10
1
4
5
6
10
13
15
17
19
20
24
25
27
31
<< >>

This Archive : 2008年10月

--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008.10.30 *Thu*

「GOTH リストカット事件」乙一


GOTH リストカット事件
著者:乙一
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。



積読本消化計画16冊目。残り22冊。

ひぃぃ……こりゃ怖いなぁきもち
前に「ZOO」を読んだ時にもかなりの衝撃を受けたのですが、今回はそれ以上。
ただ、読んだ時の精神状態が良かったのか、かなり楽しめました(笑)

「僕」は、一見人の良さそうな明るい高校生。
でもその姿はあくまでも表向き。 (というか無意識のうちにそんな演技をしているらしい…) 
実のところ、趣味は"人の死んだ場所を眺めて歩くこと"という少年。

森野夜は、「僕」のクラスメイトの女子。
美しい顔立ちをしているのに、人付き合いは苦手で無愛想。しかも全身黒ずくめの服装。
「僕」同様に、"死"に異常なほどの関心を抱いている。

こんな不気味な(笑)二人を主人公とする連作短編集ですこもの


ライン

ぼたん 暗黒系
クラスメイトの森野は、ある連続殺人鬼の手帳を拾い、「僕」に見せてくれた。
その手帳には、今までに殺した少女達の詳細が記録されているのだった―。
初っ端から、あまりに残酷な描写にビビりました~かお

ぼたん リストカット事件
「僕」の住む街では"リストカット事件"と呼ばれる、不可解な事件が頻発していた。
それは、突然背後から襲われ手首だけを切断されるというもの。
いやぁ、冷蔵庫の中のもの…。ショックですね。読んだ方なら分かりますよね??


ぼたん 
飼い犬が次々と誘拐されるという事件が起こっていた。
何故、何のために?そして誘拐された犬達は今どこに…??
あまりにも切なく痛ましい物語。ラストはある程度読めるんだけど、さすが乙一さんです。

ぼたん 記憶
「僕」のクラスメイト森野の過去が明らかに。
彼女には、実は全く同じ顔をした双子の妹がいて…。そして彼女達の遊びは"死体ごっこ"。
まさかこんなどんでん返しがあったなんて、ビックリです。巧すぎ~かお


ぼたん 
ある男は、"人を生き埋めにしたい"という異常な願望にとらわれていた。
心のどこかでは真っ当な人間でありたいと願うのに、その歪んだ欲求は止まる所を知らず…。
恐ろしい物語なのに、不思議と切なさを感じるのですよねぇ。


ぼたん 
これには本当にビックリ!!改めて乙一さんの才能を思い知らされましたきもち
廃墟になった病院で、見るも無残なバラバラ死体となって発見された女性。
今まで明かされなかった「僕」の正体が明らかになります…。

ライン


乙一さん、本当に巧いです。恐ろしい才能の持ち主ですね!!

どの物語も、最後の最後で大どんでん返しが待っていて。
ラストの作品「声」では、思わず「えっ!」と声に出してしまうほどでしたよ。。。

主人公達が何とも脱力系 (といって良いのかどうか。笑) で、死体を見ても平然としていて…。
彼らの視点からあくまでも淡々と事件が描かれているから、それが逆に恐ろしかったりもする。

*ちなみに…ある程度覚悟はしていましたが、結構残酷な描写のオンパレードですかお
ブログのお友達から、「是非体調の良いときに!」とアドバイスをいただいていたので、
なんとか心構えはできていました(笑)これ、予備知識ナシで読んだらツライかも。



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

スポンサーサイト

2008.10.29 *Wed*

夕焼け♪

img795c4689zik2zj.jpeg



秋って一年の中で一番好きな季節です。

秋の夕暮れは、何故か昔の記憶が次々と蘇るんです。で、物悲しい気持ちになる。
1日の終わりにちょっとだけ物思いに耽る、この時間帯がたまらなく好き。

あ…もちろん、食べ物が美味しいからっていうのが一番の理由なんですけどね~(笑)


2008.10.28 *Tue*

「ねじの回転」ヘンリー・ジェイムズ


ねじの回転
著者:ヘンリー・ジェイムズ
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
二人の子供の後見人から破格の待遇と引換に、一切の責任を負うよう求められた女家庭教師は、不安を抱きながら任地に赴く。よく躾をされた幼い兄妹マイルズとフローラ、家政婦のグロース夫人に迎えられ、これなら大丈夫と思ったのも束の間、以前の使用人クィントの幽霊が出現し、事態は一変する。



積読本消化計画15冊目。残り23冊。

この百年間に出た怪奇小説で傑作といえるのは、
わたしにはジャクスンの「たたり」と、この「ねじの回転」の二作だけという気がする。
―スティーヴン・キング


あのキングがここまで絶賛しているのなら、是非読んでみなくては!と思っていましたきもち
表題作「ねじの回転」の他に、4つの幽霊譚が収められています。

ある古い屋敷で、召使の世話を受けて暮らす両親を無くした兄妹のお話です。
そこへ赴任する事になったのは、まだあどけなさの残る二十歳の女家庭教師。
彼女は破格の待遇と引換えに、早速その屋敷に赴くが…。

幼い兄妹、マイルズとフローラ。
彼らは「家庭教師なんていらないんじゃない!?」ってくらい聡明で、しかも驚くほど美しいの。
"魔性の子"って、まさにこういう子達を言うんでしょうな(笑)


ライン


この物語の一番怖い所は、恐怖心がどこから来るのか分からない所かもかお
もちろん、この古い屋敷にとりついた幽霊は恐ろしい存在なんだけど、、、
それよりも人間の心の奥底に隠れた、もっともっと禍々しい邪悪なもの。

それが曖昧に描写されているから、読んでいてどうにもこうにも気持ちが悪いのよねきもち

拙い文章では、この何とも名状しがたい居心地の悪さを上手く表現できませんが…
暗闇の中を手探りで進んでいた所、ヌルリとしたものを踏んで全身が粟立つような感覚。
(え、分からない…?笑)

賛否両論ありそうですが、個人的にはこの得体の知れない空恐ろしさが好きです。

屋敷にとりついた幽霊は、何故二人の子供に異様なほど執着するのか?
そもそも、この家庭教師には本当に幽霊の姿が見えていたのか??

読み手によって、様々な解釈の仕方がありそうな作品だなぁ…。
是非、本好きの皆さんの意見もうかがってみたいですかお



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村


2008.10.26 *Sun*

「ロードムービー」辻村深月


ロードムービー
著者:辻村深月
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
誰もが不安を抱えて歩き続ける、未来への“道”。子どもが感じる無力感、青春の生きにくさ、幼さゆえの不器用…。それぞれの物語を優しく包み込んで真正面から描く。「冷たい校舎の時は止まる」から生まれた珠玉の3編を収録。



辻村作品初の短編集きもち
「ロードムービー」「道の先」「雪の降る道」の3編が収められています。

この作家さんの作品って、本当に心に響くのですよね~かお
それは懐かしさだったり、心の痛みだったり、時には目を背けたくなるような部分もあるんだけど。
でも、最後には決まって「あぁ、読んでよかったな。」と思うのです。

子供達が大人へと成長していく中で、誰もが経験するような苦しみや、挫折や、無力感。
懐かしさと同時に、心の奥底に沈んだおぼろげな辛い記憶がチクリと刺激されて、、、

読んでいる内に、どうしようもなく胸がいっぱいになってしまいましたきもち

でも、それだけで終わらせないのが辻村さん。
子供達の抱える心の闇は、長い長い人生の中の一つの通過点でしかないんですよね。
ふんわりとオブラートに包まれたかのような温かさで、少しずつ明るい光の方へ導いていくの。

この作品全体がまさに"ロードムービー"なんですねきもち

この作品「冷たい校舎の時は止まる」とリンクしているとは、最初気付きませんでした~。
だって、あまりにもサラリとさりげなく登場しているんだもの(笑)

でも、「お?この口調なんか知ってるぞ?」とか「この性格はアイツしかいないだろ!」なんて、
ハッと思い当たる節があって。そういうのに気付くと嬉しくなりますね。

という訳で、以下に「冷たい校舎~」との繋がりをまとめてみました。
ネタバレというほどではないけれど、未読の方のために反転させておきますね。


ライン


ぼたん 「ロードムービー」
主人公トシの両親は、桐野景子と、生徒会長だった諏訪裕二。
トシの言う"タカノのおじさん"は、鷹野博嗣。その恋人は辻村深月。
そういえば、「冷たい校舎~」で景子は医者志望だったなぁ、なんて思い出しました。


ぼたん 「道の先」
主人公の塾の先生は、片瀬充。未だに気が弱くて優しいらしい(笑)
充の電話相手は佐伯梨香。相変わらず榊先生に片思いをしているようで。。。
充は、生徒の千晶に、昔の梨香の姿を重ね合わせてしまう。


ぼたん 「雪の降る道」
「冷たい校舎~」の"HERO"の章の続編…なのかな?
二人のヒロと、スガ兄がまたまた登場。"みーちゃん"は深月、"ヒロくん"は鷹野。
最後の"エピローグ、またはプロローグ"は「冷たい校舎~」の第1章に繋がるのね!



ライン


もしかしたら、勘違いしている部分もあるかもしれませんが、、、
読まれた方、もし↑で「おかしいよ!」という部分があったら、コッソリ教えてください(笑)



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村


2008.10.23 *Thu*

「南の島のティオ」池澤夏樹


南の島のティオ
著者:池澤夏樹
評価:ほしほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
受け取る人が必ず訪ねてくるという不思議な絵ハガキを作る「絵はがき屋さん」、花火で「空いっぱいの大きな絵」を描いた黒い鞄の男などの個性的な人々とティオとの出会いを通して、つつましさのなかに精神的な豊かさに溢れた島の暮らしを爽やかに、かつ鮮やかに描き出す連作短篇集。第41回小学館文学賞受賞。



積読本消化計画14冊目。残り24冊。

いやぁ、こんなに素敵な作品を今まで知らなかったなんて!!
初の作家さんだったんですが、これを読んで一気に池澤さんのファンになりましたかお

この物語、ミクロネシアのポナペ島を舞台にしているそうで。
南の島の透き通るような風、濃い緑の木々やバナナの香り、乾いた太陽と砂の匂い。
そんな心地よい感覚が、物語を通して肌に伝わってくるかのようでしたきもち

ホテル経営者を父に持つ少年ティオを中心に、島での不思議な10の出来事を描きます。
特に好きだったのは「絵はがき屋さん」「草色の雲への水路」「エミリオの出発」。


ライン


ぼたん 絵はがき屋さん
ある日、ティオのホテルを訪ねてきた若い男。
彼は"受け取る人が必ず訪ねてくる不思議な絵ハガキ"を作るという。
半信半疑だったティオと父は、やがて信じられない出来事を目の当たりにすることに…。

ぼたん 草色の空への水路
島で、モーターボート水路標識の開通式典を行うことになった。
先頭を走っていたティオの父は、ふと知らない海域に迷い込んでいることに気付く。
そこで父と仲間達が見た不思議な光景とは…??

ぼたん エミリオの出発
ティオの島に、台風の被害を受けたククルイリック島から人々が避難してきた。
ティオは、親友になった避難民の少年エミリオと共に、一隻のカヌーを作り上げる。
無口なエミリオの内に秘めた強さと、揺ぎ無い意志。本当に素敵だわぁ。。。


ライン


物語の語り手はティオなんだけど、主役はあくまでも彼が出会う人々と美しい島きもち

ティオ自身は、旅先案内人のような存在かな。
だから、彼はある意味空気のような存在で、透明感に溢れているんですね。

この先も、何度も何度もティオに会いにいくことになるでしょう~~かお
お気に入りの一冊になりました!!

*あとがきがティオの手紙形式になっていて、池澤さんのユーモアのセンスが窺えますよきもち


たぶん勇気というのは男らしさや元気や無謀な冒険心とはまるで違うもので、
ひょっとしたら愛と関係があるのかもしれないとぼくは考えた。(P189)




≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.22 *Wed*

お気に入りのソファで…☆

imge0a96aedzik3zj.jpeg



どうしてもクラシカルなソファーが描きたかったんですぅかお

このソファーとくれば、服も王族的な感じに(笑)
…とくれば、やっぱりワインでしょ?!

ワインに合わせて、全体的に赤で統一してみましたきもち



2008.10.21 *Tue*

「ペギー・スー2 蜃気楼の国へ飛ぶ」セルジュ・ブリュソロ


ペギー・スー2 蜃気楼の国へ飛ぶ
著者:セルジュ・ブリュソロ
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
怪しい砂漠の町にやってきたペギー一家は、不気味な噂を耳にする。砂漠の孤独に耐えられなくなった人々が、蜃気楼の見せる幻に次々と消えてゆくらしい。そしてついにペギーの家族も犠牲に…。彼らを助け出すため、ペギーは青い犬とともに蜃気楼の国にのりこんだ。そこで彼らを待っていたのは、成長するお城に眠る、未知の巨大な悪魔だった!ペギーVSお化けたち。戦いがスケールアップする第二弾。



積読本消化計画13冊目。残り25冊。

1巻目に比べると、ホラー要素は随分と少なくなっています。
…とはいえ、とても児童向けファンタジー小説とは思えないようなブラックな世界かお

お化けの町を抜け出してきたペギー一家は、不気味な砂漠の町へやってくることに。
ペギーは、そこで砂漠の蜃気楼の噂を耳にします。
それは、砂漠の町で絶望に駆られた人々が、次々と蜃気楼に吸い込まれていくというもので…。

人々を魅了する蜃気楼の国。うぅ、これは怖いわ~きもち
ここでは、自分の望む物を思いのままに手に入れることができるの。 (食いしん坊には、ヤバイよね。笑) 
好きなだけケーキやキャンディを食べることができるし、好きな動物に変身することもできる。

でも、それはあくまでも"蜃気楼"の世界。
この世界の魅力に取り付かれた子ども達を、そのままで帰すはずがありません。


ライン


ペギーと<青い犬>、そして新しい仲間セバスチャン。
ペギー達は蜃気楼に囚われた家族を取り戻そうと、悪魔の庭園に乗り込むんだけど…。

彼らを異物とみなして、巨大な園芸バサミを持って排除しようとする庭師達。
人間という養分を吸って、どんどん成長し続ける城。

そして、何より怖いのは、、、
仲間が美味しそうなお菓子に見えてきて、食べたいという誘惑に駆られてしまう事かお

正直、このシリーズがここまでブラックだとは思ってなかったわ(笑)
でも今回からはテレパシーのできる<青い犬>という相棒がいるので、心強いです~きもち
イケメンのセバスチャンも仲間になったことだしね!


<ペギー・スーシリーズ>
ペギー・スー1 魔法の瞳を持つ少女



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.18 *Sat*

「はつ恋」ツルゲーネフ


はつ恋
著者:ツルゲーネフ
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋に気も狂わんばかりの日々を迎えるが、ある夜、ジナイーダのところへ忍んで行く父親の姿を目撃する……。青春の途上で遭遇した少年の不思議な"はつ恋"のいきさつは、作者自身の一生を支配した血統上の呪いに裏づけられて、不気味な美しさを奏でている。恋愛小説の古典に数えられる珠玉の名作。



積読本消化計画12冊目。残り26冊。

"初恋"ではなくて"はつ恋"。
このタイトルのおかげで青臭い印象がなくなって、不思議と手に取りやすくなりましたかお

130ページ程の薄い本ですが、中身はとても濃いです。
でもね、決してドロドロした恋愛じゃないの。胸がギュッと締め付けられるような少年の初恋。

上流階級出身の少年ウラジーミルは、隣の公爵家の令嬢ジナイーダに恋をする。
美しいジナイーダの顔を一目見たい、声を聞きたい、ただそれだけのために毎日通い詰める。
でも自由奔放で小悪魔的なジナイーダは、彼の心を見透かし弄ぶ。


ライン


この物語の主人公はあくまでも、ウラジミール少年なんだけど、、、
私はむしろ令嬢ジナイーダの揺れ動く気持ちに、痛いほど共感しましたきもち

自分の周りを男性で囲んでちやほやされたい気持ち。
でも沢山の男性から求愛されようとも、決して心の穴を埋めることはできない。
で、自分を慕ってくれるウラジミール少年の、美しい父親に恋をしてしまうの。

登場人物たちの様々な感情が交錯するけれど、どの恋も決して報われることはなくて。

一歩間違えれば、低俗な恋愛小説にもなりかねない題材なのに、
ここまで哀愁と透明感に溢れた作品に仕上がっているのは、さすがだと思いますきもち


お友達picchukoさんのところに、素敵なレビューが載せられていますかお
picchukoさん、この作品良かったですねぇ、、、今ちょっとしみじみとしています。


「わたし、知っててよ、あなたがわたしのことを、悪く思ってらっしゃることぐらい」
「僕が?」
「そう、あなたが……あなたがよ」
「僕が?」と、わたしは悲しげに繰り返した。
そしてわたしの胸は、うちかつことのできない名状すべからざる陶酔にいざなわれて、あやしく震え始めた。(P117)




≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.16 *Thu*

「銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談」高里椎奈


銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談
著者:高里椎奈
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
見たところ二十代後半の爽やかな青年・座木(通称ザギ)、茶髪のハイティーン超美形少年・秋、元気一杯な赤毛の男の子リベザル。不思議な組み合わせの三人が営む深山木薬店は探偵稼業が裏の顔。だが、もっと驚くべきことに、彼らの正体は○×△□だった!?謎解きはあくまで本格派をいく第十一回メフィスト賞受賞作。



<薬屋探偵妖綺談シリーズ>1作目です~かお

このシリーズはとにかくキャラクターが可愛くて、表紙も一見ラノベっぽいんですが。
中身は意外にも、結構どっしりとしたミステリなんですきもち

雪が積もった小学校の校庭に、一夜にして全長100メートルものミステリーサークルが現れる。
それは羽を広げた蝶のような輪郭をしていて、周りに足跡は一切残っていない。
人々はそれを「雪の妖精」と名付けたが、雪が溶けた時、その中央から他殺死体が…。

謎を解くのは、秋・座木・リベザルの3人。
3人ともそれぞれ異なるタイプの美形なんだけど、実はそれは人間界での仮の姿。
彼らの本当の正体は○○なのです。。。

彼らと人間とでは時間の流れ方が違うから、3人はその外見に反して妙に老成してます。

秋は、故事を引用するのが好きで、とにかく博識。自分の美しさにはまるで無頓着。
座木は、穏やかな外見と物腰。彼の淹れるお茶と料理は天下一品。でも何気にジジくさい(笑)
リベザルは、も~可愛すぎ!!これ以外言葉が見つかりません。リベザルラブですかおきもち

3人は表向きは怪しげな「薬屋」を営んでいるんだけど、本業は妖怪関連の"探偵"。
今回は、死んだ息子の幽霊に悩まされる女性が、彼らの元を訪れます。
実はその不可解な事件が、世間を騒がせているミステリーサークルと繋がっていて…。


ライン


本格推理物としては、ちょっぴり物足りない印象かな??
…というか、謎解きの要素が十分に提示されていないような気がするのですがきもち

もしかしたら私の読み方が甘かったのかもしれないけど、、、
結局どうやって「雪の妖精」のミステリーサークルができたのか、分からなかったです…(笑)
これは、再読すればまた違う発見があるかしら??

実は私、第二弾の<薬屋探偵怪奇譚シリーズ>から読んでしまったのですが…
今回のはデビュー作だからか、若干文章がこなれていない気がしました。

でも…でも!!!この作品を22歳で書いたなんて、やっぱり高里さんって凄いと思います!
次巻の「黄色い目をした猫の幸せ」を読むのが楽しみきもち



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.14 *Tue*

「きみがぼくを見つけた日」オードリー・ニッフェネガー


きみがぼくを見つけた日(上)(下)
著者:オードリー・ニッフェネガー
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
愛する人は未来からやってきた。やがてくる別れを知っていた―。初めての出会いはクレア6歳、ヘンリー36歳。未来から来たヘンリーが、突然クレアの前に姿を現わしたのだ。当然、驚いたクレアだったが、以来、彼がたびたび時空を超えてやってくるのを心待ちにするようになる。だが、18歳になったころ、彼はぱったりと姿を見せなくなり…。



積読本消化計画10、11冊目。残り27冊。

ブログのお友達、珂音さんに紹介していただいた作品です~きもち (珂音さん、ありがとうございます!) 
「タイムトラベラーズ・ワイフ」というタイトルを、文庫化に際して改題したもの。

もう胸が痛くなるくらいの切ないラブストーリーです。
読み終えた後、あまりの切なさとやりきれなさで、しばし呆然としてしまいました…かお


時間障害者(タイムトラベラー)ヘンリーと、その妻クレアの物語。
36歳のヘンリーは1977年にタイムトラベルし、6歳のクレアと初めて出会います。
時間移動できるのは、ヘンリーの身一つなので、クレアとの最初の出会いは真っ裸(笑)

一般的なタイムトラベル物と違うのは、
本人の意志とは無関係に時間移動してしまう事かな。

例えば、疲労が溜まった時とか興奮した時に、突然タイムスリップしてしまうんだけど…
まず最初にしなければいけないのは、年代の確認と、衣服の確保。 (真っ裸だからね…笑) 

クレアの前に突然現れるのは、20代のヘンリーだったり、40代の白髪交じりのヘンリーだったり。
で、歳の離れた二人は長い年月をかけて愛を育んでいくのかお

思春期に入ったクレアは、同年代の幼い男の子達に見向きもしない。
だって、ハンサムで頭がよくて、突然現れては消える神秘的な大人の男がいるんだもの…(笑)

第1部は、なんともコミカルでほのぼのとした展開なんですが。
第2部に入ってからは、もう切なくて切なくてきもち

やっと幸せを手に入れたと思ったら、それはスルリと掌からこぼれ落ちていく。
会話の途中で、衣服だけを残して突然いなくなり、何日か経って血まみれで帰ってくるヘンリー。
二人の未来を見てきたヘンリーの、悲壮感漂う表情。

静かで悲しみをたたえた物語。クレアの視点で読むと、やりきれないわ。
恩田陸さんの「ライオンハート」と似た雰囲気を感じます。さらに切ないけど…(泣)




≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.12 *Sun*

「夢をかなえるゾウ」水野敬也


夢をかなえるゾウ
著者:水野敬也
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ダメダメな僕の目の前に、突然現れた“ガネーシャ”。「自分、成功したいんやろ?」なぜか関西弁で話す、とてつもなく胡散臭い神様の教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの!?過去の偉人の成功例から導き出される、誰にでも一日単位でできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、世界初の成功エンタテイメント!



積読本消化計画9冊目。残り29冊。

"自己啓発本"が苦手な私は、なかなかこの作品を手に取る勇気がありませんでしたきもち

だって人生の成功なんて、そんなマニュアル通りにはいかないでしょ??
所詮は…自分の育った環境と、運と、ちょっぴりの努力(笑)…だと思ってました。

でもこの本は、そんなひねくれた既成概念を、見事に覆してくれましたよ~かお

突然現れたゾウの神様ガネーシャ。しかも何故か関西弁の。
何をやってもうまくいかないぼくに「自分、成功したいんやろ?」と話を持ちかけます。
そして、ガネーシャから1日1個課題を出され、それをクリアするはめに…。


指南書というよりも小説風に書かれているので、サクサク読めちゃいましたきもち

ガネーシャの課題も、1つ1つ見ていくと小さなものなの。
"靴をみがく"とか"毎日感謝をする"とか"プレゼントをして驚かせる"とか。

よく考えてみると、普通…とういか、いたって簡単なことなんだけど。
でも、ガネーシャの言葉にちょっとドキッとする部分があるんですよねぇ。

ええか?知識を頭に入れるだけでは人間は絶対に変われへん。
人間が変われるのは、「立って、何かをした時だけ」や。(P255)

みんな知ってんねん。やりたいことやって後悔せんような人生送ったほうが幸せになれるてな。
でもやらへんねん。何でや?それは、今の自分と同じこと考えてるからや。
収入。世間体。不安。同じやで。人を縛ってる鎖なんてみんな同じなんや。(P268)



私も「時間ができた時に、いつかやろう」と思って、延び延びになっている事があります。
でも、今は忙しいとか、他にやることがあるって理由を付けちゃってるのよね~きもち

なんだかその事を、ガツンと指摘されたような気持ちになりました。



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村 

2008.10.11 *Sat*

「グイン・サーガ123巻 風雲への序章」栗本薫


グイン・サーガ123巻 風雲への序章
著者:栗本薫
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ハゾスは、シルヴィアが生んだ赤子を殺すことができずロベルトに託し、公けには、王女は想像妊娠であったとして、赤子の存在を隠蔽した。そして、彼女の不祥事に関与した者たちを訊問し、事実関係を詳らかにしてゆく。苦悩するグインは、シルヴィアと話し合おうとするのだが、彼女からは憎しみに満ちた罵声を聞くばかりで、ついにグインは訣別の言葉を告げる。そして皇帝アキレウスも大きな決断を迫られようとしていた。



でたでた、グイン新刊~きもち

この表紙、かなりお気に入りです。立派になったね、グイン…。
ルードの森で裸同然で現れたのを思い出すと、なんだか感慨深いものがあるわぁ。

前巻があまりにも陰惨きわまりなかったので、ちょっとドキドキしていたんですが。
今回はやっとこさ"ホッ"と一息つける展開でした(笑)

シルヴィアは影も形もなく、もう既に過去の人になりつつありますかお
や、それでもあの呪われた子供はどうなるの?!って気がしないでもないですが。
まぁ、なにはともあれ"腐臭"からは逃れられたようでよかったわ。。。

グインとオクタヴィアをくっつけるなんて話もあったけど、それはやめて欲しいです。
何故かオクタヴィアって好きじゃないの。 (美形なんだけどね) 
男装のイリスのままなら良かったんだけどなぁ…。皇女になってからは、影が薄いよね。


で、今回!!ものすごく久々に大好きなイシュトヴァーンとカメロンが登場しますかお

イシュト、、、あなたの残忍さは痛いほど分かっているけど…
リンダを利用するのだけはやめてくれぇ~~きもち  あなたの初恋の人だよ??

未だに"王になってリンダを迎えにくる"という約束を信じているnanacoですが。
でも、今更くっつくにはもう遅すぎるのかなぁ。
あまりにも二人の状況も、想いも変わりすぎちゃってるのね。切ないです。

この先は、やっぱりあのスーティが鍵になってくるようで。
父親イシュトヴァーンとの対面が怖いですきもち



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村 

2008.10.09 *Thu*

「コンダクター」神永学


コンダクター
著者:神永学
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
予測不可能ハイスピード・モザイク・サスペンス!集められたオーケストラ。首なし白骨死体。怪しげな男。謎のリンゴマーク。欠落した記憶……。予測できない展開、読み進めるほどに深くなる謎、そして驚愕のラスト。『心霊探偵八雲』の神永学の書き下ろし大作。



八雲文庫版と同じ、鈴木康士さんのイラストですね~かお
ハードカバーだから買うつもりはなかったんだけど、、、この絵がnanacoを呼んでいた(笑)

コンダクター=管弦楽・吹奏楽・合唱等の指揮者。

オーケストラピットを舞台に繰り広げられるサスペンスです。
公演直前に突然失踪してしまったコンダクター。そしてその代役として呼ばれた結城。
彼が指揮することになったオーケストラは、偶然にも元彼女を含めた大学時代の仲間達で…。

同じ頃、フルート奏者の奈緒美は、毎夜同じ悪夢に悩まされていた。
すっぽりと黒いフードをかぶった人物。そしてその手に抱えているおぞましい物。
とある場所で見つかった首なしの白骨死体と、現場に残っていた謎のリンゴマーク。


ライン


も~読み始めたら、止められない、止まらない~(笑)

神経質で完璧主義、そして容姿端麗な結城きもち
この美しきコンダクターの登場によって、じわりじわりと不穏な空気が忍び寄ってきます。
それは友情の変化だったり、固く結びついた愛情の崩壊だったりするんだけど。

何故、結城が呼ばれたのか?集められたオーケストラにはどんな意図があるのか?
首なし白骨死体事件の真相は?奈緒美の欠落した記憶とは?

現在の出来事、大学時代の隠された過去、そして奈緒美の悪夢。全てが伏線になってる!


この作品、最後の最後まで事件の黒幕が分からないんですきもち
様々な登場人物の視点から書かれているから、結局全員が怪しくてねぇ(笑)

いやぁ、見事に振り回されてしまいました。「コンダクター」ってこういう意味だったのね。。。
かなり人間の闇の深い部分を見てしまったという感じです。

なんだか続編がありそうなラストだったけど、これは是非シリーズ化して欲しいな~きもち



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.08 *Wed*

「ホテルカクタス」江國香織


ホテルカクタス
著者:江國香織
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
街はずれにある古びた石造りのアパート「ホテル カクタス」。その三階の一角には帽子が、二階の一角にはきゅうりが、一階の一角には数字の2が住んでいました。三人はあるきっかけで友達になり、可笑しくてすこし哀しい日々が、穏やかに過ぎて行きました…。メルヘンのスタイルで「日常」を描き、生きることの本質をみつめた、不思議でせつない物語。画家・佐々木敦子との傑作コラボレーション。



積読本消化計画8冊目。残り30冊。

ブログのお友達、柊さんにオススメしてもらった作品です~きもち
柊さん、いつもありがとうございます!!

この作品、佐々木敦子さんの挿画がとっても素敵なんですよかお
表紙に描かれているような柔らかな絵が沢山収められていて、絵本のような感覚で楽しめました。

よく外国の映画に出てくるような、古ぼけた味のあるアパート「ホテルカクタス」。
この作品に出てくる登場人物(?)はちょっと風変わりなの。

なんだと思う??……それは、"きゅうり""帽子""数字の2"


前に読んだ「すきまのおともだちたち」でも"しゃべるお皿"が出てきたから、
"きゅうり"と"帽子"はまだ分かるんだけど…"数字の2"って!!(笑)


彼らは普通に職を持っていて、恋をしたり、お酒を飲んだりするんだけど。。。
読んでいるうちに不思議と、最初に感じた違和感が払拭されていくの。これが江國マジックきもち

3人(?)の「ホテルカクタス」での日々の生活と、友情が描かれています。
なんてことはない、普通の人間なら毎日経験するような出来事。
でもその何気ない日常が、とっても愛おしくキラキラ輝いているように見えてくるから不思議。

ほのぼのとしているけれど、どこか喪失感を伴う読後感ですきもち
なんだか江國さんの作品って、チクリとした痛みを感じるものが多い気がするなぁ。


ライン

今回で<BOOKレビュー>のジャンルが200レビューになりました~~かお

いつも遊びに来てくださる皆さんのおかげで、ここまで続けて来られました。
本当にありがとうございます!!!



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.07 *Tue*

「光車よ、まわれ!」天沢退二郎


光車よ、まわれ!
著者:天沢退二郎
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
はじまりは、ある雨の朝。登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、不思議な力を宿すという“光車”を探すことになるのだが―。“光車”とは何か。一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、待望の文庫版で登場。



ファンタジー小説の紹介本でよく見かけるので、ずっと気になっていた作品。
この度めでたく文庫化!ということで、即購入しました~きもち

子供達がほんの浅い水たまりで水死するという、不可解な事件が頻発していた。
水たまりの裏側にあるさかしまの世界。不思議な形をした地霊文字
一郎は見えざる敵を倒すため、神秘的な美少女・龍子らと共に"光車"を探すことになるというお話。


なんと、この作品…1973年に刊行されたらしいんですよきもち
2004年に単行本で復刊、そして2008年文庫化。相当人気があるんですねぇ。

でもゴメンナサイ。私にはいまいちピンとこない作品でしたかお

鏡のような水たまりの裏側に存在するもうひとつの世界、というのはとても魅力的なんですが…。
どうも肝心の"光車"のイメージが湧いてこないんですよねぇ。

"光車"で敵を倒すっていうのは、「サブリエル」の"ハンドベル"以上に難しそうだわ(笑)

子供達のリーダー、龍子に感情移入できなかったのも一因かもしれません。
「なんだよ!その高飛車な態度は!!」と思わずツッコミたくなるような女の子なの~きもち
しかも仲間を犠牲にしてまで"光車"を手に入れたい、という執念が……コワイよ、龍子ちゃん。

という訳で、なんだかどこが盛り上がる所なのかも分からないまま、終わってしまいました。
登場人物に魅力を感じられないのって、やっぱり致命的だよなぁ。。。

あくまでも主観でレビューを書いているので、あまりアテにしないでくださいね(笑)
他のレビューを見ると、かなり評価が良いようですかお



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村 

2008.10.03 *Fri*

「名前探しの放課後」辻村深月


名前探しの放課後
著者:辻村深月
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「今から、俺たちの学年の生徒が一人、死ぬ。―自殺、するんだ」「誰が、自殺なんて」「それが―きちんと覚えてないんだ。自殺の詳細」不可思議なタイムスリップで三ヵ月先から戻された依田いつかは、これから起こる“誰か”の自殺を止めるため、同級生の坂崎あすならと“放課後の名前探し”をはじめる―青春ミステリの金字塔。



積読本消化計画6、7冊目。残り31冊。

面白かった!!本当に面白かったわぁ~~きもち
長い間積読本にしていたことを、今になって後悔しました…(笑)


依田いつかは、ある日三ヶ月後の記憶を持ったまま 過去にタイムスリップしていた。
彼の脳裏に鮮明に焼きついているのは、始業式の日に同級生が自殺するという記憶。

でも、一体誰が自殺するのか?詳細は覚えていない。
真冬の冷たい水の中に身を投げたというおぼろげな記憶。沈痛な面持ちで遺書を読み上げた担任。
いつかは、その事件を事前に食い止めようと、同級生の坂崎あすならと 自殺者探しを始める。


いつかは、過去の辻村作品の主人公に比べると、ちょっぴり毛色が違うかも。

他の作品では、わりと固めで優等生タイプの主人公が多かったけど、
いつかはいわゆるジャニ系。茶髪で、勉強嫌いで、女の子との付き合いもだらしないタイプ。

でもいつか君、外見はそんなだけど、決して薄っぺらい男の子じゃないの。
読み進めるにつれて、彼の隠された意外な過去が明らかになっていきますきもち


ライン


正直、最初は「辻村さんにしてはヒネリがないなぁ…。」なんて思ってたんですかお

でもさすが辻村さん、このままでは終わらせません。最後の最後でこのどんでん返しですか!
私ごときが、辻村さんの頭の中を読めるハズがなかったんだわ…。フフ。

例によって、伏線の張り方がすごく巧みなんですよねぇきもち
最終章「石のスープ」では、「あれはこういう事だったのか!」って線が一本に繋がり。
もう胸がいっぱいになって、ボロボロ泣きながら読みました。。。


*これからこの作品を読まれる方に、1つアドバイスです!


辻村作品は刊行順に読んだほうが、絶対楽しめます。 


今回の「名前探しの放課後」は「ぼくのメジャースプーン」「凍りのくじら」にリンクしてます。
あと、「スロウハイツの神様」を読んでいれば、思わずニヤリとする部分もあったり。


ちなみに、個人的な辻村作品BEST3は、こんな感じ。

すうじ 「子どもたちは夜と遊ぶ」
すうじ 「冷たい校舎の時は止まる」
すうじ 「名前探しの放課後」




≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

2008.10.02 *Thu*

「心霊探偵八雲3 闇の先にある光」神永学


心霊探偵八雲3 闇の先にある光
著者:神永学
評価:ほし



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
八雲にまた新たな相談が持ち込まれた。なんでも、飛び降り自殺を延々と繰り返す、女性の幽霊が出るという。しぶしぶ調査を引き受ける八雲だったが、そんな八雲の前に“死者の魂が見える”という怪しげな霊媒師が現れる。なんとその男の両目は、燃えさかる炎のように、真っ赤に染まっていた!?敵か味方か、八雲と同じ能力を持つ謎の男の正体、そして事件の真相は!?驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第3弾。



待ちに待った心霊探偵八雲シリーズの第3弾です!!
このシリーズは巻を追うごとに面白くなっていきますねぇかお

今回八雲の元に持ち込まれた相談は、飛び降り自殺を延々と繰り返す女性の幽霊
なぜ、何度も何度も自殺を繰り返すのか?その哀しげな表情の理由は??

そして別の場所では、密室から突然一人の女性が消える。
最後に「家の中に誰かの気配を感じる、部屋から出られない」と言い残したまま。
女性は一体どこへ消えてしまったのか??

恋心、欲望、悪意、そして隠蔽…
様々な人間のありとあらゆる感情が入り混じって、最悪の結果になってしまったんですね。
被害者の気持ちを考えると、同じ女性としてなんともいたたまれない気持ちになりますきもち

晴香相手にブツクサ文句を言う八雲、やっぱり優しいんだよね~かお
冷静と無関心を装ってはいても、最終的には一番被害者に感情移入しちゃってる。
晴香効果なのか、八雲がだんだんと感情を吐露するようになってきたのは気のせいかしら…。

この八雲と晴香のびみょ~な関係にドキドキしまくりですきもち
前作に比べると、この2人格段に急接近してます。ドキドキ、ドキドキ…。(オマエは小学生か!!)

4巻目は来年2月発売みたいです。まだまだ先だわ~かお


<心霊探偵八雲シリーズ>
心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている
心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの



≪検索用INDEX≫ (クリックすると別ウィンドウで開きます♪)
    作家名から調べたい時は… ◆ 作家別 INDEX ◆
    作品名から調べたい時は… ◆ 作品別 INDEX ◆

    ブログランキング・にほんブログ村へ 
    にほんブログ村

ブログパーツ

遊びに来てくれてありがとう☆

プロフィール

ななこ

Author:ななこ
本のレビューを中心に
のんびりと更新しています。

ミステリ、ファンタジー、SF等
ふと現実を忘れられる作品が好きです。
コメント&トラックバック、大歓迎!

積読本消化計画
2016年も始めました!


☆ななこの自己紹介☆

プロフ


☆心に残った言葉☆
随時更新中!


entry_img_1396.jpg


☆ランキング参加中です☆

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビューの評価について

基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

ほし もう最高っ!!
ほし 面白い☆
ほし 惜しいあと一歩
ほし まぁまぁ良い
ほし 普通です。
ほし 苦手…
ほし 何も言えない

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

作者・作品別INDEX

アリスドーム

お友達&よく遊びに行くサイト

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
1236位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ミステリー
26位
アクセスランキングを見る>>

人気ページランキング

よく遊びに来て頂いているページです♪

只今読書中!

nanacoの今読んでる本

最近読んだ本


nanacoの最近読んだ本

最近観た映画

nanacoの最近観たビデオ

twitter

◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

メールフォーム

お気軽にメッセージ下さいね♪

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

01  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

Copyright © ++薫風日記++ All Rights Reserved.
テンプレート:サリイ (ブログ限定配布版 / 素材: Bee)    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。