってのもポイント高し。


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」051〜060につづく…




2009.07.11 *Sat*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(6)


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」041〜050


さらにさらに続きです〜balloon_59.gif
ネタが尽きてくると、シリーズ物が多くなる傾向があるようです。

今の所、まだ作家さんかぶってない?? 大丈夫??
読書傾向が偏っているからか、同じ作家さんばかり頭に浮かびます…。


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051 「復讐」からイメージする本は?



ジョージ・R・R・マーティン「氷と炎の歌」シリーズ。
これ、十二国記やグイン・サーガが好きな人なら絶対ハマると思う!!
とにかく跡継ぎ問題や王家同士の争い…結構ドロドロしてますが、かなり面白いです。


052 「毒」からイメージする本は?



ここであえて栗本薫「グイン・サーガ」を出しましょうかね!!笑
毒=ナリス様でしょうね……いろんな意味で。もう、多くは語りません。


053 「無人島」からイメージする本は?



近藤史恵「凍える島」。
nanacoの中では<無人島=孤島=殺人事件>という図式がすっかり出来上がってますぅ。
殺人に日本刀が使われていたりと、和な雰囲気のミステリです。でも不倫はいただけない。


054 「異国」からイメージする本は?



清水義範「新アラビアン・ナイト」。
これ、すっごく面白いです。アラビアン・ナイトのいやらしいイメージが払拭されます!!
「坊さんも気絶するナス料理の物語」っていう短編が面白かった。笑


055 「戦記」からイメージする本は?



田中芳樹「アルスラーン戦記」シリーズ!!
まだ読んでいる途中ですが(しかも完結していませんが)テンション上がるシリーズ。
王子がとにかく可愛いし、部下達も優秀で美形揃い。たまりませんよぅ。


056 「教授・助教授」からイメージする本は?



ダン・ブラウン「天使と悪魔」のラングドン教授。
個人的には「ダ・ヴィンチ・コード」よりも好きかもしれない。
キリスト教の狂信的な人物が登場するたび、自分は平凡な人間だなと実感する。笑


057 「中国」からイメージする本は?



井上祐美子「桃夭記」。
中国の怪奇譚を集めたお話でしょうか…桃の花をモチーフにした表題作が面白いです。
この作家さんはまだまだ未読の作品が多いので、徐々に挑戦していくぞぅ。


058 「医者」からイメージする本は?

 

奥田英朗「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」の伊良部。
な、なぜよりによって伊良部を思い出したのか…医者なんていくらでもいるだろうに。
はじめはあの「グフフ」が受け付けなかったんですが、だんだんクセになります。


059 「宇宙」からイメージする本は?



ジェームズ・ホーガン「星を継ぐもの」。
月面で見つかった死体(しかも死後5万年が経過している!!)をめぐるSFミステリ。
字が小さく見づらい上に、専門用語が多いのでちょっと読みづらい作品かも。


060 「超能力」からイメージする本は?



宮部みゆき「クロスファイア」。
一番最初に読んだ宮部作品がコレだったと思う。確か映画化もされましたよね。
発火能力を持った女性が主人公。チクリと切なさの残るラストが印象的でした。




2009.07.10 *Fri*

嬉野君「パートタイム・ナニー」読みました♪




【パートタイム・ナニー】嬉野君rating_49.gif

時給五千円につられ、外国人家庭の乳母のバイトに応募した剛。だが、肝心の坊ちゃま―バーソロミュー・ウェリントン、通称バブーは一つ年上の18歳。知能も運動能力も高いが、“悪魔の尻尾付き”と称される、超トラブルメーカーだった!!歴代乳母が手を焼いた坊ちゃまを腕力でねじふせるため、若くて腕っ節の強い剛が選ばれたのだ。その日から、平穏で堅実だった剛の毎日は激変し…!?荒唐無稽な設定を、問答無用の説得力で描き切る!!読み出したら止まらない、嬉野君、衝撃のデビュー作。


いやぁ〜これ、超面白かったですballoon_85.gif
もう読んでる間中顔がニヤけっぱなしで、、、絶対危ない人ですよぅ。

主人公・竜川剛は、両親が事故で亡くなり、弟と祖父の3人暮らし。
祖父は豆腐屋を営んでいるものの、家計は火の車。そんな時、ある高給のバイトを見つける。
それは、外国人家庭の<乳母>のバイトだったが…

肝心の坊ちゃまというのが、剛より年上のウェリントン伯爵家跡継ぎ。
美青年で、知能指数も運動能力も恐ろしく高いけれど、常識と理性は0に等しい坊ちゃま。
時給5000円に釣られたものの、剛の生活はその日から一変していく…。


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坊ちゃまの名前が通称"バブー"という時点でツボです。
な、何故にバブーなんだ…。誰もがウットリするような美しい顔立ちでバブー…笑

ただボロいだけの剛の家を、ずっと「忍者ハウス」だと勘違いしていたり、
金に糸目を付けない浪費家かと思えば、一夜にして破産し一発芸大会で稼いでみたり。
バブー坊ちゃまは、何とも訳の分からない独自理論で行動するので迷惑極まりないballoon_145.gif

それを軽々と御する高校生の剛も、かなりのツワモノだと思うんですが…!!

ただ<顔が執事ぽい>というだけの理由で、執事にスカウトされたスミスや、
アメリカに経済危機をもたらす程の力を持ったバブーの父も、かなり良い味だしてますねぇ。

これ、続きがあるのね。
またこの笑いがもらえるかと思うだけで、ニヤけてしまいます…



 


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2009.07.08 *Wed*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(3)


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」続きを頑張ってみました〜balloon_28.gif
どうしても最近の本が多くなっちゃうんだよなぁ…

でも、これ面白いです。
記憶の底に沈んだ本が、どうしても思い出せなくてストレス溜まるけど、面白いです。
ここ2、3年で一番頭使ってます。笑


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「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」001〜020
 ↑フリーページにまとめてみました♪まだ途中ですが… 


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021 「懐かしい」からイメージする本は?



恒川光太郎「夜市」。
この作品だけでなく、恒川さんのは全て「懐かしい」感情と結びついている気がします。
しつこいようですが、是非ジブリで映画化してください。待ってます。


022 「大迷惑 」からイメージする本は?



五十嵐貴久「TVJ」ですな。
お台場にあるテレビ局が、72時間テレビ生本番の最中にテロリストに乗っ取られる話。
本当にこの本は、色んな意味で迷惑極まりない作品でした…笑 時間を返せ!! 


023 「ルール」からイメージする本は?

 


高見広春「バトル・ロワイアル」。
クラスメイト同士で壮絶なバトルを繰り広げ、最後に残った1人が優勝というルール。
そういや、武器がフォークってのもあったなぁ…笑


024 「図書館」からイメージする本は?



村上春樹「ふしぎな図書館」。
苦手な春樹さんですが、この絵本はなかなか面白くて印象に残ってます。
いつか「ノルウェイの森」も再読してみましょうかね、ウヒヒ。


025 「おいしい」からイメージする本は?



香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常」シリーズ。
手首だけの妖怪、るり子さんの手料理が超美味しそうです。読む度にお腹がすきます…。
妖怪でもイイから、うちに来て欲しいよぅ。


026 「旅」からイメージする本は?



ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」。
映画「ネバーエンディング・ストーリー」でもお馴染みですね。
これを読んでしまうと、他のファンタジー本は物足りなくなっちゃうんですよねぇ…


027 「天然キャラ」からイメージする本は?



あさのあつこ「ナンバー6」シリーズの紫苑クン。
この少年ののほほんっぷりは、逆に只者じゃない感を漂わせてます…
近未来の荒廃した町で、必死に生きていく少年達の姿を描いた作品です。大好き。


028 「贈り物」からイメージする本は?



サン・テグジュペリ「星の王子さま」。
贈り物と聞いて、真っ先に思い浮かんだのがこの本ですねぇ。
小さい頃なら夜空を見上げて、王子さまのいる星を探したくなることでしょう。


029 「映画」からイメージする本は?

 

恩田陸「ロミオとロミオは永遠に」かな。
この本ね、章のタイトルが全部映画になっているんですよね。
「風と共に去りぬ」とか「エデンの東」といった具合にね。SF&脱走物。面白いです。


030 「いとおしい」からイメージする本は?



ロバート・ジェームズ・ウォラー「マディソン郡の橋」でしょうか。
身も蓋もない言い方をすれば、究極の<不倫小説>なのよねこれ。笑
読んだのは中学生の時なのに、今記憶に残っているのは透明感と愛おしさなんです。





2009.07.07 *Tue*

佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」読みました♪




【バルタザールの遍歴】佐藤亜紀rating_48.gif

「今朝起きたらひどく頭が痛んだ。バルタザールが飲みすぎたのだ」一つの肉体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。「国際舞台にも通用する完璧な小説」と審査員を瞠目させ、第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。


滅多に外すことのない日本ファンタジーノベル大賞〜balloon_34.gif

読み始めて「え、これはファンタジーなの?」と思ってしまいました。
まるで翻訳小説を読んでいるかのような重厚さに圧倒的な筆力。これがデビュー作ですかballoon_59.gif

舞台は20世紀初頭のウィーン。
一つの身体を共有する双子の青年、バルタザールとメルヒオール。
彼らはパリ、ウィーン、ザルツブルクと各国を転々としながら享楽と頽廃の生活を送ります。

タイトルにもあるように、ただひたすらこの風変わりな双子の遍歴が描かれているの。
酒と女に溺れる日々、美しく若い義母ベルタとの背徳の関係…


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一つの身体に二つの人格が宿る。
普通なら二重人格者か?と思ってしまうのですが、それともまたちょっと違うのかなballoon_89.gif

極度に数字に弱く万事どんぶり勘定なバルタザールと、
荒っぽい事は一切御免というメルヒオール。全く正反対の二人。

二人で言い合いをしている所とか、励ましあっている所とか、、、
読んでいるうちに本当に双子だと錯覚してしまうけど、はたから見ると一人の青年なのよね。
ただ一人の没落貴族が、放蕩三昧の生活を送っているようにしか見えないところがミソ。

他にもナチスの美しき青年将校が登場したり、と脇役達も魅力的な人物ばかり。
どこまでも頽廃的で、どこか甘美ささえ感じられる幻想的な雰囲気に酔いしれましたballoon_75.gif


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2009.07.05 *Sun*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(2)


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」001〜010

続きです…



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011 「公園」からイメージする本は?




乙一「ZOO2」に収録されている幻のショートショート「むかし夕日の公園で」。
何もこんなマイナーな作品選ばなくても!!って感じなんですが…笑
公園って、なかなか思い浮かばないよぅ。ちなみに単行本には未収録らしいです。


012 「学校」からイメージする本は?



J.K.ローリング「ハリー・ポッター」シリーズ。
学園物といえば数え切れないほどあるんだけど、スタンダードなのはこれでしょうか。
一度、一週間ぐらい家にこもりっきりで、このシリーズ全巻読破したいです。笑


013 「双子」からイメージする本は?



佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」。
双子というよりも二重人格者の話でしょうか。いや、そう断言するのも夢がないかしら…
メルヒオールとバルタザール。一つの肉体を共有する双子のお話。


014 「友情」からイメージする本は?



荻原規子「薄紅天女」ですね、間違いなく。
阿高と藤太の男の友情は、本当にウットリするほど素敵です。nanacoは阿高のほうが好き。
「空色勾玉」に登場した稚羽矢も、中性的なタイプで良いですよね。


015 「日記」からイメージする本は?



アゴタ・クリストフ「悪童日記」。
「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」この三部作は本当に衝撃でした…。
天使のような双子リュカとクラウスの物語。戦時中の描写が凄まじいです。


016 「秘密」からイメージする本は?




ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」かなぁ。
停電の夜、ろうそくの灯りひとつというシチュエーションがロマンチック!!
すっかり愛の冷え切った夫婦が、抱えている秘密を明らかにしていく表題作が好き。


017 「涙」からイメージする本は?



柴村仁「プシュケの涙」。
ある夏休み、少女が校舎から飛び降り自殺をする。何故?? 真相はどこに…??
後半部分の少女の生前のエピソードとの対比があまりにも切ない。色んな意味で反則です。


018 「たばこ」からイメージする本は?



三浦しをん「月魚」。
たばこをイメージする本って難しいかも…。何故か思い浮かんだのがこの本。
たばこを吸う瀬名垣の事を、真志喜がさりげなく心配しているトコを思い出しました。


019 「お酒」からイメージする本は?



エドガー・アラン・ポー「黒猫」。
この作品を読んでいると、どんどん身体と精神を蝕んでいく酒が恐ろしくなりますねぇ。
黒猫のプルートー、悪夢に出てきそうな勢いです。笑


020 「知的好奇心」からイメージする本は?



パウロ・コエーリョ「アルケミスト 夢を旅した少年」。
羊飼いの少年が、まだ見ぬ宝物を求めてエジプトのピラミッドへ向けて旅するお話。
錬金術師や千里眼の言葉など、ハッと気付かされる宝物のような言葉がたっぷりです!!




2009.07.05 *Sun*

イメージが結ぶ100の言葉と100の本(1)


「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」というのをやってみましたballoon_34.gif
ある言葉から、本をイメージ・連想していくタイプの質問です。

それほど細かいルールはないようですが、
とりあえず「過去に読んだ事がある本」「作家はかぶらないように」やってみます。
一気に100冊挙げるのは大変なので、ちょっとずつやっていきたいと思います。笑

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001 「初恋」からイメージする本は?



ツルゲーネフ「はつ恋」ですね。
一歩間違えれば低俗な小説になり兼ねないのに、この透明感は凄いです!!
小悪魔な女性ってこの時代からいたのねぇ。笑


002 「爆笑」からイメージする本は?




嬉野君「パートタイム・ナニー」。
読み終わったばっかなんですけど…いやぁ、これ笑いました。
高校生男子が、年上の外人お坊ちゃまの乳母をする話なんですけど、、、これ必読です。


003 「待ち合わせ」からイメージする本は?



浅倉卓弥「雪の夜話」かな。
しんしんと降る雪の中で、雪の精のような少女と出会う。
待ち合わせというよりは、その少女と再会できる事を願って何度も公園に足を運ぶ場面。


004 「勝負」からイメージする本は?



スコット・リンチ「ロック・ラモーラの優雅なたくらみ」。
天才詐欺師のロック率いる悪党紳士団が、超カッコイイですー!!!
大貴族相手に繰り広げるコン・ゲーム。映画化も決定しているという作品です。


005 「手紙」からイメージする本は?



東野圭吾「手紙」。もろそのままのタイトルです…笑
殺人を犯して刑務所に入れられた兄と、世間から白い目で見られる弟の手紙のやり取り。
兄の殺人の動機があまりにも弟想いのものだったから、なんだかやりきれない気持ちに…。


006 「出会い」からイメージする本は?

 

オードリー・ニッフェネガー「きみがぼくを見つけた日」。
タイムトラベル物の恋愛小説です。何度も何度も時空を超えるヘンリー。
幼いクレアの目の前に、裸で現れた最初の出会いが衝撃でした。笑


007 「休日」からイメージする本は?



瀬名秀明「八月の博物館」かなぁ。
休日というか、夏休み繋がりで印象に残っている作品です。
あらゆる時代や場所へタイムスリップできる、時空を超えた博物館。行きたいぞー!!


008 「二人三脚」からイメージする本は?



茅田砂胡「デルフィニア戦記」シリーズでしょう!!
ウォルとリィの組み合わせは最強ですねぇ。夫婦というより相棒って感じでしょうか…
華奢なリィがデカいウォルの事をかるがると持ち上げる場面が好きです。


009 「切ない」からイメージする本は?

 

辻村深月「子どもたちは夜と遊ぶ」。
もうこの本は切なすぎて涙が出ます。でも、辻村作品の中では一番好きなの。
浅葱に恋をしたの。自分の子供が生まれたら、浅葱って付けたいぐらい好きなの。


010 「もどかしい」からイメージする本は?

 


梨沙「華鬼」シリーズ。
神無と華鬼の関係が、何とももどかしいのよー!!!
カズキヨネさんの描く美しすぎる鬼達に、いつもほれぼれしています…マンガ化希望。



「イメージが結ぶ100の言葉と100の本」011〜020に続く…



2009.07.04 *Sat*

「宮廷画家ゴヤは見た」観ました♪




【宮廷画家ゴヤは見た】rating_47.gif

時は18世紀末から19世紀初め、動乱のスペイン。ゴヤは宮廷画家という名誉の絶頂にいながら、権力を批判する絵画を描いていた。彼にとって絵筆は、人間の本質を見つめる目であり、悪を暴く武器なのだ。ある日突然、イネスが、ロレンソが指揮する異端審問所に囚われる。彼女を救おうとしたゴヤが見た、驚くべき“真実"とは―?


物凄〜〜く久々の映画レビューですballoon_59.gif (2ヶ月ぶりくらいでしょうか…) 

本当は「ブーリン家の姉妹」が観たかったんだけど、まだどうしても借りられないので。
同じナタリー・ポートマンが出演している「宮廷画家ゴヤは見た」にしました。

ゴヤと言えば「我が子を食らうサトゥルヌス」のような不気味な絵が思い浮かぶのですが…
この映画のゴヤは、そんな陰鬱な雰囲気は微塵も感じられない人当たりの良い人物でした。
↑あっ、グロいの苦手な人は上のリンク開かないでくださいね!!笑


goyasghosts.jpg


ナタリー・ポートマンの女優魂に脱帽ですballoon_91.gif
前半のうら若き美貌の女性から一転して、後半の見るも無残な転落ぶり。

ユダヤ教徒の疑いで異端審問に掛けられ、十数年も牢獄に捕われることになったイネス。
もちろん彼女はユダヤ教徒ではなく、とても信心深いキリスト教徒なのですが…。
この時代は本当に怖い。「疑いがある」というだけで即牢獄行きなのねballoon_89.gif


goyasghosts_poster.jpg


人間の醜さと欲望が全面に押し出されている気がして、ドドーッと気分が落ち込みます。
カトリックが絶対的な権力を持つ、今では考えられないような理不尽さがまかり通る時代。
そんな中を生きてきた民衆は、なんて無力なんでしょう…!!!

この映画は、あくまでもその時代の一部分を切り取っただけで、
きっとイネスのような人生を歩んできた人々が、沢山いたんでしょうねぇballoon_73.gif

「宮廷画家ゴヤは見た」というタイトル通り、ゴヤはこの時代の傍観者でしかないのね。

彼の目線はある意味淡々としていて、時には冷たささえ感じられるんだけど、、、
彼の残した数々の絵画からは、腐敗と醜さにまみれた体制への批判と憤りが見て取れます。

エンドロールで流れる、あの切なげな歌が頭から離れません!!笑




2009.07.03 *Fri*

道尾秀介「向日葵の咲かない夏」読了しました☆




【向日葵の咲かない夏】道尾秀介rating_46.gif

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。


これは、何とも好みが分かれそうな作品ですねぇ…balloon_145.gif
読みながら、なんとなく乙一さん(黒の方の)と同じ匂いを感じました。

夏休みを迎える終業式の日。小学生のミチルは、S君の首吊りの現場を目撃する。
しかし、警察から事情聴取を受けた彼はある衝撃の事実を伝えられる。
「S君の死体は、どこにもなかった」と。

そして一週間後、死んだS君は蜘蛛となってミチルの前に現れる。
「僕は殺された」というS君の主張を信じ、犯人とS君の遺体を見つけようとするが…。


024.gif


登場人物誰もが、少しずつ狂っているのよね…。全員が異常な性癖があるというか。
ほんの少しずつの歯車のズレが、やがて大きな狂気を生むことになります。

何を言ってもネタバレになりそうなので、多くを語ることはできませんが、
人間のエゴや欲望が剥き出しになっているような、ザワリとした不快感があるのよねぇballoon_89.gif
グロさはそれほどないんですが、心理的に気分が悪くなる作品かもしれません。笑

妹のミカが三歳児のわりに妙に大人びた口調だなぁ…とは思っていたけど、
まさかそういうどんでん返しがあるとはね…。こういうミステリもアリなんでしょうか。
乙一さんの「GOTH」に収められている「犬」を思い出しました。

それにしても…岩村先生。
あのまま放っておいて良いんですかね?? 子供達が危険だよぅ…balloon_131.gif


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2009.07.01 *Wed*

O.R.メリング「妖精王の月」読みました♪




【妖精王の月】O.R.メリングrating_50.gif

そなたの答えがノーでも、彼女の答えはイエスだ。わたしは〈人質の墳墓〉から花嫁を連れていく。フィンダファーを寝袋もろともさらいあげると、妖精王は塚山から去った。タラの丘の〈人質の墳墓〉でキャンプした夜、別の世界にあこがれるいとこ、フィンダファーが妖精王にさらわれる。翌朝からグウェンのいとこを連れもどす旅がはじまる。妖精たちとの絶妙な出会いに助けられながら。だがケルトのフェアリーランドは、グウェンにとっても魅力ある世界だった。


前に茨木月季さんに教えていただいてから、ずっと気になっていた作品balloon_34.gif
月季さん、素敵な作品を紹介していただいて本当にありがとうございます!! (2年越しです…笑) 

アイルランドのフィンダファーと、カナダのグウェンは、いとこ同士の16歳。
空想の世界を心から愛する彼女達は、夏休みに異世界を求めてアイルランドを旅する事に。
しかし、タラの<人質の墳墓>でキャンプした夜、フィンダファーは忽然と消えてしまう。

漆黒の髪と瞳、タカのように鋭くしなやかな顔立ちをした美しい若者。それが妖精王。
フィンダファーは妖精王に見初められ、妖精の世界へ連れて行かれます。
<人質の墳墓>に1人残されたグウェンは、彼女を取り戻すために奮闘するというお話。


003.gif


「プークが丘の妖精パック」「アイルランド幻想」のような、
ケルトの雰囲気が大好きなnanacoには、まさに宝物のような本でした。あぁ、本当に大好き。
装丁もウットリするほど素敵だし、ずっとずっと手元に置いておきたい本ですballoon_123.gif

現実の世界に、巧みに妖精の世界が溶け込んでいる世界観が良いですねぇ。
そう、ちょっと目を細めて焦点をぼやかすと、妖精の世界が見えてくる…そんな感じかな。
アイルランドという国は、そういう不思議と隣り合わせになっている気がします。

目を見張るほどの美しさを持つと同時に、とても残酷な妖精王・フィンヴァラ。
そんな彼とフィンダファーの間にある愛情は、驚くほど深い。命を犠牲にするのも厭わないほど。
ラストの妖精王の選択には、何だか胸がつまりました…balloon_89.gif

妖精王の赤毛の副官ミディールが、なんとも素敵な青年です。笑


camellia_01.gif もしご存知の方いたら、教えてください!!
このシリーズは「妖精王の月」「夏の王」「光をはこぶ娘」「夢の書」でいいのかしら??
「歌う石」と「ドルイドの歌」は全く別の作品なんでしょうか??


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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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