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This Category : ◆ちょっと創作。

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2009.06.07 *Sun*

**第三の扉**(最終回)


とうとう「第三の扉」最終回になりました!!


なんとなーく自分の頭に思い浮かんだ事 (要するに妄想…笑)  を、形にしただけの代物でしたが、
ここまで続けられたのも、いつも遊びに来てくださる皆様のおかげです。

今まで読んでくださった皆様、、、本当にありがとうございましたballoon_133.gif

あっ……念のため。苦情・不満は大歓迎です!!笑


**第三の扉**(1)
**第三の扉**(2)
**第三の扉**(3)
**第三の扉**(4)
**第三の扉**(5)
**第三の扉**(6)
**第三の扉**(7)
**第三の扉**(8)
**第三の扉**(9)
**第三の扉**(10)
**第三の扉**(11)


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【エピローグ】


村長になってからも、彼は相変わらず毎日のように、秘密の場所に通っていた。
だが、今は一人ではない。


太陽の光にキラキラと輝く銀色の髪。彼は愛おしげに、その小さな頭を見下ろした。

その少年は、真剣な様子で薬草をじっと眺めては、紙にスケッチしている。
周りの事に目もくれず、必死に手を動かしている様子はなんとも微笑ましかった。


"放っておいたら、1日中でもこうしているだろうな…。" 彼は思わず苦笑いした。



* * * * * * * * *



遠くから、風に乗って自分達を呼びかける声が聞こえてきた。
ふわりと、柑橘系の甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐる。彼の、大好きな香り。



「アイルー!!!シオンー!!!」


「あっ、やばい、母さんがきたぞ。」

少年は、弾かれたように顔を上げ、パッと顔を輝かせる。
二人は、急いでパンパンと土を払い立ち上がったが、栗色の髪の女性はすぐそこまで来ていた。


「もうっ…、またこんな所に来ていたの?ご飯の度に呼びに来るの、大変なんだから。
 なんでこんな場所が良いわけ?家の近くにも薬草は生えているでしょ?」

リルは身を屈め、息子のふっくらとした頬についた泥を軽く擦る。


アイルは、初めてできた息子に"シオン"という名を付けた。
まだ小さな息子は、幼い頃のアイルと瓜二つで銀色の髪に藍色の目を持っていた。



「お前だって、この場所好きだろー?
 この完璧な草むらがなければ、今頃シオンは存在しなかったかもしれないんだぞ?」

夫のニヤリとした笑みを見て、リルはピンク色に頬を染めた。


「もうっ…アイル!! パパは何言ってるんだろうねぇー、シオン君。……って、あら?」


妻の不審そうな声を聞いて、その視線を追う。


野生の薬草でいっぱいのはずのシオンのスケッチブックに、奇妙な絵が描かれていた。
陽炎のように、ゆらゆらと波打っているような……これは扉だろうか。

アイルは辺りを見回したが、むろん草原に扉などあろうはずもない。
ドキリとした。この…扉は………。


「シオン…?この扉は何を見て描いたんだ?」


まだ小さな息子は、藍色の瞳に困惑したような表情を浮かべる。


「分かんない……。このごろよく、夢の中でこのドアが見えるんだ。
 さわれそうで手を伸ばすんだけど、すぐに消えちゃうの。
 何だか、懐かしくて、悲しくて…。………よく分かんないや…。」


シオンは、小さな手で柔らかそうな銀色の髪をふわりと耳にかける。

その大人びた仕草を見て、アイルは何かが引っかかったような気がしたが、
そのモヤモヤとした記憶の塊は、形を取るまえにあっという間に拡散していってしまった。


「懐かしいって…あなた、懐かしがるほど生きてないじゃない」
ケラケラと笑って、息子の桃色の頬を優しくつねる。

「それより、昼ごはんが出来ているわよ。冷めちゃうから早く行きましょ」

リルは草むらに散らばったクレヨンとスケッチブックを手に、元気良く立ち上がる。


「そ、そうだな…。」

アイルはよいしょっと息子を抱き上げると、小さな額にチュッとキスをする。
シオンはくすぐったそうに身をよじり、天使のように愛らしい笑みを浮かべた。

クリクリした藍色の瞳を覗き込んで心の中で言った。



シオン、心から愛しているよ―。俺が、ずっとお前を守るからな。



【END】



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2009.06.02 *Tue*

**第三の扉**(11)


ちょっぴり間が空いてしまいましたが、連載11回目です!!

第10回目を書いた直後に悲しい事があったので、しばらくお休みしていました。
だって、あのままだと酷い展開になりそうだったんですもの…balloon_131.gif

予定では、次で最終回になります。
シオン君、ごめんよ……


**第三の扉**(1)
**第三の扉**(2)
**第三の扉**(3)
**第三の扉**(4)
**第三の扉**(5)
**第三の扉**(6)
**第三の扉**(7)
**第三の扉**(8)
**第三の扉**(9)
**第三の扉**(10)


hana15.gif



16歳の誕生日で、父親から次期村長の座を言い渡されてから、7回目の春が来た。
既に初夏の香りを含んだ心地良い風が、草原の海に吹き渡っていく。

銀色に輝く髪が、サラサラと風に揺れ頬をくすぐる。


"今日も、暖かい1日になりそうだな…"


爽やかな風の音、近くを流れる穏やかなせせらぎの音。
アイルは目を閉じ、気持ち良さそうにそれらの音を聞いていたが、突然ハッと目を見開く。



アイル……アイル……!!!!



とても懐かしい、悲痛な叫び声が風に乗って聞こえてきたような気がしたのだ。
あれから一時も忘れた事のない、たった一人の弟の声。


「シオン…?」


だが、ここは死者の国だ。シオンがいるはずもない。
必死に目を凝らし辺りを見渡すが、ただただ遠くまで緑の草原が広がるばかりだ。


弟の事を思い出すたび、胸をナイフで抉られたような痛みが走った。
たまに妙に大人びた事を言うくせに、いつも村人達の目から逃れ自分の後ろに隠れていた弟。
シオンは……今どうしているだろう。


この死者の国でも、やはり<死>というものは存在する。

アイルの母親は、ここでも幼い頃に病気で亡くなっており、
村長である父親も、つい先日狩猟で負った傷が化膿し、あえなく命を落とした。

第三の国で死んだ魂はどこにいくのかと考えたが、明確な答えは得られなかった。


ただ、一つ驚いた事があった。この国では時間の流れ方が普通とは異なるらしい。
歳を取ってはいくのだがその変化はごく緩やかで、アイルの外見もほぼ16歳のままだった。




"シオン…お前も、この国に来れば…"

一瞬そんな考えが頭をよぎったが、すぐに自分の中で打ち消した。
昔、あの地底湖でシオンは言っていたじゃないか。想いの強い魂だけが死者の国に行くと。

シオンは、小さい頃からどこか厭世的な部分があった。

まるで、死そのものに魅了されているような虚ろな目で、あの湖を眺めていたのを思い出す。
シオンには、生に対する執着心がまるでないのだ。自らの命を重く見ていなかった。
だからこそアイルは弟をこの世に繋ぎ止めようと、必死にあの小さな身体を抱きしめたのだ。


"確かに、この手でシオンのぬくもりを、温かさを感じたんだ。
 なのに…俺達、どこで間違っちゃったんだろうな…"


自分は、シオンの事を一生守ると約束したのだ―。
弟はいつも自分を慕ってくれた。それなのに……自分はいつしか彼に背を向けてしまった。
その事が、アイルの心に鉛のように重くのしかかっていたのだった。


アイルは陰鬱な顔をして、草原に無数に生えている黄色の花を一輪摘み取る。
彼の鬱屈した気分を慰めてくれるかのような、太陽のような明るさ。


家で待っているいたずらっぽい妻の顔を思い浮かべ、小さく微笑む。
彼は胸の痛みを無理矢理心の奥底に押し込み、村へ向かってゆっくりと丘を下り始めた。



* * * * * * * * *



既に亡霊達の気配は消え、冴え冴えとした空気に満ちた、玉座の間―。


シオンは冷たい床に横たわったまま、一人静かに死を待っていた。
身体中の血液が沸騰しているかのように全身が熱く、時折耐え切れないほどの激痛が走る。


"小さい頃から、ずっと薬草の勉強をしてきたのに……"


あの花のトゲに猛毒があることを失念していたのだ。
アイルを助けようと焦っていたからだろうか。いや、猛毒の事は分かっていた気がした。
無意識のうちに、自分の命をもって犯した罪を償おうとしていたのかもしれない。

アイルとリルの間を引き裂いてしまった事を。
たった一人の大事な弟に、決して許されない想いを抱いてしまった事を。


だんだん、痛みの間隔が短くなってきているみたいだ。
また霧が出てきたのかと思ったが、自分の目が徐々に霞んできているからだと気付く。


ふと、飛び出してきた村の事を思い出す。
何処からも侵略された事のない平和な村。穏やかで平凡な毎日。
村長であるシオンが突然姿を消し、今頃、村人達はうろたえているだろうか…?

いや、彼らはまた"村長"という地位に誰かを据えるだけだろう。
そもそも心から自分を愛してくれたのは、死んだ母親とアイルだけだったのだ。
今となってはアイルだって僕の事を憎んでいる…そう考えるだけで胸が張り裂けそうだった。



"寒い……。" ケホッと小さく咳き込むと、手のひらに毒花のように真っ赤な血が付いた。



もし…もしも許されるのなら、次生まれ変わった時もアイルのそばにいられたら…。
そしてその時は、歪んだ愛情ではなく心からの温かい愛情を注ぎたい。



"アイル、どこまでも頼りない兄でごめん…。
 結局、本当は僕が兄だってことも伝えることができなかったな…。"



シオンは、生まれて初めて天に向けて祈った。最初で、最後の祈りだった。
つつ…と、夜空のような藍色の瞳から、冷たい涙が零れ落ちる。


どうか、アイルが僕を愛してくれますように―。


その瞬間、天窓から差し込む青白い月の光が、さぁーっと波のように玉座の間を照らした。
シオンの頬に付いた涙の轍も、真っ白な光に溶け込んだ。

もう、痛みはない。ゆっくり目を閉じ、心地よい温かさに身を委ねた。

最期に感じたのは、すぅっと身体が浮き上がるような感覚だった。
シオンは、短くも長い旅路の果てに、この世の一切のしがらみから解き放たれた。


藍色の夜空に、ポワッと一粒の光の球が浮かぶ。
それは、弱々しいエメラルドグリーンの光を放ちながら、ゆっくりと森へ消えていった。



<つづく…>




2009.05.27 *Wed*

**第三の扉**(10)


連載10回目です〜balloon_34.gif
そういや、書き始めた当初は10回を予定してたんだけど、
話が脱線してる間に、終わらなくなっちゃいました…笑

アイル&シオン番外編の続きです。
びみょ〜〜な空気でゴメンナサイ。サラリと読んでくださいませ…笑


**第三の扉**(1)
**第三の扉**(2)
**第三の扉**(3)
**第三の扉**(4)
**第三の扉**(5)
**第三の扉**(6)
**第三の扉**(7)
**第三の扉**(8)
**第三の扉**(9)


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【Episode-2 アイル7歳 シオン7歳】


「あれ…?今、何か光らなかった?」アイルが不審気に湖を覗き込む。

透き通るような綺麗な水だが、底は見えない。相当な深さがあるようだ。
彼は、波一つない鏡のような水面に、恐る恐る手を触れた。



途端―

ぶわぁっと、湖底から星屑のように煌く光の球が、水中に広がった。
まるで生きているかのように動き回る、エメラルドグリーンの光の乱舞―。

水面下で光同士が衝突しては、キラキラした尾を残して跳ね返っていく。
恐ろしさは微塵も感じられず、この幻想的な光景にただただ目を見張るばかりだった。

アイルは"宝石箱をひっくり返したみたいだ…"と、柄にもない事をぼんやりと考える。




「これはね…死者の魂なんだよ。」

シオンがぽつりと呟き、アイルはハッと我に返った。


「この湖の底には、死んだ人達の魂が…殺された人も、病気だった人も…
 みんな光の球になって、沈んでいるんだよ」

アイルは、訥々と語り始めるシオンを、怪訝な表情で見つめ続きを待った。



「この湖の底は、第二の世界。人間の魂だけが集まった場所。
 それらの魂には個性がない。感情がない。誰のものかも分からない。
 でも、その中でも特に想いの強い魂だけが、第三の世界に行くことができるんだ」

「…第三の世界…?」

「そう、死者の国。この湖は、そこへ行く通過点みたいなものだよ。
 もちろん、死者の国へ行かずに永遠にここで彷徨っている魂がほとんどなんだけど…。」
 

まるで、何者かがシオンの口を借りて話しているように、大人びた口調だった。

シオンの藍色の瞳からは輝きがなくなり、物憂げな様子で湖を眺めていた。
ぼんやりと魅了されたように、キラキラと輝く光の球を目で追う。
そんなシオンの様子を見て、アイルは不意に言いようのない不安に駆られた。



「あ……!!ごめん、アイル。これ、全部本で読んだ事なんだ!本当かどうかは分からな…」


突然アイルは、ギュッとシオンの小さな身体を抱きしめた。


「シオン…どこにも…どこにも行かないでよ。
 俺が、もっと強くなって一生シオンの事を守るから。お願いだから、そばにいて…」

アイルの銀髪から水滴が滴り、シオンの頬を濡らす。
自分の背中に回された手が細かく震えているのは、気のせいだろうか。


ドキリとしてシオンは弟の顔を覗き込む。
まるで鏡を見ているかのように同じ顔。同じ銀色の髪。そして同じ藍色の瞳。
しかし、今その瞳には、困惑と不安が形になってうっすらと涙が滲んでいる。


シオンはたった今、心の中に芽生えた何とも言えない感情に気付かないふりをする。


「僕は…どこにもいかないよ。いつまでも、アイルのそばにいるから」
照れくさかったが、そっとアイルのまぶたに口付けする。僅かに塩辛い味がした。

アイルは見るからに安心した表情を浮かべて、顔を赤くしながら笑った。

「あはは…俺が弟みたいだよね。ごめんね、シオン。
 あっ、もう雨止んだかなー?そろそろ行こっか。腹減ったなー」


"いや、弟なんだけどね…。まぁ……いっか。"

シオンは、この小さな秘密を自分の心の中にしまっておくことにした。
いつか、自分がアイルをこの手で守れるぐらい強くなった時に、この事を明かそうと。


小さなポシェットの中から、草だんごを出してアイルに手渡す。

シオンは頼りになるなー!と、嬉しそうに草だんごを頬張る弟を見て小さく微笑む。
僕が、どんなことがあってもアイルの事を守るからね―。



* * * * * * * * *



鈍い痛みを伴う、甘く柔らかな幼い頃の記憶。
じんわりと感傷に浸りながらも、彼は薬草を手に握り玉座の間に急いでいた。

生まれてこのかた、ここまで必死になったのは初めてだった。
シオンは、周りから「優しい子ね」と言われていたが、自分ではそうは思っていなかった。


他人の事なんかどうでもいい。病気になろうが、勝手に死のうが関係ない。
誰かのために必死になるなんて、シオンの辞書にはなかった。無駄な労力だと思っていた。


表面上だけは穏やかな笑顔を張りつけ、心の中では相手を嘲笑っている。
一番軽蔑していた人間。一番なりたくなかった人間。
自分がそんな人間になりつつある事に気付き、しばしば自己嫌悪に陥っていたのだった。


"今頃になって……そのツケが回ってきたのかな…"


口がカラカラに渇き、汗と涙が頬を伝う。唇からは、僅かに血の味がした。
唇をきつく噛み締めていたせいだと気付く。


"僕が…僕が、アイルの事を一生守るって心に決めていたのに…!"


それが、事もあろうに命を奪おうとするなんて…。何が起こったのか未だに信じられなかった。


今や、目の前に玉座の間の扉がある。沢山の命が失われた呪われた部屋。
もはや、心の奥底に眠るくだらない感傷に浸っている暇なんかない。
ゴクリ…と唾を飲み込み、両手で勢い良く扉を開けた。



* * * * * * * * *



部屋は、無人だった。

城内に立ち込めていた濃い霧はいつの間にか晴れ、妖しい香りも既に消え去っている。


"遅かった……?"


ガクリと膝を付き、冷たい床に広がったまだ生暖かい血にそっと指を触れる。
アイルの身体は、忽然と玉座の間から消えてしまっていたのだ。
後には、見慣れたナイフだけが残されていた。



「アイル……」


塩辛いしずくが頬を伝って流れ落ち、黒い水たまりに混ざり合った。

どこからか、弟の笑い声が聞こえたような気がしたが、それも幻聴かもしれない。
先ほど力任せに毒花を抜いた時の猛毒が、もう身体中にまわってきたのだろうか…。
心なしか手足が痺れ、呼吸も苦しくなってきた事に気付く。


アイルは、死者の国へ行ったのだろうか。恋人に…リルに会えたのだろうか。
こんな時まで嫉妬をしてしまう自分が、どうしようもなく憎かった。胸が苦しかった。


「アイル……アイル……!!」


天窓から、優しく柔らかい月明かりが差し込み、シオンの青白い顔を照らしていた。



<つづく…>




2009.05.24 *Sun*

**第三の扉**(9)


若干間が空いてしまいましたが、連載9回目になりました!!
今回はちょこっと脱線して、アイルとシオンの幼い頃のお話です〜balloon_59.gif


**第三の扉**(1)
**第三の扉**(2)
**第三の扉**(3)
**第三の扉**(4)
**第三の扉**(5)
**第三の扉**(6)
**第三の扉**(7)
**第三の扉**(8)


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【Episode-1 アイル7歳 シオン7歳】

村は、久しぶりの激しいスコールに見舞われた。


シオンはいつものように大きな籠を手に持ち、村の近くで薬草を摘んでいたが、
空気の中に敏感に雨の匂いを感じ取ると、すぐさま家に走った。

彼が扉を閉めるや否や、バケツをひっくり返したように勢い良く雨が降り始める。



「危なかった……。」



様々な種類の薬草で一杯になった籠を自分の机に置き、一息ついていると、
母親のサリサが不安気な様子で部屋に入ってきた。


「あれ、シオン?アイルと一緒じゃなかったの?」

そういえばアイルの姿が見えないな、と思いながらゆるゆると首を横に振る。

「まさか……またあの"地底湖"とやらに行ってるんじゃ…」

「地底湖?」

「この間アイルが傷だらけで帰ってきたことがあったじゃない?
 あの時、アイルは"地底湖に行ってきた"とだけ言って、何も喋ってくれなかったのよ。」


あぁ…僕が傷の手当てしてあげた時だ。
アイルは傷口に薬をすりこまれる時、あまりの痛みにシオンを突き飛ばした。

シオンは、部屋の隅に置かれている木彫りの象に、恨みがましい目を向ける。
彼はアイルに突き飛ばされた拍子に、この象の鼻に頭をぶつけ意識を失いかけたのだ。
アイルとシオン二人分ほどもある巨大な象を一体どこから持ってきたのかは、永遠の謎だ。



悶々と何かを考えているシオンには目もくれず、サリサは部屋の中を行ったり来たりする。


「シオン!お願いだから、アイルのいそうな場所探してきてくれないかしら?」


ギョッとシオンは身構える。外は、相変わらずの篠つく雨で当分は止みそうにない。
牛もヤギも流される程の豪雨の中、外に出るなんていう酔狂な者はなかなかいないだろう。



「アイルはいつでも無理ばかりするのよ…。また傷だらけになってるんじゃないかしら。
 シオン、あなたはお兄ちゃんだし、しっかりしているんだからちょっと見てくるだけ。」

「…お、兄ちゃん…?」

「本当は私が行ってきたいんだけど、今家を空けるわけにはいかなくて…」
サリサは息子の困惑など気にも留めない様子だ。



「お母さんっ!!」

「…え…?」温厚な息子の突然の叫び声にビクッと身をすくめる。

「お兄ちゃんって?お兄ちゃんって、僕の事?アイルじゃなくて…?」
疑問符で頭を一杯にしながら、しどろもどろで母に問いかける。


「え?あぁ…お兄ちゃんはあなたなのよ、シオン。二人は勘違いしているみたいだけど。
 アイルがあまりにも頼りないあなたを守ろう守ろうとするから、
 きっと自分がお兄ちゃんだと勘違いしちゃってるのねー。」

のほほんとそんな事を口にするから、困った母親である。

「でも、実際はあなたの方がよほどしっかりしているわよね、シオン。」
そう言いながら、くしゃっと銀色の小さな頭を撫でる。


"そうか…本当は僕がお兄ちゃんだったんだ。アイルを守るのは僕のほうなんだ…"


「さ、探しに行ってくるよ!!」

傷に効く薬草を麻の布に包み、小さなポシェットに入れる。
竹筒に入った水と、身体を拭くための竹布、そして腹ごしらえ用の草だんごも忘れない。
どんなに慌てていても、急いでいても決して忘れ物をしないのはシオンの凄い所だ。


シオンには、アイルのいる"地底湖"に、ある程度見当はついていた。
何故なら、ベッドと箪笥の間以上に落ち着ける、シオンだけの秘密の場所だったからだ。



* * * * * * * * *



小さな足音に少年はビクリとし、刃渡の長い狩猟用の鋼のナイフを握り締める。
サッと緊張に身体を強張らせ、神経を研ぎ澄ます。

自分のもとに近づいてきた人物を認めると、彼は安心して身体の力を抜いた。


「アイル…やっぱりここにいたんだ」ハァ…と小さなため息をつく。


シオンの咎めるような口調に安堵の響きが含まれているのに気付き、頬を緩めた。
幼いながらもクッキリとした端正な顔立ち。今は照れくさそうな表情が浮かんでいる。



「シオン…?なんでここが分かったの?」



「…アイルの考えていることなら、何でも分かるよ。」ふわっと柔らかく微笑んで見せる。
ここが自分のお気に入りの場所であることは、口にしなかった。



村に隣接する、深く鬱蒼とした森。
村から20キロ程離れたハピネス城まで続いていると言われるが、それも定かではない。

この森には昔から死霊に取り憑かれた猪の言い伝えがあった。
猪の目を見ると、その場で目を焼かれて失明し、やがては死に至るという。
迷信深い村人達は、決してこの不気味な森に近づこうとはしなかったのだ。



シオンだって、猪は怖い。けれど、この森は野生の薬草の宝庫だ。
「猪の目を見なければ良いんだ…」と、彼は頻繁にこの森に出入りしていたのだった。

そして、ある雨の日。ぼんやりと霧に覆われた森の中で小さな洞窟を見つけた。
シダの葉に覆われた小さな小さな入口。どうやら下り坂になっているようだった。
暗く湿った空気の中、おそるおそる下っていくと、底には広大な地底湖が広がっていたのだ。


"この場所は…「神話と創造」の本に載っていた、地底湖…?
 ということは、この湖の底にあるものは…"

その日からシオンは、まるで憑かれたようにこの地底湖に通うようになったのだ。




アイルは水際にある小さな岩に、居心地悪そうにちょこんと腰かけていた。
暗い洞窟の中どこにも光源などないはずなのに、不思議と仄かな光を感じる。
どうやら湖の底で何か明かりになるものがあるようだ。シオンはアイルの隣に腰を下ろす。



「悪魔に取り憑かれた猪の話、覚えてる?」アイルが唐突に口を開く。

"悪魔…?あぁ、死霊のことか…"
シオンは瞬時に脳内変換しながら、相槌を打つ。


「あいつらがさ…"お前はちっこくて弱いから兵士にはなれない"って言うんだ。」

"あいつらって、村のデブ達のことかな…"涼しい顔で身も蓋もないことを考える。

シオンには、何故アイルが兵士なんていう野蛮な職業に就きたいのかが理解できなかった。
兵士は何もかも破壊するだけだ。人も、家畜も、村も。破壊は何も生み出さない。
野蛮な兵士になるのは、野蛮な人間だけだ、と冷めた見方を持っていたのだった。


ふと、死霊に取り憑かれた猪と兵士がどう関係があるのか疑問に思ったが、
アイルのすり傷だらけの顔を見て合点がいった。


ポシェットから、独自に調合した傷薬を取り出しながらさりげなく尋ねる。
「それで…アイルは、その子達に言われたことが悔しかったから、猪を倒そうとしたの?」

負けず嫌いのアイルになら、いかにもありそうな事だ。
村で恐れられている死霊憑きの猪を倒して、強さを証明したいのだろうと思った。
だが―アイルは予想に反してこう言った。


「あいつらに言われた事はどうでも良いんだ…。言い伝えだって信じてない。
 ただ、自分がたかが猪1頭さえ倒せないほど弱いのか、確かめたかったんだよ。
 猪はいた。でも…悪魔じゃなかったみたいだ。俺、無事だもん。」


カッと、怒りで顔が火照るのを感じる。
「…アイル、毎回毎回傷の手当てをしなきゃいけない僕の事も考えてよ!」



自ら危険に飛び込んでいくアイルの姿は、幼心にもあまりにも刹那的に見えた。
アイルの事が心配だ。自分がアイルの事を守らなくちゃいけない、お兄ちゃんなんだから。
心配なのに…ただそれだけを伝えたいのに、生意気な言葉しか出てこなくて泣きそうになる。

再び口を開きかけると、アイルがそれを遮るように小さく呟いた。


「俺は……もっともっと強くなって、シオンを守りたいんだよ…。
 こんなんじゃダメだ。いつまでたっても強くなれないよ。」


アイルは泣き笑いするような表情を浮かべ、シオンの藍色の瞳を見つめる。
シオンは突然の告白に困惑して、弟の顔に傷薬をすりこむ手を止めた。二人の視線が重なる。


その時、透き通った湖の底の方で、ポワッと青白い微かな光がともった。




<つづく…>




2009.05.18 *Mon*

**第三の扉**(8)


連載八回目です〜balloon_59.gif
今回はシオン編。ゴメンナサイ、シオンの暴走が止まりません……(笑)
彼の過去、暗い瞳の理由が明らかになります。


**第三の扉**(1)
**第三の扉**(2)
**第三の扉**(3)
**第三の扉**(4)
**第三の扉**(5)
**第三の扉**(6)
**第三の扉**(7)


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「どうして……どうしてあんなことを……!!」


シオンは子供のように泣きじゃくりながら、必死に傷に即効性のある薬草を探していた。


あの、奇妙な没薬の香りのせいとしか思えない。
彼には、アイルを刺す気なんて全くなかった。過去の事を責める気さえ毛頭なかったのだ。

シオンがたった一人でこのハピネス城に来た理由はひとつ。
もちろん、第三の扉の言い伝えを信じて、死者に会いに来たのだった。
だが、アイルが考えていたように、リルへの愛しさからこの場所へ来たのではなかった。


"ただ、リルに……これを渡したかったんだ…"


シオンは汗ばんだ手の中にある、硬い彫刻を握り締める。
ゴツゴツとした手触り。アイルからリルへの、最初で最後の贈りもの。

アイルが、毎日毎日あの場所でコソコソと何かを彫っていたのは、知っていた。
そして、それがあのほっそりとした少女への贈りものであることも…。



"自分が、リルに求婚さえしなければ…。もっと、アイルと腹を割って話をしていれば…。
 アイルに……あのナイフをあげなければ…。"



いくつもの仮定と後悔ばかりがグルグルと頭の中を駆け巡る。
今更そんな事を考えても過去は変えられない。分かっているのに、考えずにはいられない。


"僕が……二人の人生を壊してしまった…"

その事がずっと心にわだかまり、シオンの瞳に暗い影を落としていた。


なんとかして、リルに心から謝りたい。二人の幸せを台無しにしてしまったことを。
そして、せめて…この彫刻を、アイルが贈るはずだったものを、手渡ししたい。
単なる自己満足だという事は分かっていたが、それほどまでに彼の心は追い詰められていた。



もし―もし願いが叶うならば、アイルとリルをもう一度元の関係に……。
リルが生き返るならば、自分の命を犠牲にすることさえ厭わない。そう考えていた。


シオンは父亡き後若くして村長となり、村人達の期待を一身に引き受けてきた。

身を粉にして村を支えてきたつもりだったが、誰からも愛情を受け取ることはなかった。
ただ、皆"村長"という地位に一目置いているだけだ。そう、アイルを除いては―。



* * * * * * * * *



「あれ、シオン…またこんなとこで本読んでんの?」

ドカドカと部屋に入ってきたアイルが、思わず苦笑いを浮かべる。


アイルとシオンのベッドと、衣装箪笥の隙間の小さな空間。
部屋の入口からは死角になっている、シオンだけの定位置だった。
父はいつも気付かずに通り過ぎたが、アイルだけはこの場所にシオンがいる事を知っていた。



「お勉強もほどほどにしろよー。太陽の光に当たらないと、弱っちぃ大人になるぞ。
 そうだ、午後から二人で鹿でも狩りにいくか!!」


まぁ、お前は狩るよりも描きたいって言うんだろうけど…と、
優しい目で自分を見下ろし、くしゃくしゃと銀色の髪をかき回す。


シオンは昔から人の視線が怖かった。
表面上は笑みを浮かべてはいても、その心の中までは見えないからだ。

彼は、人々の心の中にある闇の部分に、異常なほどの恐怖を感じていた。
まるで、狡猾な蛇がとぐろを巻き、自分の失態を今か今かと待っているような……。

だからこそ、誰からも軽んじられる事のないよう、陰で人一倍努力を重ねた。


でも―

アイルは、人の視線なんて全く気にしない。誰からどう思われようと関係ない。
何事に対しても鷹揚に構え、小さな事でクヨクヨ悩まないアイルが羨ましかった。
昔から身体が弱く、専ら書物や植物図鑑が友達だった彼には、太陽のような存在だった。


"アイルを…独り占めできたら…"


そんな歪んだ愛情を胸に抱き始めたのは、いつからだっただろう。

活発なアイルと、グリーンの瞳をしたリルは、彼の目から見ても似合いのカップルだった。
いつも彼はこっそりと二人の後をつけては、陰から覗いているのだった。



そして15歳の満月の晩―。
後ろめたさを感じつつも二人の後をつけていた彼は、ある現場を目撃する。


あの草むらでアイルが少女を押し倒し、優しく口づけしている姿を。


ぼんやりと月明かりに浮かび上がったアイルの横顔は、彫刻のように美しかった。
彼の中で、生まれて初めて真っ黒な嫉妬の炎が生まれた。



"こんな感情はおかしい、僕達は兄弟なんだ…!"
そう必死に自分に言い聞かせても、彼の中でアイルの存在はどんどん大きくなっていった。



その後すぐに、彼は自分が次期村長になること、そして許嫁の存在を知った。
父は、片方の息子の愛情が誰に向いているかを知って、あえて許嫁を与えようとしたのだ。

皮肉にも、その女性とは…彼の愛する人の、想い人だった。


* * * * * * * * *


そして16歳の誕生日―。


「あなたは…、僕の、次期村長の……許嫁なんですよ?
 明日、皆の前で伝えることになります。勿論、その事は知っていたでしょう?」



「いい…なずけ?し、知らな……。私は…アイルと……」


"アイルの……アイルの名を気安く呼ぶな…!!" カッと、嫉妬の炎が燃え上がる。



「アイルは…兄さんは村長の器ではないんです。兄さんでは、いずれ村を潰してしまう。
 あなたは僕の妻になるんです。僕には…僕には、あなたが必要なんです。」


この少女に対しては、全く愛情の欠片もなかった。
もちろん彼女の事は大好きだったが、アイルに対する愛情とは大きく異なっていた。

ただ、村長である父の命令と、"もしかしたらアイルの事を忘れられるかもしれない…"
そんなほろ苦い感情から、半ば諦観して彼女に求婚したのだった。


何度注意しても彼女が大声を出すので、つい壁に押し付け唇を塞いでしまったが、
彼の中には何の感情も湧いてこなかった。 ただ、胸が苦しかった。





悲しい記憶の渦に飲み込まれそうになりながらも、彼は目当ての薬草を見つけた。
猛毒のあるトゲにも構わず、真っ赤な花を土から勢いよく抜き、その根をもぎ取る。

この粘着のある根の部分には消炎効果があり、すり潰せばすぐに止血できるはずだ。

「これを………これを、早くアイルに!!」



<つづく…>




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基本的に評価は甘めかもです。
ストーリーはいまひとつでも、キャラが良ければ全て良し!雰囲気が良ければとりあえず許せる!みたいな所もあります(笑)

ちなみに5つ星に王冠マーク ほし が付いているものは永久保存版きもち

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ほし まぁまぁ良い
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◆2015年マイベスト3◆

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

1位 百年法
(山田宗樹)


不老不死が実現した世界で、100年後には強制安楽死させられてしまう。

自分ならどうするだろうか、と思わず考えてしまう近未来SF作品。近い未来本当にこんな事が起こりそう。

スピード感あり、とても面白い作品です。
映像化希望!



絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

2位 絶望名人カフカの人生論
(カフカ/頭木弘樹・編訳)


フランツ・カフカといえば、
ある朝起きると、巨大な虫に変身していた『変身』などが有名ですが、 カフカ自身のネガティブさ加減には、思わず吹き出してしまうほどです・・・!(笑)

あまりにも自虐的でネガティブゆえ、自分の悩みなんかちっぽけに思えてしまう。
元気のない人にこそ、読んで欲しい一冊。



EPITAPH東京

3位 EPITAPH東京
(恩田陸)


エッセイ風の物語、自らを「吸血鬼」と名乗る男の追想、そして作中の戯曲。
・・・と、3つのパートに分かれて物語は進んでいきますが、正直相当のカオス状態(笑)

でも、シェイクスピアの「エピタフ」(墓碑銘)だったり、 なかば都市伝説的な平将門の首塚の話、動物交差点の話など、とにかく雑学が豊富。

何故か最後まで面白く読めてしまった一冊です。

★4位以下はこちら

◆2014年マイベスト3◆

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

1位 ハーモニー
(伊藤計劃)


もうとにかく面白くて、想像以上に読み易かった事に驚きでした!

戦争、疫病、、、この世の全ての悪を取り除き、完璧に管理された世界は、
ある一人の少女によって綻び始めます。

劇場アニメ化もされ話題になった作品。



深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

2位 深紅の碑文
(上田早夕里)


第32回日本SF大賞を受賞した、
「華竜の宮」の続編です。

陸地の大部分が水没した未来。
地球規模の未曽有の大異変を前に、人類はどう対応するのか??

SFですが、決して遠い未来ではない世界の姿かもしれません。傑作です。



ウール 上 (角川文庫)

ウール 下 (角川文庫)

3位 WOOL
(ヒュー・ハウイー)


<サイロ三部作>の第一部目。

全ての生き物が死に絶え、荒廃した未来の世界。 生き残ったわずかな人間達は、地下144階建てのサイロで暮らしているという設定。

<清掃の刑>やらサイロの秘密やら、とにかく謎ばかりの展開で、夢中になって読みました。

★4位以下はこちら

◆2013年マイベスト3◆

金色機械

1位 金色機械
(恒川光太郎)


めちゃめちゃ好みのお話だったー!!

恒川さんといえば幻想的でちょっぴり怖い世界観が魅力なんだけど、
今回はSF・ファンタジーで味付けされた時代物。恒川さんの新境地です。

切なく悲しく、人間臭い恒川ワールドを是非堪能してみて下さい。



10月はたそがれの国 (創元SF文庫)

2位 10月はたそがれの国
(レイ・ブラッドベリ)


不気味・奇妙・不思議。
・・・と3拍子揃ったこの作品。

全体的にホラー色が強く、特に「群衆」「びっくり箱」は一度読んだら忘れられません。

読んでいるうちに、のめり込んでしまう事間違いなしの短編集です!



新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)

3位 新選組 幕末の青嵐
(木内昇)


これを読んだら、絶対新選組が好きになる!保証するよ(笑)

様々な隊士の視点から進んでいく物語。皆がカッコ良くて(沖田さんは可愛くて)素敵すぎる。
女性作家さんならではの繊細で、それでいて力強い描写が魅力的でした!

それにしても、土方さんの男前っぷりは異常(* ̄∇ ̄*)

★4位以下はこちら

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