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This Archive : 2009年01月

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2009.01.31 *Sat*

シャーリイ・ジャクスン「ずっとお城で暮らしてる」読了♪




【ずっとお城で暮らしてる】シャーリイ・ジャクスンrating_48.gif

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている…。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。

すべての善人に読まれるべき、本の形をした怪物である。―桜庭一樹

帯のなにやら意味深なキャッチフレーズに、どうしようもなく惹かれてしまって…!!
長らく絶版だったようですが、この度めでたく復刊されました〜balloon_34.gif

主人公の少女(メリキャット)の視点から、淡々と物語は進められていきます。
大きな古い屋敷で、メリキャット、姉のコンスタンス、伯父のジュリアンの3人暮らし。
他の家族は全員毒殺されて、既にこの世にはいない。

毒殺魔と噂されるコニー姉さんが、毎日美味しい料理をこしらえる。
コニー姉さんは、毒の影響で心を狂気に蝕まれたジュリアンおじさんの世話をしながら、
屋敷に閉じこもり幸せな日々を送っている…というなんとも不健康な設定(笑)

003.gif

arrow_121.gif 作中で繰り返されるこのフレーズが、頭から離れません…。

メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん
とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット
メリキャット おやすみなさいと コニー姉さん
深さ十フィートの お墓の中で!


メリキャットは週に2回、食料品を買いに村へ買い物へ出かけるんだけど、
村人達はブラックウッド家への敵意をむき出しにして、こうはやし立てるのよねballoon_89.gif

最初は村人達から罵倒され、すっかり心を閉ざしたメリキャットを不憫に思うんだけど。
読み進めるうちに、"何かが違う、何かがおかしい"という気になってくるの。
自分で作り上げていた世界がぐにゃりと歪み始めて…思わず鳥肌が立ってしまうほどballoon_59.gif

この本を一言で表現するとしたら、まさに「悪意」そのものでしょう…!!
読者によって、色々な受け取り方ができそうなのも魅力ですねぇ。

異色作家短編集の「くじ」も読んでみたいなぁ。
あ、この作品って恩田さんの「いのちのパレード」の元ネタになった本ですよね。



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2009.01.29 *Thu*

ハマりまくってるクッキー♪




あまりクッキーが得意でないnanacoが……!!
超ハマってしまいました〜balloon_85.gif

ベルギー王室御用達「JULES DESTROOPER(ジュールスデストルーパー)」ですballoon_59.gif
今回買ったのはアップルシン。添加物を一切使用していないので安心。

ビックリしたのはその薄さ。それほど力を入れなくてもパキッと折れてしまうほど。
口に入れた途端に、アップルとシナモンの香ばしさが口いっぱいに広がって…
しかも、上品な甘さなので、いくらでも食べられちゃうんですよねぇballoon_89.gif

あぁ…新しいジーンズのために痩せなくちゃいけないのに!!
次々とクッキーに伸びてしまうこの忌々しい手を、どうにかしてください………。

お値段はクッキーにしてはちょっと高めですが、とにかくありえないぐらい美味しいです。
皆様、是非是非一度お試しあれ〜balloon_28.gif (あ、もしかして皆さん既にご存知でした??) 

point_61.gif JULE DESTROOPERのHPは コチラです♪




2009.01.28 *Wed*

水鏡希人「君のための物語」読みました〜♪




【君のための物語】水鏡希人rating_49.gif

華やかさとも成功とも無縁で、幸福や繁栄は手に入らない対岸のもののように感じられる、そんなひとりぼっちの冬の寒い夜。ひょんなことから死にそうな目に遭った私を救ったのは、奇妙で不思議で美しい「彼」…レーイだった。出会いと喪失をいちどきに運んだ不思議な力、老婦人の昔日の想いが込められた手鏡と櫛、天使をも魅了する声を持つ女帝とも称された歌姫、そして「彼」を追う魔術師―私は彼にまつわる不思議な事件に巻き込まれ、そして―?

第14回電撃小説大賞"金賞"受賞作品ですballoon_59.gifheart_37.gif

真っ黒の帽子にスーツ、そして手袋。
死にかけた"私"を助けてくれたのは全身黒ずくめという装いをした、陰のある美青年レーイ。

神出鬼没で全く遠慮のない物言いをするレーイに、"私"は辟易するものの、
徐々に奇妙な交友関係が始まり、いつの間にか彼の来訪を心待ちにするようになる。

自分の事を一切明かさないこの男は、一体何者なのか??
画家の娘との出会いと別れ、ある取引を通して美しい歌声を手に入れた歌姫。
彼の周りで起こる不思議な事件を通して、だんだんと彼の素顔が明らかになっていくが…。

003.gif

表紙のイメージ=この本の雰囲気と考えていただくのが一番良いかと〜balloon_85.gif

ゆったりとした時間の流れと静謐さが、とても心地が良いですねぇ。。。
古いヨーロッパの街角を彷彿とさせるような、セピアがかった情景flash_02.gifもすごく好みです。
文体も綺麗で読みやすく、良い意味でラノベらしからぬ作品でした!!

大切な人達の死を目の当たりにしつつ、悠久の時を生きるということ。
あまりにも切な過ぎるよね…balloon_131.gif 先日読んだ「おもいでエマノン」を思い出しました。

ところで…nanacoは最初、"私"というのは女の子だとばかり思っていましたよ〜balloon_145.gif
だから、てっきりラブストーリーだと決め付けちゃってました。
でもそんな安易な物語ではなかったのね!! 念のため…"私"とは男性ですよ(笑)


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2009.01.26 *Mon*

乙一「平面いぬ。」読了しました♪




【平面いぬ。】乙一rating_50.gif

「わたしは腕に犬を飼っている―」ちょっとした気まぐれから、謎の中国人彫師に彫ってもらった犬の刺青。「ポッキー」と名づけたその刺青がある日突然、動き出し…。肌に棲む犬と少女の不思議な共同生活を描く表題作ほか、その目を見た者を、石に変えてしまうという魔物の伝承を巡る怪異譚「石ノ目」など、天才・乙一のファンタジー・ホラー四編を収録する傑作短編集。

ブログのお友達miwaさんに紹介していただきました〜balloon_34.gif (miwaさん、いつも本当にありがとう☆) 

乙一さんの作品は何冊か読みましたが、これは完全に"白乙一"のほうですね。
この本には「石ノ目」「はじめ」「BLUE」「平面いぬ。」の4つの短編が収められていますが、
どれも雰囲気はファンタジーに近く、とっても面白かったです〜balloon_123.gif

036.gif

point_61.gif 「石ノ目」
ある地方に、昔から伝わる"石ノ目"の伝説。
子供を亡くして悲嘆に暮れている母親を振り返らせ、その目を見た母親を石にしてしまう女。
私は同僚のN先生を伴い、ある目的を持って山奥へ分け入るが…。

point_61.gif 「はじめ」
当時小学生だった私は、不注意から可愛がっていたヒヨコを踏み殺してしまった。
私は同級生の木園と口裏を合わせて、犯人をでっち上げる。
その犯人とは彼らの妄想上の人物だったが、やがて不可解な現象が起こり始める…。

point_61.gif 「BLUE」
ぬいぐるみ作家・ケリーは、怪しげな骨董屋で仕入れた生地で、5体のぬいぐるみを作った。
王子、王女、騎士、白馬。そして余った布で作られたいびつな形のぬいぐるみ。
その不完全な5体目は、青く不健康そうな肌の色から"BLUE"と名付けられたが…。

point_61.gif 「平面いぬ。」
私はひょんなことから、中国人彫師に刺青を彫ってもらうことになった。
左腕にちょこんと彫られた、愛くるしい顔の犬。私は彼を"ポッキー"と名付けた。
ある日ふと左腕を見ると、"ポッキー"がいない!! そう、彼は動き出したのだった…。

036.gif

個人的には「BLUE」が一番好きでしたねぇballoon_85.gif
人形が動き出すというと、思わず「チャイルド・プレイ」のチャッキーを思い出しますが。
でも、この「BLUE」はそんな恐ろしいホラー作品ではないですよ!!

 子供の頃に観て以来、ちょっとしたトラウマです(笑) 

その不完全な外見のせいで、他のぬいぐるみ達からつまはじきにあう"BLUE"。
でもその外見とは裏腹に、澄んだ心を持っていて、いつも周りの幸せを願っているの。
他者の幸せを願うあまりボロボロになっていく姿が、あまりにも痛々しくて…balloon_131.gif


「石ノ目」の独特な雰囲気も、すご〜く好きだなぁ。
なんとなく、恒川光太郎さんの「秋の牢獄」を思い出しました。
どこか懐かしくて、そして切なくて。…日本昔話にありそうな雰囲気かな(笑)


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2009.01.25 *Sun*

小野不由美「十二国記」再読計画☆


ふと思い立って……

今年は十二国記再読計画を実施しようかと思いますballoon_133.gif
ブログのお友達にも、とにかくファンが多い小野不由美さんの「十二国記」シリーズ。

このシリーズにハマったのは中学生の時。
もう10年も前の事だし、内容も忘れかけているところもちらほら…。

nanacoが本好きになったのも、この「十二国記」と「グイン・サーガ」のおかげですballoon_34.gif
十二国記、グイン、十二国記、グイン……
中学時代のほとんどはこれのくり返しでしたねぇ。だから今読書傾向が偏ってるのか(笑)

今回は再読ということで、刊行順ではなく時系列順に読んでみることにします。


時系列順でいくと…
1 「東の海神 西の滄海」

  

2 「図南の翼」

  

3 「風の海 迷宮の岸」

   

4 「月の影 影の海」

   

5 「風の万里 黎明の空」

   

6 「黄昏の岸 曉の天」

   

あとは…「華胥の幽夢」は短編集だったから、一番最後でいいのかな〜??

  


※ 参考までに。刊行順でいくと…
 「月の影 影の海」(1992年刊行)
 「風の海 迷宮の岸」(1993年刊行)
 「東の海神 西の滄海」(1994年刊行)
 「風の万里 黎明の空」(1994年刊行)
 「図南の翼」(1996年刊行)
 「黄昏の岸 暁の天」(2001年刊行)
 「華胥の幽夢」(2001年刊行)       …未完です(笑)

 その他に外伝として…
 「魔性の子」(1991年刊行)、「丕緒の鳥」(2008年「yomyom6」に掲載)が出ています。

024.gif

今、Yahoo!動画で「十二国記」のアニメ(全45話)を2月23日まで無料視聴しています!!

懐かしいなぁ〜昔NHKで放映されていたのを観ていた方も多いのでは??
改めて観てみても、映像がホント綺麗ですねぇ…balloon_75.gif

十二国記.jpg

初めのうちはおどおどした八方美人な陽子にイライラさせられるものの、
楽俊(大好き!!)と出会うあたりから、どんどん逞しく美しく成長していきますよね。

ちなみにnanacoは延王・尚隆と、延麒・六太のコンビが一番好きです!!

約1ヶ月で45話…観れるかなぁ。(ちなみに、1話は25分。)
1週間のうちに約10話観ればいいのか。…………余裕だ!!(笑)


十二国記.gif 「十二国記」アニメ公式サイト




2009.01.24 *Sat*

萩尾望都「ポーの一族」面白かったです♪


ポーの一族(1).jpg ポーの一族(2).jpg ポーの一族(3).jpg

ずっと気になっていた萩尾望都さんの「ポーの一族」とうとう読みました〜balloon_34.gif
うん、これが名作と言われる所以がよく分かるわ…!!

恥ずかしながら萩尾望都さんのマンガは「半身」しか読んだことがなくて。
小さい頃、親の本棚からこっそりと持ち出してきて、夢中で読んだ覚えが…balloon_145.gif
自分で好きなマンガを購入できる歳になったのは、本当に嬉しい限りです〜!!(笑)

主人公エドガーは人間の血を吸って生きるバンパネラの一族。
14歳のまま歳を取らず、少々の怪我もたちどころに完治してしまうという、異質な身体。
彼は、あらゆる時代に様々な人々の前に姿を現しては、やがて去ってゆく…。

エドガーもアランも、思わず目を瞠るほどの美少年っぷり!!
異性も同性も、彼らの魅力には抗えないのね…。

ポーの一族。あまりにも異質で、あまりにも悲しい存在。
歳を取らないから、一つの場所に留まることもできず、1人の人間を愛することさえできないballoon_89.gif

妹のマリーベルに執着するエドガー、エドガーの気持ちを独り占めしたいアラン。
どこまでも一方通行の報われない想いが、本当に切ないです。
エドガーがその後どうなったのか…想像の余地がある終わり方が好きですねぇballoon_59.gif

なんだか恩田さんの「光の帝国 常野物語」を思い出しちゃいました。
常野一族も、ある意味悲しい存在だもんなぁ…。



2009.01.23 *Fri*

桑原水菜「イルゲネス」読了しました☆


イルゲネス(上).jpg イルゲネス(下).jpg

【イルゲネス(上)(下)】桑原水菜rating_47.gif

「誕生の島」イルゲネス。この島では、遺伝子操作によるクローン売買の闇市場が横行していた。反クローン売買のテロ活動をしているレイ・レアティーズは、現政府が起こした革命の立役者で、今は場末のバーの主におさまっているジェイクィズ・バーンに、現政権打倒への協力を依頼する。しかしジェイクはこれを即座に拒否。その理由はジェイクと元首フォン・フォーティンブラスとの関係にあり―。

先日読んだマンガ版「イルゲネス〜黒耀の軌跡〜」がすごく面白かったので。
桑原水菜さんの原作も読んでみることにしました〜balloon_34.gif

"イルゲネス"は、遺伝子操作によるクローン売買が横行している孤立した島。
次々と作り出される人造人間を"商品"として世界へ輸出することで、この島の経済を支えている。

その"イルゲネス"の国家元首は、軍学校を卒業したフォン・フォーティンブラス。
クローン売買を阻止するために革命を起こしたにも関わらず、何の方針も打ち出さないフォン。
彼はただの独裁者に成り果ててしまったのか??それとも…??

003.gif

マンガ版は、主人公フォンとジェイクが軍学校で出会う場面から始まりますが、
原作では、既にフォンが軍学校を卒業し、イルゲネス国家元首となっている場面から始まります。
というわけで…マンガ版と原作では、全く別物のお話なんですね〜balloon_59.gif

マンガ版ではまだフォンは10代…しかもありえないぐらいの美青年!!(笑)
それが原作では突然30代になっちゃってたので、nanacoにはちょっとした衝撃でしたよ…balloon_89.gif
でもその分、不安定さが払拭されて、かな〜り貫禄のある美男子になってましたけど。

美青年同盟2.gif 美青年というには若すぎる…か??(笑) 

主に、フォンの親友ジェイクの視点から物語は進んでいくので、
フォンのファンであるnanacoには、彼の思惑が理解できずやきもきさせられましたballoon_73.gif

下巻に入ると、途端に怒涛の展開が待っていますが…
それまではなかなか物語が進まず、若干冗長過ぎる感は否めないですねぇ。

nanaco的には、マンガ版のほうが断然オススメballoon_28.gif
ちなみに、マンガ版も桑原さん書下ろしシナリオらしいです。
とにかく絵が美しすぎるので!! 興味がある方は是非是非読んでみてね。

  マンガ版「イルゲネス〜黒耀の軌跡〜」レビューはこちら


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2009.01.21 *Wed*

NEWジーンズ♪キ、キツイ…??


中学生の頃から、かれこれ10年近く愛用していたジーンズがとうとうダメになりました。
すご〜く履きやすくて気に入っていたけど、新しいのを買うことにballoon_89.gif

セールでごった返している店に行くのはイヤなので、今回はネットで購入です。
いつもお世話になっている楽天のPATYさんで。



Johnbullのカラーステッチスキニーデニム。
これ、超〜〜小尻効果があるんですよ!! 最近のデニムはすごいッスねballoon_75.gif
股上が浅いから、色々なベルトを楽しめそうな感じです。

……でも年末年始のビール三昧ぐうたら生活が祟ったらしい。
若干キツイです。体型戻さないと履けません(泣)

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ついでに、日頃お世話になっているダーリン君にもシャツを買ってあげました。
素材もしっかりしているし、形も綺麗で良い感じですballoon_28.gif


今買おうかどうか迷っているのが↓の2点。
アーガイルが大好きなんだけど……フワフワの帽子も女の子らしくていいよね。

 



話が変わりますが…
先週末で、ダーリン君と付き合って5年目になりました〜balloon_85.gif
ということで、ちょっと奮発してずっと気になっていた和食のお店へ。

「今年中にはnanacoの親に挨拶に行きたいんだけど…」

……え??マジっすか??
そういえばダーリン君は今年30歳だ。キリがいい(笑)

嬉しい。嬉しいんだけど、まだ1人だけの時間を楽しみたいと思うのはワガママでしょうか。



2009.01.20 *Tue*

香月日輪「妖怪アパートの幽雅な日常1」読了です♪




【妖怪アパートの幽雅な日常(1)】香月日輪rating_48.gif

共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん―十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで“妖怪アパート”!次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識と知識は砕け散る。大人気シリーズ、待望の文庫化。

ブログのお友達茨木月季さんに紹介していただきましたballoon_34.gif (月季さん、いつもありがとうございます☆) 
文庫化されるのを楽しみに待っていました!!

主人公・夕士が高校進学と同時に入居したのは、年季の入ったボロいアパート"寿荘"。
"ほんの一時の辛抱だ"と、若干投げやりな気持ちで暮らし始めた夕士。
彼は次々と不思議な出来事を目の当たりにするが、実はそのアパートにはある秘密が…。

その秘密というのは…実は"寿荘"は妖怪達が暮らすアパートだということ。
それも何とも個性豊かな妖怪達なのよね〜balloon_145.gif
手首だけの妖怪、ヒッソリと暗がりで麻雀する妖怪、クリンとした目の少年と真っ白の犬の妖怪。

両親を亡くして心が荒んでいた夕士は、この心優しき妖怪達の存在を受け入れ、
彼自身も徐々に、優しさと本来の人間らしさを取り戻していく。

pen_01.gif

夕士と、長谷の関係がすごく好きでした〜balloon_28.gif
持つべきものは、やっぱりどんなときでも味方になってくれる親友よねぇ。
人間関係が希薄な昨今、こんな風に全力でぶつかっていける友達ってなかなかいない…。

母親に疎まれ殺されてしまった子供クリと、犬のシロのエピソードなど、
思わずホロリとしてしまう部分が多々あり…"たかが児童書"とは侮れない作品ですよ〜balloon_89.gif

文庫版2巻は3月に発売されるようで。夕士の成長が楽しみです!!

価値観ってのは、一つしかないとそれはもはや価値観ですらないんだ。
価値観は、いろんな価値観と比べてみてこそ価値観なんだよ。
自分の価値観も、別の価値観と比べてみて初めて価値観たるというか、よくわかるんだよな。
―(P224より)



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2009.01.18 *Sun*

「愚者のエンドロール」米澤穂信


愚者のエンドロール
著者:米澤穂信
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。



「氷菓」に続く<古典部シリーズ>2作目。

今回は、前作よりもさらにミステリ色が強くなったように感じられます。
学生時代に特有の甘酸っぱさも健在。とっても面白かったです~きもち

「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら、手っ取り早く。」

不必要な事には頭も体も使わない、究極の"省エネ"少年・ホータロー。
彼は、お嬢様・千反田えるの「わたし、気になります」の一言でまたまた謎解きをするハメに。

好きだなぁ、えるお嬢様!(笑)好奇心の塊みたいな存在だもんね…かお


ライン


"女帝"の異名を持つ入須から持ちかけられた、ある一つの謎。
それは、文化祭で出展する予定の、未完の映画の結末を推理して欲しいというもの。

その映画の中では、廃墟の密室の中で1人の少年が腕を切り落とされて死んでいた。
犯人は一体誰だったのか?途中放棄してしまった脚本家の意図とは?
そしてホータローは、一切の矛盾のない結末を用意することができるのか??

単なるミステリに止まらず、主人公ホータローの成長ぶりを見られるのが嬉しいきもち

いや、彼にはいつまでも"省エネ"少年のままでいて欲しいんだけどね(笑)
ホータローの心の中の1人ツッコミは、素で面白いんだもん。

謎解きとしては、少々強引な気もしたけれど、
人間の感情を絡めてくるミステリーは、個人的にはかなり好感が持てます。

8章「エンドロール」の"ほうたる"には、思わず吹き出しちゃいました!!
米澤さんの笑いのセンス、かなりツボなんだよなー。。。

3作目「クドリャフカの順番」も購入済みなので、こちらも楽しみですかお


<古典部シリーズ>
氷菓



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2009.01.16 *Fri*

筒井康隆「旅のラゴス」読了しました♪


旅のラゴス.jpg

【旅のラゴス】筒井康隆rating_50.gif

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

ど、どうするよ、これ!! ものすごい好みの作品に出合えちゃいましたballoon_59.gifheart_37.gif
本屋でどうしようもなくこの表紙に惹かれてしまって…。まさに運命の出会いです(笑)

実はnanacoは筒井作品は初めてなのですが…
この「旅のラゴス」は、筒井さんの著作の中では異色の作品らしいです。 (それが残念…) 
鈴木光司さんの「楽園」を読んだ時に感じたような衝撃を、この作品でも感じましたballoon_91.gif

緑豊かな大地。自然な牧草地を求めて放浪する遊牧民族達。
ほのぼのとした素朴な情景に、「お、古代の物語か??」と思うと、大間違い。

古代とも未来ともつかない、不思議な異世界が舞台。
主人公ラゴスは、愛馬スカシウマと共に、様々な人々と出会いながら世界中を旅します。
瞬時にして別の場所に移動する民族、壁を通り抜けられる男、全ての事を頭に記録できる子供…。

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世渡りが上手でどこか飄々とした風情の男、ラゴス。 (でも、つかめない男。笑) 
不思議と、男女問わず様々な人々が彼を慕って近づいてくる。
分かるわ〜!!一緒にいても幸せになれない…けど、妙に魅力のある男なのよね(笑)

沢山の女性と出会うけれど、彼の頭にあるのは昔ほんの少しだけ一緒にいた少女の面影。
幼いながらも機知に富み、既に大人の女性の色香を放っていた少女。

この作品、ラゴスの旅の物語であると同時に、
彼の一生涯をかけた壮大なラブストーリーでもあるんですよねぇ。。。
とにかく、この世界観が大好きで大好きで……もう上手くレビューが書けませんballoon_145.gif

nanacoの一生の宝物です。是非、沢山の人達に読んでいただきたいです〜balloon_85.gif


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2009.01.14 *Wed*

キャッチコピーチェッカー♪


ブログのお友達のてんてんさんのところから頂いてきました〜balloon_34.gif
てんてんさん、いつもありがとうございます!!


その名もキャッチコピーチェッカー
自分の名前を入れると、ピッタリのキャッチコピーを作ってくれますballoon_71.gif

ちなみにnanacoのは…

1231932640nanacoE29886.png

…なんか、イヤだな。
「巨神兵」だけでいいじゃん。(いや、それも微妙だな…)






2009.01.13 *Tue*

辻村深月「太陽の坐る場所」読了しました♪




【太陽の坐る場所】辻村深月rating_48.gif

高校卒業から10年。クラス会に集まった男女の話題は、女優になったクラスメートの「キョウコ」。彼女を次のクラス会へ呼び出そうともくろむが、「キョウコ」と向かい合うことで思い出される、高校時代の「幼く、罪深かった」出来事―。よみがえる「教室の悪意」。28歳、大人になってしまった男女の想いを描き、深い共感を呼び起こす傑作ミステリー。辻村深月の新境地。

大好きな辻村さんの新作「太陽の坐る場所」、やっとこさ読みました〜balloon_59.gif

「冷たい校舎の時は止まる」「子どもたちは夜と遊ぶ」ほどのインパクトはなかったけれど、
またしても、辻村さんならではの巧みなトリックに、してやられちゃいましたballoon_89.gif

高校卒業から10年。久しぶりに集まったクラス会。

美人だと皆から褒めそやされながらも、内心では周りを見下している半田聡美
地味な性格と外見から、可愛い親友に劣等感を抱き続ける里美紗江子
過去のある出来事がトラウマになり、派手な衣装で身を固める嘘つきな水上由希
由希に邪険に扱われながらも、彼女の事が忘れられない島津謙太

彼女達が話題にするのは専ら、女優となったクラスメイトの"キョウコ"の事。
クラスの憧れの的であった"キョウコ"を中心とした、閉塞的な学校生活。
あの時、一体何が起こっていたのか??誰もが気付かないふりをしていたあの出来事とは??

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1人1人の視点から、過去のある人物を、出来事を振り返る。
この書き方は、恩田陸さんの「黒と茶の幻想」を彷彿とさせますねぇballoon_91.gif

過去の出来事が明らかになるにつれて、彼女達の仮面がどんどん剥がされていきます。
仮面の下から覗いたのは、おぞましいまでの劣等感と欺瞞に満ちた悪意。

nanacoは正直…読み進めていくうちに気分が落ち込みましたballoon_73.gif
彼女達の負の感情は、人間誰もが少なからず持ち合わせているものだから。
思わず目を背けたくなるような現状を、心ならずも目の当たりにしてしまったような感覚。

またまた"あっ!!"と思うようなトリックが仕掛けられています。
辻村作品を読みなれている方なら、もしかしたらお馴染みの手法かもしれませんが…(笑)

ドヨーンとどん底に沈みそうな作品ですが、ラストのエピローグでなんとか救われました。

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2009.01.12 *Mon*

「ハプニング」観ました♪




【ハプニング】rating_48.gif

ある日、ニューヨークのセントラルパークで人々が突然時が止まったかのように立ちつくし、唐突に自らの命を絶つという事態が発生。また、とある工事現場では作業員たちが次々とビルの屋上から身投げする不可解な惨事が起きていた。この異常現象はアメリカ全土へ拡がりをみせ、多数の犠牲者を生んでいく。判明しているのは、彼らはみな、死ぬ直前に言語と方向感覚を喪失するということだけだった。この大事件の報せを受けたフィラデルフィアの高校教師エリオットらは、どこか安全な場所へ避難しようとするのだが……。

DVD化されるのを楽しみに待っていました〜balloon_34.gif
「シックス・センス」「ヴィレッジ」「サイン」のシャマラン監督最新作です。

  

いやぁ、この監督の作品って、すごく雰囲気があって好きだわぁ。
ラストは「えっこんなんだったの?!」と、いつもちょっぴり肩透かしを食らうんだけど…(笑)
でも、観ていて何とも形容し難い不安感が、最後の最後まで続くのよねballoon_89.gif

NYのセントラルパーク。いつもの見慣れた日常。
それがある日、突然公園内にいた人々の動きがピタッと止まり…次々と自殺を始める。
その不可解な異常現象は、徐々にアメリカ全土に拡大していくが…?!

the happening.jpg

人々に共通するのは、死の直前に言語と方向感覚がおかしくなる、ということ。
最初のほうで、ビルの屋上から次々と人々が身を投げるシーンは、かなり衝撃的でしたballoon_57.gif

これはテロなのか??それとも新手のウイルスなのか??
主人公の高校教師エリオットは、妻を連れて安全な場所に避難しようとするが、
行く先々では、既に恐ろしい「自殺病」は蔓延していて…。

かな〜り怖いですballoon_59.gif (ホラーとはちょっと違う怖さかな。) 
何しろ相手の正体が、人為的なものなのか、超自然的なものなのか分からないんだもの。

the happening poster.jpg

先日観たダラボン監督の「ミスト」に雰囲気がすごく似ているかも。
それよりは、まだ後味が良かったような気がします。 (あくまでも、そんな気がするだけ…。) 

エリオット役マーク・ウォールバーグ=「猿の惑星」のイメージが未だに消えないですが(笑)
でも、今回もなかなか良い演技していました〜balloon_28.gif

point_20.gif 「ハプニング」公式サイトは こちら




2009.01.11 *Sun*

梨沙「華鬼」読了しました♪




【華鬼】梨沙rating_48.gif

「連れてこい。俺の花嫁を、ここへ」
"鬼の花嫁"の刻印を持つ少女「神無」は、16歳の誕生日、連れ去られるようにして、冷酷で美しい鬼「華鬼」のもとへ嫁ぐ。連れ去られたその先には、多くの鬼とその花嫁たちが半ば幽閉されるようにして生活する学園があった。鬼や花嫁たちの嫉妬が渦巻き、奸計がはりめぐらされるその学園で、神無の身に危機が迫る!! 彼女に害をなそうとする鬼、命をかけて護る鬼、そして、彼女を疎ましく思う華鬼。さまざまな思いが交じりあう中、華鬼の残酷なまなざしの奥にひそむ苦しさを感じ取った神無は、知らず知らずのうちに彼に惹かれていくが…。


カズキヨネさんのイラストに惹かれて購入しました〜balloon_85.gif
あぁ、もう見れば見るほど美麗だわ…登場人物どれも美形なのでウットリしてしまいます。

もともとは「小部屋の小窓」というサイトのネット小説だったもの。
登場人物の会話が多くラノベ風の読みやすい文章なので、あっという間に読了しましたballoon_59.gifheart_37.gif

舞台は鬼と、鬼の花嫁達が生活する全寮制の学園。
神無は、ある日半ば強引にこの学園へ連れて来られ、鬼の花嫁であることを告げられる。
胸に"鬼の刻印"を刻まれた神無は、本来大切にされるべき存在だったが…?!

木藤華鬼。恐ろしいほどの美貌と、残酷なまなざしを持つ鬼。
鬼とは本来花嫁を大切にするもの。けれど、何故華鬼は花嫁である神無を邪険に扱うのか??
華鬼の冷たいまなざしの奥に垣間見える、苦しみとは一体何なのか??

image1461.gif

まだまだ謎が多いですが、とても面白かったですballoon_75.gif
花嫁を守る"三翼"の存在は、「遙かなる時空の中で」の"八葉"を思い起こさせますねぇ。

あまりの美しさゆえに、保健室には男女問わず生徒が殺到。性別を超越した保健医・麗二
思わず頭をなでたくなる可愛らしい外見とは裏腹に、性格に裏表のある美少年・水羽
自己流の関西弁を操る、なんとなく癒し系のメガネ君・光晴

美青年同盟2.gif

nanaco的には、"三翼"の中では水羽が一番好きだわ〜balloon_34.gif (なんか「麦海」のヨハン君とかぶるのよね…) 
かな〜り猫かぶりで、あの二面性…!! こういう子、大好き(笑)

あまりにも鬼の男性陣のキャラが濃すぎて、主人公の神無の存在感が薄かったですballoon_89.gif
というか、自己主張のない女の子で、性格的にはあまり好みじゃない。
華鬼から疎まれるわ、女の子達から嫉妬されるわで、可哀相な存在ではあるんだけどね…。

華鬼の隠された本心とは??華鬼を私怨で付け狙う響と国一の正体とは…??
続きを読むのが楽しみです!!

 「華鬼」2巻

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2009.01.09 *Fri*

小野不由美「東亰異聞」読みました☆




【東亰異聞】小野不由美rating_47.gif

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。

「この街は海底の泥の中から浮上した。」
最初の一文から、グイグイとこの妖しい世界に引き込まれてしまいましたballoon_59.gif

帝都・東亰(とうけい)。東京によく似たパラレルワールドが舞台です。
忽然と消えてしまった子供達、夜の街を跋扈する人魂売りや不気味な首遣い。
そして全身火だるまで人を突き落とす火炎魔人や、出合い頭に一瞬にして命を奪う辻斬り。

一体この都では何が起こっているのか??この不気味な者達の正体とは??
新聞社に勤める新太郎と便利屋の万造は、不可解な事件の解決に乗り出すが…。

024.gif

この物語の美しく耽美的な雰囲気が大好きですballoon_28.gif
まるで本全体から、妖しい色香が匂い立つような…なんだか不思議な魔力があるなぁ。
連続殺人を扱っているのに、どこか幻想的な雰囲気だから美しささえ感じるの。

ところどころで登場する黒衣の男と、美しい文楽人形。 (しかも人形がしゃべる!!) 
最後の最後まで、これらの者達の正体は分からないの。敵なのか、味方なのかさえも。

"絶対この黒衣の兄ちゃんが謎を解く鍵だ!!"と、一生懸命推測はしてみましたが…(笑)
はぁ。。。自慢じゃないけどnanacoはミステリで犯人を当てたためしがありませんballoon_89.gif
今回も例に洩れず、ですね。グスン。

謎解き自体は楽しめましたが、個人的にはもっとホラー要素を入れて欲しかったかな。
全体的に、ちょっとこじんまりとした印象を受けました。

先日読んだ「屍鬼」があまりにも素晴しかったからか、期待しすぎてしまったようです〜balloon_73.gif



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2009.01.07 *Wed*

「氷菓」米澤穂信


氷菓
著者:米澤穂信
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。



初!!米澤作品です。これは<古典部シリーズ>1作目。

いやぁ、面白かった~~きもち
約200ページ程の薄い本なので、あっという間に読み終わってしまいました。

主人公が面白い。何事にも積極的に関わらない、無関心主義の高校生・折木奉太郎
意味のないことはせず、教室から教室まで移動する事さえ無駄だと考える"省エネ"主義
"体力を使うから"という理由で、他人の意見に反論さえしないという徹底ぶりかお

そんな省エネ少年が、ひょんなことから消滅寸前の「古典部」に入部することになり、
学校で起こる様々な事件の謎を解き明かすハメになる…という物語です。


ライン


古典部員達が、とにかく個性派揃いですきもち

無駄に雑学の知識だけは豊富なのに、成績はサッパリ。何故か手芸部の福部里志
名家のお嬢様。一見清楚なのに、好奇心モードに切り替わるとかなり危険な千反田える
奉太郎の幼なじみ。その整った外見とは裏腹に、超毒舌の伊原摩耶花

この4人、言いたい放題でしかも話が微妙にかみ合ってない(笑)
その上、主人公の奉太郎は省エネ主義を貫いて、一人心の中でツッコミを入れるのみ。

やばいです…かなりニヤけてしまいます。人前で読むのは危険だわ。。。

古典部員達が解き明かす謎は、本当に日常の些細なものばかり。
その小さな謎が全て伏線になって、最終的にはタイトルの「氷菓」につながりますかお

とにかく面白かったので、2作目「愚者のエンドロール」も読んでみよう!



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tag : 氷菓  米澤穂信 

2009.01.05 *Mon*

多崎礼「<本の姫>は謳う」読了しました♪


   

【<本の姫>は謳う】多崎礼rating_49.gif

「滅日」によって大陸中に散らばった、世界を蝕む邪悪な存在―文字。天使の遺跡を巡り、本を修繕する少年アンガスは、文字を探し回収するために、“本の姫”と旅を続けている。ある日、無法者たちから救い出した少女に、文字の気配を感じた彼は―。圧倒的な筆力と緻密な世界観を持ち、第2回C・NOVELS大賞受賞作『煌夜祭』で話題騒然の多崎礼が満を持して放つ新シリーズ、堂々開幕。

デビュー作「煌夜祭」があまりにも素晴しかった多崎さん。 (nanacoの永久保存版です。笑) 

"これは、次の作品を書くのが大変だろうなぁ…"と思っていたのですが、、、
「煌夜祭」とは全然違う雰囲気の作品で、良い意味で裏切られた!!という感じですballoon_34.gif

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ある出来事がきっかけで、世界中に散らばった文字(スペル)。
この文字は、人間達を惑わし徐々に心を蝕んでいくという、とてつもなく邪悪な存在。
少年アンガスは各地に散らばった文字を回収するために、<本の姫>と旅をする。


綿密に練られた独特な世界観。こりゃ、すごい!!としか言いようがありませんballoon_59.gif
いつの間にか、この世界のルールが頭に入っているから不思議ですよネ。

この作品は、アンガスの旅の物語と、天使族のアザゼルの物語が交互に描かれていきます。
初めは、完全にこの二つのエピソードが独立して進められていくのですが、
中盤あたりで「あれ??」と思うんです。「なんだかリンクしているような…??」と。

ラストでは、全く関係のないように思えた出来事が綺麗に繋がるんですよね。
「煌夜祭」を読んだ時も感じましたが、多崎さんって伏線の張り方が本当に巧いですballoon_85.gif

読後感は良いですが、切ないお話が沢山盛り込まれていますねぇ…。
特に、アンガスの過去や、幼なじみのウォルターのあの場面は涙なしでは読めませんballoon_89.gif

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ところで…
nanacoは、アンガスよりも断然アザゼルのほうが好きですballoon_127.gif

アンガス…白髪、褐色の肌、碧眼。誰にでも優しいけどちょっと弱々しい。
アザゼル…金髪、白い肌、碧眼。俺様的だけど、実力もアリ。(←nanacoの好みど真ん中)

アザゼルとリグレットの恋愛エピソードが、すご〜く気に入っていますballoon_28.gif
最後の最後でリグレットの正体が分かるのですが、、、再読したらまた違う発見がありそう。

「煌夜祭」ほどインパクトはありませんでしたが、とても面白かったです!!


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2009.01.04 *Sun*

マンガ色々読みました♪




「あまつき」を描かれている高山しのぶさんの新シリーズ「ハイガクラ」1巻。
相変わらず、恐ろしく絵が美しいです。。。

今回は中国風の物語。どことなく「封神演義」に似た雰囲気ですねぇballoon_28.gif

かつて4匹の凶神と、八百万の神が存在していた国。
凶神がある2つの山を沈め他国へ逃げ、八百万の神も消え去り、今世界には神がいない。
その逃げだした神々を探し、連れ戻すのが主人公・一葉の役目。

「あまつき」同様、まだまだ謎な部分も多いデスballoon_145.gif
けど、これもまたキャラの可愛さで読み続けちゃうと思います…(笑)

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すっかりお馴染み「ONE PIECE」52巻。

ヤバイっすね、、、どんどん面白くなってきましたよ〜balloon_127.gif
ここまで読み続けて、面白さが全く失われないマンガってのはこのシリーズくらいかも。

久々にルフィ達に強敵が現れたような。。。
十分に力を温存しているルフィ達でも全く歯が立たない、海軍の圧倒的な戦力。
しかもこの終わり方っ?!ゾロ大好きなnanacoは、もう続きが気になって気になって(笑)

ロジャー海賊団の副船長・レイリーはもうかっこよすぎです。渋すぎる!

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こちらもいつも発売を楽しみにしている「FAIRY TAIL」13巻。

な…なんだかすごい展開になってきました。
FAIRY TAIL内で、バトルロワイアル?!今回ナツはちょっと脇役かもです。
相変わらずエルザ姉さんは素敵だわ〜〜balloon_85.gif

それにしても、、、このマンガの女の子達はどんどん露出度が高くなってくのね(笑)
巻末にクリアシールが付いていました。

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「隠の王」10巻。………泣きました。もう泣いて泣いて泣きまくりました。
マンガを読んで泣き、巻末のカラーページを見てまた泣き…balloon_73.gif
読んだ後、呆然としてしばらく何も手に付かない可能性大なので、要注意です!!

それにしても、、、こんな切ない物語で良いのでしょうか??
でも好きなんだよなぁ、この漫画。鎌谷さん、どんどん絵が上手になっていきますね。
あと1、2巻ぐらいで完結…なのかなぁ。

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遊行寺たまさんの「+C sword and cornett」1巻。
この方の作品は今回初ですが、すごく面白かったです〜balloon_133.gif
絵はすごく可愛い感じですけど、中身はかな〜り本格的な宮廷陰謀劇。

主人公は妾腹の第3王子ベルカ。
正統な血筋でないということだけで、周りから疎まれ蔑まれている可哀想な少年。
そんな不幸な境遇で育ったせいか、相当ひねくれているのよね。

彼に唯一優しく接してくれた、兄ヘクトルの突然の不審死。
ベルカは知らず知らずのうちに宮廷のドロドロとした陰謀に巻き込まれていく、という物語。
続きがすごく楽しみで〜すballoon_34.gif




2009.01.03 *Sat*

今年1本目♪「ジェイン・オースティンの読書会」




【ジェイン・オースティンの読書会】rating_49.gif

悩みを抱える5人の女性と1人の青年が集まり、心の傷を癒すべくオースティンの読書会を始める。「エマ」「自負と偏見」など6編の小説を読み解きながら、彼女たちは幸せを見出していく。全米ベストセラーを映画化した作品。

2009年の1本目は、前から気になっていた「ジェイン・オースティンの読書会」。
観た後に、とっても幸せな気持ちになる素敵な作品でした〜balloon_123.gif

様々な個人的な悩みを抱える、5人の女性と1人の男性。
オースティン作品を隅々まで知り尽くしている人もいれば、全くの初心者もいたり。
彼女達は、心の傷を癒すために"ジェイン・オースティンの読書会"を始める。

オースティンの長編小説は6冊 book_01.gif
「エマ」 「説得」 「マンスフィールド・パーク」
「自負と偏見」 「分別と多感」 「ノーサンガーアビー」


6人は1冊ごとにリーダーを決める。
そして1ヶ月に1冊、皆同じ作品を読み、読書会で意見を交換し合うというルールballoon_91.gif


jane austen.jpg


休日に美味しい料理を食べながら、本の意見交換をし合うなんて、面白そう〜balloon_85.gif
同じ本を読んでいたって、6人いれば6つの全く違う意見があるのよね。

時には意見が衝突したり、時には傷ついた友人を慰めたり…と、
6人は月に1度の読書会を通じて、次第に友情や愛情を深めていくの。

結婚20年目にして夫に不倫された女性、生徒に恋をしてしまう教師、
親友の恋は応援するけれど自分の事に関してはさっぱり…という女性。悩みは多種多様。
それぞれオースティン作品の登場人物に、自分を重ね合わせているところが面白いですballoon_71.gif


jane austen2.jpg

↑↑夫を持ちながらも分かりあえず、教え子に恋してしまうプルーディのエピソードが好き。

プルーディが担当するオースティン作品は「説得」。
「説得」は、婚約を破棄した男女が、様々な誤解を乗り越えて再び結ばれるまでを描いた作品。
彼女自身は、教え子との恋に身を任せてしまうのか??それとも…??

プルーディ役のエミリー・ブラント、思わず目を瞠ってしまう程の美しさ…balloon_127.gif
これでnanacoより1歳年上なだけなんて!!

オースティンの作品は「自負と偏見」しか読んでいないけれど、
この映画を観て他の5作も読んでみたくなりました。
全作品を読み終えた後に、もう一度この映画を観てみたいなぁ〜balloon_34.gif




2009.01.01 *Thu*

2009年☆明けましておめでとうございます☆

シレン.jpg

 ↑↑今ハマりまくっているゲーム「風来のシレン」を描いてみました♪ 


 明けましておめでとうございます!! 


昨年は、本当にお世話になりましたballoon_34.gif
昔からのお友達の皆様、そして昨年新しくお友達になった皆様…
沢山の方々のおかげで、2008年を楽しく過ごすことができました!!

こんな拙いブログではありますが…
2009年も、nanacoをどうぞ宜しくお願いいたしますballoon_133.gif

024.gif

maneki_01.gif  今年の抱負は?   maneki_01.gif

<生活関係>

無駄な物は買わない。(使いもしないのに衝動買いしちゃう。)

毎日のビールの本数を減らす。(お金もかかるし、太るし、イイコトナシ。)

ウェブデザインの勉強を頑張る。(目指せ、HP作成!!)

FF13の発売に備えてプレステ3を買うお金を貯める。(絶対欲しい。)

<本関係>

昔読んだ本を再読する。(読み返したい本がたくさんあるんです♪)

光文社古典新訳文庫の古典作品に挑戦する。(「カラマーゾフの兄弟」とか…)

本の冊数にこだわらずに読みたい本をじっくり時間をかけて読む!(大事ですな。)

読みかけのシリーズ物はどれか一つ読破する。(読みかけが多すぎ〜balloon_89.gif

ライトノベルもたっぷり読みたいな!(沢山のお友達から紹介していただきました♪)

024.gif

というわけで…
今年は、じっくり咀嚼しながら読書を楽しみたいので、
去年よりもややスローペースでブログ更新をしていきたいと思いま〜すballoon_85.gif

今年も本7割、映画2割、その他1割で更新する予定です。
お友達の皆様のブログ更新も、楽しみにしています!!





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ななこ

Author:ななこ
本のレビューを中心に
のんびりと更新しています。

ミステリ、ファンタジー、SF等
ふと現実を忘れられる作品が好きです。
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レビューの評価について

基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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